都市伝説・・・奇憚・・・掲示板 3998344


コピペ千本勝負恐怖版

1:777 :

2016/10/02 (Sun) 09:44:40

管理人様いつも楽しみに拝見させていただいてます。
スレお借りて昔集めた話を掲載していきます。
宜しくお願いします♪
2:七七七 :

2016/10/02 (Sun) 09:55:08

消防の時、社会見学でいった給食用パン工場のおっちゃんたちの指が5人中2人欠けてた。
先公が理由を聞くと、作業中機械に挟まれてなくなったと教えてくれた。
しかもリアルに(だれも詳細キボンしてねえのに)。
肘から先無くなった人もいるって話のとこで、先公と生徒数人がトイレかけこんだ。
帰りのバスは、みんな欝状態。
次の日の給食のパンが食べれなかったのは言うまでも無い。
だって、人肉挽いた同じ機械で作ったパンだぜ?
おっちゃんには悪いが暫く食えんかった。
あげパン出た日から食い始めたのも言うまでも無い。
3:七七七 :

2016/10/02 (Sun) 10:31:54

友人N子が、ある日突然すごいイメチェンをして登校してきた。
喪女仲間のN子は、それまで化粧やおしゃれに興味がなく、常にスッピンで髪も染めず腰あたりまで伸ばし放題で、服も黒系統の地味な服を着てくることが多かった。
そんなN子が突然化粧ばっちりして来て服やアクセサリーも派手な感じで、髪もばっさり切って明るいショートにしておまけにパーマもあててくるという大変身を遂げ、周囲の友人はみんな驚いていた。
私も、つけまつ毛バシバシで胸ぐりが開いたキャミ&ショーパンといった、おしゃれというよりはケバくなったN子を見て、はじめはN子だと分からずドン引いた。
当然、私を含めた友人みんながどうしていきなりおしゃれ?に目覚めたのかN子に聞いたが、N子はいつもお茶を濁していた。
元々N子はおとなしい性格で友人たちも似たような性格の子が多かったため、次第にN子は周囲から敬遠されて孤立していったが、それでもケバファッションをやめなかった。
その後しばらくしてN子が学校に来なくなり、「悪い恋人ができて駆け落ちした」「お水なバイトをはじめた」「借金ができて夜逃げした」などという嫌な噂が広まったが、N子が退学してからはその噂もすぐに消えた。
4:七七七 :

2016/10/02 (Sun) 10:34:44

それから数年後、とある縁があって私はN子と再会し、一緒に私の家で飲むことになった。
相変わらずN子はケバファッションのままで更に整形もしたようで顔も少し変わっており、もう過去のN子の面影はほとんどなかったように思う。
私は、どうしてそんなイメチェンをしたのか尋ねてみた。
N子ははじめは誤魔化していたが、「Rさん(私)には話した方がいいと思うから。」と、酒を飲みながらぼつぼつとイメチェンの真相を話してくれた。

ある日の深夜、バイトを終えて自宅に向かっていたN子は、帰路の途中にある小さな山で奇妙な人と遭遇した。
それは白い着物のような服をきた中年の男性で、片方の手には人形のようなもの、もう片方には金槌を握って山中の歩道をうろついていたそうだ。
白い着物の男はN子に気付くとこちらに向かって走りだしたので、N子は必死に自転車をこいで逃げた。
その時のN子は、あの男はおかしな恰好をした不審者か、病院かどこからから逃げ出した人だと思っていたらしい(白い着物は病院着っぽくも見えたので)。
N子はしばらく扱ぎ続けていたが上り坂だったこともあり体力が尽き、後ろを振り返って男がいないことを確認してから立ち止まって休憩することにした。
しばらく息をついてから再出発しようとすると、前方数十メートル先に人がいた。
あの男だった。男は舗装された歩道ではなく、獣道を通ってN子を先回りしていたようだった。
N子は必死に来た道を引き返して逃げ、その日はバイト先近くの漫喫で一夜を過ごした。

5:七七七 :

2016/10/02 (Sun) 11:00:32

あの男は所謂『丑の刻参り』をやっており、N子はそれを目撃してしまったらしい。
丑の刻参りは、他人に見られると自分に呪いが返ってくるらしく、もし見られた場合は、見たものを殺すしかないそうだ。
自分の顔が男に覚えられていることを恐れたN子は、満喫近辺の美容院が開いてすぐに駆け込み、ヘアースタイルとメイクをしてもらった。
服も手近にあった店で出来るだけ真逆の印象になるものを購入し、鞄も買い換え、自転車は捨てた。
それからというものN子は男が自分を殺しにくることを恐れて、当時の『N子』とは真逆の姿をし続けていると言うのだ。
その話を大真面目にするN子を、酒の入っていた私は笑い飛ばした。
どう見ても被害妄想乙で、心配症にしてもやりすぎだと。
そう言う私の顔を見つめて、N子は申し訳なさそうに言葉をつづけた。
「あの男は今でもあの町に居て、私のことを探している。Rさんは気を付けた方がいい。当時の私と少し似ているから。」
6:七七七 :

2016/10/02 (Sun) 19:54:40

2013年4月1日

 先々週、先週と、「週刊文春」が “中国猛毒食品”の告発キャンペーンをしている。3月28日号と4月4日号。この後も続くらしい。
 週刊文春は数年置きにこのキャンペーンをやるが、中国に対する反感が強まっている時期だと、やっぱり売れ行きが伸びるのだろうなあ。タイムリーにカンフル剤を使う、という感じでしょうか。
 どれどれ、と読んだが、書く手法が以前と同じ。古い、手あかにまみれた“トリック”が使われている。
 なんだか情けなくなりつつ、ほかの記事を読み進めて、3月28日号のエッセイにぶち当たった。驚愕! とてつもなく危ない食品が「とろーんとまろやか」などと堂々と紹介されていた。鹿料理なのだが、生の刺身、レバー、ハツ、脳みそなのだ。これらの怖さ、はっきり言って、中国産の比ではない。大丈夫か? 週刊文春。

 問題のエッセイは、著名なエッセイストの平松洋子さんの「この味」という連載。この回は「オー脳」というタイトルだ。
 偶然見つけたジビエ料理の店に5人で入って、鹿の刺身のほか、「脳・レバー・ハツ 三種盛り」2700円なり、を食べたという。ジビエというのは、狩猟でとった野生の鳥獣肉のこと。書きぶりから言って、三種盛りも生らしい。
 エッセイの中で、鹿の刺身は「んーおいしい」「キメが細かくて、くせがない。鹿肉って甘いねえ」だそうだ。レバーはとろーんとまろやか、ハツはこりっと軽快な歯ごたえ、脳みそは「とくに味はなく、もっちゃりねっちりとしたとろみが舌に絡みつく」と表現されている。
 うーむ。エッセイの書き出しが「書くのがためらわれるというか、思い出すのがコワイというか」で始まっている。いやいや、社会的責任として、こんなエッセイを書いてはいけない、と私は思う。


7:七七七 :

2016/10/02 (Sun) 19:57:23

 では、生の鹿料理、なにが怖いか。やっぱり、一番はE型肝炎だろうか。
 E型肝炎は、ウイルスによって引き起こされる急性肝炎。ウイルスに汚染された動物を食べたり水を飲んだりすることで感染することが多いとされている。2003年に兵庫県で野生の鹿の生肉を食べた2家族7人中4人が6〜7週間後、発症した。このケースは、食品がE型肝炎の原因となることが確認された世界初の事例だったそうで、かの有名な学術誌「Lancet」でも報告されている。
 E型肝炎については、厚労省の通知が詳しい。鹿の感染率(E型肝炎ウイルス抗体保有率)も、サンプル数は少ないものの調査されていて、3%程度はあるようだ(兵庫県森林動物研究センター資料)
 次に気になるのは、やっぱり腸管出血性大腸菌。山形県では1997年、北海道でとれたエゾシカをもらい、生で食べた人たちの感染事例が報告されている。2007年には茨城県で、生で鹿肉を食べた人たちの食中毒事故が報告されている
 腸管出血性大腸菌が、死亡や重い後遺症をもたらす非常に深刻な食中毒につながることは、2011年のユッケ事件でご承知の通りだ。鹿肉に限らず野生の獣肉は、カンピロバクターやサルモネラ菌など、ほかの菌にも汚染されている可能性が高い。寄生虫がいる場合もある。E型肝炎ウイルスにしても、菌、寄生虫にしても、しっかりと加熱すれば問題はなくなる。
 「新鮮だったら生でも大丈夫」「きちんと処理すればいい」というのは、おおいなる勘違いで、E型肝炎と鮮度はなんの関係もない。それに、腸管出血性大腸菌は体の中に菌が数個入っただけでも発症する可能性がある。新鮮であっても菌がわずかでも付いていればリスクは非常に大きい。
 魚介類を生で食べられるのは、魚介類に付きやすい菌やウイルスが、鳥獣に付くものと種類が異なり、比較的、毒性や影響力が弱いものが多いから、というだけのこと。野生の魚と野生の獣を一緒にしてはいけない。野生の獣を生で食べるだなんて、怖いもの知らずもいいところだ。


8:七七七 :

2016/10/02 (Sun) 20:00:07

 残る脳みそは……。脳みそと言えば、牛海綿状脳症(BSE)である。プリオンという、異常になったタンパク質が、牛の脳や脊髄などで増え続けて深刻な症状を引き起こす。この牛のプリオンを人が食べて起きるのが、変異型クロイツフェルトヤコブ病である。治療のすべがなく、感染すると亡くなってしまう。感染しない方法はただ一つ。プリオンを食べないことである。このプリオンは、加熱しても活性が変わらず、調理で避けることはできない。だから、あれだけ大騒ぎして、BSE対策を講じたのだ。
 このプリオンが原因となる病気は、実は牛や人だけではなくほかの動物でもいろいろと確認されていて、まとめて「プリオン病」と呼ばれている。羊やミンク、それにアメリカではオグロジカやオオシカで確認されている。今のところ、牛以外の動物から人への感染は確認されていない。おそらく「種の壁」が高いのだろうと考えられているけれども、プリオン病はまだわからないことが多いので、やっぱり注意が必要だ。
 アメリカでは結構な頭数の鹿の感染が確認されていて、関心が高い。社団法人エゾシカ協会のウェブサイトでも紹介されている。
 日本の鹿では今のところ、プリオン病は確認されていない。が、いたとしても鹿の大規模調査など行われていないし、野生の鹿がプリオン病を発症して少しでも弱ったら、あっという間にほかの生物の餌食になってしまい、確認は難しいのではないか。


9:七七七 :

2016/10/02 (Sun) 20:02:39

 さて、こんな情報を知ったうえで、鹿の脳みそ、あなたは食べますか? 私はノーである。
 鹿やイノシシなど野生獣をおいしく食べようと産業振興に取り組み、「信州ジビエ衛生管理ガイドライン・衛生マニュアル」も策定している長野県のウェブページ
を見てほしい。なぜ、加熱して食べなければならないかが、詳しく説明され、指導されている。鹿のプリオン病の記述もある。こちらの資料は、人畜共通の疾病が表になっていて、わかりやすい。
 「ジビエ、生で食べてはいけない」というのは、食の安全業界のまあ、常識だ。昨年、中国地方でイノシシや鹿の狩猟をする方々と出会いごちそうになったけれど、彼らも「昔は肉やレバーを生で食べてたけど、今は食べない。感染が怖い」と言って、よく焼いて食べていた。もちろん、脳には手は出さない。
 でも、都会の店はご存知ないらしい。個人が好きで食べるのを止めるのは難しい。エッセイに書くのも言論の自由である。
 だが、お金をとって客に出す店には、安全を確保する義務がある。そして、内容の問題点をチェックできずに掲載した週刊文春の社会的責任は……。
 やっぱり、これはまずいでしょう。この原稿を書きながら、背筋がゾクゾクしてきた。それくらい、このエッセイは危ないんです! そんなこともわからない雑誌が特集する「中国猛毒食品」。信じますか? こちらの記事もなんともまあ、ひどい。次回は、こちらのトリックを解き明かしましょう。
10:七七七 :

2016/10/02 (Sun) 20:17:16

さて、管理人様、このサイトを覗くのをいつも楽しみにしております。
その御礼というわけではありませんが昔集めたコワい話を墓地々々と貼って供養していきたいと思います。
たいしたものはありませんが宜しくお願いします。
11:七七七 :

2016/10/03 (Mon) 11:25:48

その友人と知り合ったのは研究室が同じだったのがきっかけでした。
初対面の私に

「アンタさ、とり憑かれやすいだろ」

と言い放つブッ飛んだ人物で、普通なら

「何だ?この電波人間は」

なのでしょうが、私には笑えない。
自慢じゃないが私は憑かれやすい。
幼少期から祖母に

「お前は『いらんモノ』連れて帰ってくるから」

と外出時に必ずお守りを渡され、忘れた日には井戸ん中落っこちてるの発見されたりとか、身内一同、謎の疱瘡発生とかしょっちゅうでした。
年と共にマシにはなりましたが今も体調が悪いと油断できません。
幸か不幸か自称『見えるが祓えない』友人に興味を持たれ、いろいろ連れ回されるハメになる。
そんな話。


2回生の7月、件の友人と石鎚山の麓のにある史跡に行った帰りの出来事。
一通りレポート用の写真やメモをとって、さぁ帰ろうかという時に調度雨が降り始め、急いでローカル線の停留所に駆け込みバスを待った。

「傘を持ってなかったけど屋根付きの停留所で良かった」

と私がこぼすと

「・・・良くない。開城戦のあっちゅう跡や言うから楽しみにしてたのに。何も無いに・・・」

とふてくされた顔。
相変わらずの土佐弁訛りはカワイイ。
雨がシトシト降りからザーザー降りなった頃、ようやくバスが着き、急いで乗り込んだ。
その時ふと、おかしな光景を目にした。
バスの入り口の直ぐ前の席(乗り口が後ろ、降り口が運転席にあるバス)に女の人と少女が2人座っていた。
ただ座ってるのではない、妙なのはその座り方。
他の席が空いているにも関わらず、座っている女性の膝の上にもう一人が腰掛けているのだ。
雨のためかびしょ濡れだ。
13歳位の女の子だ。
濡れるし重いのによくあんな事するなぁと思ったけども、ジロジロ見るのも悪いので通り過ぎ、前の方の席に進んだ。
クーラーは効いてるみたいだが嫌な蒸し暑さだった。
12:七七七 :

2016/10/03 (Mon) 11:29:23

席に着き、さっきの様子を話そうと思った矢先、友人がこう言った。

「ビックリするかもしれんけど黙ってじっとしち」

「は?」

言うなり友人は私の膝の上に座ろうとする。

「何やってんだ?」

当然驚く。

「いいから座らせろ!あと、次のバス停で降りるよ」

「え?」

 ○○ 「・・・」
ノ|ノ|
|| ̄|  「・・・」

「あの」

「しっ!」

「ねえ」

「黙っとき」

・・・どうやら発言権はないようだ。
次のバス停でひっぱられてそそくさとバスを降りた。
辺り一面田んぼで屋根の無いベンチだけのバス停である。
雨はさっきよりヒドい。
もちろん私は

「忘れ物でもしたん?雨降ってんのに何でこんなトコで降りんだよ!」

と怒ったが、友人は

「アレ見たろ?」

「は?」

「ヒザの上に乗ってたヤツ」

「何や、さっきのが霊やって言うんか?ハッキリ人の形してたのに」(普段憑かれやすい私だが『視る方』はカラッキシなのだ)

「アレはな、たぶん 『自分の気に入った人』のヒザの上に座って、降りる時いっしょについて行くんや」

「ついて行くって?」

「気に入られたらしい。オマエの方じ〜〜っと見てて笑いよった。そしたら、スッとコッチ来たんよ。ああ、ヤバいなと思ってアレが座る前にウチが先に座ってねんで、言ってやった。コイツの膝は私のだ、お前にはやらんって」「そしたら恨めしそうに戻ってっち。女の人には悪いけどハッキリ見えてたからね、アレは相当ヤバい奴だ。良かったな憑いて来なくて」

「・・・良くない」

次のバスが来るまで30分も雨に降られ続け、カメラもメモもおじゃんになり、次の日38℃の熱で寝込んだのだ。
あの事があってからバスや電車に乗る時、荷物をヒザの上に置くのが習慣になっています。


風邪引いたせいでまたややこしい事になるんですが、それはまた別の機会に。


13:七七七 :

2016/10/04 (Tue) 01:39:40

新幹線に乗り、書類を読みはじめたものの、前の座席の子供が「アイスクリーム食べたい」などと泣きわめき、うるさくて仕事にならない。
そのうち大声を出して通路を走りまわりはじめた。両親は自分たちの話に夢中。
俺は子供を呼びとめた。
「アイスクリーム、買ってやろうか」
子供がぱっと顔を輝かせる。
「うん。買って買って」
やがて途中の停車駅。一緒にプラットホームへ出る。
アイスクリームを探すふりをしながら、ドアが閉まる寸前、さっと自分だけ車内に戻る。
14:七七七 :

2016/10/06 (Thu) 22:01:16

1数年前、六甲のとある住宅地で起きた事件。

当時出来たばかりの大型スーパー○ャスコ。
夕方は買い物客の主婦たちや、横の公園から○ャスコの駐車場まで入り込んで遊んでいる子供たちで賑やかな様子。
俺と友達グループも駐車場の段差の縁に腰掛けて、カードを交換する遊びに夢中になっていた。
すると駐車場に入る入り口付近から、
「ギャーーー!!!ギャッッ!!ギャッ!!!ギャーーーー!!!」
というものすごい叫びが聞こえてきた。子供ながらに瞬時に「事故か!!」と皆で振り向くも、
「ギャギャッ!!!ヒャーーー!!!!」「ワッ!!ワッ!!!」「ヒャーー!!!キャーー!!!」
と異常な悲鳴が伝播していく様子に、俺たちも他の客も一瞬凍り付く。
近くにいた警備員が周りに向かって
「だめ!!はなれて!!はなれて!!!」
と大声で呼びかける。
店員が何人かでてきて、ある者は立ちすくみ、若い女性店員やパートのおばさんは悲鳴の渦に加わる様に叫びはじめる。
近寄っていいのか、逃げた方がいいのか、判断が付く前に何人もの店員や居合わせた男性に
「ここから出なさい!!家に帰って!早く!!」
と怒鳴られ、俺たちはカードをこぼしこぼししつつ、起こっている出来事じゃなく、生まれて初めて見る大人が心底怯える様子に恐怖し、その場から逃げ出した。

当時テレビでも取り上げられてた記憶があるんだが、 近所に住む老女が、数ヶ月前に夫に病死されたのだが、どうしていいのか判断が付かなかったらしく、やがて遺体が痛み、首と胴体が離れたのをきっかけに
「死亡届けを医者に書いてもらおうと思った」
と近所のスーパー○ャスコの駐車場で山一つ向こうの総合病院まで乗せていってくれる人はいないかと相談に訪れたのだった。
老婆は小さな肩掛け鞄の中に失効した夫の免許証と現金千円(後に線香代と話す)、そして空いた両手で胴体から自然脱落した夫の頭部を抱えて駐車場へと入り、
「どなたか病院へお願いできませんか」
と周囲へ声をかけたのだった。
なお彼女の自宅は電話とガスが停められた状態で、彼女自身知人もなく生活保護のみに細々と頼り、弱りに弱ったすえでの行動だったのであろう。
未だに俺は実家に帰ると、あの駐車場を通りかかると、胸に慄然とした恐怖を覚える。
直接見たわけではない出来事。
その事よりも、大人たちが恐怖に叫び続けるあの夏の夕方の赤い湿った時間が、今でも胸にこびりついる。
15:管理人 :

2016/10/08 (Sat) 14:34:19

七七七さん、ありがとうございます!
掲載させていただいてもよろしいでしょうかね?
16:七七七 :

2016/10/09 (Sun) 11:47:07

管理人様、いつも楽しみに拝見させていただいております。
古い話が多いので恐縮ですが気に入ったのがございましたらどうぞお持ち帰り下さい。
これからもボチボチと貼らせていただきますが、掲載済みのものでしたらご容赦を。
m(_ _)m

因みに私のハンネは本来○付き英数字で777と書きますが此方の板には書き込めないのでご了承下さい。


17:七七七 :

2016/10/09 (Sun) 11:48:54

俺の職場の先輩は面倒見がいいし、仕事もスゲーってほどじゃないけど確実で、取引先からも指名で仕事が来たりする。

ただちょっと困ったところは、異様に家族のことを大切にしてること。

奥さんや娘さんのことを話し出すと止まらなくって、休日明けなんかは家族となにをやった、どこへ行ったってことを写真を見せびらかして話してる。

それだけならいいお父さんで済むんだけど、問題は、奥さんと娘さんが既に他界されてること。

それ以外は本当に頼りになる人で、仕事にも支障がないから、みんな触らないようにしてすごしてる。

で、いつぞやの忘年会のこと。
その年は割とデカイ仕事が成功したこともあって忘年会はかなり豪勢だった。

先輩もいつになく上機嫌で、普段は絶対にしない深酒をして、終いには歩くどころかイスに座ってるのもままならないことになってた。

そんな状態だから一人で返すわけにもいかないけど、先輩は家族が待ってるからと、帰ると言って聞かない。
仕方なく社長命令で俺ともう一人の同僚で送っていくことになった。

同僚は下戸で車に乗って来ていたので、その車で先輩の家まで行くことになった。(本当は同僚だけが送っていけと言われたのだけど、見捨てられずついて行った)
先輩はどっから見ても酔いつぶれてるってのに、いつの間にか持ち帰りを頼んでて、それをしっかり抱えてたのを覚えてる。

先輩の家に着くと、当たり前なんだけど家の中は真っ暗。
いくらか回復してた先輩は、「もうねちゃってるなー」と言って笑った。

お茶くらい出すからと言うのを、とっくに日付も変わってるし、と断っていると…



トタタタタタ、ガチャ

玄関が開いた。

「なんだー、起きてたのか。お土産あるぞー」

と、どこか嬉しそうな先輩。

真っ暗な家に入っていく先輩に俺らはそれじゃと言って車に乗り込んだ。



車の中でガチガチ震えてる俺ら。

「……なあ、先輩は、なにと住んでるんだ?」




今でも先輩は、誰も写ってない奥さんと娘さんの写真を見せてくれる。
18:七七七 :

2016/10/09 (Sun) 11:52:50

最近はよく知らないけど、俺が若い頃は三ノ宮でナンパして六甲山までドライブし、そこで女がセックスに同意しないと山の中に女を下ろして帰る事を、「六甲おろし」と言ってた。
昔の話だが夜中に六甲山を走っていたら女の子が道の真ん中に突っ立っていた。
「ほう、これが噂の六甲おろしか!?」
って、車のスピードを落として可哀想な女の子をピックアップしてやろうと思った。
すると助手席の男が、「あれは幽霊だ。そのまま突っ切れ」
と言うもんだから俺は動転した。
確かに近づくと女の子は体が半透明だったが、幽霊でも跳ね飛ばして行くのは躊躇する。
スピードを緩めて女の子をかわそうとすると助手席の男は怒鳴った。
「あの女はオトリだ。バックミラーを見ろ!」
バックミラーにはどう見ても死んでる女が今にも車に飛びつこうとしている姿が映っていた。
その女をハイスピードで振り切ると助手席の奴が
「そいつもおとりだっ!」
ってさけんだ。
いい加減にムカつくから全部轢いてやった

俺は捕まった

よく考えりゃ助手席に誰も乗せてなかったよな…


19:777 :

2016/10/09 (Sun) 11:55:25

8年ぐらい前の話。
根気のある人が調べれば、地方新聞に掲載された記事を見つけることが出来るかもしれない。

爺さんの家には井戸があってね。
もう枯れて久しく、孫(オレや妹の事だ)が遊びにくるから危ないって言うんで潰すことにしたそうなんだよ。
地元の小さな土木会社に頼んで、さっそく仕事に取り掛かってもらった。
中に人が入って深さとか計測したりしたけど、特に変わった事(※御札があったり、古い祠があったりといったオカルト的な事)とかはなかったそうだ。
だけど、作業中に道具を井戸に落とした人が「取ってくる」と降りていったっきり戻ってこない。

ライトを照らして中を覗き込むけど誰もいない。落とした道具だけが底にある。
仕事仲間は、その人が井戸の中に降りていくところは目撃してるけど、出てくる所は誰も見ていない。
「仕事中に抜け出したか、あの野郎」と責任者の人が相当怒ったらしい。
だけど、その人は結局そのまま姿を消したままだった。家に戻った様子もないそうだ。
警察も事情を聞きに来たけど、失踪という事で処理されたとか。
姿を消すような理由なんて特になかったはずなんで、みんな「神隠しだ」とビビりまくり。
土木会社の人や、ばあちゃんは「潰しちゃいけない井戸だったんじゃあ」と中止を検討。
だけどじいちゃんは大反対。
「孫が落ちたら危ないから潰そうとしてるのに、余計に危ない物を残してどうする!」
と一喝して工事を続行させたそうだ。

その後は何事もなく井戸を潰し終わり、庭は整地された。
じいちゃんがなくなってからは、その家には両親と妹が移り住んでる。
生前のじいちゃんはオレや妹に「俺はお前らを守ったんだぞ!」と誇らしげに語ってた。

でもね、じいちゃん…

母さんと妹が面倒見てる猫や犬は、何があっても庭にだけは近付かないんだ。
一体何を埋めちゃったんだよ…
20:777 :

2016/10/09 (Sun) 12:06:08

そういえば5年くらい前に昼過ぎの空いた電車に乗っていたら、それまでカバンを抱えて座っていた40代後半くらいのおっさんが停車駅でもないのに急に立ち上がった
おっさんは額から頭頂部まで禿げ上がっていて身長はかなり高く、痩せ気味ではあるものの骨格が太くいい体格だった
おっさんは目を半眼のようにして直立不動で何やら軍歌のようなものを大声で歌い始めた
歌い終わってから
「みなさん聞かれたことがあるかもしれませんが今のはPL学園校歌です
私は在学時野球部で5番を打っていました 惜しくも甲子園には行けませんでしたが・・・
私は昨日付けで会社をクビになりました
なりましたが・・・しかしめげませんよ
野球部時代を思い出してこれからも頑張ります」と言って座った
最後の方の声はややかすれがちだった
まばらだった他の乗客はあっけにとられていたが
小さい声で「そうか、ガンバレよ」と言った人が一人いた

それでこのおっさんの態度が印象に残ってたんで
会社の飲み会の2次会で居酒屋に行ったときに皆に話したんだよ
そうしたらみなちょっとシュンとなって
この景気じゃ人ごとじゃないよな、みたいな雰囲気になった

そしたら居酒屋のついたての向こうにいたタイガース帽のおやじが話を聞きつけて顔をのぞかせ
「それ、阪急宝塚線だろ」
と聞いてきた
「そうだ」
と言うと、おやじは
「それ幽霊だぞ しかも嘘つきの幽霊だ 会社を首になったのは何年も前だし、そのすぐ後に首を吊って死んでる 年に数回出るからあの沿線じゃちょっと有名だよ」
と言うんで
「幽霊とは思えなかったな 生きた人にしか見えなかったよ それで嘘つきってどういうことだい」
と聞くとおやじは
「最初に出たときはPLの8番バッターと言ってたんだよ それがだんだん打順が上がってきた
人間死んでからまでも見栄をはりたいんかねえ 次は4番バッターになってるだろうよ」と言った



21:777 :

2016/10/09 (Sun) 12:07:45

私は建設業に従事しています。
建設業界では、様々なタブーがあります。
たとえばトンネル工事の現場内に女性が立ち入ろうものなら、『山の神様が怒る』との理由で工事はストップしますし、道路工事の現場でお地蔵さんが出てきたら、魂を抜くまで絶対に工事に着手しません。

とある建設会社がありました。
社長さんは現場からのたたき上げです。もしも道路拡幅工事でお地蔵さんが拡幅に引っかかった場合、どうしなければならないかも十分知っています。
運悪く自社の現場にお地蔵さんを発見した社長さんは、若い現場監督に対して『くれぐれも丁重に扱うように』と指示を出しました。

暫くして、社長さんは突然半身不随になり、走るどころか歩くことさえできなくなりました。
すぐに医者に診て貰いましたが、原因は皆目解りませんでした。

社長さんは思うところがあり、息子である専務さんにお地蔵さんを動かした現場を見てくる様に指示を与えました。

いやいやながら専務さんが現場を見に行くとお地蔵さんは真新しいコンクリートブロックの台座の上に、モルタルで固定されていたそうです。

22:777 :

2016/10/09 (Sun) 13:30:37

自分(女)の名前で検索をかけてみた。
すると十数件、同姓同名の人たちが検索に引っかかった。
研究者や会社の経営者、同じ名前でありながら全然別の生活をしている人たち。

その中に「○○○○○(自分の名前)のページ」というHPがあった。それはプロフィール、BBSだけの初心者が作った感じのよくある個人のHPだった。
プロフィールを見ると、自分と同じ歳であり、趣味なども良く似ている。
BBSなどを見ると、常連っぽい人が5〜6人いるらしく、この手のHPとしてはまあまあ流行ってる感じだった。
何となくお気に入りにして、時々見るようにした。

しばらくすると、コンテンツに日記が増えた。
日記は、まあ、そのへんのサイトによくある内容の薄い日記だ。
今日は暑かったとか、日本がサッカー勝ったとか、そんな感じのある時、日記の内容が自分の生活ととよく似ていることに気づいた。

始めに気づいたのは野球観戦に行ったときだ。その日、そのサイトの管理人も同じ球場に行ったらしい。
その時はもちろん偶然だなとしか思わなかった。球場には何万人もの人間が行くのだから。
次の日の、日記は会社でミスをしたことについて書いてあった。
私もその日、会社でミスをして少々落ち込んでいた。
次の日も、その次の日も、よく見ると日記の内容はまるで自分の生活を書かれているようだった。
大半は「カレーを食べた」とか「CDを買った」など対した偶然ではない。
しかし、それが何ヶ月も続くと気味が悪くなってきた。

ある日、掲示板を見ると、常連たちが管理人の誕生日を祝っていた。
その日は私も誕生日だ。
それでいよいよ怖くなってきて初めて掲示板に書き込みすることにした。

しかし、書き込みしようとしても、名前や内容を書くところに文字が打てない。
色々やってみるが書き込めないどころか文字すら打てない。
「おかしいな?」と思っていると、あることに気づいた。
それは掲示板ではなく、ただのページだった。
つまり、一人の人間が掲示板っぽく見せかけて作った一つのページだったのだ。
「いったい何のためにこんなこと…」とすごく怖くなり、管理人にメールを打った。
「初めまして。私は貴方と同姓同名の人間で、よくこの〜」のような当たり障りのないメールだ。
そして次の日、そのページを見ると、全て消されていた。

メールボックスには一通
「見つかった」
という返信があった。


23:777 :

2016/10/09 (Sun) 13:32:23

連れのマンション(28階建て)で遊んでて深夜にコンビニへ行くのにエレベーターで下に降りた。
1階へ着くと俺が降りてないのに女が乗り込んできた。
変な奴やな〜と思って舌打ちしてエレベーターを降りようとすると女がガッと俺の腕をつかんだ。
一瞬、何が起こったかわからんかったが女の腕を振りほどいて『なんやねん!!』と怒鳴った。
女は一言『楽しい?』 って・・。マジマジと女を見るとパサパサの長い髪の毛で顔は蒼白。正常な人間ではなかった。
俺は貞子が頭に浮かんで、早足で逃げた。(猛ダッシュするとダサいとなぜか思った。)
自転車でコンビニに行き、恐る恐るマンションへ戻ると女はいなかった。
友人の部屋に戻りゲームをしてるとパトカーと救急車のサイレンの音がマンションの側で止まった。
そうなんです。さっきの女が飛び降りよったんです。女を思い出すと今でもゾッとします。女は最上階から飛び降りたみたいで
柵のところにバッグとか置いてあったとの事。
近隣住民の話では飛び降りる直前に大声で奇声を発してたみたい。
女はマンション住民ではなく、なぜかわざわざ隣の区から来たとの事でした。
自分はかなり至近距離で女と対峙したんですが、まさに座敷女(ご存知かな??)
真っ白い顔で薄ら笑いを浮かべた女の表情は数年経った今もトラウマです。
自殺する直前の人間って、すでに半分死んでるんですね。
うわっまた思い出した。。。。
24:777 :

2016/10/09 (Sun) 13:41:53

母の話。
母は父を早くに亡くし、十代の頃は、いわゆる不良というやつだった。
高校生だった母はその日、祖母は夜勤の仕事に出掛け、弟(叔父)が部活の合宿でいなかったので、
不良仲間を数人自分の住む団地へ呼び、酒にタバコだとワイワイ騒ぎ狂っていた。
深夜の2時を過ぎた頃、ピンポーンと
チャイムのなる音が聞こえた。
こんな時間に誰だと母がチェーンロックの掛かったドアを開けると
そこには見覚えのないじいさんが1人立っていた。
すると「誰やー?」と不良仲間の1人のAが母の隣にやってきた。
「なんやねんお前?」と母がじいさんにガンをつけると、じいさんは
「自分は下の階の者だが、少し騒ぎすぎじゃないか」と母に言った。
団地のあるある話なのかな。
下の階の住人が、騒いでいる上の階の住人に苦情を言いに来たようだった。
Aは酔いが回っていたのか
「なんで、お前にそんなこと言われなあかんのや」
と完全にキレてしまい、今にもじいさんに掴みかかろうとしていた。
すると、さっきまでガンを飛ばしていた母が
「すみません!」といきなり頭を下げた。
「なんでお前がコイツに謝るんじゃあ!」
Aは更にカッとなったが、それも母は必死に抑えつけ、「もう静かにしますんで。お騒がせしました。」と更にじいさんに謝り続けた。
すると、じいさんも納得したのか
「これからは気をつけてくれ。」と言い、階段を降りていく。母もドアを閉めた。
納得のいかないAは「なんでお前あんな謝っとるんじゃ!」と母を巻くしたてたが母の様子は完全に参った…というものだった。
おかしいと思ったAが「どうしたんや」と母を問い詰めると、母は言った。
「チェーンしてたし、あんたの居た位置じゃ見えんかったんやろうけど、あのじいさん、右手に包丁持ってた。」
25:777 :

2016/10/09 (Sun) 13:43:54


「もう見えるぞ。もう見えるぞ。紙と筆をもってこい」
が臨終の言葉だったうちのじいちゃん。
今だに親類の語り草になってる。
俺は直接は聞けなかったけど、想像すると怖すぎる。

じいちゃんが死んだのは俺が中学2年のときで、その遺品の整理をばあちゃんがしてるのを俺は手伝いに(邪魔しに)行った。
古い写真がいっぱい出てきて、最初は面白がって見てたんだけど、気持ちの悪い写真が出てきてだんだん怖くなってきた。
どんなのかというと、白黒の記念写真で30歳くらいのじいちゃんが観光地(温泉街)の名所をバックにポーズをとってる。
何枚もあるんだけど、よく見るとじいちゃんの立ち位置が写真の中心からずれてる。
ぱっと見ぜんぜん普通の写真だけど、そのズレだけで気分が悪くなった。
まるでじいちゃんの隣にだれかもう一人いて、それでどっちかに寄ってるような感じだった。
見えないけど、これは心霊写真の一種じゃないかと思ってゾッとした。
その写真のことを恐る恐るばあちゃんに聞いてみたけど、当時ばあちゃんはもう微妙にボケが始まってて、なにかトンチンカンなことを話し出したけどよく覚えていない。
自分の家に帰ってから、親父にその写真のことを話して
「じいちゃんは霊感が強かったのか」と聞いたら、変に真面目な顔でこう言われた。
「バカおまえ、あの写真を撮ったのはばあちゃんだぞ」

どうやら見えていたのは、ばあちゃんの方だったらしい。
26:777 :

2016/10/09 (Sun) 13:48:17

ピエロ

救急車の音

川とか沼とかに沈んでる古タイヤ

タンスやドアや襖の少し開いた隙間

日本人形

踏切の警報器の音

毛虫の歩く速度。
予想以上に早くて油断できないからコワイ

静かな部屋の中に聞こえる時計の秒針の音。いきなり起動する冷蔵庫の音。

アンティークのピクスドール

大声で話す人

犬の口の周りにあるひだ

ドアの覗き穴

寝てる時の足元

公共広告機構の砂の親子が崩れるCM

友達の家に泊まって真夜中ついつい見てしまう友達が寝てるベットの下の空間

お風呂の排水孔

電車とホームの間
時々物凄い隙間があって降りるのにコワイ駅がある

夜の自販機の前。
田舎だから明るい自販機の前がやたらと誇張されて怖い。

部屋にいると突然、
パキッて鳴る音


27:777 :

2016/10/09 (Sun) 13:50:05

自分の話(怖くないけど)を。
数年前に友達とドライブに行った時の事。
結構盛り上がって帰る頃には夜中の2時を回っていた。
車も人も全く通らない道路を走っていると前方に人影が。
道路の真ん中をフラフラと歩いている。
最初は酔っ払いかと思ったが近づいてみると小学生の子供だった。
こんな夜中に?
瞬時に俺らは楽しい気分が吹っ飛んだ。
多分誰もが「幽霊か?」と思ったと思う。
スピードを落としてよく見るとちゃんとした人間のようだった。
そのまま見過ごすのは不憫だと思った俺らは車を止めて少年に近づいた。俺が車を降りて「何してるの?」と聞くと少年はボソッと「遊んでた・・・・・」
夜中の2時に子供が遊んでいた?
その時点でかなり怖かったんだけど一応送る事にした。
車に乗せて話を聞いても要領は得ない。
なんと言ってもその少年が終止無表情だったのがゾッとした。
とくにその目。
俗に言う「ガラス玉のような目」に始めて遭遇した。
その時の印象は「ああ、この子は人を信用してないんだな」というものだったな。
しばらく走ったところでそのこが「ここで良い・・・・」と言うので降ろした。
「本当にここでいいの?家まで送る?」と聞いてはいたが内心はホッとしていた。
後から友達にその時の話をするとみんなかなり怖かったらしい。
ただの少年にここまで恐怖するとは思っても見なかった。
最初に浮かんだ言葉は「虐待」と言う言葉だった。親に虐待されて完全に人を信用してないとああいう「目」をするのかなと思うと悲しくなった。

28:777 :

2016/10/09 (Sun) 13:57:35

従姉妹の家で起きた話です。
従姉妹(仮に桂子さんとします)の家では、タビーという名前の犬を飼っていました。
わたしも何度か撫でてやった事があります。秋田犬っぽい雑種で、人懐こく愛想のいい可愛い犬でした。
全身薄茶色なのですが、なぜか後ろ足2本だけ、靴下を履いたように足先だけが白かったのも可愛く思えました。
桂子さんが5歳の時にお母さん(わたしから見て伯母)が近所で、産まれてようやく目が開いたばかりの仔犬をもらってきたのですが、一番人懐こくて寄って来る仔犬の足が白いのを見て、
「この犬、靴下履いてるみたいねえ」
と抱き上げると、なぜか飼い主は申し訳なさげに、
「そうなの。白足袋履いて産まれてきちゃって・・・・」
と言いました。なんでも、足先の白い犬や猫は不吉らしいのです。
「でもイギリスでは確か、ホワイトソックスって呼んでて幸福をもたらすって言われてんだけどね」
それを聞いた伯母は、占いや縁起物は良い事を言っているものしか信じない人だったので、その犬をもらったそうです。
そして最初は立派な名前(スバルとかシリウスとかそんなのだった)を付けていたのですが、伯母はいつも「シロタビちゃん」と呼んでしまい、結果ご飯をくれる伯母の呼び名に反応するので、『シロタビ』から変化して『タビー』になったそうです。
タビーはいつも、はにかんだ様なニコニコした顔をしてすぐに懐くので、通りすがりの人からも可愛がられ、郵便や宅配の人にも甘えるので、
「おまえは防犯にはならんなあ」
と苦笑されていました。

29:777 :

2016/10/09 (Sun) 13:59:21

そして家族の一員として長年愛されていたのですが、桂子さんが大学受験の為、京都に泊まっていた時期に突然いなくなってしまったそうです。
伯母は、受験に差し障りがないよう桂子さんには内緒にしてあちこち探し回り、他の区の保健所も見に行ったりしたのですが、結局見つかりませんでした。
戻った後にそれを聞かされた桂子さんも、手書きで尋ね犬のチラシを作って電柱等に貼りましたが、タビーは戻ってきませんでした。
一家全員が悲しみました。かなり老犬になっていたので、事故にでもあったんじゃないか・・・・いや、人懐こいから誰かに可愛がってもらっているかも・・・
あまりにショックでその後ペットは飼いませんでした。
それから7年経ちました。桂子さんは大学を卒業し、OLになり、めでたく結婚が決まりました。
女子大生の頃から一人暮らししていたのですが、結婚式まであと1ヶ月になった時期には準備などの為アパートを引き払い、実家へ戻って親と同居していました。

桂子さんはその日、結婚相手と挙式予定のホテルに行き、打ち合わせをして帰りました。
門を開けた途端、突然凄まじい勢いで犬に吠えられました。
驚いて立ちすくんでいると、伯母が玄関から飛び出してきて、
「桂子、ほら!タビー戻ってきたよ!」
と嬉しそうに叫びました。
よだれを垂らしながら怒り狂って吠え立てる犬。それは確かにタビーでした。
姿かたち。ボロボロに擦り切れているけれどタビーがしていた緑の首輪。そしてなにより、白足袋。
タビーそのものなのですが、吠える姿は別の犬としか思えません。
「タビー?」
恐る恐る桂子さんが呼びかけると、『タビー』は吠えるのをやめ、桂子さんの顔を見つめると、ゆっくり尻尾を振りました。


30:777 :

2016/10/09 (Sun) 14:08:17

伯母は大喜びで、
「買い物から帰ってきたら、庭の真ん中に座ってたのよ!最初は吠えたんだけど、タビーって呼んだら寄ってきて手を舐めたの!タビーよく帰ってきたねえ」
と『タビー』の背中を撫でました。
桂子さんも一緒に撫でてやりましたが、この犬は違う・・・・と感じていました。
物理的に、もしタビーだとすると20歳。残念だけどもう死んでいるはずです。
それに今は落ち着いて撫でられているけど、さっきの吠え方・・・・・
「似てるよねーほんとびっくりした・・・・・ほんとタビーそっくり・・・・・」
桂子さんが呟くと、伯母はたしなめるように、
「タビーよ?」
と言いました。
しかしやはりそれはタビーとは思えませんでした。
目つきが凶暴で、普通に座っていても絶えず神経を尖らせているようで、誰かが傍を通ると狂ったように吠え立てました。
念のため、獣医さんに狂犬病の検査や予防接種をしてもらいました。歯の具合から見て、犬の年齢は12、3歳だろうと言われたそうです。
わたしと母も『タビー』を見ました。桂子さんの結婚式に出席するため、前日から桂子さんの実家に泊まったのですが、門を通った途端、激しく吠えられました。

その剥き出した歯や、こっちへ飛びかかろうと上げた前足、ビーンと引っ張った鎖がとても恐ろしかった。
母はもともと犬が苦手だったので手の震えが止まらないほど怯えて、
「あの犬はタビーじゃないねえ」
とわたしに言い、わたしもそう思いました。
むしろ、あんなに可愛かったタビーの思い出が、この凶暴な犬で汚されてしまったような悲しい気持ちでした。

31:777 :

2016/10/09 (Sun) 14:11:51

桂子さんは結婚し、隣の市で暮らし始めました。
伯母はみんなから「そっくりだけどタビーじゃない」と言われながらも、その犬をタビーとして可愛がっていました。
ところが桂子さんの結婚式から2ヶ月ほど経った頃。
伯母が『タビー』を散歩させていると、向かい側からベビーカーを押したお祖母さんが歩いてきました。
ベビーカーの中で寝ている小さな赤ちゃん。突然、『タビー』は凄まじく吠えながら、赤ちゃんへ跳びかかりました。
激しい勢いで伯母は綱を離してしまい、はずみで転倒しました。お祖母さんが悲鳴をあげました。
「ほのちゃん!!」
ベビーカーに飛びついた『タビー』から赤ちゃんを庇おうと、お祖母さんは赤ちゃんに覆いかぶさり、そのお祖母さんの肩に『タビー』は乗りかかり・・・・・
伯母が我にかえって『タビー』の綱を引き戻した時には、既に救急車のサイレンが近づき、肩が血だらけになってうずくまるお祖母さんと、声を枯らして泣き叫ぶ赤ちゃんを呆然と見ることしか出来なかったそうです。
幸い赤ちゃんは擦り傷で済みましたが、お祖母さんは7針縫う怪我。その上入院中に体が弱ったのか肺炎を併発し、退院後も何度もお見舞いに行ったのですが、体調が悪いまま半年後、まだ60歳なのに亡くなってしまいました。
その上、そのお祖母さんのお葬式に出たその日、鎖に繋いでいたはずの『タビー』が首輪を抜け出て、逃げ出したそうです。
人を襲った犬をのうのうと飼っていた上、逃がしてどこへ行ったかわからない、と近所から非難を受け、嫌がらせもされたそうです。
そしてお葬式から3ヶ月ほどして、今度は伯母が行方不明になりました。
桂子さんは現在妊娠中で、孫の顔を見てほしい、この子が産まれるまでに戻ってきてほしいと心配しています。

そんな桂子さんにとっては、失礼だとは思うんですが・・・・・

伯母さんが戻ってきた時、姿かたちは伯母さんのままでも、まさか・・・・・
わたしはそんなふうに考えてしまいます。

もしかして、・・・・
桂子さん自身もそう考えているんじゃないか、とつい思ってしまうのです・・・・

32:777 :

2016/10/11 (Tue) 20:23:51

怖いと言うか少し悲しい話。
高校の頃Aと言う友人がいました。
彼は一人でいる事が多く大勢でいてもあまり話さない奴でしたが、何故か気があって二人でよく遊んでました。
Aは結構モテて告白されたりしていましたが、いつも断っていました。
よく俺と一緒にいたからホモなんじゃねーかとか冗談で言われてましたよ。俺が全くモテなかったからなぁ。

ある日、有名なコンクリ殺人がテレビで話題になった頃、
「女をボコボコにして殺すなんて信じられないよなぁ」
と言った俺に、彼が見て欲しい物があると言いました。
彼の家に行き、ビデオをつけると「ギニーピック」とか言うのがはじまりました。
女の人に煮えた油をかけたりする今で言う「スナッフ」なホラービデオです。
俺は気持ち悪くなって、冗談は止めろと言うと、彼はビデオを止め、
「ゴメン、やっぱり気持ち悪いよな」
と言い、昔話をはじめました。

彼が幼稚園児くらいの頃、目の前で女性の飛び降り自殺があったそうです。
高さが足りずに暫くもがき苦しんで絶命した彼女を見た彼は、死体や暴行され泣き叫ぶ女性にしか性的興奮を感じなくなってしまったそうです。

「だから誰とも付き合わないんだよ。俺っておかしいかな」
と聞かれたけど、俺には何も答えられませんでした。
33:777 :

2016/10/11 (Tue) 20:32:02

昭和六十三年八月ニ十ニ日、埼玉県入間市に住む四歳の女児が行方不明になった。


ひと月後の九月末、東京都西多摩郡五日市町の小峰峠に幽霊が出るという噂がたった。
十月二日付の地方紙『秋川新聞』は、その噂を次のように報じている。
「小峰峠で『亡霊がタクシーを止めた』と云う怪談話が小雨が降りしきる五日市地区に流れ、話題となっている。
話題の主はタクシーの運転手で、五日市方面から頂上のトンネルに差しかかる途中、カーブを曲がり確認のためバックミラーを見た処、女の人が立っていた。親切な運転手さんは車を急停止し、改めて後ろを振り返ったところ、そこには人影などなく闇夜に包まれていた。確かにバックミラーに映ったはずだがと再びミラーに目を転ずると、そこには、又、女の姿が映った。腰を抜かさんばかりにゾッとした運転手さん、エンジンを全開にして逃げ帰ったという。はたして亡霊か、見間違いかさだかではないが今、五日市方面では話題となっている。」


この記事は反響を呼び、「私も小峰峠で女の幽霊を見た」「車に乗せたら女は消えて座席が濡れていた」等の体験談が『秋川新聞』によせられた。


34:777 :

2016/10/11 (Tue) 20:35:30

五日市で幽霊騒ぎが盛り上がりを見せていた十月三日、埼玉県飯能市に住む七歳の少女が失踪した。十二月九日には埼玉県川越市に住む四歳の女児が行方不明となり、六日後に死体で発見された。
翌平成元年二月六日、入間市で行方不明になっていた女児の自宅に何者かが人骨入りのダンボール箱を送り届けた。三月一日、人骨は行方不明の女児のものと正式に断定された。史上稀に見る残忍な犯行が継続中であることは誰の目にも明らかになった。


そしてこの頃、小峰峠の幽霊について、新たな噂が持ち上がっていた。車を停める幽霊というのは、まだ行方の知れない女児らと関係があるのではないか?という噂であった。
確かに峠では、女というより少女というべき姿の幽霊が頻繁に目撃されはじめていた。
深夜、車で小峰峠にさしかかると、道端に幼い女の子が座り込んでいる。こちらを向いて手を振るようなので、近づいてよく見ると、女の子の手首から先がない。そんな噂だった。


平成元年七月二十三日、宮崎勤は逮捕された。九月六日、飯能市で失踪した少女の死体が小峰峠の山林内で見つかった。一週間後、ほぼ同じ場所で、入間市の女児の手足の骨も見つかった。


小峰峠の幽霊はその後出なくなった。


二人の女児は、誘拐されたその日に殺されていたという。
その直後に現れた小峰峠の幽霊をいち早く報じた『秋川新聞』の発行者は、宮崎勤の父親だった。
35:777 :

2016/10/11 (Tue) 20:52:43

突然彼女からメールが来なくなった。
何度メールしても返事が返ってこない。
嫌われたのかと思い一人へこんでいると一ヶ月くらいして急に彼女からメールが来た。
「久しぶり!急なんだけど一緒に行きたい所があるんだ」

女の子特有の気まぐれ?などと思いつつも俺は喜んでOKした。
「どこで会う?」
「○○海岸で会おっ」
「了解!」
「でも私今、足がないから…」
「大丈夫!俺車あるから!」
「じゃ今週の日曜日にしよっ」
・・・って感じでデートの約束をした。

そして日曜日、待ち合わせ場所は○○海岸だったけど俺は彼女を驚かそうと思い早めに家を出て彼女の家まで迎えにいった。
ピンポーン…チャイムをならすとお母さんらしき人が出てきた。
「どちら様ですか?」
「ああ僕は友達で…今日娘さんと遊ぶ約束を…」
「あの…娘は一ヶ月前…交通事故で死んだんですけど…」…お母さんの話によると、その子は一ヶ月前ひき逃げに会い足を踏み潰され出血多量で死んだんだそうだ。


だからあのとき…
…「私今、足無いから」…


もし俺が○○海岸に行っていたら…
…「一緒に行きたい所があるんだ」…
36:777 :

2016/10/11 (Tue) 20:59:35

昨日の話

今四国の田舎に帰ってきてるんだが、姉夫婦が1歳の娘を連れてきてるんだけど夜が蒸し暑くてなかなか寝付いてくれなくて、祖父母、父母、姉夫婦、俺、そしてその赤ちゃんの8人で居間で夜更かししていた。

田舎は海沿いの古い家で、庭に面した窓からは離れが母屋の明かりに照らされて浮かんでいてそれ以外には姉夫婦の車が見えるだけ。海沿いなので網戸越に波うちの音が聞こえて、蒸し暑いけど田舎の心地よさに包まれていた。

皆でお茶を飲んで語らっていると、姉はIPadを持ち出してきて
「面白いもの見せてあげるわ!」
とボタンを押した。
メモ帳画面でマイクのボタンを押すと、口述筆記みたいに話した言葉を文字にしてくれる機能。
姉はそれを赤ちゃんの口元に寄せて、
「何か話してごらん〜」
とあやすと赤ちゃんは
「あうあうあう〜」
と言葉にならない言葉を話す。
すると画面に
「合う会う、ううー良い愛ー」
みたいに、赤ちゃんの声を無理やり文字に起こしたものが表示され、姉は
「赤ちゃんの言葉やで!」
と笑う。祖父母も父母もうれしそうに
「おおー!すごいなー!」
と笑った。


夜もふけていく中、皆でその遊びをしばらく続けていた
「あいあい〜たー、うう〜」
という、言葉にならない赤ちゃん語を
「会い合い〜他、右ー」
みたいに表示していくIPad。
祖父母は
「最近の機械はえらいもんじゃのう!」
とはしゃぎ僕たちも笑う。

37:777 :

2016/10/11 (Tue) 21:02:29

赤ちゃんは皆がうれしそうに笑うのと、田舎の家の薄暗さの中で光るIPadの画面に大喜びし、
「うあうあいい〜!!わーわー!きゃあー!」
と声を上げ続ける。
姉は赤ちゃんを膝に乗せなおし、
「はい、おじいちゃんって言ってごらんー!」
と赤ちゃんにIPadを向ける。
赤ちゃんはその日一番長々と、
「うあうあー!きゃきゃー!!あーい〜、きゃきゃ〜!」
とIPadの画面を叩きながらはしゃいだ声を上げた。

すると画面に、

「大宮さんがきよる」

と表示された。
姉が
「えー、なんか文章になった!すごい〜!大宮さんて誰かな〜??」
と笑う。

すると祖父母が「えっ」と画面に顔を近づける。
「大宮さんてこの機械に入れよるんかね?名前を入れよるんかね?」

祖父が不思議そうに画面を眺める。

姉は「えっ??」と祖父を見る。

祖母が
「大宮さんて網元の、おじいちゃんのお友達じゃった人じゃが。大宮さんが来よる、いいよるね・・・」
と、同じく不思議そうに画面を見る。

すると母親が、「あの」と窓を指差す。
「離れの方に_」

全員が窓の外を見ると、庭の向こうの離れの前に、日よけの帽子を被ったような人影が俯きがちに立っているように見えた。

祖父はすぐに「・・・大宮さんじゃね」と呟く。

祖母も「大宮さんじゃあ。 2月に亡くなりはったんじゃけどね、なして(どうして)じゃろうね・・」と
窓の外を見つめる。

俺たちは「え?え?」とよく分からずに窓の向こうを覗き込むように首を伸ばしていると、祖母が
「いけんいけん。いけんよ」と立ち上がり、カーテンをスッと閉めた。
38:777 :

2016/10/11 (Tue) 21:06:11

私が生きてきた中で最も怖かった恐怖体験を聞いてください。
もしよかったら今現在も地元に住んでる人がみえたら、情報をください。

今から10年くらい前の話になります。
私は毎朝愛犬を散歩する事が日課で、いつものようにいつもの道を散歩していました。私の散歩コースは学校の正門を通過します。
いつものように その道にさしかかると、不思議な光景を目にしました。
文章力が無いので何と説明したらいいのか分かりませんが、黒い車が学校の正門を正面に、乗り上げるように停車しているのです。(丁度学校の正門と車が向かい合うような形で停車。)
私は「???」と思いながらも、車を通過しました。
時間にしておそらく6時15分〜30の間だと思います。
犬を飼ってる人なら分かると思いますが、犬の散歩の時間は大体一定しているので、その時間に間違いはありません。
そしてその道を通過し、いつもの散歩コースを歩いたあと、また先ほどの道を通り、家に帰るのですが、その時に正門前に「人間の首」が置かれていました。
正直な話、本物だとは思いませんでした。
おそらくこのレスを読んでいる人は「異常な臭いで分かるはずだろww」と思うかもしれませんが、全く異臭はしませんでした。
最もそれが本物だったと知ったのはその後、警察が聞き込みのため私の家に来た時でした。
ただしその時の警察の話があまりにもおかしいのです。
警察は確かに言いました。
「正門の柱の上に置いてあった首」
間違いなくそう言いました。
事件が事件だけに、TVにも散々取り上げられましたが、TV放送でもそう報道されていました。
しかし私が見た時は間違いなく「正門の前」(すなわち道の上もちろん学校の敷地内ではある)である事に間違いはありません。
もちろん私はその事を警察に告げました。
例えばそれが、私だけが見た現象ならば私の「幻覚」にすぎないかもしれません。
39:777 :

2016/10/11 (Tue) 21:08:11

しかしどうやら幻覚ではないようです。
なぜなら早朝あの通りをジョギングしている近所のおじさんも正門前に置かれている事を目撃していたからです。
しかしこのおじさんと、私の意見は少しずれています。
おじさんは「首が正門の方を向いていた。(つまり道に背を向けていた)」と言います。
何度も確認したから間違いないそうです。
おじさんも「本物の首」とは思わなかったらしいです。
時間帯は5時10分だったらしいです。
学校の時計でいつもここを通る時時間を確認するらしく間違いは無いと言います。
しかし私が見た時は、間違いなく正門に背を向けていた。
(道を正面から見ていた状態)だったのです。
だからこそ「タチの悪い悪戯だな。」と思えた訳です。
犯人が見つかるまで、地元でも(おそらく日本中で)犯人探しに近い情報のやりとりが行われました。
その結果、私が見た黒い車を「トラックの運転手も目撃」している事が分かりました。
問題なのはその時間です。
私が黒い車が正門に乗り上げるように停車しているのを目撃したのは6時15分〜30分の間と言いましたが、彼は4時50分頃目撃したそうです。
それだけではありません。
この黒い車は新聞を見てしりましたが、散歩中のお婆さんなどにも同様に正門前で停車している所を目撃されています。
時間帯はまちまちのようです。
更に新聞や、近所の人の話によれば、どうやら犯人は「学校近くに潜み、何度が首の位置を変えていたらしい」ようです。
TVでも似たような報道を確かにしていました。
私はそこまで丹念に見たわけでは無いので気づきませんでしたが、少ないものの、血痕があったらしく、それも「首を移動していた事」を裏付けているそうです。
40:777 :

2016/10/11 (Tue) 21:11:32

一部ではこんな報道もありました。
「正門の柱の上に置くのはかなり背が高くなくては不可能で・・・・仮に台等を用いたとしてもかなりの大男が犯人だと思われる。」
地元ではこの「黒い車」の男の話で持ちきりでした。
私自身目撃した訳ではありませんが、この「黒い車」と同様と思われる車は被害者J君が行方不明になる当日も公園前(J君が行方不明になったと思われる公園の前)に駐車されていた事が確認されていたようです。
おそらくこの時点では日本中が「黒い車」の男に注目していたと思います。ところが・・・
いざ犯人が捕まってみれば中学生ではありませんか!!
あの時の「????」という気持ちは今も忘れないほど衝撃的でした。
地元では「警察本当かよ!?」的な話題で持ち切りでした。
私達地元住民が「????」と思うのは何も「黒い車」だけでは無いんです。
J君が行方不明になった後、警察が公開捜査に踏み切りました。
この時、地元住民も協力をしています。
相当な人員だったと思います。
周囲を見渡せば警察だらけです。
警察が視界に入らない事などありませんでした。
私達地元住人がまず一番に探したのは「タンク山」です。
あのあたりで人間を隠せそうな所と言ったらタンク山くらいしか無いはずです。
だれもがこのタンク山を見て周りました。
公開捜査では誰もタンク山で遺体の「胴体部分」があった事など目撃できませんでした。
ちなみに警察は警察犬を導入して探していました。
公開捜査を止めた翌日にその「タンク山」で胴体が目撃されたのです。

41:777 :

2016/10/11 (Tue) 21:14:25

確か私が見た新聞ではこんな見出しだったと思います。
「遺体の服 を着せかえる??」
そうです。
この前夜は雨が降っていました。
新聞によれば衣服に乱れが無い事、土が付着していない事、濡れていない事から、「別の場所で殺害し、公開捜査が終わった翌日に胴体をタンク山に捨てた。」と警察は考えているようだ。みたいな事が書かれていました。
しかしいざ犯人が捕まってみれば、「タンク山で殺害し、タンク山で首を切断、その後タンク山アンテナ基地内に胴体部分を移した。」ようです。
タンク山アンテナ基地内と言うと、文字だけみれば発見にくく見えるかもしれませんが、金網張りになっているだけです。
外からみてすぐに分かるんです。
タンク山は歩道のような物があって、そこを辿るだけで、「アンテナ基地を正面から捉える視点になるんです。」
したがってそこに本当に遺体があったなら地元住人が見逃すはずがありません。ましてや警察犬がみのがすでしょうか?
おそらくググれば分かると思いますが、この時新聞ではこうも書かれていました。
「用意周到な犯人が珍しく焦りを見せていた。靴の片方が脱げ落ちており、片足がアンテナ基地内からはみ出していた。」
この状態で死体を見つけられない事なんてありえるのでしょうか?
さらにこれもググってもらえれば分かると思いますが、少年AがJ君の首を切断した日は「日曜日、しかも公開捜査中の真昼間」です。
このタンク山は散歩コースに使っている人も多いです。
そこでどうやって首の切断に成功したというのか・・・・・・。
少年Aが真犯人だとして、首の切断、移動はうまくやってのけたとして、胴体部分をどうやって誰にもみつからずに移動したのでしょうか?
胴体が公開捜査で見つからなかった事からも、後からそこに置いたのはほとんど明らかです。

私はこの事件が一番怖いです。
日本警察の怖さを知りました。
ちなみにこの事件を担当した兵庫県警は「グリコ森永事件」と、もうひとつ過去にあった大事件を、解決できていません。
その後にまた大事件が起こってしまっただけに・・・。
42:777 :

2016/10/11 (Tue) 21:18:34

実体験です。
誤字、脱字、文法間違いは失礼。

ある日、俺の家に友人(仮にT)が裏ビデオを持って遊びに来た。
ちなみにTも未見らしい。
しかし俺も良い大人だし当時彼女も居て特に困ってもいなかったので、Tを無視しゲームをしていた。
そんな俺をよそにTは裏ビデオを食い入るように見ていたが、一時してTが
『このビデオおかしい』
みたいな事を言いだした。
俺は『何が〜?』とダルそうな返事を返すと、
『とりあえず見てみろ』
と言うので見る事に。
見てみると内容は男1女2の3Pもので、なんか小学生の時に裏山で見つけたボロいAVって感じで特に変なとこはないように見えた。
そんな俺の心を察したかTは俺に説明をし始めた。
Tが言うおかしな点とは、"裏ビデオなのに顔にモザイク(女性だけ)"喘ぎ声が気持ち悪い"の2点だ。
まぁ言われて見見れば確かに変だ、特に喘ぎ声。
しかし別に裏ビデオやオカルトにも興味がない俺は正直どうでも良かった。
その日はTと酒を飲んで別れた。

数日後Tから電話があった。
内容は先日の裏ビデオが気になって仕方なかったTは、知り合い(映像関係の人?)に頼んで女優のモザイクをとってもらった!!
と言うものだ。
別にどうでもよかったが他に用もあったのでTの家に行く事に。
Tの家に着くと、待ってましたと言わんばかりにTはビデオの再生ボタンを押した。
そして再生されているビデオの女優を見て俺は凍りついた。





どうみても障害者です。
ありがとうございました。
43:777 :

2016/10/13 (Thu) 08:32:33

彼女と連絡が2週間もとれなくなり心配になった俺は彼女のマンションに様子をみに来た。
鍵は開いていたから勝手に入った。だって呼びかけても返事がなかったから・・・
「ん・・・なんか臭い・・・。」
彼女は俺が家に入ってきたのがなんとなくわかったのか・・・。
「見ちゃだめぇえ!こないで!」
リビングのほうから声がする。
「たしか、このドアを開けるとリビング・・・だっけ?」
ひとつのドアを隔てて叫ぶ彼女。
いったいなにがあったんだ?
しかし、あまりにもでかい声をだすのでその日はリビングの様子を見ず、「なにかあるんなら、電話しろよ。」と一言、言い残して俺はマンションを後にした。

5日後。
まだ連絡は無い。
心配になってまたマンションを訪れた。
「・・・・?鍵また開いてるぞ?」
少しドアを開けてみた。
「オェッ」
臭い。とてつもなく臭い。
「おい。〇〇(名前)!いるのか?」
返事がない。構わず入っていく。
リビングのほうから臭う・・・
「ま、まさか」
このまえ来たときは開けなかったリビングのドアを開ける。
「・・・!」
言葉がでなかった。
彼女はリビングで首を吊っていたのだ。

その後、警察が来た。
いろいろと聞かれたがふと警察が変なことを言う。
俺「5日前来たときはちゃんと返事がしたんです。」
警察「え?おかしいですね・・・」
俺「?」
警察「一ヶ月も前なんですよ。検査報告書からして。」
俺「なにがですか?」
警察「亡くなったのが」

多分、彼女は見られたくなかったのだと思います。
44:777 :

2016/10/13 (Thu) 08:35:05

私、町の消防団に入ってました。
消防団って火事のときが主な仕事ですが、地域によっては登山して遭難した人の救助もしてるんです。
ある年の夏に、10日ほど前に登山に行った登山客が帰らない、遭難したそうだということで、消防団でも登山することになりました。
ただ正直な話、消防団なんていっても、普段なんの訓練してるわけでもないから、大抵は山岳救助隊なんかが発見するんです。
だから、そのときも軽い気持ちで行きました。

夏といえど、山ですから夜はまだ冷え込みますが、昼間は暑いんです。
登るだけで汗だらだらでした。
その年も、ずっと天気が良くて遭難してから雨が降ってないようでした。

一時間半ほど登って休憩してるときです。
遭難捜索なので、獣道みたいなとこにも行きますからコンパスを持ってたのですが、うっかり落としました。
慌てて、転がっていくコンパスを追いかけると沢に落ちていったのです。
(しまったな)と思っていると、沢に何かあります。
よく見ると登山リュックと服でした。
私はすぐにみんなを呼んで、沢に降りました。

案の定、人間でした。
すでに腐敗が始まっていて、水に浸かってた片足の皮膚もとろけてました。
顔も沢に落下したときの怪我なのか、顔が凹んでましたし、怪我されたとこから、ウジも出ています。
鳥かなんかに、ついばまれたのか、髪の毛も抜け落ちそうでしたし、目玉に蝿がたかってました。
不謹慎かもしれませんが私このとき、『ああ、人間も自然の一部なんだな』って感じたんです。
発見されなければ、皮膚が腐り、肉が腐り、やがて骨になる。
そうやって自然に帰るんだなあって感じたんです。

とりあえず、遭難者本人かどうか確認するために、リュックを外させてもらい中身を出すと色んな登山用具が出てきました。
その中から、コンビニのおにぎりがでてきたのです。
しかも、買ったときのままの状態で。
私このとき、おにぎりに寒気を感じました。

だってそうでしょう?
山とはいえ、夏の真っ盛りですよ。
日付は十日前ですよ。
隣で人間が腐敗してるのに、おにぎりは腐敗どころか、まだ食べれそうです。
それを普段私達は、平気な顔して食べてるんですよね。

それ以来コンビニのおにぎりは食べれなくなりました。
45:777 :

2016/10/13 (Thu) 09:10:51

タクシー運転手の奥さんが、まだ五才になったばかりの子を残して亡くなった。
父親は仕事ででかけている時間が長く、そのあいだ隣の家に子どもを預けていたのだけれど、深夜になっても帰ってこないのものだから、親切で面倒をみていた隣人もさすがにしびれを切らして、子どもをひとりの家に帰してしまうことも多かった。
子どもは寂しくて、父親が帰ってくるまで、親の名を呼んで泣いていたそうだ。

ある晩、子どもの泣き声がぴたっと止まり、笑い声が聞こえてきた。
隣人は、「ああ父親が帰ってきたのだな」と納得したのだけど、そのしばらくあとに父親の帰宅する音が聞こえてきて、「父ちゃんおかえり」と子どもが出迎えている。
そうした夜が何晩かつづいて、不審になった隣人はある晩、子どもの様子をみにいった。
子どもは、暗い部屋でひとりで喋っては笑っている。
その様子が、だれかと話しているもののようなので、翌日、父親にそのことを話した。

父親は、子どもに毎晩だれと話しているのか、とたずねた。
「母ちゃんだよ。おいらが寂しくて泣いてると、母ちゃんがきて、だっこしたり、頬ずりしたりしてくれるの」
「それで母ちゃんはどっから入ってくるんだ?」
子どもは、土間の縁側を指さした。
「あの下から、にこにこしながら這ってでてくるよ」

それから父親は仕事をかえて、早く帰宅するようになったそうだ。



松谷みよ子「現代民話考」にでていた話。
終戦から幾らもたってない頃と思われます。

当時の家は、台所が土間のままってのいうのも多かったんですね。
46:777 :

2016/10/13 (Thu) 09:14:29

くだらない話なんでスルーして結構。
父が再婚し、新しい母が出来たのだが、ドラマに出てくるような腹立つ女で、単純に言うと父の前ではいい顔をし、私の前では罵声など当然・・・といった感じだった。
しかも超ドケチで空のペットボトルを歯ブラシ立てに使い、父に「生活の知恵があっていいな」などと誉められて喜んでいるバカ女だった。

その日、父とその女が旅行なので友達を呼んで泊まらせることにした。
二人とも怖い話が大好きで、一緒にパソコンで怖いサイトを見まくっていたが、普通の「心霊体験談」では物足りなくなり、呪いの方法やら自殺サイトやら危ない系のものを見始めた。
そこで見つけたのが「嫌いな奴を不幸にする呪いの方法」。(知ってる奴も多いと思う)
その方法っていうのが、まず夜中に(時間は書いてなかったが)ペットボトルに10円玉を入れ、嫌いな奴の髪の毛を入れる。
「××(嫌いな奴の名前)○ね○ね」と念じながらペットボトルの蓋を閉じる。
それを神社に埋めておけば自然と呪いは起き、呪われた奴は不幸のドン底・・・という内容だった。
なんか幼稚園児が考えそうな呪いの方法だったが、他の呪いは「ネコの血」だの「ねずみの死骸」だの入手困難なものが必要だったため、とりあえずコレやってみよーよって話になって用意した。
調度歯ブラシ立てになってるペットボトルを使うことにし、髪の毛は当然あの女の。(ベットの枕に何本か長い毛がついているのでそれを使った。)
友達は「本当に呪われたらどうすんの」とちょっと心配していたが、本当にあんな女○ねばいいと思っていたので迷わず決行。
その時、部屋は明るかったのだが空間が変な感じがした。
10円玉と女の髪の毛を入れる。
「どの神様でもいいのであの女を殺してください」
と念じながら蓋を閉じる。
家の裏は神社なのですぐに埋めに行った。
効いても効かなくてもザマーミロって感じで家に帰った。


47:777 :

2016/10/13 (Thu) 09:17:10

しばらくしても呪いの効果は出ず、その女は相変わらず私に意地悪し続けた。
たぶんそっから1週間くらいたった日、あの女が包丁で手を切って血を流していた。
「何見てんのよ!あっち行ってなさいよ!」
と怒鳴られたのでわざと「いい気味」っていうような笑いを見せて部屋に戻った。
次の日、あの女は階段から落ちて捻挫した。
その3日後にまた階段から落ちて鼻を強打し骨折。
なかなか呪いが効いてきたではないかと思った。
一緒に呪いをやった友達に
「効果が出てきたよ〜」
と報告すると、友達は静かに口を開いた。

「ペットボトルに10円は入らないよ・・・」

その時は何言ってんのコイツと思ったが、まさかと思い家でもう1度ペットボトルに10円を突っ込んでみると、10円がでかすぎて入らない。
友人は気付いてからずっと言おうと思ってたらしいのだが怖くて言い出せなかったらしい。
なぜあの時はすんなりと入ったのだろう???

なんか嫌な予感がするので今から神社に行って掘り返してきます。
48:777 :

2016/10/13 (Thu) 09:20:41

私が15歳のときの話です。

学校から帰ると家があるはずの場所が空き地になっていました。
それまで毎日通っていたわけですから帰り道を間違えるはずはありません。
それに周りの風景にも見覚えがあるので場所も間違いありません。

奇妙なことに空き地の雑草の生え具合や荒れ方はすぐにそうなったものではなく明らかに数年が経過したものでした。

結局家族は全員行方不明になってしまい私は祖母の家に引き取られました。

この書き込みも祖母の家からしています。
似たような出来事をご存知のかたいらっしゃいますでしょうか。

今私は働きながら家族を探していますがあきらめの気持ちが強くなってきています。

49:777 :

2016/10/13 (Thu) 09:21:52

夜、おやすみなさーいって目を閉じた瞬間に母親に叩き起こされた。
何事かとキレながら起きたら、すでに朝だったことがある。
すごい損した気がしながら学校行った。
50:777 :

2016/10/13 (Thu) 10:55:34

先週海に行った時にそこで聞いた話。
毎年この時期水難にあって死ぬ人はやっぱり多いらしい。
で、海で溺れかけたけどなんとか生還した女の子がちょっと前にいたんだって。
その人浜辺に戻ってきてめちゃくちゃ震えてたんだって。
まあ一回溺れたら分かるけど確かにめちゃくちゃ怖いもんな。
でもその種の震え方じゃなかったんだって。
どうにか落ち着いた彼女が語った話はこう。
水中眼鏡をかけて海の中を潜って一人で泳いでたそうな。
結構息の長い方で、海中のいろいろな景色を楽しんでたんだって。
そんで息継ぎに海面に戻ろうとした時、下から足をガッと掴まれたらしい。
慌てて自分の足を見ると、水泳パンツ?だけを履いた、明らかにこの世の物じゃない、腐敗しかけた男の子が自分の足を引っ張ってたんだって。
恐怖と息苦しさでパニックになりながら「助けて!お願い!私はまだ死にたくない!」って必死で念じたそうな。
でも男の子は掴んだ手を離さない。
男の子の顔はなぜか悲しさと恐怖に満ちていたらしい。
諦めたように首をゆっくり左右に振ったんだって。
男の子の体が、彼女の足を掴んだままゆらりとのけぞるように横に揺れる。
その時溺れかけた彼女が見た物は、男の子の足を更に下から掴む、防災頭巾をかぶった女の子の姿だったらしい。
そして、更に水中のもっと深く暗い所から無数の水死者?が彼女のもとに集まって来かけていたそうだ。
なんのために?引き擦り込む為に。決して逃がさない為に。
女の子はこの時点で奇跡的に他のスイマーに助けられたそうです。
みなさん水難事故には気をつけましょう。
準備運動はしっかりとね。
一人では泳がない方がいいよ。
51:777 :

2016/10/13 (Thu) 10:59:53

三重県津市の中河原海岸には、海の守りの女神の像が立っている。
ここは、昭和三十年七月二十八日に市立橋北中学一年生の女子三六人が水死した所だが、当時の生き残りの一人だった梅川弘子さん(二一)は、週刊誌「女性自身」(昭和三八年)に、その時の恐ろしかった手記をサイン、写真入りで寄せている。
いっしょに泳いでいた同級生が、「弘子ちゃん、あれ見てー」と、しがみついてきたので、二,三〇メートル沖を見ると、その辺で泳いでいた同級生が、つぎつぎと波間に姿を消していくところだった。
すると、そこで弘子さんは「水面をひたひたとゆすりながら、黒いかたまりが、こちらに向かって泳いでくる」のを見た。
それは何十人もの女の姿で、ぐっしょり水を吸い込んだ防空頭巾をかぶり、もんぺをはいていた。
逃げようとする弘子さんの足をつかんだ力はものすごく、水中に引きこまれていったが、薄れゆく意識の中でも足にまとわりついて離れない防空頭巾をかぶった無表情な白い顔を、はっきり見続けていたという。
弘子さんは助けあげられはしたが肺炎を併発し二十日間も入院した。その間「亡霊が来る、亡霊が来る」と、よくうわごとを言ったという。
52:777 :

2016/10/13 (Thu) 11:03:57

「防空頭巾にもんぺ姿の集団亡霊」というのには因縁話があって、津市郊外の高宮の郵便局長・山本剛良氏によると、この海岸には、集団溺死事件の起こったちょうど十年前の月日も同じ七月二八日にB29大編隊の空襲で市民二五〇余人が殺されており、火葬しきれない死骸は、この海岸に穴を掘って埋めたという。
山本氏から、この話を聞かされた弘子さんは、手記の名中で「ああ、やっぱり私の見たのは幻影でも夢でもなかった。あれは空襲で死んだ人たちの悲しい姿だったんだわ」と納得している。
なお山本氏が聞いて回ったところによると、この亡霊は、弘子さんを含めて助かった九人のうち五人までが見ているばかりが、その時、浜辺にいた生徒たちの内にも、何人かが見たと語っているそうだと、弘子さんは伝えている。

また、その後、こうした体験をした弘子さんは、卒業してガソリンスタンドの事務員に就職したが、自分でも積極的に調べてみると、次つぎに怪異な事件が起こっていいることを知ったと次のような報告を併記している。

○溺死事件の前日、大きな火の玉が浜辺の某家の屋根に落ちたのを釣りをしていた何人もが見たが、その家の娘も弘子さんといっしょに遭難水死した。

○腰まで海水に浸って釣りをしていた人が、突然何かに憑かれたように沖へ沖へと歩いていってそのまま海中に姿を消し、死体も揚がらぬ事件が四年間も続いている。

○渡辺小三郎という人は、幸い救われたが、病院で「亡霊を見た」とうなされ続け、意識不明のまま二〇日後に死去している。

53:777 :

2016/10/13 (Thu) 12:57:14

最初はあまり不思議に感じなかった。
だけど、あまりに頻繁にあるので、だんだん意識するようになってしまった。
「そんな話したっけ?」ってよく言われてしまう。
例えば最近彼氏と別れた友達と話しているとき、もう元気になった?と聞くと驚かれる。別れたことを話したっけ?という。
車なおった?と聞くと、車をぶつけたこと言ってたっけ?と返ってくる。
誰か一人に対してそんなことが頻繁にあるなら、その子が忘れっぽいだけだと思う。
別れたこともぶつけたことも事実だから、わたしが勘違いしているわけでもない。ただ、わたしは聞いた覚えがあるのに、みんなはわたしに話した覚えがない。
ひどいときには、「まだ誰にも話してないのにわたしが知っている」ということまであった。
そんなのがあまり何度もあると気持ち悪がられる。
わたしも気持ち悪い。だから、そんなときは適当にごまかす習慣が付いた。

前に聞いた話を話題にすることも避けるようになった。


54:777 :

2016/10/13 (Thu) 12:59:26

そうすると、「友達が楽しそうに話す話題を既にわたしは知っていた」ということが多いのに気が付いた。
例えば友達が昨日の出来事を話してくれている。
でも、わたしはそれをもうちょっと前から知っていた。
その話、前にも聞いたよ。とは絶対に言えない。
そしてついに、恐れていたことが起こってしまった。
友達が母の日のプレゼントを買いに行くという。「あなたこの間、お母さんが亡くなったって言ってたじゃないの・・・」
もちろんそんなことは言わない。
だけど、わたしには分かってしまった。
そして、わたしの記憶通り、彼女のお母さんは急に亡くなられた。
自分の記憶の中で、どれが過去のことでどれが先のことなのか、自信がなくなってしまった。

友達と話すのもぎこちなくなってしまった。
未来のの話をしてしまわないようにと、とても神経を使うから。

そんなわたしにとって、インターネットのチャットや掲示板はとても居心地が良かった。
もともと共通の話題のない人たちの集まり。
その日その場だけ盛り上げて、また別の日に知らない人たちと話す。
そしてたまにいたずらをする。
最近の大きな出来事を思い出して、ネットで検索する。
それらしきものが引っかからなかったとき、こっそり書き込んでみる。

「9月11日は飛行機に注意」

人と話せなくなってしまったわたしは、そうやってネットの世界だけでひっそりと生きている。

まだわたしが死ぬときの記憶は無い。
55:777 :

2016/10/15 (Sat) 20:21:31

路地裏に占い師がいたんだ。
最近ついてないから占って貰おうと思い、近づく。
良く見ると、自分でも何故占い師だと思ったのか分らないほど普通の人だった。
「占ってくれませんか?ぼくは何をしたらいいんでしょう?」
すると、やや間があって
「例えば、一秒先のことを予測するのに、一秒かかっては意味がない。
だから、私はあなたをすぐに変えてしまうことにする。
ところで、川が流れるのは上下の勾配があるからなのだけれど、時間は何故ながれていると思う?」
こうのたまった。
まったく意味がわからず、いぶかしげに占い師の顔を見ていると、
「既知と未知がその勾配なのさ。未来を知った人間はどうなるのかねぇ」

あの後、どうやって家まで帰ってきたのか覚えていないのだけど、その後何をするにも成功ばかり。
幸せかって?
最近、気持が悪いのが治らなくって、病院にいくことにしたんだ。
そしたら離人症なるものになっていたらしい。全く物事の意味がわからなくなるということだ。
もう、息子も妻も愛せないんだ。どこか冷めているんだ。
56:777 :

2016/10/15 (Sat) 20:23:05

四年前の話だが当時高二だった友達の話
そいつは母子家庭で母親と二人暮しだったからか、夜遊びしたり学校で荒れたりでかなりだらしない奴だった(何故か頭は妙に良かったが)
俺はそいつと中学からの付き合いで家も近いからよく遊んだり一緒に登下校したりしてた。
ある日その友達が聞いてきた
友達「お前って童貞?」
俺「いいや、経験あるよ」
友達「やっぱ気持ち良いの?」
俺「俺はセックスよりフェラしてもらう方が好きw」
友達「俺もフェラなら母ちゃんに毎日やってもらってるんだけどな・・・」
何を言ってるんだこいつ、と思ったが興味があったので経緯を聞いてみた
中一の時に風呂にいた母親を襲い無理矢理やらせたらしい
それから毎日強要して今に至る
セックスはさすがにマズいと思ったのか、未だにやってはいなかったらしいが、その話を聞いてから一年ぐらい後にそいつの母親が出産したらしい
詳細はわからんし友達も話してくれんが、想像はつく
このイカれた親子が怖いというより気持ち悪かった
57:777 :

2016/10/16 (Sun) 12:30:05

友人の妹さんが数年前のプランタン時代に働いていたそうです。彼女が直接何かを体験した訳ではないそうですが、何故か不思議な事に「終業時、全館一斉退社」だったという話です。
なぜ、全員で一緒に退社するんですか?という彼女の疑問に「以前、終業後に館内で行方不明になった人がいるから。」と言われたそうです。
(この話は警察の記録に残っている)
絶対に誰一人中に取り残されないように、警備員さんさえ一人残らず皆押し合うようになって脱出するのです。
尚、それだけ気を付けていても時々内側から「ガン!ガン!」とシャッターを叩く音が聞こえたそうです。
モチロン、中には誰も居ないのに・・・。
58:777 :

2016/10/16 (Sun) 12:31:58

1928年 一年間で 神戸市須磨 自殺多発 自殺者67人数 自殺未遂126人 原因不明
狭い地区で謎が多すぎる。その年何かあったのか?
信じない人は 須磨 自殺 1928 で検索してみ
59:777 :

2016/10/16 (Sun) 12:33:50

須磨区のホームページの「須磨区の歴史」のところに
「1928年(昭和3年) ・この年須磨は自殺の名所となる。(1年間に自殺67人、未遂127人)」
ってご丁寧に書いてあるのが怖い。
60:777 :

2016/10/16 (Sun) 12:36:32

女の子は学校で毎日酷いイジメにあっていた。
同じクラスの女子生徒に人目につかない所に連れて行かれ周囲にわからないようにイジメられていた。

ある日その女の子は学校のトイレで自殺した。
自分で両手両足を切断して死んでいた。
死因は出血多量のようだ。
近くには彼女が書いたものと思われてる遺書が残されていた。

「先立つ不幸をお許しください。
私はいじめられていましたが私の自殺とそれは一切関係ありません。」
61:777 :

2016/10/16 (Sun) 20:14:49

さっきコンビニ行ってきたんだが、帰りにバス停の前通ったんだ
そしたら子供、多分まだ小学校低学年くらいの子がバス停の前で路面の方向いて立ってる
俺はこんな時間に餓鬼が何してんだ?ロータリーで親の車でも待ってんのか?
と思いながら通り過ぎようとしたらいきなり俺のズボン掴んで
「只今の時刻、0:27分をお伝え致します」
「只今の時刻、0:27分をお伝え致します」
「只今の時刻、0:27分をお伝え致します」
狂った様に何度も何度も言って来る。俺は餓鬼を振り払って逃げて来たが、今夜はもう寝れん。
あれはこの世のもんじゃなかったわ
62:777 :

2016/10/16 (Sun) 20:17:15

友達から聞いた話で一番怖かった話です。
その友達をA子とします。
A子とA子の彼氏、B子とB子の彼氏の4人でドライブに行きました。そのドライブの帰り道の事です。
夕焼けも終わって、だんだん辺りが薄くなってきたころA子達の走っている車も、その前後の車もライトを付けました。
一日中遊んだ後だったので運転していたA子も含めみんなは眠くなってきています。そこでA子がみんなで怖い話をしようと提案しました。一人づつ順番に人から聞いた話や自分の体験等を語って、その場は盛り上がっていました。
辺りはすっかり暗くなりました。
その時、すれ違った車にパッシングされました。
ただのパッシングではなくなぜか、しつこく何度もパッシングされました。
A子は何だろうと思いましたが、みんなは話に夢中で気が付いていないようでした。
半ドアかな?とも思いましたが大丈夫そうです。
ライトもちゃんとついています。
そんなことを考えていると、後ろの車がいきなりブーブー!!とクラクションを鳴らしてきました。
そしてまたパッシング。
何事かと今度はA子の友達や彼氏も気が付いたようです。でも、その時脇に車を寄せるくらいの幅がなかった為車を止める事ができずそのまま走っていました。
すれ違いざまに何かを叫んでいく人までいました。
信号が赤になっているところでようやく車をとめることができたとき、隣の右折斜線に入った車がA子達の車の横につけてきて、窓を開けて何か言ってきます。
A子が窓を開けて、話を聞きました。
信号が青に変わり、隣の車は行ってしまいましたがA子は青ざめた顔をしてなかなか車を走らせようとしません。
B子が
「どうしたの?なんだって?」
と聞くと、A子は
「・・・私達の車の上に子供が乗っていたんだって。
でも、それを言おうと思って隣に車を止めてみたらいなくなってたんだって」

63:777 :

2016/10/16 (Sun) 20:30:53


3年ほど通い続けている美容院があります。
なじみの美容師さん(Aさん)をいつも指名していて、お互いのプライベートなことまで話す仲なのです。
いつも指名するのはAさんですが、他のスタッフも顔なじみです。
中でも受付と会計をいつもしてくれる子(Bさん)は明るくてかわいい子なのでよく覚えていました。

昨日髪を切りに行ったとき、受付はいつものBさんではありませんでした。
あれ。めずらしいな。とは思いましたが、特に不思議には思いませんでした。
カットしてもらってる最中にちょっとAさんが離れたとき、鏡の中にBさんが見えました。
やっぱりいるじゃん。
鏡越しにBさんへ手を振ってみました。
けれども気づいてくれません。

あんまり派手に手を振るのも変なので、そのときは挨拶をあきらめました。
Aさんといつものたわいない会話を楽しみながらカットを終えて、会計を済ませました。
このときもBさんは見あたりませんでした。
帰宅する途中、Aさんから携帯にメールが届きました。
いつもの「ありがとうございました。またお願いしますね!」てな感じのメールです。
こちらも、「ご挨拶できなかったけど、Bさんにもよろしくお伝えください」という内容のメールを送りました。
すぐに来た返事には「Bさんは先週で辞めたよ」とのこと。
さっき店内でBさんを見たことをすぐメールしました。

すると、Aさんからの返事は来なくなりました。



64:777 :

2016/10/16 (Sun) 20:33:07

その後、Aさんはお店を変わりました。
連絡をもらったので、私もAさんのいる新しいお店へ行くことにしました。
そこで、前回のことを教えてもらうことができました。
以前のお店ではスタッフ同士のいじめがひどくて、Bさんも悩んでいたそうです。
そして、突然店に来なくなってしまったそうです。
私が店に行ったときには既に解雇が決まっていたそうです。

で、私からのメールを受けて、慌ててAさんたちが店内を見て回ったそうです。
行方不明だったBさんは、スタッフ控え室の奥の物入れで首を吊っていたそうです。
発見したのがまだ営業中で、大騒ぎになってしまったそうです。
結局他のスタッフも辞めたりで散り散りになり、お客も減って閉店寸前だそうです。

話を聞いて疑問に思ったことがあります。
私が鏡で見たBさんは、亡くなる直前の最後の姿だったのでしょうか。
しばらく音信不通だったBさんが店内に現れたら、誰か気づいて話しかけると思うのですが。
Aさんはまだ何か話してくれてないような気がします。

AさんとBさんとの関係がどうだったのかを本人に聞くわけにもいかず、今後もAさんの元に通うかどうするか迷っています。
65:777 :

2016/10/16 (Sun) 20:34:08

近所にそこそこデカい湖がある。
大戦末期、本土決戦に備えて用意された大量の武器弾薬が終戦時にその湖に遺棄されたそうだ。
オレ、餓鬼の頃、その湖で旧日本軍の手榴弾拾ったんだ。
んで、最近思い出したんだが、今オレがいるこの部屋の中で無くしたんだよなぁ…
地雷原で生活してる気分だ。
66:777 :

2016/10/19 (Wed) 09:02:02

毎朝チカンにあってます。それも数十人単位で。
私が会社に行くときはいつも電車が混んでます。(山の手新橋駅です)
きっと私のカラダ目当ての男がサラリーマンの格好をして待ち構えてるんです。
今日は背中と肩が触られました。手で触るとばれるもんだから肩で触ってくるんです。
みんなこっちを見てないフリをしつつカーブで電車が揺れるとところどころ触れてくる卑怯さです。
帰りの時も男が大勢電車で待ち構えてるんです。
みんな私が目当てなんです。
それが証拠に私が会社休みの土日は電車がすいてるんです。
どうにかならないでしょうか。(足立区24歳OL)
67:777 :

2016/10/19 (Wed) 09:05:40

昔、知人の女性から聞いた話ですが・・・・・。

彼女が小学生の頃、校舎の陰にカマドウマが大量発生した年があり、当時の悪戯盛りの男の子達が、喜んで捕まえて玩具にしていたそうです。
そのうち、誰が思いついたのか、生きたままのカマドウマを校庭の池に投げ込んで、鯉に食わせる遊びが盛んになったとか。
水に投げ込むと、すかさず鯉が寄ってきてはパクリと丸呑みにする様が、面白くてたまらなかったのでしょう。
そのおかげでか、カマドウマもすっかり捕りつくされ、ほとんど姿を見かけなくなったある日・・・

池のほとりで遊んでいた彼女は、奇妙な形の魚が泳ぎ寄って来るのに気付きました。
でこぼこに変形し、全身から無数の棘状の物体が突き出した・・・・・・
丸呑みにされたカマドウマが、鯉の腹の中でもがき暴れたのでしょう。
内部から腹を突き破ったカマドウマの肢を、全身から生やした鯉の姿だったそうです・・・・・
68:777 :

2016/10/19 (Wed) 09:07:37

246 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/02/03 03:50
一応マジネタ
京都の9号線のある電話BOXは昔そこで女の子が電話をしている時にダンプが突っ込み即死したらしい。で、事故の後、新たに電話BOXができたのだが、その電話BOXから異性(男性が女性、女性が男性ね)に電話すると理由は色々だが、必ず相手が泣いている。
泣いている理由はドラマで感動してたとか、なんとなく悲しくてとかまあどうでもいい理由なんだが、とにかく泣いているらしい。
で、俺もツレと試しに行ったんだが、ツレが彼女に電話したらマジで泣いてた
んで怖くなった。それ以来そこは通らないようにしてます。
反応あればもう少し場所も詳しく教えます

249 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/02/03 04:21
>>246
是非たのむ!

250 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/02/03 05:02
では一応今から5年前の話なんで、国道9号線を京都市内から亀岡方面へ途中シミズ病院、公園墓地を通り過ぎてトンネル手前、首塚に行く道の辺、いわゆる老ノ坂の辺です。老ノ坂と言えば、もうそれだけで結構な心霊スポットだが。今もその電話BOXが存在するかは知らない。近くの人見に行って欲しいです。で、あったら電話して欲しいなあ
69:777 :

2016/10/19 (Wed) 09:12:03

大学時代のことです。
気が狂ったように勉強してやっと希望大学に入学出来たものの、授業についていけない日々が続き、心身共に疲れ切っていました。
思い描いていた大学生活とは、実際の日々はかけ離れており、ふとした時に自殺すら考えるようになりました。
これではいけないと、気晴らしに実家へ戻ろうと思い立ち、その日のうちに飛行機を予約、北海道へと旅立ちました。
入学後、たったの3ヶ月で20キロ近くも痩せた私を見て母は驚愕し、何も聞かずに寝所を整えてくれました。
厳格だった父も私の様子を見て、「無理をするな」と、普段聞いたことのなかった言葉をかけてくれました。
実家に戻り2日が過ぎた頃、枕元にさえ教科書を置いておくことが習慣になっていた私は勉強をほうり出し、実家へ逃げ帰って来たことを少しずつ後悔しはじめました。
しかしあれは今から思えば、一種の強迫観念に駆られていただけだと思います。
やみくもに勉強したところで、頭に内容など入るわけがない。
母は私にそう言い、気晴らしに裏山を散歩することを勧めてくれました。

母の助言に耳を傾け、素直に母親はありがたい存在だと思いました。
今までそんな小さな、大切な感情ですら、私は忘れてしまっていたのだと気付き、無性に悲しくなりました。
小学校低学年の頃以来、踏み込んだことのなかった裏山は相変わらずそこに、そのままありました。
懐かしい思いをほのかに抱きつつ、私は雑草の生い茂る小径を進んで行きました。
平坦な道を200メートル程、左右に連なる針葉樹の群れを仰ぎながら進んだでしょうか。
先を行こうとする私の前に、突如一件の家が出現しました。
見るからに空家の、半ば崩れかけた外装、藁葺き屋根の、北海道では昔、よく見られた光景です。
子供の頃、何度となくこの道を行き来し、何人もの友達とこの裏山で遊んでいたのに、私はこの廃屋らしきものの存在を忘れてしまったのか?
何かに引き寄せられるように、私はその廃屋へ近付きました。


70:777 :

2016/10/19 (Wed) 09:13:57

玄関へ通じるはずの引戸はもうとっくに朽ち果てており、かろうじて一ケ所の蝶番で繋がっているだけでした。
私はそこをくぐり抜け、表現のしようのない興味を胸に、その廃屋の中へと入っていったのです。
玄関を入ると右側に、二階へ続く階段、左は長い廊下で、その先にはいくつもふすまがありました。
三和土の上を見ると、くすんだ鏡が自分を写しています。
階段の柱には、古ぼけた振り子時計がかかっており、驚くことにそれはまだ時を刻んでいました。
時計が秒を刻む音が、なぜかしらどこか遠くから聞こえるような気がしました。
今思えばあれはきっと、何か強い衝動が私を動かしたとしか言い様がありません。
普段とても臆病な自分が、その廃屋の階段を上って行きました。
急な階段を上っている時、心臓の鼓動と振り子時計の秒針の音がうるさいくらいに、まるで警告のように耳に響いていました。
階段を上り切った左手にふすまがあり、右手から差す日の光に、ものも言わず、無気味に照らされていました。
すべての光景が黄色がかって、その場所だけが、その瞬間だけが止まっているかのような錯角を覚えました。
開けてはいけないという、先刻からの警告が確実なものとなり、その意志とは正反対に、私の両手はふすまにかかり、それを開け放ちました。
畳の敷き詰められたその部屋は思いのほか広く、部屋の奥には、仏壇の前に祭壇らしきものが奉られていました。
誰もいないはずのこの廃屋の祭壇には、果物や菊の花がたくさん供えられていてその中央に、花に囲まれるように、女性の遺影がありました。
何かに引きずられるように祭壇へ近付いた私が見たその遺影は見覚えのある高校の制服を着た、うつむき加減の、まぎれもなく私のものでした。
71:777 :

2016/10/19 (Wed) 09:18:29

ばあちゃんが死んだ時にさ、心電図っての?
アレがピーと鳴った訳よ。
まぁ、死んだんだから当たり前だけど。
とにかく鳴った訳よ。
「あぁ死んだのか」って思って泣いてたんだけど、じいちゃんは泣かなかった。
最近ボケてたからしょうがないとか思ってたら
「好きな人が死んだのに泣けないなんて可哀相だな」
って親父が言った。
そしたら死んだばあちゃんが口をちゃんと開けて
「もうすぐ〇〇(じいちゃんの名前)も死ぬんだよ」
って言った。
怖かった。
三日後にじいちゃんが自殺した。
本当に怖かった。
72:777 :

2016/10/19 (Wed) 09:31:22

学生の頃はいわゆる新聞少年でした。
住み込みで配達のバイトをするやつです。
集金に回ることもありました。
一人暮らしのマンションは夜にまとめて集金に伺います。
中には夜10時を過ぎても帰宅していないらしい家もあるので、なかなか集金には苦労しました。
あるとき、どうしても集金できない家がありました。
伝言を残しても販売店まで来てくれません。
こんなときは、朝早くの配達途中で集金します。
朝は誰でも忙しいので、嫌な顔をされますが仕方ありません。

そのとき集金に行った家は、オートロックタイプのワンルームマンションでした。
配達終わって、少し時間を潰してからその家に行きました。
それでも朝6時くらいだったので、人によっては寝てるかも知れません。
でもしょうがないので玄関ホールから呼び出しチャイムを鳴らしました。
鳴らしてしばらく経って、「・・・はい」と男の人の声がしました。
寝起きなのか、ひどくテンションの低い声でした。

73:777 :

2016/10/19 (Wed) 09:32:56

集金に来たことを告げたら、黙ってオートロックのドアが開きました。
エレベータで目的の部屋へ行き、玄関のチャイムを押しました。
チャイムの後にちょっと間があって、かちゃりと鍵を開く音がしてドアが少しだけ開きました。
が、いくら待っても人が出てきません。
仕方ないのでドアを引いてみました。
どころが玄関には誰もいません。
「すいませーん。○○新聞ですー」
声をかけましたが、反応がありません。
何度声をかけてもチャイムを鳴らしても、反応がありません。
奥の部屋からはテレビの音が聞こえています。
人がいるのは分かっているので、「あがらせてもらいますよ」と言いながら靴を脱いで上がり込みました。
居間のドアを開けると、やはりテレビがついていました。
けれども、部屋には誰もいません。
念のためトイレ兼シャワーも音を確認してから開けてみましたが、誰もいません。
さすがに気味が悪くなってきたのですが、開き直って押入まで確認しました。
結局、人がいないのであきらめて帰ることにしました。
無人の家なので、余計なこととは思いましたがテレビは消しました。
鍵はかけられないのでそのままです。

74:777 :

2016/10/19 (Wed) 09:36:21

玄関を出てドアを閉めてエレベータへ向かいかけたのですが、ふと気が変わって引き返しました。

そしてゆっくりドアを引いてみましたが、鍵がかかっていました。
ホテルと同じようなドアロックなのでしょうか。
誰もいないのは分かっていましたが、ついチャイムを押してみました。
がちゃり。
音がして、ドアが開き始めました。
今度はすかさずドアをつかんで自分で開きました。
しかし、そこには誰もいませんでした。
全身に鳥肌が立ち、猛烈な寒気に襲われ、階段を駆け下りてマンションから飛び出しました。
店長に今までの出来事を話しましたが、勝手に家に上がるなと怒られただけでした。
それから他のバイトがその家に行ってみたようですが、最初から何の応答もなかったそうです。
仕方がないので新聞の配達は止めて、あとは店長に措置を任せました。

問題の部屋はすぐに空き部屋になったようですが、その後ずっと人が入ることはありませんでした。
75:777 :

2016/10/19 (Wed) 09:38:54

あんまり怖くないかも知れないけど、10年以上前の話です。
友達のお姉さんの体験談です。
大阪の梅田に、「泉の広場」っていう待ち合わせスポットがあるんですけど、そのお姉さんはそこで自分の友人と待ち合わせをしていました。
その日は、お姉さん、少し遅れてしまったんです。
でも、待ち合わせ相手はまだ来てなかったので、そのまま待ってました。
ところが、30分たっても1時間たっても、相手はこないんですね。
で、相手の子の家の方にTelしたら(その頃まだ携帯なんてものは無かった)、その子のお母さんが出て、「え、もうとっくに出てるんですけど・・・」
との事。
それなら、とさらに1時間近く待ったんだけど、やっぱり来ない。
「どうせ途中で彼氏にでもあったんでしょ」と、お姉さんは怒って帰ってしまいました。
そしてその夜。
相手の子の家にTelしてみたらその子が出たので、
「なんで来なかったのよ〜」
と文句いったら、相手がすっごい震えた声で、
「え、じゃあ、私が今日一緒に遊んだのは誰だったの・・・?」
その後2人は半狂乱になって、2人ともいそいでお祓いしてもらいにいったそうです。
この話はここまでなんですが、私その前に、故遠藤周作のエッセイで、「梅田の泉の広場に自分の生霊に会った人が何人かいる」といった話を読んだことがあるんです。
自分に生き写しの人物が目の前に現れて、にやっと笑って過ぎ去っていく・・・といった内容なんですけど、なんとなく、これに関係した事件ではないかと思うんです。
生霊の目的は本来は友達のお姉さんだったとか・・・。
どなたか、これによく似た経験談お持ちの方いらっしゃいませんかね?

76:777 :

2016/10/22 (Sat) 10:40:49

うちのダンナは仕事柄かなり朝早くおきて出勤する。
だいたい5時には一緒に起きて、私は朝ごはんの、ダンナは出勤の支度をする。
眠い目を擦って台所に立ち、ダンナが洗面所で顔を洗っている音が聞こえた。
突然インターホンが鳴って、覗き窓から見てみると見た事も無い小学生低学年の男の子がランドセルを背負って黄色い学帽かぶって立っていた。
「誰?どうしたの?」って聞くとその男の子「ママがケガしちゃったからばんそうこう頂戴」って言ってきた。
どこの子だろう?って思いながら、台所に戻り救急箱からばんそうこうの箱を取って玄関に。
ドアを開ける前に、「ねぇ、どこの子?」と聞きながらサンダルをつっかけているとその子「僕のママ、血がいっぱい出ているの」と言う。
じゃあばんそうこうじゃ間に合わないんじゃない?と思いながら「どうやってケガしちゃったの?」と聞くと「ママ、血がいっぱい出て動かなくなっちゃったの。早く開けてよ」って。
なんか恐くてヤバい!と思って「うちは駄目!どっか他所に行って!」と言うとドアを凄い勢いで蹴った音がして静かになった。
ドキドキしながら覗き窓を覗くと、その男の子が外側の覗き窓の高さまでよじ登って反対にこっちを覗いてニヤニヤしてる。
ぞっとして後ろに下がって・・・
とそこで目が覚めた。心臓がまだドキドキしている。
ダンナが「あれ?また寝ていたの?」と言いながら洗面所から部屋に戻ってきた。
ホッとして起きてご飯を作らなくちゃと思って布団を出ようとした時、右手にばんそうこうの箱を持っていた。
あれ?と思っていると、ダンナが「さっきお前玄関にいてなんか騒いでいたから、どうしたのか聞こうと思ってたんだよ。なんかドアとか蹴られてたろ?」って
77:777 :

2016/10/22 (Sat) 10:43:54

このあいだちょうど小学校の同窓会があったんでそのときに当然のごとく話題に上がった俺たちのあいだでは有名な「事件」をひとつ。

俺が通っていた小学校はちょっと変わっていて、3階建ての校舎のうち、最上階の3階が1・2年の教室、2階が3・4年の教室で、一番下の1階が5・6年の教室になってる。

別の学校に通ってた従兄弟にこの話したらびっくりしてたんで多分俺の学校が特殊なんだと思う。

校舎自体はコンクリート造りで、相当というほどでもないがそこそこ年数がたってたらしく廊下の壁とかは薄汚れていて汚いなと子供ながらに思ってた記憶がある。

で、6年になるまで気がつかなかったんだが、1階の6年2組の教室の前の廊下だけ壁が綺麗に塗りなおされてるのね。下級生の時代に6年のフロアになんか怖くて行けないから知らなくて当たり前なんだけども。もともとのコンクリートの壁と似たような色のペンキ?で隣りの6年1組との境目から6年3組の境界まできっちりと塗られてる。
そこだけ汚れてないからすぐわかる。

ある日、その塗りなおされた壁の右下に近い部分(6年3組寄り)に薄ーく鉛筆で

「←ココ」

って書いてあるのに気がついた。
「←ココ」と指された部分を見ても、まあ何の変化もない。ただの壁だ。
その当時、学校では校舎の至るところに「左へ○歩進め」「真っ直ぐ○歩進め」
「上を見ろ」「右を向け」などと書いてその通りに進んでいく、という遊びが
流行っていたので、「←ココ」もその類のものだろうと気にも留めなかった。
78:777 :

2016/10/22 (Sat) 10:46:15

2週間くらいしてからかな、友達のY君が教室の外で俺を呼んでいる。行ってみると廊下の壁の「←ココ」の矢印の先に青いシミが浮き出てたのよ。
5cmくらいの小さなシミだったけど、ちょうど矢印が指している先に出たもんだから俺とY君で「すげー、不思議だね」とか言ってた。

次の日、そのシミはいきなり倍くらいの大きさになってて、「←ココ」の文字の部分にまで広がってて、もうその文字は見えなくなっていた。
その代わりに、シミの形が人間の手のように見えた。

さすがに俺たち以外の生徒もそのシミに気がついて、形が形ってこともあって瞬く間にクラス中に「呪いのシミ」として話題になった。その話が先生の耳にも入ったらしく、その日の帰りのHRでは「何でもないただのシミだから、気にするな」と半ば強制的に家に帰されたわけ。

その週が空けて次の月曜、教室に行くと、なんと廊下の壁の、シミがあった部分が丸々はがれ落ちてて、しかもそこを中心に上下に細い亀裂と言うかヒビが入ってんの。
俺が教室に行くとすでに廊下で数人が騒いでたので見たらそんな状態。

朝のHRで先生が来るまでは俺のクラスと、両隣のクラスの何人かも含めて大騒ぎで。
絶対この壁のうしろに何かあるよ、死体が埋められてる、なんていう話にもなってクラスのお調子者K君がカッターでその亀裂をガリガリやろうとしたところに先生がきてものすごい勢いで怒られてた。申し訳ないけど俺はそのとき知らない振りしてた(笑)

その昼休みに、K君が懲りもせず「朝の続きやろうぜ」と言い出した。
壁を削る続きをやろうぜと言うわけだ。俺は怒られるのが怖くてやだといったんだけどK君が「ここ見ろ」と言うので見たら、剥がれ落ちた中の壁から色の違う部分が見えてる。
灰色の壁に、黒い太い線で横断歩道のような模様が描かれてるのがはがれ落ちた部分から確認できた。

「これの続き見たいだろ?」K君が言う。
79:777 :

2016/10/22 (Sat) 10:49:03

K君はカッターを持って崩れた壁の部分をカリカリやり始めた。
面白いように塗装が剥がれていく。すると、壁の中から「組」という文字が現れた。
さっき横断歩道のように見えた模様は「組」の右側だったわけだ。
もうこの後に何かあることは間違いない。クラスの男子の半分近くが一緒になって壁の塗装を崩し始めた。コンパスの針でつついたり、定規の角で削る者、彫刻刀を持ち出す奴までいた。ちなみに俺は崩すのを回りから見てただけね。

大抵こういう場合、壁のうしろに死体が埋まってただの、文字がびっしり書かれてただの、お札がいっぱい貼ってあっただのがよくあるパターンで、俺も当時すでに怖い話としてそういった話をいくつか知っていた。
この壁の向こうにあるものも、まさにそういうものなのか?
そのドキドキと、先生に見つかったらどうするんだと言うドキドキで心臓がきりきり締め上げられるような気がした。

80:777 :

2016/10/22 (Sat) 10:51:00

昼休みが半分たたないうちに、壁の塗装はあっという間に崩れた。
中から出てきたのは、お化けでもなんでもない、子供たちが描いた絵だ。
「平成2年 6年2組」と書かれてる。当時の卒業生が描いたものなんだろう。

30人くらいの男子女子の似顔絵が集合写真のように並んで描かれている。
ただし、異様なのがその顔一つ一つ全てが赤いペンキで「×」と塗られていたこと。
特に、上の段の右から3番目の子は×どころか完全に赤く塗りつぶされ、その下に書いてあったはずの名前も彫刻刀かなんかで削り取られていた。

俺たちは先生に怒られるだろうと覚悟を決めていたが、5時間目に先生が来るといきなり「よし、5時間目は体育館で自習だ。ランドセルに教科書とか全部入れて、5時間目が終わったらそのまま家に帰っていいぞ。掃除もしなくていい。
教室に戻らずにそのまま帰れよ」と、全く怒られなかった。
そして次の日、学校に行くと1階の教室が全て立ち入り禁止になってた。

俺たちは急遽建てられたプレハブで6年の残りの学校生活を送るハメになった。

この間13年ぶりに小学校の同窓会があって、当然のごとくその事件が話題に上がった。
当時の担任も来ていたので、「先生、あの事覚えてますよね?あれはなんだったんですか?」
ときいてみたが、「いや、そんな事あったか?覚えてないなあ」とか超すっとぼけてた。
だが、俺たちは全員あの事件を覚えている。
81:777 :

2016/10/22 (Sat) 10:55:47

これは毎日新聞の記者さんが実際に聞き、掲載したお話です。

ある日の雨の降る夜、会社から家路を急いでいたAさんが田んぼのあぜ道で何かを探している人に気付きました。
「どうしました?」
Aさんが問い掛けるとその男性は消え入りそうな声でこう言いました。
「長男に買ってきた消防車のオモチャが見つからないんです」「そうですか・・・一緒に探してあげましょう」
とAさんも泥がつくのもイヤがらず一緒に探しました。
でも、どんなに探しても全然見つかりません。
2人で泥だらけになりながら、雨の中、必死で探しました。
「ないですねぇ・・・」
と何気なく男性の横顔を見たAさんはおかしな感覚を覚えました。
『・・・あれ?この人どっかで見た様な・・・』でも、そんな気にも留めませんでした。
「ないなぁ・・・困ったなぁ・・・」
そう言う男性を慰め、ほんのちょっと下を向いた時に、男性の気配がなくなりました。
「あれ?」
周りをいくら見渡しても男性の姿は見えません。
「おっかしいなぁ・・・」
不思議と怖さもなく、泥だらけの姿で家に帰りました。
82:777 :

2016/10/22 (Sat) 10:59:20

その泥だらけの姿を見た母親から
「どうしたの?」と尋ねられたAさんは今あった事を母親に話しました。
みるみる内に母親の顔色が変わって行きます。
「どうしたん?」
そう言うAさんの前に母親は古いアルバムを持って来ました。
「その男の人って・・・この人かい?」
Aさんがアルバムを見ると、そこには幼いAさんを抱いたさっきの男性が写っていました。
「あ・・・」
Aさんは言葉を失いました。母親はAさんが小さかった頃、他界した父親の話をしてくれました。
おもちゃの消防車を買って帰る途中で車にはねられる事故で他界した事も・・・
「あんたが一緒に探してくれて良かった」
と母親は号泣したそうです。

以上がそのお話です。
これは全てウソの話です。
毎日新聞の記者もウソだと知って掲載したそうです。
その記者はこの文章を、こうくくっています。「これはウソの話ですが、僕はこのおもちゃの消防車を探す幽霊が大好きです」
83:777 :

2016/10/22 (Sat) 11:02:10

僕の周囲にただ一人だけ、間違いなく幽霊に会ったという人がいる。
そのFさんは、現在45歳。T市で三代続いたハンコ屋を継いでおり、地元の自治会役員も努めている。
もう25年も昔のある夜、京都の大学から帰宅途中のFさんは、いつもと同じく、畑の中の小道を家に向かっていた。当時は街灯など一本もなく、月のない夜は自分の足下さえ見えないほどの、暗い道であった。
自宅まであとわずかに近づいた頃、Fさんはふと、一人の中年男が道端に屈みこんでいるのに気づいた。不審に思った彼は、『何してるんです?』と声をかけた。男はおもむろに振り返ると、『オモチャの消防車をこの辺に落としてしまったけどいくら探しても見つからない』と、涙声で答えた。
Fさんは、その顔に見覚えがあるような気がした。でも、はっきりとは思い出せなかった。男は『せっかく子供に買ってやったのに……』と口ごもりながら、這いつくばるようにして手探りを続ける。『じゃあ、僕も探してあげます』と、Fさんも並んで腰をおろした。
84:777 :

2016/10/22 (Sat) 11:05:06

しかし、いくら探してもオモチャの消防車は見つからなかった。
やがて、Fさんが何気なく振り返ると、男の姿が消えていた。
彼は立ち上がり、周囲を見渡した。が、やはり男の姿はどこにも見当たらない。隠れる場所もない畑の中である。
不意にFさんは恐怖に襲われた。彼は全身に悪寒を感じながら、家まで走って帰った。
自宅に辿り着いたFさんは、息を切らせながら母親に状況を説明した。聞き入っていた母親は、みるみるうちに顔色を変え、「それお父さんかもしれん」と、震える声で呟いた。
母親の話だと、Fさんが三歳の時に病死した父親が、死ぬ半月ほど前に泥酔して深夜に帰宅し、『せっかくオモチャの消防車を買ってきてやったのに、畑の中に落としてしまい、いくら探しても見つからんかった』と玄関先で泣いていたことがあるという。
優れたハンコ職人ではあったが、アル中で、母親はその言葉を本気で聞きはしなかった。
それは、Fさんが初めて耳にする話だった。直ちに古いアルバムを開いた彼は、先ほどの男と瓜二つの父の写真を発見し、今一度、身震いした。それから母と子は、手を取り合うようにして畑の道まで出てみた。
しかし、男の姿はどこにも見当たらなかった。
『私自身、今でも信じられんのです。でも、まったく本当の話です』と、現在のFさんは断言する。そして、『自分がこうして二人の子を持ってみて、なおさら、あれは父の幽霊に違いなかったと、そう確信するようになりました』ともつけ加えるのである。


〜産経新聞夕刊1986年2月25日若一光司氏のエッセイより
85:777 :

2016/10/22 (Sat) 13:09:57

「もうすぐご出棺なんだからじっとしてなさい!」

おじいちゃんのお葬式が退屈だったから同い年ぐらいの親戚の子たちとかくれんぼしてたらお母さんにひどく怒られた。
親戚の子と言っても大勢いて何回か会った子もいたけど全然知らない子もいた。
他の子も怒られてる。
みんなでしゅんとしてたらバスがやってきた。

「うちは兄弟だけで10人もいる大家族だからね。バスで火葬場まで行くんだよ」

ってお母さんは言う。また怒られるといやだから素直にバスに乗った。
一人だけバスに乗らないおばさんがいる。
なんかあわてたように誰かの名前呼びながらそこら中走り回ってた。
でもバスは出発しちゃった。



お葬式っていっつもこんななのかなぁ?
僕らにはじっとしてろと言うくせに
大人は大騒ぎするから嫌いだ。
なんでお葬式にでただけなのにお巡りさんにいろいろ聞かれるんだろう。
火葬になったおじいちゃんの遺骨が2人分あったとか、
そんなことボクに言われても分けわかんないよ。

86:777 :

2016/10/24 (Mon) 19:15:37

オカルトでもなんでもないけど、洒落にならないくらい怖かった体験。
5年くらい前の話かな?
ある晩、就寝時は普通にベッドで寝てたんだけど、目が覚めたら知らないビルの屋上にいて柵を乗り越えようとしてた。パジャマで、裸足のまんまで。
柵の錆びたところかなんかで手擦りむいてて、その痛みで目が覚めたんだけど
起きるのがもう数秒遅れてたらアウトだった。
洒落にならないほど怖いって言うか、本気で寿命が縮む思いだったよ。
しかもビルがあったのは私の全然知らない町で、交番に駆け込んで聞いたら自宅のある川崎市から品川近辺まで移動してたことが発覚。
そんなに歩いたのか自分!?(時間的に終電後だった記憶が)
その後、始発を待って旦那に回収してもらって事情を話し、脳神経科と精神科に診てもらったんだけど、脳の方は特に異常なし。
精神科の方では、一応夢遊病だろうけど…と歯にものが挟まったみたいな診断をもらった。
自殺願望も疑われたけど、思い当たる理由はこれっぽっちもなし。薬もアルコールもキメてなかったし。
その後、しばらく寝るのが怖かった以外は特に異常は起きてないけど、あんなわけわからん死にかけかたをしたのは、後にも先にもこれきりというか、これきりにしてほしい。今思い出しても全身にやな汗が出ます。


87:777 :

2016/10/24 (Mon) 19:17:30

おれが三歳くらいの話。。
家族で川の字で寝ていたある晩に母は目覚めたそうです。
「シャカシャカ。。シャカシャカ。。」
何かを拭いてるような音が寝室に響いていました。
母はパッと窓際に人影を感じ見てみると
子供がカーテンをフキンで一心不乱に拭いていました。
「シャカシャカ。。」
よく見ると息子(俺)でした。
母は不審に思い、
「何してるの??」
と聞いたら、
「カーテンに血が一杯付いてるから、拭いてるの。」「お母さん、手伝って」


実話です。俺に記憶はない。
母から後々に聞かされました。


あまり怖くはないと思いますが自分は色んな意味で怖いです。
88:777 :

2016/10/24 (Mon) 19:21:08

従弟がバイト先の先輩の女性から聞いた話。

あまり治安のよろしくない街に住む彼女は、息子と並んで眠る時、防犯用と称して枕元にバットを置いているそうだ。

旦那の帰りはいつも遅い。

ある晩ふと目を醒ますと、隣で寝ている筈の息子がいない。
部屋を見回すと、彼女の枕元にぼんやりと立っている。
「どうしたの?」と訊ねて良く見ると、息子の手にはしっかりとバットが握られていた…

「殺られると思った。」のでなだめすかしてそれを取り上げた…と言う、笑い話なのか何なのか良く解らない話だったそうだ。


後日別の同僚女性から、彼女の結婚の経緯や、子供が話した事を教えられたと言う。

彼女は数年前にいわゆるデキ婚をした。
その時授かった息子が言葉を話す様になったばかりの頃、彼女はふとある事を思い出した。
この位の時期に聞いてみると、生まれる前の記憶を話し始める子供がいると言う。
ものは試し、息子に訊ねてみると、彼はぽつりぽつりと語った。
「いつもお父さんとお母さんが喧嘩していて、嫌だった。」
彼女には思い当たる節があった。
当時、仕事が軌道に乗りかけていた彼女は結婚したくなかった。
まして子供なんて生まれたら、当分仕事に戻れない。
その事で随分言い争いをした。
乗り気な恋人や家族の手前、勝手に堕胎は出来ない。
事故なら、流産なら…。
無茶な飲酒や喫煙、体をわざと冷やしたり、やたらと全力疾走したりしてみた。
しかし、お腹の子はきちんと育ち、生まれた。
結局仕事も辞めた。
生まれてからは情も生まれ、今は大事に育てている。
でも、この子は生まれる前に、母親に疎まれていた事を知っているのかもしれない…。

「本人に聞いた時は、殺られるなんて大袈裟だと思ったんだけどね。」
…それだけの理由があった訳だ。




89:777 :

2016/10/24 (Mon) 19:28:50

東京都内O区K町に存在する中華料理店。表向きは何のヘンテツもない、ありふれた店なのだが、実は人間の胎盤が食べられる店として、裏グルメの間では噂になっている。人間の胎盤の味とはいったいどんなものかとグルメツアー団を組織し、勝手に取材してみたが、胎盤の味はうまいか、まずいか、喰うとどうなるのか?
90:777 :

2016/10/24 (Mon) 19:34:48

ゲテモノ料理が大流行の(?)昨今だがその中でも人間の胎盤を料理して出す店があるという。
胎盤というのは出産の際に胎児とともに出てくる。母親はそれを食べ、母乳の栄養とするのだ。人間以外は。
一部の人々は「人間の母親も育児の為に胎盤を食べるべき」と主張するが(実際にテレビの育児番組で胎盤を食べるシーンが放送されたらしい)今まで何百年も食べなかったのだから別に無理して食べなくてもいいのではないか。まあ、他人が絶対に食べたいというのなら別に止めはしないが。
私はこの店を昨年の夏頃に知人に教えていただいた。興味はあったもののどうしても行く気になれなかったのだが、最近になってようやく覚悟が決まりその店に行ってみることにした。
その店は所謂、薬膳料理を出す中華料理店である。
中華料理には医食同源という考え方があり、これは人間の病気を直すために食事を取るという考えだ。その結果中華料理の世界では大抵の生物は食材として食べられてしまった。有名な話だが中国に愛犬とともに旅行していたヨーロッパ人がレストランに入り、言葉が判らないのでジェスチャーで「この犬にも食事を」と伝えたところその犬が料理されてしまったという話もあるくらいだ。
大昔の中国では人間の肉も食べていた。市場で「双脚羊」つまり2本足の羊という意味の呼び名で堂々と人肉が売られていたのだ。
そんなルーツを持つ中華料理なのだから何が出ても不思議はない。人間の胎盤に関しては現代の日本でも某化粧品メーカーが商品の材料として使っているという噂だってあるのだ。

91:777 :

2016/10/24 (Mon) 19:37:37

結局、その店に行くことになり、私の妻とイラストレーターの友人が同行してくれた。やはり一人では心細い。別に自分自身が料理されるとは思わないが。
店に向かう途中、私達は人間の胎盤について話し合った。「本当にそんなもの食べていいのか」というのが全員の一致した意見だった。友人は「絶対食べない」と言った。妻は「身体が良くなりそうだから食べてみる」と言ってくれた。有り難い。一人では全部食べられるか心細い

その店の場所に行くと店頭には様々な動物の角や剥製が飾られていたが、それほど猟奇的な印象はなかった。覚悟を決めて扉を開ける。カウンターしかない店内は以外と客が多く、厨房には店主らしき男が一人。色が黒く筋肉質で脂ぎった印象をうける。とりあえずいい人そうだが、その妙に健康そうな所が気になる。一体、何を食べてこの肉体を手に入れたのか、妄想が膨らむ。

とりあえず奥の方に案内される。メニューはない。店主の料理したものが次々とやってくるというシステムだ。
他の客は普通のサラリーマンや学生などが多い。みんな常連らしく店主と親しげに喋っている。想像していた感じと違い、みんな割と普通の人のようだ。しかし私達の後ろの瓶には酒の中で芋虫が沈んでいた。
92:777 :

2016/10/24 (Mon) 19:40:22

芋虫酒を頼む勇気はなく、ビールを飲む。最初に出された料理はフカヒレをゼラチンで固めたもの。店主の説明によるとこのゼラチンもフカヒレから抽出したものなのだそうだ。なかなか旨い。薬味のネギと一緒に食べる。
次に鹿の肉をナッツで包んで揚げたものが来る。これも旨い。塩をふると旨みが増す。ビールが進む。段々と私達の心から恐怖心が消えていく。
豚の角煮を食べながら(これもかなり旨い)勇気を決めて胎盤を頼む。
やがて野菜炒めのようなものがやって来る。この中に胎盤を細かくしたのが入っているというのだ。店主は乾燥した胎盤を見せてくれた。何か干し椎茸のようだ。この状態で海外から輸入されて来るのだとか。乾燥させれば有害な物質やウイルスなどは死滅して栄養分だけが残る。これを水で戻すとクラゲのようになる。コリコリした歯触りでどう料理しても旨いのだそうだ。店主の言うには。
私達の野菜炒めの中にもタピオカの粒々みたいなのが浮いている。これが胎盤か。一口、アスパラと一緒に食べてみる。旨い、旨いのだ。味付けが上手なのかもしれないが、とにかく嫌悪感はない。
箸が進み、次々、野菜と胎盤を口に入れる。いつの間にか「食べない」と言っていた友人も食べている。
しばらくすると身体が熱くなってくる。これが胎盤の効果か。カケラを食べてこれなのだから全部を食べたらいったいどうなってしまうのか?

胎盤を食べ終わり、目的を果たした私達は店を出ることにした。会計は意外に安かった。フカヒレ食べた筈なのだが。

その夜は身体が熱くてなかなか寝られなかった。妻は身体の調子が良くなったと言っている。それにしても、あれ程恐がっていたのに今となってはあの店にまた行きたくなっている。いったいどうしたものだ。

蛇足ではあるがその店ではタツノオトシゴやセンザンコウなども手に入れば料理してくれるそうだ。今度はその辺も食べてみたい。



〜出典:スーパー写真塾1996年6月号より
93:777 :

2016/10/24 (Mon) 19:46:59

俺がまだ幼稚園生だった頃の話。

転んで引っ掻き傷を作って泣いていたら同じクラスのミヤちゃんという女の子に絆創膏を貰ったんだ。
金属の箱に入ったもので、5枚くらいあった。

ミヤちゃんは「全部あげる。無駄使いしちゃだめよ」と言って渡してくれた。

家に帰ってお袋に「絆創膏? 怪我したの?」と言われたので、剥がして見せた。怪我なんてどこにも見当たらない。不思議だったけど、絆創膏のパワーだと信じた。

何日か経ち、朝御飯の時に自分のお気に入りの茶碗にヒビが入っているのを発見。
ガキの浅知恵で、ヒビに絆創膏を貼ってみたんだ。
そしたら、夕飯の時に剥がすと綺麗さっぱり直っていた。

次いで手押し車にアヒルが付いている玩具。
アヒルの首が取れちゃったんだけど、絆創膏を貼っておいたらやっぱり直った。

『大切に使わなきゃ』と流石に絆創膏の重要性に気付いた矢先、うちの猫のヤーヤが車に轢かれた。

残っていた絆創膏を全部貼って毛布を掛け、幼稚園を休んで看病した。

いつの間にか泣き疲れて寝てしまった俺は、ヤーヤに顔を舐められて目を覚ました。

そしたら何事も無かったかのように治っていたんだ。傷痕すら残っていない。
明日、幼稚園に行ったらミヤちゃんにお礼言わなきゃ。
「絆創膏くれてありがとう」と。

幼稚園に行って気が付いた。ミヤちゃんなんて女の子は居ない。
絆創膏を貰った時以外に彼女を見たことなど無かった。
それなのに、僕は彼女を見た時、何故だかミヤちゃんだと思った。

そう言えば、ヤーヤを産んですぐに死んでしまった母猫もミヤという名前だった。

94:777 :

2016/10/24 (Mon) 19:51:48

キャバクラで働いてた時の話。
客がスピリタスに火つけた。普通は火つけても消してから飲むんだけど、何を思ったかそのまま飲んだ。客が燃えた。
アワワ ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿 アワワってなって消したんだけど口らへんが焼け爛れてた。
すげぇ怖かったw
95:777 :

2016/10/24 (Mon) 19:55:50

小学校低学年の頃、当時その学校は朝だけ集団登校だった。
6年の班長について皆が通学路の路地を歩いている時、溝の中にうどんの玉が捨ててあるのを発見。
「誰やーうどん捨てたんはー?」「もったいなーい。」などと口々に言いながら溝の傍まで来た。うどんは動いていた。
大騒ぎですわ。1年の子は半泣き。皆バラバラになって逃げるように学校にダッシュ。
その日、家に帰ってから親に言ったら「あぁ、サナダムシやな」とあっさり言われた。
しばらくうどんがイヤになったのは言うまでもない。
96:777 :

2016/10/26 (Wed) 23:21:21

「白さんスレ」見て思い出したコピペ↓

小学校の父親参観のとき、児童たちが「将来の夢」について作文読んでた。
まだ低学年ということもあり、夢いっぱいの子どもたちが
「大きくなったら中村俊輔みたいなサッカー選手になります」とか
「大きくなったら、お母さんみたいな看護婦さんになります」とか言ってる中
「大きくなったら総理大臣になります」と言う子がいた。
その子の作文の内容が「大きくなったら総理大臣になります。
そして、子どもに変な名前をつけちゃいけないっていう法律を作ります。
変な名前だと子どもはイヤです。
大人は、子どもがイヤなことをしたらいけないと思います。
子どもに変な名前をつけた大人は罰金にします。
それから、変な名前の人はも自分で変えてもいいっていう法律を作ります」
と宣言してて、教室内がしーんと静まり返った。
作文を読み始めるまでは、教師の制止も無視してビデオ撮りまくって
「こっち向いてー。もっと大きい声で読んでー」とかやってたその子の両親が
ビデオカメラとめて無言でうつむいてるし。
その作文を読んだ子の名は「恋獅子(れんじし)」君だ。


97:777 :

2016/10/27 (Thu) 21:47:30

よく人の死ぬのがわかる人間っているよね?
自分の母親がそうなんだ
たとえば小学校の時、自分をイジメてた奴らが居て母に相談したら
「気にするんじゃない あの子たち長くないから」って
そしたら2日後、川に落ちてみんな死んだし。
川で遊んでて足滑らしたらしいよ
あと、中学の時もエコひいきばかりで自分の話を聞いてくれない担任の事を、相談したらまた母が
「気にするんじゃない。あの先生も長くないよ」って
そしたら、学校の帰りに過労かな?地下鉄に飛び込んで死んだんだ。
高校の時も、父と喧嘩して母に相談ししたら
「おとうさんも長くないんだから仲良くしてあげて」って言われた
その後、一ヶ月くらいして長距離トラックの運転手だった父は、仕事中に事故で死んでしまった
整備不良でブレーキがきかなかったらしいんだ
でも、多額と思えるほどの保険に入ってくれていたから生活には、困ってないんだ
98:777 :

2016/10/27 (Thu) 21:49:06

自分、今、二十歳なんだけど、受験に二度も失敗してニートしてる
でそんな自分に対して弟は東京の大学に受かって一人暮らししてるんだけど、何かこの頃、家に帰って自分を、見下した目で見るからムカついて喧嘩になったんだ
勉強ばかりしていた『もやし』の弟の負ける訳もなく殴りとばしたんだけど、まだ腹のムシが収まらず、母に相談したら
「もう会えなくなるんだからお互いに嫌な思い出なんて残んないように仲良くしなさい」って言われた
多分、弟は、長くないんだろうなw
だから仲なおりしておいた
死んだあとに後悔とかしたくないからw
自分は、母に弟より愛されてるのは、わかるよ
だって弟が怪我した時より自分が怪我した時の方が降りてくる保険も多いし
それに将来のためって弟には、勧めてない保険とか自分にいっぱい勧めてくれるし払ってくれてる
この頃は「ガンバッテ」って毎晩、甘いココアを勉強中にいれてくれるし 

体調があまりこの頃よくないけどがんばらなきゃって思える

自分はマザコンといわれてもいい
そんな母を愛してる
99:777 :

2016/10/27 (Thu) 21:54:41

もうずいぶんと昔。まだ小学生だった頃。
教室で昼休みの終わりを待っていたら、いつもは私に冷たい担任の先生が血相を変えてやってきた。

「○○くん、落ち着いて聞いてね。お母さんが仕事先で倒れたの。すぐ帰る用意をして職員室へ行きなさい」

驚いてランドセルに手当たり次第に物をつめて職員室に向かった。
校長先生がいた。

「お父さん、いまトイレに行かれているから、すぐに一緒に病院に行きなさい」

校長先生もおちつかない様子で、しきりに腕時計を見ていた。

「あの…先生…」

言わないといけない。

「うちにおとうさんはいないんですけど…」

母子家庭だった。

大騒ぎになった。
男が誰だったのか、今でもわからない。
100:777 :

2016/10/27 (Thu) 21:57:59

年末、図書館にて年明けに提出するレポートの追い込みに入っていた。
ギリギリまで現地調査ばかり行ってて、肝心の文章にまとめてなかった。
私の課題は四国の風土、郷土史に関するモノで、この1年間いろんな所に行った。
そのどれも、オカルトチックな場所で、先日も故・宜保愛子先生が霊視したとかいう大きな池に行ってきたばかりでした。元来ビビリ性の私が好き好んでそんな所に行ったりはしないのですが、研究室の相方や助教授が画策して心霊スポットばかり行き先に選ぶ。
そんな話。
101:777 :

2016/10/27 (Thu) 21:59:49

ウチの大学のウリは無駄に大きい図書館で、一般の誰でも入れるのだが、いつもガラガラだった。
私がPCを高速でタイプしている向かい側で助教授の泉先生が分厚い本を読んでいる。
冬休み中の図書館の鍵は泉先生が管理していた。
相方・・・私の彼女も、隣で本を読んだりして初めは静かにしていたが、すぐに飽きたのか私と先生にちょっかいをかけ始める。
小動物の様なウザさだ。
ノーリアクションの先生に相方は

「あははー先生は本の虫ですねぇ」

と言った。
すると泉先生は

「居るよ?」

と本から視線を上げ

「本当に居るよ、本の蟲は」

と言う。

「まぁ生き物じゃないから『在る』と言う方が正しいか・・・」

と栞を挟んで読書を中断する。

「図書館に寄贈される本の中には、タイトルも内容も書かれていない白紙の本が入っていて、殆どの人がそれに気付かないんだ。どんなに管理の厳しい図書館でも必ず1冊は入っているらしい。もちろん、わざと入れてるんだけど・・・」

先生は周りの本棚を見渡し

「これだけたくさんの本があるんだから、本から思念や言霊が染み出してきてもおかしくはない。それを『本の蟲』っていうんだけど、そいつらは精神衛生上、人体にあまり宜しくない働きをする。知恵熱だとか焦燥感とか。時には命に係わる・・・それらを集める為に白紙の本を置いておくらしい」

そう言うと先生は背を向け本棚に向かい何かを探し始めた。
102:777 :

2016/10/27 (Thu) 22:03:30

「始めは白紙のその本なんだけど、ずっと置いておくと『本の蟲』がたくさん集まって来て遂には白紙じゃなくなるんだ。文字の書かれた本になる」

また与太話を・・・と思っていると

「ああ、『在った』」

先生は振り向いて

「在ったよ、本の蟲の」

そう言うと、1冊の本を持って来た。
ハードカバーでタイトルは書かれてない。
かなり古いのか紙面は茶黄色く変色している。
先生は相方に手渡し人差し指を立て

「どう?面白そうだよ?」

と言った。
受け取った彼女は訝しがりながらも嬉々として読み始める。
黙って静かに読みふけっている。
おかげで私の作業ははかどったし、先生も静かに読書が出来た。
夕方になり作業も殆ど終わったので

「そろそろ帰るよ?」

と訊くが返事がない。
どれだけ集中してるんだろう、覗き込んでみると私はギョッとする。
彼女は延々と白紙のページを繰っていた。
ただ、まるでそこに文字が書いてるかのように目線は白紙を追っている。

「せ、先生!?」

慌てて訊く。

「ああ、そろそろ良いか」

と言うと泉先生は彼女の前までやって来て目の前で

「パンッ!」

と猫だましをした。
彼女は我に返る。
先生は本をひょいと取り上げると

「もう閉館だよ、帰りなさい」

と言った。
相方が

「まだ読み終わってないのでまた来ます」

と言うと

「ああ、また来るのは構わないが君、図書館では静かにしなさい。張り紙にも書いてあるだろう・・・どうしてかわかるかい?」

当たり前のことを訊く。

「周りの人がビックリするからですか?」

「いや、それもあるけど『本の蟲』がビックリして目を覚ますからだ」


後日、相方が続きを読むために図書館に行ったが、件の本は見つからなかったそうだ。
泉先生に訊くと

「やだな、只の暗示だよ、暗示。『おもしろい本だよ〜』ってサ」

とあっけらかんに答えた。
が、どうも腑に落ちなかった。
彼女が読んでいた白紙の本は何だったのか。
当の本人が内容については話したがらなかったが

「ウチが暗示なんかかかるか!・・・アレは・・・」

としきりに悔しそうにしてたのが印象的でした。
103:777 :

2016/10/27 (Thu) 22:09:10

アイドルだった島田奈美ちゃん(覚えてる?)が雑誌で話していた実話。
小学生の仲がいい男の子4人が海へ遊びに行った。
初めは浴場の方で遊んでいたのだけれど、そのうち飽きてしまい、ひと気のない岩場へと移動。
散々、遊んでさぁ帰ろうという事で、記念撮影を。しかし、普通に写真を撮ったのでは面白くないので一度水に潜り、「せ〜の!!」で水面から飛び出たところをパシャリといこうという事になった。
そうすると髪の毛が顔に張り付いて面白いだろうって理由だったようですが。
で、まぁ写真を撮影。
横一列に並んだ、男の子達はドボンと一度、潜ります。

「せ〜の!!」でパシャ!!!
ところが…。
何故だか、真ん中の男の子が顔を出さない。
「お〜い何してんだよ。」まぁ、冗談だと思いそんな雰囲気で探したんでしょうな。
しかし、いくら探しても見つからない訳ですよ。
その真ん中の男の子が。

結局、海難救助隊が出て捜索するという大騒ぎにまでなって、男の子は離れた沖合いで水死体となって発見される訳ですが。
家族が悲しみにくれていた時、フト写真のことを思い出しました。
もしかしたら、自分の息子はちゃんと写真に写っているかもしれない、そうすれば最後の姿を治めた形見になるだろう。
そう思いたった母親が鑑識の方へ、写真を譲ってくれないか?と申し出ました。
ところが、どうしてもこの写真は見せる事が出来ないと鑑識が強く拒むのです。
息子の形見なのだからと、散々のお願いにより、やっと見せて貰った、その写真に写っていたものは…。
横の二人はちゃんと写っていました。
しかし、真ん中にはずぶ濡れになった見た事もないようなおばあさんが写っており、真ん中の子供の頭を上から押さえつけていたのだそうです。
奈美ちゃんによると、この話しは新聞にも載ったんですよ〜
との事。

104:777 :

2016/10/27 (Thu) 22:13:57

昔の話
自分は以前個人売買で買ったバイクのフルフェイスのメット(中古)を使ってた。
メットの中古って気持ち悪いし、安全面的にもよくないんだけど、当時金が無かった自分は新品なんて買えなかった。

ある日の夜中にふと目がさめて何気なくメットが置いてあるほうを見た。
メットの中に誰かがいる。
生首がメットを被って棚の上に置いてある状態。

すぐに捨てました
105:777 :

2016/10/27 (Thu) 22:38:35

京都山岳会登山隊の白水ミツ子隊員が、第一キャンプからベースキャンブへ下山中、ボゴダ氷河のヒドン・クレバスに転落、死亡したのは、一九八一年六月十日のことであった。

もちろん、この日、死亡がはっきりと確認されたわけではなく、救出が困難なままに、氷河の中に見捨てざるを得なかったのである。
白水隊員は救出の断念を自ら望んだが、暗黒の氷の割れ目の中で、一条の生の光に望みを託しながら最後まで死とたたかっていたとすれば、その死亡日付はあるいは半日か一日、変更されることとなるわけである。

記録――六月十日午前十一時二十分、ボゴダ峰第一キャンプから三十分ほど下ったアイスフォール帯直下の広い雪原状の氷河上で白水隊員はクレバスに転落した。
直ちに第一キャンプに緊急連絡され、第二キャンプからかけつけた救助隊員が現場に到着したのは十三時十分。
彼女の生存は確認された。宮川隊員がクレバスへの下降を試みる。
入口は八十センチくらいの人間がやっとひとりくぐれるくらいの氷の割れ目だが、中に入るにしたがってさらに狭くなり、上から四メートルのところで少し屈曲して幅は五十センチくらい。
そこで下の方にひっかっているザックが見えた。
しかしそこからはさらに狭くなり、靴を真っすぐにしては入れず、アイゼンの爪が効かない。
ザイルにぶらさがったままの状態で、少しずつ降ろしてもらい、ようやくザックに達する。
「大丈夫かあ」期待をこめてザックに手をかけるが、その下に白水さんはいない。
声をかけると、応答はあった。
が、まだはるか下の方である。


106:777 :

2016/10/27 (Thu) 22:41:46

そこからは氷の壁はまた少し屈曲し、真っ暗で、さらに狭くてそれ以上は下降できない。
やむなくザイルの端にカラビナとへッドランプをつけて降ろす。
一○メートル(上からは二○メートル)降ろしたところで彼女に達したようだが、彼女自身どうにもザイルをつかまえることが出来ないのか、ザイルはかすかな手ごたえを感じるが、そのまま空しく上がってくる。

そういう作業を何度も「しっかりしろ」と大声で彼女に呼びかけながらやっている時に、
「宮川さぁーん、私ここで死ぬからあー」
「宮川さぁーん、奥さんも子供もいるからー、あぶないからぁー、もういいよぉー」
という声。かなり弱った声だったが、叫ぶような声だった。
彼女自身でもう駄目と判断してのことだろう。
まったくやり切れない気持ちだった。

声が聞こえてくるのに助けられない。
くやしさが全身を貫く。

十六時、彼女の声はまったく聞こえなくなった。
カメラ助手の新谷隊員、そして当日頂上アタックした山田、大野両隊員もクレバスに降りた。
しかし誰も宮川隊員が降りた位置より下には行けず、二十一時ついに救助作業を打ち切った。(京都山岳会隊・宮川清明隊員の手記)

白水さんは二十九歳、独身だった。
107:777 :

2016/10/29 (Sat) 22:08:58

真夜中の3時過ぎに知人の女から電話…
最初は無視してたがあまりにしつこいので目が覚めてしまって出た。
すると電話の向こうで大泣きしてる。
驚いて事情を聞いたら飲酒運転してて轢き逃げしたらしい。

「でももう一回捕まったら免停になっちゃう。
お願い何でもするから代わって!!!何でもするから、何でも!!!」

ってお前頭おかしいだろ。
飲酒轢き逃げなんて免停どころか免許取り消しだよ。
大体犯罪代わってやるほどの価値のある女なんてそうはいねーよ。てかデブでも食ってろピザ。

「でもでもでもでもでもいやぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!」

いやーじゃねーよ。轢かれた方はイヤどころじゃねーよ。

「自首なんて知らないできないウワァァァァァァァァン!!!」

110番すりゃやり方教えてもらえるよ。
てか救急車くらい呼べよ。
「わかった。今どこにいる?俺がなんとかしてやるからそこで待ってろ。」
って言ってさっくりと110番。
警察で救急車も手配してくれたよ。ありがとうおまわりさん!
で、あとはシラネ。
休みだからまた寝ます。
108:777 :

2016/10/29 (Sat) 22:14:05

X駅とZ駅の間に、A、B、C、と鈍行しか止まらない駅が三箇所続きます。
X駅とZ駅との短い距離の間にこの三つの駅はひしめき合うように配置されていて、不思議な存在感を放っています。
漫画で人名として使われたこともあります。

僕はその路線で毎朝同じ時間に同じ窓際に寄りかかって通学してるんですが…

ある朝、A駅で停車中にふと外を見ると、反対側のホームにとてもきれいな女子高生がいて、「かわいいなぁ」ってちょっと思って、毎朝同じ時間にいるかなぁ?って思いまして、次の朝もいつものように同じ時間に同じ窓際に寄りかかってA駅で反対ホームを見たのですが、その子はいませんでした。

ちょっとだけガッカリしてぼーっとしてたら、次に停車するB駅の同じく反対側ホームにその子を見つけました。
理由はわかりませんが乗車駅を変えたらしいな、と思いました。

次の朝、また同じ時間に同じ窓際に寄りかかってB駅で停車するのを待ったんですが、その子はいませんでした。
またちょっとだけガッカリしてぼーっとしいてたら、今度は次のC駅の反対側ホームに立っていました。
なぜ駅を三つも変えたんだろう?と不思議には思ったのですが、あまり深くは考えないようにしました。

次の朝、彼女はA駅にいました。
その次の朝、予想通り彼女はB領にいました。
その後も彼女はA→B→C→A→・・・と毎朝きっちり順番に駅を変えていました。
それが二ヶ月くらい続いたと思います。
僕は風邪をひきまして、一日学校を休みました。
次の朝、また同じ時間に同じ窓際に寄りかかって電車に乗りました。
前々日彼女はA駅にいたので、その朝はC駅にいるはずでした。

彼女はB駅にいたんです。
さすがにちょっとゾッとしました。

今でも彼女は僕の「状況にあわせて」、「規則的」に、駅を変えています。
109:777 :

2016/10/29 (Sat) 22:16:49

私の尊敬する科学者は大槻教授だ。
私は大学院を卒業し宇宙開発事業団に入る。
こっくりさんは信じない。
不覚筋動によるものである。
デジャブーが旅行先で起こりやすい事も心理学的に証明できる。
金縛りは肉体の疲労と精神のバランスが崩れた時に起こり易い。
決してオカルトではない。


そして、今!私の部屋の窓から見える
公園のブランコ・・・
真夜中に誰かがブランコをこいでいる・・・
右端のブランコだけ誰かがこいでいる・・・
間違い無く立ちこぎしている・・・
外灯の灯でブランコの底板がはっきりと見える。私は一度目を閉じて充分、眼を湿らせて再び眼を開けた。
やっぱり誰かがブランコをこいでいる。
底板の上に両足が乗っている。
小さな子供の両足がはっきりと見える。
ぶらんこの鎖もよく見ると立ちこぎしているので心なしか手で握る部分で「く」の字に折れている。
そしてひざから上は、こいでいる子供の体では無く、公園の向こう側のセブンイレブンの明かりがはっきり見える。


私の尊敬する科学者は大槻教授だ。
私は大学院を卒業し宇宙開発事業団に入る。
こっくりさんは信じない。
不覚筋動によるもである。
デジャブーが旅行先で起こりやすい事も心理学的に証明できる。
金縛りは肉体の疲労と精神のバランスが崩れた時に起こり易い。
決してオカルトではない。

私はマジナイの様に何度も何度もこの言葉を繰り返している。
110:777 :

2016/10/29 (Sat) 22:22:02

去年の冬、彼女とドライブ中大げんかになり山中に捨てられた。

すぐ戻って来るだろうと思っていたのに戻って来ず、携帯は彼女の車の中だった…

真夜中で車も通らないし歩いて山を下りるしかなく、少しでも近道をしようと舗装路じゃなくてじゃりの山道を選んだ。

 その道は車一台がやっと通れるぐらいで、草が伸びていた。きっと長い間使われてなかったんだろう。
 歩きにくいし寒いし怖いし辞めときゃよかったって思ったけど今更坂道を戻るのはもっとダルかった。すると明かりが見えた。

近づくとワゴンRだった。車は俺にケツを向ける方向で、前を照らしている様だ。
「ガス欠か?取りあえず携帯ぐらい持ってるだろう」
そう思い車の前へ回った
「すいませーん」
と声をかけた瞬間後悔した。
 女が穴を掘っていたんだ。
111:777 :

2016/10/29 (Sat) 22:26:01

思わず固まってしまい、逃げたら殺されるのかな?何て考えてた

「どうしたんですか?」

女の方から話しかけてきた。俺は経緯を話し携帯を借してもらえないか尋ねたんだが残念ながら圏外だと言われた。
何でもいいがそこから逃げ出したい俺は

「じゃ、俺急ぐんで」

と言って立ち去ろうとしたんだが

「…手伝ってよ」

俺は逃げられなくなった。

「もうちょっとだから手伝って、そしたら送ってあげるから」

そう言った女の右手は何故かスコップを上にかざしていて、断ればそれで殴られそうだったからだ。
 必死で穴を掘った。俺が掘っている間女は俺を見ながらしゃべっていた。
内容は覚えていないがどうでもいい話だったと思う…
おしゃべり好きなのか、いろいろ聞かれたりしたが、自分の素性がばれると良くない気がしたからウソを適当についていた。

 やっと穴を掘り終えた。女が車から袋を持ってきた俺は死体が出て来るのかと思っていたが違った。髪の毛がたくさん出てきた。一人分とは思えないぐらいだ

「美容師さんなんですか?」

と恐る恐る聞いたが無言でそれも怖かった。車からたくさんの物を出しては捨てていた。子供用品もあって、最後にはクーラーボックスを捨てていて俺はその中に赤ん坊が入っているんじゃないかとドキドキした。

 結局何だったのか分からないまま俺は送られ終わってしまったのだが、今年に入って家の前に紙袋が置いてあった。

開けてみるとたくさんの髪の毛だった。
瞬間俺は山での事を思い出したんだが、はたして偶然だろうか?
112:777 :

2016/10/29 (Sat) 22:31:27

 この話を仕事の先輩に話したら先輩の好奇心にヒットしたらしく

「その場所に行って掘り返そう」

と言いだした。正直“紙袋いっぱいの髪の毛”の事が応えていたので関わりたくなかったが先輩は

「じゃあ場所だけでも教えてくれ」

何て言い出し、最後には後に引けない所まで話は進んでしまい結局俺も行く事になってしまった。

仕事の帰りに先輩2人と俺の3人で山に向かった。

その山道は俺たちが行くとチェーンがかかっていて入れなくなっていたが先輩はチェーンを外し、去年よりものびきった草を踏み倒しながら俺たちが乗った車はどんどん進んで行った。

「まあ、ちゃんと場所覚えてる訳じゃないし適当に穴を掘って何も出なければ先輩も諦めてくれるだろう」

と俺は思っていたんだがあの女が掘っていたと思われる場所は明らかに草が短く、土の色も違っていて誰が見ても分かる感じだった。

「ここにまちがいねーなー」

「車のライトを当てろ、さっさと掘るぞー」

先輩達は目を輝かせながらどんどん掘っていった。俺も早く帰りたかったから無心で掘って、男3人だとあっという間に女が捨てた物を掘り起こす事が出来た。

 あの時は暗くてよく見えていなかったが思ったよりたくさんの物が出てきた。

そして一番気になっていたクーラーボックスが出てきた。

蓋をこじ開けるとバシャっと黒い液体が出てきて先輩はクーラーボックスを落としてしまい黒い水は全部こぼれてしまった

「え?何?こんだけ?」

「何だヨー死体とか期待してたのに」

先輩はがっかりしていた

「小説じゃあるまいし、現実こんなもんだな」

何て俺は考えながら穴を埋めて山を下った。

 帰宅中、先輩が

「痛い!手が痛い!」

と叫びだした。
クーラーボックスをこじ開けたときに黒い水がかかった手だった。俺たちは真っ青になり慌てて近くの病院に駆け込んだ。

 診察してもらった所、軽度の火傷で終わり一安心したが結局謎は謎のまま何も解決しないで終わってしまった。



113:777 :

2016/10/29 (Sat) 22:34:55

ハイシーズンにやっと取れた富良野の上級者コースを滑っていると、「北山くん」と俺のことを呼ぶ声がした。
思いっきりエッジを利かせて止まると、林の中から女のスキーヤーが飛び出してきた。
「やっぱりそうだ。偶然ね。こんなところで会うなんて」
女は、ゴーグルを外してフードを取り、長めの髪を左右に振った。馴染みの顔が出てきた。
新藤頼子だった。
「よう!久しぶりだな!どうしてたんだ?元気だったか…」
と言いかけて言葉に詰まった。
新藤頼子は確か三年ほど前に自殺したはずだった。
しかし目の前にいるのは、上気して赤い顔をした健康そうな、あの頼子だ。
寒さこそ、ここに来て今日がいちばんで、零下の二桁台だが、まだ陽も明るさを失っていない午後の三時だ。
ウエアも今年流行のもののようだし、しっかりと板も履いている。


新藤頼子とは、学生時代にスキーのサークルで四年間一緒に滑った仲だった。
頼子は無類のスキー好きで、プロ級の腕を持っていた。
彼女と俺は一度も恋人同士にはならなかったが、サークルの中では仲がいいほうだった。
卒業したあと、一度だけ偶然渋谷で会ったことがある。
彼女はすでに結婚していたが、夫の事業の失敗や死産などが重なり、ノイローゼぎみだとふさいでいた。
元気づけのために、その次の週に行く予定の昔の仲間とのスキー旅行の計画を持ちかけると、絶対行きたいと日程や場所を聞いてきたが、約束の場所には現れず、結局それっきりになってしまっていた。
彼女の不幸を知ったのは、サークル仲間との飲み会の二次会でだった。
「聞いたか?北山、ヨリコが山で自殺したって…」
という先輩の言葉を最後に、相当酔っていた俺は、気を失ってしまった。
残念には思ったが、その後、新藤頼子のことが話題になることはなかった。
114:777 :

2016/10/29 (Sat) 22:37:43

「サチコが…ヤマシロくんの…」
「…聞いてるの? まったく、北山くん」
我に返った。
早口の頼子はずいぶんと喋っていたらしくて、俺のなま返事に憤慨していた。
懸命につじつま合わせを考えた末にやっと結論に辿り着いた。
そうか思い出したぞ。サークルにはもうひとりヨリコがいたんだ。地味で目立たなかったが、河合与里子といった。
そうか、あっちの与里子のほうが自殺していたのか。
渋谷で会ったときの印象で、新藤頼子が自殺したと思い込んだだけなのだ。
三年前の自分のそそっかしさを恥じた。
納得した俺は、こんどは自分の近況を長々と話し過ぎて寒くなってしまい、天候も急変して辺りは薄暗くなってきたので、この続きは下でということにした。

クラブハウスまで、難しそうな初めてのコースを俺の先導で降りることになった。
彼女のシュプール音を背後に滑りながら、やっぱり何かが違うぞと思い始めた。どうしてゴーグルをつけた俺が分かったのか?
そのほかにも何かが変だ。
何かが引っかかる。
何かが。
クラブハウスが近づくと厨房の煙突から立ち昇る白い蒸気が見えた。
そのとき初めて、新藤頼子の吐く息が白くなっていなかったことを思い出した。

背後のシュプール音は俺を追い越そうとだんだんと近づいている。



〜田島照久「ホラーマーケット」より
115:777 :

2016/10/29 (Sat) 22:40:07

1974年7月15日。
フロリダ州、ABC放送のサラソタ局では「サンコースト・ダイジェスト」というニュース番組が生放送されていた。
画面はちょうど29歳の女性レポーターである、クリ●●ィーヌ・チュ●●クがしゃべっている場面であった。

放送の途中、クリ●●ィーヌは「ただいまから流血事件をカラー映像でお送りいたします。」といったかと思うと、そばにあった机の引出しをあけ、中から38口径のビストルを取り出した。

そして他の人があっと思う間もなく、そのままピストルを自分の頭につきつけ、引き金を引いたのだ。
「バーン!」と、銃声が響き渡る。突然画面が消え、しばらくして映画番組に切り替わった。
この時のテレビ局側の対応が、やらせではなく、本物であることを物語っていた。

後に分かったことだが、この放送の前、彼女は知り合いに遺書を託していた。
その遺書の中には自分の悲劇のニュースの原稿も書かれていたのだ。

「クリ●●ィーヌ・チュ●●ク記者は15日の朝、ニュース番組を生放送中に、その番組中にピストルで…クリ●●ィーヌ記者は、すぐにサラソタ記念病院に運ばれましたが、意識不明の重態です。」

実際は重態ではなく、14時間後に亡くなった。
116:777 :

2016/10/29 (Sat) 22:56:52

大学2年の時の話。
俺と長浜と佐藤の三人で遊んでいた時の事。
夜中3時ころに長浜の運転でドライブしてた。
でお開きって事になり、俺は当然家まで送ってもらえると思っていたが。
やつら俺んち通り越してもまだ走り続けていた。
それは長浜の冗談だったんだが、それにしては通り越しすぎていた。
んで俺んちまで引き返すのも面倒になったらしく家まで1キロ程のところで下ろされたんです。
そこは右手に結構広めの国道で、左はずっと畑。
ずっと続く歩道には勿論人っ子一人おらず。
しかし国道には車も少し走っていたので、ビビリながらも早足歩きで家へ着いた。
その日はすぐシャワーを浴びて寝たのさ。
で次の日学校へ行くと友達の太郎が、
「昨日の夜3時頃あそこの国道歩いてただろう」と声を掛けてきた。
太郎も昨日遊んでおり、帰る途中国道で俺を見たそうだ。
んで俺は笑い話として昨日の置き去りを話して聞かせたわけ。
その流れで俺が
「おめー、俺を見かけたなら声かけろよ!」と言ったら太郎は
「だっておめーの後ろにもう一人歩いてたじゃん、女の人。
あれ彼女だと思って声かけなかったんだよ〜」と言った。
その女は俺の後ろを俺のTシャツの裾掴みながらついてきていたらしい。
勿論そんな女はもちろん誰もいなかった。それは確かだ。
その話を聞いて俺はマジ貧血気味になった。
太郎はおもろいやつだがそんな笑えない冗談を言うやつではない。
その後は何も起こらん。
そのすぐ後に彼女ができたし別にすぐ別れることもなかった。
事故にもあわない。
見間違いだろうと俺は思いたい…
117:777 :

2016/11/01 (Tue) 21:10:40

ジャングルの中で道に迷った兵士の話。

森の中を川が流れていて、川のほとりには野戦病院の廃墟がある。
その兵士は川に沿って歩いていくんだけど、何時間か歩くと、また野戦病院の場所に戻ってしまうという繰り返しでジャングルから抜け出すことができない。
最後は川の中に飛び込んで流れていったらやっと逃げ出せたそうだ。
この話は昔、子供向けのオカルト本で読んだ気がするんだか、本の題名は覚えていません…
118:777 :

2016/11/01 (Tue) 21:13:02

【密林の迷路】

昭和二十年
その頃日本軍の兵士だった稲垣武芳さんは、フィリピンのミンダナオ島の密林で、世にも不思議な体験をした。

稲垣さんは、本部の兵舍まで食料を取りに行くため、現地人の小屋を出発し、近道を通った。
まもなく野戦病院が見えたが、おかしなことに病院にはだれひとり姿もなく、軍人の死体が投げ出されたままだった。
その先は、現地人たちが恐ろしい魔境と呼んでいる、昼でも真っ暗な密林だ。
しかし、稲垣さんは川沿いの道を行けば、迷うことはないと信じて、二又の道をまず右へ進んだ。確かに川の水音が聞こえる。

ところが、不思議にも病院の死体のある所へ戻ってしまったのだ。今度は左の道を行くと、また死体の所へ逆戻りだ。
三度、四度と道を確かめ、川の音を聞きながら、真っ直ぐに進んでも、やっぱり逆戻りするのだ。

「あの死体の軍人は、ここをぐるぐる回っているうちに死んだのだろうか…」
稲垣さんは、急に恐ろしくなって川に飛び込み、逃げ帰ったというが、その密林は方向感覚を狂わせてしまう魔境だったのである。


〜佐藤有文『世界のなぞ世界のふしぎ』より
119:777 :

2016/11/02 (Wed) 08:54:55

個人的にトラウマな話。家族以外は知らないし、誰にも話したことない。
うちは転勤族で、子供の時は2〜3年おきに引っ越ししてた。
小3〜4年の時住んでたのは京都のとある市だったんだが、官舎の裏は山になってた。
近所の友達とよく裏山を探検してたんだけど、親から言われてたのもあってあまり奥までは入らなかった。
ある日、親たちには内緒で、友達3人くらいと裏山の奥まで入ったことがあった。
多分30分ほど適当に歩いてたら、廃屋があった。別に普通の廃屋だった。
俺たちはテンション上がって、廃屋の中に入って探索してた。平屋の3LKくらいの間取りだったと思う。
廃屋のリビングと思われる部屋にエ口本が数冊落ちてて、エ口ガキだった友達たちは歓喜してそれを読んでた。
俺はまだそこまで興味なかったから、適当に友達がエ口本読んでるのを後ろから見た後に別の部屋を探索した。
隣の部屋に入ったけど、特に家具とかは無かったと思う。押入れがあるだけだった。
俺は何となく押入れの襖を開けた。

120:777 :

2016/11/02 (Wed) 09:00:49

そしたら押入れの上段に、小太りのおばさん?が後ろ向きに、正座をちょっと崩した感じで座ってた。
あまりにも予想外すぎて、恐怖とか疑問より、その時の俺は怒られる!ってパニクった。
でも2〜3秒してもおばさんはこっちに背を向けたままだったので、おばさんは俺にまだ気付いてなくて、
このまま静かに襖閉めればバレないんじゃないか、って思った俺は、静かに襖を閉めようとした。
で、襖に手をかけた瞬間におばさんが突然振り向いた。
今でもはっきり覚えてるが、おばさんの顔がヤバかった。
眼球が無くて、目の部分がぼっこりと黒い穴が開いてた。口開いてたんだけど、歯もなかった。
そして顔のいたる所から血が流れてた。
俺は叫んで一目散に家を飛び出た。友達を置いて。
帰り道の道中はよく覚えてないけど、何とか家まで帰ってきた。
もう走ってる最中ずっと泣きっぱなしだった。
家の前まで来ると幾分冷静になったんだけど、親に話そうか迷った。
話したら怒られると思ったから。「勝手に裏山の奥に行って!」って。
結局黙ってることにした。もう友達のことなんてすっかり忘れてた。
121:777 :

2016/11/02 (Wed) 09:03:46

で、家帰って、怖いの払拭するためにファミコン始めた。
確かDQ3だったと思う。
俺の家のFCがある部屋には襖がある。DQしてる途中に、襖の方から音が聞こえた気がして振り返ったら、
襖が少し開いてて、中からさっきの顔面ぐちゃぐちゃのおばさんが見てた。

俺また絶叫して、台所にいる母親に泣きついた。「押入れにおばさんがいる!」って伝えた。
母親が俺をなだめた後、ファミコン部屋の押入れを確認に行った。もう俺はただただ怖くて、台所で固まってた。
すぐに母親が、「何もいないじゃない」って言ったから、恐る恐る確認に行った。
母親は襖を開けたまま「どこにおばさんがいるの?」って聞いてきたけど、
おばさんはまだ襖にいて、眼球ないのに俺の方を見てた。母親には見えてなかったみたい。
俺はそこで気絶したらしい。

それ以来押入れ(のある部屋)がダメになった。
旅行先の旅館の押入れにもいた時はマジで困った。
今も押入れにまだおばさんがいるのかは分かんないけど、怖くて確認できない。てか、したくない。
今まで3回そのおばさん見たんだけど、見る度に少しずつ押入れから体を出してきてる気がするから。
122:777 :

2016/11/02 (Wed) 09:08:45

トラック乗りの頃、FMラジオが好きで毎日聴きながら爆走していた。
すると、車のパーソナル無線らしき声が 俺のトラックのラジオに混ざってきた。
バックミラーを覗くと2台のライトがグングン近付いてくる。
俺は「あいつらの無線だな。丸聞こえだぞオイ」と、暇な旅路。少しワクワクした。
無線1「前にトラック2台走ってるわ」
無線2「ああ見える。抜かすか?」
無線1「いや、もうすぐ4車線になるから そこで抜こうや」
無線2「わかった」
やがて4車線に入り、前方のトラックと俺は右車線をそのまま走り、俺は後ろを走っていた2台が左車線から、スピードをあげ追い抜かしてゆく姿を見ていた。
するとラジオから
無線1「今の後ろのトラック見た?」
無線2「見た見た。可愛い女横に乗せてたな」
俺は一人。かなりビビった俺は緊急停止。どうしても心臓のバクバクが治まらなくパニくってると、耳か頭の中か中か判らないが
「見えないんだ?クスクス…」と。
トラック乗ってて1番怖い体験だったよ。
123:777 :

2016/11/02 (Wed) 09:10:58

小学校時代(70年代)、隣のクラスであった話。

小学校3年の夏休みが終わって、2学期の初日。
担任の先生がそのクラスに女の子の転校生が来たことを知らせた。
ただし転校生は入院していて、まだ学校に来られないという。

ホームルームで「新しいお友だちに手紙を書いて励まそう」ということになり、みんな思い思いの手紙を書いた。
でも顔を見たこともない相手だから、どの手紙も「早くよくなってね」「早く一緒に遊ぼう」といった型通りの平凡な内容にしかならなかった。
次の週末、手紙とめいめいが持ち寄ったプレゼントを持って、先生とクラスの数人がお見舞いに行った。
クラスを代表して病気の女の子に手渡したのは、学級委員の女の子。
夏休みにすっかり日焼けして、男子から「黒んぼ」とからかわれるほど活発な子だった。

彼女ははつらつとした大きな声で、「◯◯さん、早くよくなって一緒に遊ぼうね」と言いながら、手紙、千羽鶴、オモチャ、人形、マンガ本などを1つ1つ手渡した。
病気の女の子は少しはにかみながら、小さな声で「ありがとう」とだけ言った。

2学期の終わり頃、その子が病院で死んだ。
翌週、病院から学校に手紙とプレゼントが送り返されてきた。
お通夜で先生と両親が相談し、学校で引き取ることにしたという。
届いた段ボール箱を教室で開いたら、底のほうに何か黒い小さなものがある。
1人の子が手にしたとたん、「わぁ」と叫んで放り投げた。
よく見るとそれは病院でプレゼントした、ビニール製の小さな女の子の人形だった。

黒く見えたのは、ボールペンで突き刺したらしい小さな黒い凹みが全身を埋め尽くしていたからだった。

124:777 :

2016/11/02 (Wed) 09:15:29

このスレ見てたら思い出した、不思議で背筋が寒くなった話。

当時中3だった私。
師匠ってゆうあだ名の女の子と仲が良くてよく騒いでた。
確か冬の雨の日、その日あたしたちはノリで鬼ごっこをはじめた。

はじめにうちの校舎の説明しとくと、四角い建物のまんなかが四角く空洞になってて…上から見ると回←こんな感じ。
で、各階に東階段と西階段があって。

まぁ鬼ごっこを始めたわけだ。始めの鬼は師匠。
「いい?追っ掛けるよ!」
そう言って師匠が追い掛けて来たとき、かなりの距離が空いてたんだ。
で、ほぼその距離のまま2階を何回もぐるぐる。
さすがに疲れてきた私は、一気に階段を登って4階の自分たちのクラスに駆け込んでしまおうと考えた。
急に曲がって階段を駆け登り始める私。
ここからがおかしいんだけど‥

3階に差し掛かるころふと振り向くと、師匠が急に私のすぐ後ろに迫ってるの。
しかも、なんか下むいて頭から突っ込んでくるような走り方。
顔がよく見えなくて、今まではギャーギャー叫びながら走ってたのになんもしゃべらないし。
あたしはなんか恐くなってそのまま4階にかけ登って、師匠が真後ろに付いてきてるのを確認してから廊下を曲がって教室に駆け込んだ。

教室に駆け込んだあたしの目に入ってきたのは…一番前の席に座ってる師匠。
「は!?」
後ろを振り向くと、今まで追い掛けてきてたはずの師匠がいない。
「ちょっと師匠どうやったの!?すぐそこまで追い掛けて来てたじゃん!」
あたしはパニクって問い詰めた。
するとポカンとした師匠は信じられない話をし始めた…

師匠の説明によると彼女はあたしが階段を登り始めた時点で追い掛けるのを諦めて、反対側の階段から教室に戻ってたんだってさ。
…あたしは一体誰に追い掛けられてたんだろう。

補足。なんかその階段を登ってる間中やけに暗くて、変に静かだったのを覚えてる。
やけに階段がながーく感じられて。
それから恐くて鬼ごっこはしてません。
125:777 :

2016/11/02 (Wed) 09:19:44

知り合いの話。

夏休みに家族で、山へキャンプに行ったのだそうだ。
夜、ふと目を覚ますと父親がいない。
テントから顔を出すと、父親と灰色の影がぼそぼそと話をしていた。
彼女は父親がいることに安心して、そのまま寝てしまったという。

山から帰ってくると、父親はいきなり身の回りの整理を始めた。
遺言を書き、財産分けまで済ませてしまい、家族はずいぶんと驚いたらしい。

整理が終わるとほぼ同時に、父親は逝去した。心臓麻痺だった。
親族から、まるで自分の死期を知っていたようだと言われたそうだ。

彼女は、そのキャンプ場には二度と近づかないと言っている。
126:777 :

2016/11/06 (Sun) 10:56:45

死ぬほど怖くはないけど、じんわりと背筋が固まるような話を。
ただ、俺はこれ最恐に怖い話だと思ってる。
さっきテレビで関係する話が出てて思い出したので。

数年前の事。俺はとある企業でとある研究チームの一員だった。といっても白衣を着て薬品を扱うような研究職じゃない。
俺達がやってたのは「カメラの顔認識システムとその応用」の研究。
1台のメインコンピュータにアプリケーションを入れてそこに各地の防犯カメラの映像を送ると、
顔を認識して「ID:0001はX→Y→Zを通った」ってログを勝手にどんどん作成してくれる、みたいな。
ただ、そんなのは当時でも結構ありふれてたから、そのベースとなる顔認識アプリケーションにじゃんじゃん機能を加えていくことになった。
数撃ちゃ当たるって奴だな。

最初に取り組んだのは「年齢推定」の実装だった。聞いたことあるんじゃないかな。
メカニズムとしては天気予報と同じで、予め顔と年齢をセットで数千通り読み込ませておいて、
カメラが顔を認識したらその「正解リスト」を基に予想値をはじき出すって感じ。

シンプルな方法の割には精度が高くて、試験段階でも4割くらいはピッタリ当てて、後は誤差プラマイ8歳程度。
結構面白かった。

でもまあ「年齢推定」なんてのも色んなとこが挑戦してて、もっと独特なモノを実装せねば、と奮闘していた。
幸い俺達の手元には大量の顔写真&個人情報サンプルがあったので色々と試すことが出来た。
名前、学歴、出身地・・・などなど。

流石に名前予測は無理だった。ああいう離散的な物はコンピュータには理解できない。
だが驚くことに、学歴推定(中卒・高卒・大学卒・一流大卒の4パターンだったが)は6割近い正答率を誇った。
また出身地も、北海道から沖縄までの連続的な値としてコンピュータに認識させると(都道府県レベルで)10%近い正答率だった。
「なんだ10%か」と思うなかれ、これは結構衝撃的だった。
年齢の推定は人間でもおおよそアタリは付けられるが、出身地の推定を10回に1回もピッタリ当てられる人はそうそういないだろう。

要するに、十分量のサンプルがあればコンピュータの推論は割りとアテになる、ってこと。
ここまで前書き。本題はここから。


127:777 :

2016/11/06 (Sun) 11:03:27

ある日チームでも結構マッドなサイエンティスト(Aとする)が「余命推定やってみようよ」と言い出した。
当時全盛期だったデスノートの影響でも受けたのだろう。しかし個人情報サンプルには当然ながら「余命」なんて欄は無い。
「撮影年・没年が分かっている歴史上の人物の写真でも使えばいい。白黒でも認識精度に大きな影響は無かっただろう?」もちろんカラーのサンプルに比べると精度は落ちるが、顔認識のメカニズム上、ほとんど問題はない。
しかし、それではサンプル数が足りないのでは?
「要は顔と撮影日と死んだ日がわかりゃいいんだ。天災やら事故やらの被害者を使えばいい」
ちょっと待て、それじゃ外発的な要因で死んだサンプルが混ざることになるぞ。
「それでいいんだよ!」と(・∀・)ニヤニヤするA。

どうやらヤツは「相貌からその人の健康状態を推定し・・・」というのではなく、いわば道端の占い師まがいの事をコンピュータにやらせるつもりらしい。

死者をサンプルに使う事には少なからず抵抗があったが、その頃の俺達は好奇心旺盛な奴らばかりだったので、すぐに手を付け始めた。
毎日毎日チマチマと写真、没年-撮影日=余命を入力していき、数週間でサンプル数は2000に到達した。

そして試験運用。といっても、「正解」がわからないので誤差計算もしようが無いのだが。
最初に試したのは俺だった。システムを起動し、カメラの前に立つ。
すぐに顔に照準が定まり、コンマ数秒の計算の後弾き出された答えは・・・「60」だった。
ふむ。男性の平均寿命が80代であることを考えると、いい線行ってるのでは?
言い忘れていたが、俺達は皆20代前半で、リーダーだけ30代。
次々と他のメンバーも試してみたが、やはりサンプルが少なかったのか答えはバラバラ。
23、112、75、42・・・と、結構無茶苦茶な答えばかりである。
一際強烈だったのがAで、なんと「余命0年」を宣告されてしまった。

128:777 :

2016/11/06 (Sun) 11:07:53

やはりコンピュータに占い師の真似事をさせるなど無理だったのかもしれない。
だが、手動で2000ものサンプルを打ち込んだだけに、このままお蔵入りとする訳にはいかない。
一晩、ログ自動生成モードにして会社のサーバーに保存されている様々な場所のカメラ映像を擬似的に読み込ませた。

翌日、コンピュータはしっかりと何千もの認識ログを吐いていた。

統計処理を施すと、興味深い事実が浮かび上がってきた。
撮影場所によって、その推定値に大きなバラつきが見られたのだ。
読み込ませた映像の中でも、例えば小学校で撮影されたカメラの余命推測平均は「106」(確か。以下同じ)だった。
これは、全ログの平均値「46」に比べて遥かに大きい数値である。

逆にそれを最初に下回ったのはサービスエリアで撮影された映像で、その平均値は「38」だった。
車に乗っている奴は早く死ぬ、とでも言いたいのだろうか。

以下平均値はどんどんと減少していき・・・
余命平均ワースト2位は県内のある老人ホーム。平均値は「15」。

最下位は?
お察しの通り、病院だった。なんと平均値「4」!

いやちょっと待て、病院とはいえ、いくらなんでも余命平均値4年というのはおかしい。
部活で怪我をして運ばれてきたような、まだまだ先の長い子供だって大勢いるはずだ。

何かエラーが発生したのかもしれない、と生ログを参照した。
そして思わず声を上げてしまった。
「ID:1234 VALUE:34(←この場合推定余命を示す) …」
といった書式でズラーっと書いてあるんだが、「34」とか「50」みたいな普通の数に混じって、幾つも存在してはならない数が記載されていたのだ。

負の数である。

念のため他の場所のログもザッと確認してみると、マイナス付きの物は何処でも2,3個は発見されたが、病院のログほどではなかった。
文字通りに解釈するのであれば、「余命マイナス3年」というのは「死んでから三年経過」ということになる。

余命マイナスの者が極端に多いお陰で、余命平均値が大きく下がってしまったのだろう。
・・・と冷静さを保とうとする努力はしたが、もう全身嫌な汗が出っぱなしだった。
129:777 :

2016/11/06 (Sun) 11:12:49

その後チームで話し合いを重ねたが、嫌な結論にしかたどり着かなかった。

即ち、「余命推測等というのは誤差が大きすぎてアテにならない」
あるいは・・・「私達の周りに、余命マイナスの者が平然と闊歩している」

当然採用したのは前者の結論。上層部には「顔認識を利用した健康状態の調査」をしていた事にして適当な報告書を書き、(これは元から予定していたことだったが)
このプロジェクトは闇に葬り去られることとなった。

私達は毎日何百もの人々とすれ違い、目線を交わしている。
その中に「余命マイナスの顔」は無い、とどうやって言い切ることができようか。




うわっち、重要なオチを書き忘れてたよ・・・

Aは「余命0年宣告」を出されてから一年経たずに、本当に死んでしまった。
通勤ラッシュ時にホームから大ジャンプを決めたらしい。

なぜコンピュータにそれが予測できたのか?
全くわからない。
コンピュータが知り得た情報は「サンプル」と「対象者の顔」だけである。

しかし、事実としてAは宣告通りに死んでしまった。


「死相」という言葉がある。
人がもうすぐ死にそうだ、というのが何となく分かってしまう「能力者」がいるのだと。

非科学的なことは信じたくないのだが、この事件以来、俺は防犯カメラと人混みが怖くてたまらなくなってしまった。
よほどの生命の危機や必要に追われない限り病院にも近寄らないようにしている。
130:777 :

2016/11/06 (Sun) 11:17:09

高尾山に登ったときの話です。
高尾山に登るにはケーブルカーやリフトがありますが、まぁ僕は歩いて登ったわけです。
下山してくる人はすれ違うときに軽く挨拶をしてくれます。

まだ朝の八時頃でしたから下山者は少なく、半分ほど登っても1人しかすれ違いませんでした。
やがて中腹にある見晴台に到着し、五分程度休憩を取りました。
上の方から人が下りてきました。かなり急いでいました。
どうも様子がおかしい。
なにか恐ろしい物でも見たような引きつった顔で一人でなにか叫びながら走り去っていきます。
「熊だ〜熊が出たぞ〜」
はぁ?熊なんて八王子にいるわけがありません。

わけのわからんヘンな奴はほっといて、さらに登山を続けました。
やがて頂上に到着。
平日だったからか先客はまだ一人しかいませんでした。
背の低い、見覚えのある顔。
レオナルド熊さんでした。
そう、さっきの変人は彼のことを言っていたのす。

そういえば最近あまりテレビに出ないけど、ヒマなのかな、とか思いながらも、「どーもー」とか言って会釈をし、「良い天気ですね」「どっからきたの」等等、2、3分よもやま話をしました。
それからしばらく熊さんにあの独特の訛りで解説してもらいながら一緒に景色を眺めていましたが、
僕が缶ジュースを飲み干すほんの数秒のうちに熊さんはどこかへ居なくなってしまいました。
なんだか不思議な人でした。

うちに帰って、嫁に「レオナルド熊と会ったよ〜」と自慢げに言うと、嫁は怪訝そうな顔をしてこう言いました
「はぁ?何言ってんの?レオナルド熊なら先週死んだじゃん」
131:777 :

2016/11/06 (Sun) 11:20:19

2年前の話。こわくなかったらごめん。
中学時代の同級生に、Kという男がいた。高校は違ったけど時々連絡は取り合っていた。
Kはある工業高校を出た後、ガソリンスタンドでバイトしていたが、本人としてはきちんと就職したかったらしい。
そのためには資格を持っていた方がいい、ということで、危険物取扱者試験を受けると言っていた。

その試験が終わってしばらくたったころ、漏れを含む中学時代の仲間で集まって飲んでいると、その中ではKと一番親しかったHにKからのメールが来た。

【危険仏合格。呪って! 】

「あいつバカだねー、危険仏って何だよ」
「呪って、って。
祝って、だろ!変換ミスすると文章なんか、怖いよな〜」
とか、その場にいないKにつっこみを入れながらも、じゃあ、あいつも呼んで祝ってやろう、ということになって、Hが場所を教えると、すぐ行く、という返事が来た。

が、深夜まで待ってもKは来なかった。

それもそのはず、その場所にくる途中で、Kはバイクがトラックに接触されて死んでいた。


で、あとから考えてみると、「危険仏」はともかく、「呪って」のほうは、いくら字が似ていても「祝って」と間違えるはずないんだよね。
読み方が違うんだから、変換しても出てくるはずない。
132:777 :

2016/11/06 (Sun) 12:48:39

俺と友人のA、それから他の友達4人で夏に旅行に行った。
昼間はハイキングしたり釣りやったり、それから夜はバーベキューに花火。
ごく当たり前の楽しい旅行だった。
Aはデジカメで写真を撮りまくってた。
宿泊はとある山荘で。
深夜、そろそろ眠くなってきた頃、あと一枚しか撮れそうにないっていうんでAがみんなを並ばせて、カメラにタイマーをかけて6人の集合写真を撮った。

俺達6人はmixi…ではないが、似たようなSNSに加入していて、そこでメッセージのやりとりをしたり、遊ぶ計画を立てたりしていた。
各々旅行の話を日記に書き、それに対してコメントしたりと盛り上がった。
そのうち、あの集合写真をみんなに送ってもらおうという話になった。
Aは何日かログインしていなかったので、俺がメッセージを送ることに。
「最後に撮った集合写真、みんなに送ってよ」
次の日、Aから返事。
「あれなあ、うまく撮れてなくて、見てもしょうがないよ」
「うまく撮れなくてもいいからさ、送ってくれよ」
十時間ほどたってまたログインしてみると、写真の添付されたメッセージが来ていた。

他のみんなにも送った、とAは書いていた
窓際に6人が並んでいる。
窓は大きくて、ほとんど壁一面と言っていいくらい。
外は真っ暗で、部屋の中の景色がくっきり映りこんでいる。
でも何かおかしい。
俺達は窓を背にしている。
当然、窓には俺達の後姿、背中と後頭部が映っているのだが…
ひとりの女の子、Bの後ろの窓には、何も映っていなかった。
夜の闇の色が窓を塗りつぶしているだけ。
写真全体はよく撮れている。
Aは嘘をついたのだ。
Bの後ろの窓の異変に気づいて、俺達にこれを見せたくなかったのだろう。
133:777 :

2016/11/06 (Sun) 12:51:24

「なんだ、これCGじゃん!びっくりさせないでよ!」
Bの日記にはそう書かれていた。
自分の後姿が映っていないので驚き、よく見ると、窓の色がなんだか不自然だ。
どうやら画像を加工するソフトでBの姿をわざと消したらしい。
「Aのやつめー、一瞬すごく怖かったじゃん!」


Bはその次の日死んだ。
用などないはずの遠くの駅で電車に飛び込んで粉々になったのだ。


AがCGでいじっていないほうだという集合写真を送ってきた。
窓に映ったBの後姿――その周りにいくつもの白い顔が浮かんでいた。
「姿を消しても心霊写真の呪いは消せないんだな」とAはメッセージを送ってきた。
「いや、呪いなんて信じてなかったよ、初めは。Bが嫌な気持ちになると思って消したんだ。
消しさえすれば問題はないと思ったから送ったんだ。」


俺は二枚の写真をプリントアウトして、値は張ったが霊媒師に見てもらった。

「これはCGですよ、馬鹿らしい」
霊媒師は、白い顔の写った写真を指してそう言った。
「それよりこっち、この写真に問題があります」
Aが修正したという、Bの後姿が消されている写真。
「夜の闇の色、どす黒い色がこの人の背後に固まっています。何者かの深い恨みが、その色にこめられている」
134:777 :

2016/11/06 (Sun) 13:01:15

今年の夏、家族で行った旅行先でのこと。

早朝、カタンという音で目が覚めた。

何か窓に当たったような気がして、窓を開けてベランダに出るとフォークがひとつ落ちていた。
フォークはパンダの絵が描いてある小さな子供用のもので、柄の部分にひらがなで名前が書いてあり、その上にセロテープが貼ってあった。
俺と同じ名前だった

。母に見せると、俺が保育園時代にお弁当用に使っていたもので、字は母の字で間違いないという。
俺は全く覚えていない。
母も当時から今までこのフォークをどうしたのか全く覚えていないという。
なんで、これが家から遠く離れたここにあるのかさっぱり説明がつかない。
不思議なことに、十数年前のものにしてはいやに綺麗だった。

何となく気味が悪いのでスプーンはそのホテルに置いてきた。
帰るとき、フロントでボーイから封筒を手渡された。
昨日の深夜に、フロントを訪ねてきた男が俺の名前と部屋番号を告げ、これは彼のものなので渡してください、と頼みすぐに去っていったという。
普段着だが、小綺麗な印象の初老の男性だったという。
聞く前に立ち去ってしまい、男の身元はわからないとのことだった。封筒の中身はスプーンだった。
朝のフォークと同じデザインの、対になるようなもの。
やはりおれの名前がセロテープの下に記してあった。
ゾッとして、それ以上はなにも聞く気になれず、捨てておいてくれと頼み、フロントに置いてきた。
母には伝えなかった。

全く脈絡もなくよくわからない話かもしれないが、本当にあったことなんだ。
フォークとスプーンに関しては、一生懸命考えたが思い出せない。
ただ、母がひっくり返したアルバムのなかの一枚。
幼稚園時代、遠足の昼食時に撮った一枚に、それらしいフォークをもっている俺の姿が写っていた。

135:777 :

2016/11/06 (Sun) 19:29:55

幼稚園の頃、高熱を出して入院したことがある。
しかもその病院が火事になって、火傷を負った。

今でも右手の平にはその火傷の跡が残っている。

同じ病室の人はみんな先に逃げてしまって、自分はどうしたらいいか分からず呆然としていた。
廊下に火の灯りが見えて、もう死ぬんだと思ってしまった。

気が付いたら、消防士さんに抱きかかえられていた。
「大丈夫だから」
そんな風に言われた気がする。

なんでそんなことをしたのか、全然覚えてないが火がくすぶってる階段を抱かれたまま下りるとき、手を伸ばして階段の手すりを掴んだ。
鉄の手すりは火であぶられていて、あっという間に手が焼けた。

「何やってるんだ!」消防士さんに怒鳴られた。

怒られたけど、その日から自分にとって消防士はあこがれの存在になった。
大人になったら自分も消防士になりたいと思った。

助けてくれた消防士さんの名前は分からなかったけど、近くの消防署にお礼の手紙を書いて送った。

136:777 :

2016/11/06 (Sun) 19:31:33

そして、自分は今、地元の消防士として勤務している。

消防士になって3年目のこと。

あの病院がまた火事になった。
現場に着いたとき、自分も人命検索にあたった。

病室に取り残された人がいないか探して回るうち、男の子を見つけた。
どこも怪我はなさそうだった。
「大丈夫だから。すぐ外へ出られるから」
抱きかかえて、避難を始めた。

途中で火をかき分けながら階段を下りるとき、急に何か思い出した。
ふと見ると、子供が手すりに手を伸ばしていた。
「何やってるんだ!」
手すりを掴む前に慌てて子供に怒鳴った。

外へ出たところで、子供が親を見つけた。「お母さん!」叫びながら走っていった。
自分はまた燃えている建物へ戻った。


それから何日か経ったあと、出張所へ手紙が届いた。
あの病院火災で救助された子供からだという。

妙に黄ばんだ封筒だった。
「○○出張所の消防士さんへ」と書かれたその手紙には、
「おおきくなったらしょうぼうしさんになります ひまわりぐみ ささきしんや」と書いてあった。

自分と同じ名前だった。

ふと気が付くと、手の平の火傷の跡は消えていた。


137:777 :

2016/11/08 (Tue) 20:54:25

自分が高校の頃の話です。
自分は美術部に入っていて、自分で言うのもなんですが、部の中では1番絵が上手いみたいな感じで、絵が仕上がる度に結構みんなからチヤホヤされてたんです。

しかも、美術部に男は少なく、ほとんどが女子だったので、数人の男子からは
「絵が上手いとモテモテでいいよなー」とか羨ましがられてました。
自分は、少し複雑だったのですが。
しかし、自分と同じぐらい、いや、むしろ自分より上手い人が部の中にいたんです。
髪の長い、女の人。

しかし、その人は何か陰湿な感じで、
その人がどんな上手い絵を書いても、誰も見てくれはしませんでした。
先生も、自分の方をえこひいきして、自分はその人が可哀想に見えてなりませんでした。
そして、ある日自分はその人に声をかけたんです。

「○○さん、絵かなり上手いよね?絶対俺よりも上手いし!」
自分はその時、心の中でセリフが決まっていたもんだからその人が書いてる絵に目をやっていませんでした。
するとその女の人は、今までの陰湿なイメージを吹き飛ばすような微笑みを見せました。
何だ、この人、実は明るいんじゃん!
自分は、その人との話題を作るために、その人が書いてる絵に目をやりました。
鮮やかな赤い絵の具が光る、綺麗な色彩画。



と思いきや、俺の死体。



みんながこの人に近付かない理由がよく分かりました。
ちなみに、後の友達の話によると、その女の人は、好きな人の死体を書くのが趣味らしい。



138:777 :

2016/11/08 (Tue) 23:54:36

610 本当にあった怖い名無し sage 05/03/08 18:28:15

ファウストフード店にて。
友達が便所に行くというので冷やかしてやろうとおもった。
手始めにノック10連弾、コココココココココンココンと連続でノックしまくりプレッシャーをかけてやった。
さらに便所のドアに耳をくっつけて中の音を聞いた。しばらくするとブリブリ...ブリッブリというサウンドが聞こえてきたので
おーっとただいまウンコ中であります、ブリブリっというサウンドが大音量で流れております。っと実況。
その後も「てめー便所でシコってんじゃねー」とか「おっと、今トイレットペーパーで尻を拭いております」とかいいまくった。
飽きたので席に戻るとまったく知らない女の子が泣きながらトイレから出てきた。
急いで店から出たよ。

617 本当にあった怖い名無し sage 05/03/08 20:48:13

>>610の友達はどこに消えたんだ?

618 本当にあった怖い名無し sage 05/03/08 20:56:28

>>617

そういえば・・・・
139:777 :

2016/11/09 (Wed) 09:14:24

私は、野生動物の写真を撮って自然誌に寄稿するという仕事をしていました。

夜間に山中の獣道でテントを張り、動物が通るのを待って撮影する。
また、赤外線センサーを用いて自動シャッターで撮影するなどです。

仕事柄、人気のない山中に一人で篭もるのが怖いと思ったことはありませんでした。あの時までは。

奥多摩秩父山地を沢沿いに登った時のことです。
地図を見て想定していた付近には午後の13時頃に着きました。
河原に、一人用のテントを貼って17時過ぎまで仮眠をするのがいつものルーティンです。

絶対に人のいるはずのない山奥ですので、都会のただ中よりは安全なはず…そう思っていました。クマよけのラジカセを木の枝に掛け、眠りに就きました。

起きた時にはもう外はかなり暗くなっていました。
ランタンをテント内に吊し、機材を準備してヘッドランプを装着し撮影に出かけます。

期待と緊張の瞬間です。
テントを出て、おかしなことに気が付きました。
沢の上流に向かって10メートルほど離れたところにテントが見えます。

青い色のようです。

ここは釣り場ではないし、本当に人外の地です。
私の他に登山者がいるとはとても考えられませんでした。

テント内の明かりは透けて見えません。
誰かが眠っているのでしょうか?

それにしても、私がテントを張った時には無かったのは間違いありません。
私の仮眠の間に音もなく誰かがやってきた、ということなのでしょうか。

…とりあえず撮影の下見に出かけることにしました。

その時、青いテント内に明かりが点きました。
するとテントの色が急にまだらに変化しました。
テントの内側からそこかしこにどす黒い色が染み出しています。

青い地でよく分からないのですが、その時に古い血の色を連想しました。
礼儀としてテントの人に一声かけるべきなのだろうか、そう思いましたが後から来た向こうが何の挨拶もないのにそれも変かな、と考えました。

実はそれは良い訳で、何よりそのテントが不吉な感じがして怖かったのです。

…大変だけど場所を変えよう、と思いました。

そこでテントを撤収し、なるべくそのテントの方を見ないようにしながらさらに1キロほど沢を登りました。

これで今夜の撮影はできなくなってしまいました。

上流の河原でテントを張り直したら、時刻は21時近くになってしまいました。

簡易食を食べて眠りに就きました。


140:777 :

2016/11/09 (Wed) 09:18:44

まだ肌寒い五月のはずですが、びっしりと寝袋内に汗を掻いて夜中に目を覚ましました。

午前2時頃です。

テント内の空気がこもっていたのでジッパーを開け、外の空気を入れようとしたところ愕然としました。

私のテントのすぐ目の前にさっきの青いテントがあったのです。

「えっ、嘘!」

…するとテント内に明かりが点きました。

そしてまだらになったテント内から、二つの手の平が黒く浮かび上がりました。
テント内の人が私の方に向かって手を突っ張っているのです。

私は一瞬気が遠くなりかけましたが、急いで反対側から外に出て横に回り込み、持っていた懐中電灯でそのテントを照らしました。

そのテントの中のものはあちこち手探りをしていましたが、ジッパーを開けて外に出ようとしています。

私は後ろも見ずに沢に入り、膝まで濡らして駆け下りました。

途中、真っ暗な中で何度も転びながら、駆けて駆けて駆け下りました。
途中で懐中電灯も放り出してしまいました。

息が切れて走れなくなったところで、うずくまって震えながら朝を待ちました。

次の日、麓から人を呼んで昨夜の場所に行ってみると、二つのテントが並んでいて、一つは私のもの、もう一つは青いテントでしたが昨日見たよりもずっと朽ち果てていました。

テントの中には10年以上経過したと思われる男性の人骨がありました。

私はそれ以来動物の撮影はやめ、山へも行っていません。

以上、私が経験した本当の話です。

141:777 :

2016/11/11 (Fri) 21:48:07

6年前つきあっていた彼氏と旅行に行きました。
N県の山中で周りに何もないのにコンビニがあったんです。
多分、旅行者が立ち寄るんだろうと思いました。

彼氏がずっと車を運転してくれていたので、私はちょっと休もうかと、彼氏に提案したのです。
彼氏が、ついでにジュースでも買ってくるわ。ってコンビニに入ったんですけれど30分しても戻って来なく、不思議に思ってコンビニに入ると店員がレジで漫画を読んでいる以外誰もいませんでした。

店員に、「ここに30分ぐらい前に男の人きましたよね?」って聞いたんです。
そしたら店員は、
「あぁ、その人ならコーヒーを二つ買ってすぐに出ていったよ。」
って答えたんです。

私、その瞬間身体じゅうの毛が逆立つような寒気を感じてそのコンビニから走り出て車に飛び乗りました。

後ろも振り向けないまま必死に運転してT市の交番にかけこみました。
彼氏は何かに巻き込まれたのだと直感で思ったのです。

だって、私も彼氏もコーヒーは大の苦手で、彼氏はコーヒーを飲んだら腹を壊してしまうぐらいで、絶対に絶対に買ったりするはずが無いんです。あの店員の顔今でも忘れません。
彼氏はあれからどうなってしまったのでしょうか。
142:777 :

2016/11/11 (Fri) 21:50:38

Mさん夫妻に待望の子が授かった。男の子だった。

お参りの時、神主さんに

「この子は大変な子供だから、目を離さず大切に育てて下さい」

と言われたのは気になったそうだが、大変おとなしく利発に育った。
おとなしすぎる位で、容貌からも女の子と間違われる事が多かった。

三歳の頃から奇妙な一人遊びをはじめた。
Mさんの嫁入り道具に豪華な三面鏡があったのだが、この子は鏡台に立ち、三面鏡を閉じて中に入ってしまう。
丁度三面鏡で三角の空間を作りその中に立つのだ。
これをすると小一時間は無言でじっとしている。

「なにが面白いの?」

と尋ねると、

「いっぱいいるもの」

と答えたそうだ。
Mさんは流石に中には立てないので顔だけ突っ込み、真似をしてみた。

合わせ鏡の原理で自分の顔が無限に見える、だんだん青みがかり何重にも写る自分に半ば畏れを抱いたが、子供には面白いのかもしれないと考えていた。

ある日、Mさんが洗濯物を干していると、鏡台に立つ子が見えた。
気楽で良いわね
などと思っていたが、唐突に心臓を鷲掴みにされる恐怖を覚えた。

「気をつけなされ!」

神主の老人の声が頭に響いた気がした。


143:777 :

2016/11/11 (Fri) 21:51:59

慌てて部屋に戻った。三面鏡は三角を形取っている。
が、気配はなかった。

「Kちゃん 」

鏡を開くと無人だった。

Mさんは恐怖から声を張り上げた。

「Kちゃん、どこにいるの返事をしなさい!」

「は〜い」

返事は聞こえた。それがMさんをさらに恐怖に陥れた。
声はMさんの頭の中でした。

「Kちゃん! どこにいるの? ふざけていないで、出て来なさい!」

生まれて初めて出す、恐怖の絶叫だった。

その時、閉めてあった洋服タンスに気配が生まれた。

洋服タンスは中から押し出されるように、バンと開いて、Kちゃんが転がり落ちた。

火がついたように泣いた。
洋服タンスには許容量一杯に服が入っている。Kちゃんが最初からそこにいたら、気配すらしないなんて事はありえなかった。

Kちゃんは「ママが悪い」と泣く。

要約すると、鏡の中で遊んでいたのにママが出口を無くしたので洋服タンスから慌てて出たから、転んだのだと言う。

Mさんは開いた洋服タンスの戸を見た。そこには小さな鏡があった。

Mさんは三面鏡を処分した。

神主の薦めで家の全ての鏡にお札を貼った。

話し終えたMさんは左肩をめくって見せた。五芒星の焼き印が小さくあった。

「あの子にもあるのよ」

「 封じ?」

そう尋ねると

「神隠しのね」

とうなずいた。
144:777 :

2016/11/11 (Fri) 21:58:21

彼はエレベーターの管理、修理をしている。

ある日、病院のエレベーターが故障して止まってしまった、と連絡を受けた。
すぐに車を飛ばしたが、到着した時には2時間がたっていた。
現場へむかうと、人だかりがしている。

中には看護婦が閉じ込められているらしい。

「大丈夫ですかあっ!」

彼が呼びかけると、怯えた女性の声が返ってきた。

「出してください。はやくここから出して!」

がんがん扉を叩く音がする。

「待ってください。今すぐに助けます」

道具を並べ、作業に取り掛かった。

「扉から離れていてください!」

と叫ぶ。

「はやくはやくはやく!」

がんがんがんがんがん!!

「扉から離れて!」

彼はもう一度叫んだ。

がんがんがんがんがんがんがんがんがんがんがんがん!!!

扉は狂ったように内側から叩かれている。ちょっと尋常ではない。

パニックになっているのだろうか…。周りの人も不安げに顔を見合わせている。
見かねて院長が扉に近寄って、怒鳴った。

「扉から離れなさい!危険だから!」

「離れてます!!」

女の悲鳴のような声が聞こえた。

「暗くてわからないけど…ここ、なにかいるみたいなんです!」

彼はぞっととした。
じゃあ、今目の前で扉を殴打しているのはなんだ?

つとめて考えないようにして大急ぎで作業にかかった。

扉を開けたとき、看護婦は壁の隅に縮こまり、しゃがみ込んで泣いていた。

彼女曰く、電気が消えた後、何者かが寄り添って立っている気配がしたという。
気配は徐々に増え、彼が来る頃には、エレベーターの中はそいつらで一杯だったそうだ。

145:777 :

2016/11/11 (Fri) 22:01:19

二歳くらいの幼児。顔の損傷が激しく、半分が欠損している。それなのに、かわいい腰部にはおむつがきちっとあてがわれている。

「こういうの弱いよなぁ」

検視官がひとりごとのようにつぶやき、幼児の遺体を見つめている。
それまでバチャバシャと切られていたカメラのシャッター音と閃光が一瞬止まった。

「おい、写真どうした」

検視官が座ったままの姿勢で、顔を右にねじ曲げ、脚立の上の警察官を見上げた。

「焦点が合わないんです」

写真担当の若い巡査が、カメラを両手で持ったまま泣きべそをかいている。
146:777 :

2016/11/11 (Fri) 22:02:37

中年の男性だと思ったら、15歳の少年であった。
はいているパンツの上部に名前が書いてあり、血液型も一致している。
確認に立ち会った父親が、

「これはうちの子ではない」

という。

「うちの子はこんなデブではない。もっとスマートだ」

と。
少年の顔はむくんだようになっていて、それが地面にべたっと叩きつけられたようになっている。直径10センチくらいの丸いおせんべいのように。
顔の骨もぐしゃぐしゃに粉砕している。担当の警察官が両手で顔をはさみ、粘土で型でもつくるように寄せると、

「あっ、うちの子です」

父親は息子の名前を呼びつつ、棺の中の遺体を抱き起こした。
147:777 :

2016/11/11 (Fri) 22:04:50

ある日、妹の家に遊びに行くと猫が三匹その部屋の中央をぴょんぴょん跳ねてた。

猫じゃらしとかで遊んでる動画みたらわかるけど、あんな感じ。

何もない部屋の中央辺りに向かってぴょんぴょん飛びかかってる。

妹に聞いてみると、どうやらぶらさがってる人で遊んでるらしい。

普段使う部屋じゃないから放置してたら、いつのまにか猫が玩具にしてたそう。

今は三匹だが、異様に猫を引き付ける性である妹宅には飼い猫以外に八匹ほどの通い猫がいて、爆釣れの時は十匹以上の猫がぶらさがってる人に向かってぴょんぴょんするのだそうだ。

妹に、ぶら下がってる人は大丈夫なのか?と尋ねたところ

「知らん。やられるのが嫌ならぶら下がるのをやめたらいい」

とクールに言い返された。

今のところ妹自身に害はなく、ぶら下がってる人は静かに猫じゃらしとなっているらしい。
148:777 :

2016/11/11 (Fri) 22:11:50

長いが吐き出したいので書く。
俺が小学6年の頃、両親が離婚した。
そこから高校生までは親父と祖父母、そして親父が再婚した義母と暮らしていて15歳下の異母兄妹が出来た。
高2の時、大嫌いだった親父の元を離れて母親に引き取られた。
親父が居ない時、たまに祖父母に顔見せに行っていて18歳下の異母兄弟が出来たのを知った。
そのうち祖父が認知症になって亡くなり、間も無く祖母も認知症になってしまった。
それから十年近く親父に会うこともなかった。
そして数年前、俺が一人暮らしをしているアパートに突然義母が訪ねてきた。
正直驚いた。
同じ市内に住んでいるのだから居場所なんか調べればすぐわかると思うが、今更俺に何の用があるのか。
玄関先で何かと尋ねると義母は助けて欲しいと言う。
金かと思ったが親父は会社の社長だ。
俺なんかより金に困る事など無いはずだ。
仕方ないと思いながら部屋にあげ話を聞くと俺に申し訳ないだの親父の代わりに謝りたいだの言い出した。

149:777 :

2016/11/11 (Fri) 22:13:47

両親の離婚の原因は親父の浮気で相手は再婚した義母だった。
しかし俺は義母を恨んでも無いしどうでも良かった。
むしろ古傷に触られる様でイライラした。
「それだけなら帰ってもらえますか?」
もう聞きたくなかった俺は義母にそう言った。
すると義母は泣きそうな顔で妹と弟を助けて欲しいと言う。
意味が分からない。
臓器提供か何かかと聞いたが違った。

義母から聞いた話を纏めると祖母が亡くなってから家に祖父母の霊が出るようになった。
最初は月に一度あるか無いか程度で恐ろしかったが、何かしてくる訳でもなく放置していた。
しかし、月日が経つごとに現れる頻度が多くなり祖父母の形相も変わって来た。
無表情だった顔は般若の様に歪み、普通だった服もいつの間にか死装束になった。
お寺に供養をお願いしたが全く効果が無かった。
そして数ヶ月前、寝ている弟が泣き出したので様子を見に行くと、今度は妹の部屋から苦しそうに呻く声が聞こえた。
慌てて部屋に入るともう人か獣か分からないまでに変貌したそれが妹の首を絞めていたそうだ。
義母が必死に引き剥がそうとすると消えた。
親父にも話したが視えない親父に馬鹿な事をと一蹴されたそうだ。
150:777 :

2016/11/11 (Fri) 22:16:04

それ以降、霊は妹と弟が寝ている時に近くに出るようになってしまった。
そしてもうひとつ、弟の落書き帳を何気無く見ていた義母はあるページに俺の名前が書いてあるのを見つけた。
弟は俺のことを知らない。
まあまあ珍しい名前なので偶然書いたとは考えにくいし、弟が赤ん坊の時に新築の家を建て引っ越したので俺の名前が書いてある物も家に無い。弟に聞くと夜中に誰かがこの名前を呟くらしい。
「おまえは◯◯(俺の名前)やない。◯◯はどこや。」と。
このままでは子供が殺されると思った義母は俺の住所を調べて来たのだった。
一度、家に来てくれと泣きつく義母の頼みを俺は断った。
それは親父に会いたくないから。
すぐ殴る傲慢で嫌味な、しかし外面だけは良い親父は成人するまでいつか殺してやろうと思う程嫌いだったからだ。
しかし、妹や弟に罪はない。
「墓参りには行きますよ。」
そういってお墓の場所と連絡先を聞いて義母に帰って貰った。
次の休みに祖父母の墓にお参りに行った。
俺の母親とは折り合いが悪く、親父とも仲が悪かった祖父母だったが初孫の俺は可愛がってくれた優しいじいちゃんとばあちゃんだった。
線香をあげ手を併せると涙が出た。
帰ろうと水を汲んだ桶や柄杓を片付けていると、目の前で線香がボキッと折れた。
風のせいと思ったが嫌な感じがして、俺の顔は青ざめていたのかも知れない。
151:777 :

2016/11/11 (Fri) 22:25:15

お寺に借りた桶を返しに行くとお寺のお坊さんがどこのお参りですか?と声を掛けてきた。
◯◯の墓ですと言うとちょっと上がってお茶でも飲んで行きなさいと言われ、さっきの線香の事もあったので素直に頂く事にした。
お茶を飲みながら色々聞かれた。
義母が何度か供養を頼んだので、お坊さんも気にかけていたらしい。
俺は義母に聞いた事をそのまま話した。

お坊さんは否定も肯定もせず、そうでしたかと言って帰りにお守りをひとつくれた。
義母に電話して墓参りに行ったとだけ伝えた。
その夜、夢に祖父母が出てきた。
襤褸の白い着物を着て乱れた白髪、目は爛々とし口は大きく裂けるその姿はまるで鬼だった。
俺は子供で何処かに隠れていて、祖父母は俺を探している様だった。
そのうち、どこからか「見つけた…」
「違う…」
「タヒね…タヒね…」
と言う低い声と子供の泣き声が聞こえて来て目が覚めた。
汗で体が冷え震えが止まらなかった。
翌日、仕事を休み坊さんになった同級生に連絡して会うと全部話した。
そいつは霊感持ちで高野山からスカウトされて坊さんになったという奴だった。
彼は黙って聞いて、話が終わるとぽつりぽつりと言った。
祖父母は俺の事が可愛くて仕方が無く、もう会えないのが心残りのまま亡くなったんだろう。
それは霊になった後も続いてだんだん心残りが怨みに変わり壊れていったのかも。
異母姉弟がタヒねば、跡取りの俺が帰ってくると思ってるのかも知れないが、もうまともな理屈も思考も出来ないからただ祟るだけの鬼になったんだと思うと。
俺はどうしたらいいんだ?と聞くと
「おまえは大丈夫。血は繋がってるが母親の家系に入った時から母方の先祖に守られてるから。でも妹と弟は知らん。」
それは…と言うと彼はちょっと黙ってこう言った。
「なぁ…触らぬ神に祟りなしって言うだろ?」
俺が黙ると彼は気休めかも知れないが経を上げておくと言ってくれた。
その後、仕事の都合で引っ越した俺に変わった事は無く義母と連絡も取っていない。
152:777 :

2016/11/13 (Sun) 21:15:34

小さな頃から怪談話が好きで、夏休みにはお昼に放送する「あなたの知らない世界」が大好きでした。
大人になってから、インターネットのサイトを開きました。
子供の頃から聞き覚えた怖い話を、思い出すままに書き連ねていくサイトです。
素人の手作りサイトではありましたが、細々と続けていくうちにお客様も増えていきました。
ある方からメールをいただきました。
自分のこんな体験を掲載して欲しい。と。
正直自分の記憶だけに頼っていてはネタが尽きそうだったので、それを機会に怖い体験談を募ってそれも掲載するようになりました。
何人かの方から体験談をいただきました。
でも、一番多くのお話を寄せてくれたのは、最初にそのメールをくれた人でした。
その人を仮にAさんとします。
掲載している話が増えたので、サイトを整理してみることにしました。
投稿談も分類し、特にAさんは数が多いので専用の分類をもうけました。
そうしてAさんの話を見比べてみると、ある特徴に気が付きました。
Aさんの親類やAさんの田舎などにまつわる話が多いのです。
他の人にあるような、「ある日偶然、遭遇した」と言う類の話はありませんでした。
Aさんの叔母さんが子供の頃に見た不思議な生き物の話。
実家のご近所さんの蔵にあった奇妙な組木細工の話。
田舎へ通じる道にある7つのお地蔵さんの話。
おじいさんが若かった頃の写真に写るご先祖の話。
全部Aさんの作り話だったのかも知れませんが、どの話も創作とは思えない素朴なリアリティがありました。
それに話の内容にこれだけ偏りがあるのも、体験に基づく話だからだと思いました。


153:777 :

2016/11/13 (Sun) 21:17:52

あるとき、Aさんからいつもとは違うメールが来ました。
今まで掲載した話を削除して欲しいとのことでした。
実家の親類に私のサイトの存在が知られた。
話の内容から、Aさんが話を提供していることが分かってしまった。
そしてAさんに警告が来たそうです。
Aさんの話は、いろいろと地元の禁忌に触れる話だったそうです。
そのことでかなり怒られているようでした。
そして、禁忌を犯したことによりAさん自身の身も危ないのだそうです。
もったいないとは思いましたが、Aさんの話はすべて削除しました。
削除したことをメールで伝えましたが、Aさん宛のメールはunknownで戻ってきてしまいました。

あれから数年が経ちました。
インターネットは当時と比べて格段に進歩し、たいていのことはネットで調べてどうにかなるような時代です。
私のサイトは既に閉鎖していますが、あいかわらずネット上で怪談話を読むのが好きです。
そのなかに、私がAさんから聞いた話と非常によく似た話がありました。
昔の私のサイトを読んだ人が転用したものなのか。
Aさんと同様に、その地域で育った人が書いたものなのか。
詳細は分かりません。

インターネットに流れた情報は、容易にとめることができません。
それを読んだ人たちは大いに興味をそそられて、勝手にいろいろ調査を進め始めたようです。
私のサイトには書きませんでしたが、今回はAさんの地元の実名まで知られました。
興味本位で近づく人たちがAさんの地元のタブーに触れたとき、どうなるのかと心配しています…
154:777 :

2016/11/13 (Sun) 21:21:40

ある高校での話―

今日で一学期も終わる終業式夏休み前の最後の登校日ということで、明日からの長い夏休みをどう過ごそうか各々期待を胸に自宅へと帰っていった。

しかし、学校の地下にある体育倉庫の中で絶望的な夏休みを開始した女子生徒がいることを誰も気づいていなかった。

彼女はふとした拍子に、地下体育倉庫に用を申し付けられた。
倉庫の奥に入って作業しているときに、中には誰もいないと思っていた用務員さんによって鍵を閉められてしまった。
そして女子生徒に用事を言いつけた先生もすっかりそのことを忘れて帰ってしまった。

こうして一人暗くひんやりとした体育倉庫に閉じ込められてしまった。
155:777 :

2016/11/13 (Sun) 21:57:41

ある方のお話です。

「なぁ、虚無僧ってどこにでもいるもんじゃねえのか?」
と尋ねますので
「いねえよ」
と答えると考え込んでしまわれました。

その人は「隣のトトロ」のような田舎で育ちました。
車やバイクなど見かける事すらなく、たまに通ると「車だぁぁぁ〜」と叫んでみんなで追いかけるような生活だったそうです。
遊び場には事欠きません。
いつも十人位のグループで鬼ごっこや野球に興じていたそうです。
なにかのおりに、ふと振り返ると離れた所で静かに佇む虚無僧がいたそうです。
別に違和感もなく興味も持たなかったそうです。
(ちなみに近くに神社はあったが、お寺はなかったそうです)

成人してからもそれは続き、なにかのおりに振り返ると虚無僧が佇んでいるのを良く見たそうです。

ある日、彼女と天王寺の陸橋を歩いていると托鉢する虚無僧がいました。
彼女は
「わたし、虚無僧なんてTV以外で初めて見たわ」
と言うので
「あんなんどこでもいるじゃん」
と答えると、無言でずざざと引かれたんでショックを受けたそうです。

多少は霊感のある人でしたんで
「後ろの人じゃねえの?」
と尋ねると、
「そういうのとは違う」
と言います。気配は生きている人と変わらぬのだそうです。

今でもたまにふと振り返ると道ばたにいるのを見るんだそうです。
「あれはなんなんだ?」
答える言葉はありませんでした。


余談ですが、夏になると必ず夕暮れに人魂が飛び交う野原があり、人魂を知らぬ彼は捕虫網で捕まえようと追いかけ回す少年時代であったそうですから、何があってもしょうがないんじゃないかと思います。
156:777 :

2016/11/13 (Sun) 22:35:00

日本軍がキスカ島から撤退するとき、無人のはずの島から万歳三唱が聞こえてきた。
ちなみに、この兵士たちはキスカ島から撤退する際、なぜか急に濃霧になったり等幸運が続いたおかげで無事に撤退できた。
キスカ撤退のとき、記録ではすぐそこまでアメリカ艦隊が接近していた。
しかしアメリカ艦隊は、レーダーに反応した”敵艦隊”に砲撃するのに夢中で日本軍を逃してしまった。
だが、実際にはレーダーに写った日本軍の艦隊などは存在しなかった。
これはアメリカ軍の公式文書にも載ってる話である。
キスカ島からの撤退が成功して、アッツ島沖を通り過ぎる際に、誰もいるはずの無い(全滅済)アッツ島から「万歳」という声がこだました。
これは司馬遼太郎の「街道を行く」に記されている。司馬遼太郎は「私は魑魅魍魎談を好まないが、この話は信じたい」と記している。
157:777 :

2016/11/13 (Sun) 22:38:00

アッツ島の状況

当時、アッツには守備隊の将兵約2600人、キスカには約6000人がいた。

米軍は当初キスカ攻略を予定していたが、充分な兵力を回す余裕がなく、日本軍の守備兵力が少ないと思われるアッツ攻略に変更された。

昭和18年5月12日、米軍作戦部隊11000人は上陸を開始した。

アッツの山崎守備隊長はいずれ増援があるだろうと努めて持久戦を展開、兵力の温存を図った。

しかし、大本営は日米の海、航空戦力の差が有りすぎることからアッツ、キスカよりの撤収を決定した。

これを受けた樋口北方軍司令官は山崎守備隊長に「最後に至らば潔く玉砕し皇国軍人精神の精華を発揮する覚悟あらんことを望む」の玉砕命令を打電した。

もう兵力の温存を図る必要はない。
その後は死に場所を求めるような積極果敢、無謀な作戦が徹底され、戦闘は壮絶を極めた。

5月30日零時過ぎ、後藤平付近にて最後の総攻撃をかけて守備隊は玉砕した。

天皇陛下は杉山参謀総長がアッツ守備隊の玉砕を上奏した時
「最後までよくやった。そのことを(守備隊に)伝えよ」
と言われ、杉山が無線機はすでに破壊されていると答えると、
「それでもよいから電波を出してやれ」
とおっしゃられたという。


〜出典:別冊歴史読本「玉砕戦」
158:777 :

2016/11/13 (Sun) 22:44:11

キスカ島の状況

アッツ島を奪回した米軍はその余勢をかって、天候の比較的静穏な8月中旬、キスカ島を一挙に奪回する計画だった。

去る2月、南のガダルカナル島に取り残された、餓死寸前の日本軍15000人の完全撤退を許してしまった戦訓から米軍はキスカ島周辺にアリの這い出る隙もない監視網を張っていた。

7月26日、カタリナ哨戒機が北進する7隻の日本艦隊を発見したが霧のため触接(発見した敵に張り付いてその動きを探る)することができなかった。
しかしキンケイド提督は戦艦2を含む支援部隊に出撃を命じた。

7月27日の夜、支援部隊主力がキスカ島南方に到着すると、珍しく霧が晴れていた。
翌朝の航空索敵により再び日本艦隊を捕捉、攻撃を決意した。

米軍に捕捉されたことは全く知らず日本艦隊は7月29日の撤退を目標にキスカに接近中であった。

28日午前零時7分、戦艦ミシシッピーのレーダーが怪しい艦影を捉えた。ついで戦艦アイダホ、重巡ポートランドらのレーダーも同じ艦影を捕捉した。

午前零時13分米艦隊はレーダー射撃を開始、駆逐艦は雷撃を加えた。

零時45分レーダーの映像が消滅したので、キンケイド提督は日本艦隊を撃沈したと判断、攻撃を止め、付近を捜索したが日本軍の物と思われる浮遊物は何も発見できずどす黒い北海の海がうねっているのみであった。

その頃日本艦隊ははるか北方のキスカ北西を北上中であった。

この戦闘における米艦隊の発射弾数は14インチ砲弾518発、中口径弾487発と記録されている。

米軍の後の調査によると、その時レーダーに映ったものは100マイルも北方のアムケトカ島の反対波であった。とされている。

この「幽霊艦隊」と戦闘した米艦隊は補給の為に後退せざるおえなくなり、キスカより南下した。

ちょうどその時刻、木村少将率いる日本艦隊はキスカ湾に侵入。守備隊全員の撤収を完了し、北千島に向け反転しつつあった。

8月16日、日本守備隊の完全撤退を夢にも知らない米軍は、無人のキスカ島に猛砲撃を加えた後、35000人の将兵を上陸させた。
ところが行けども行けども日本兵は見当たらず、旧日本軍司令部の跡では二匹のカラフト犬が尻尾を振って出迎えたという。


〜出典:丸エキストラ版第57集「世界の決戦場」
159:777 :

2016/11/13 (Sun) 22:54:45

警察から連絡はがきが来ていた。
「自動速度取り締まり装置にて撮影された写真について」とか書かれていた。
要はオービスに引っかかったから出頭してこいって事。

身に覚えがあった。
夜中に宮城の街道を走っているとき、フラッシュが光った気がする。
一緒にいた友人も気が付いた。
観念して素直に出頭することにした。

警察署では、せまい取調室に通された。
窓には鉄格子があり、犯罪者向けの部屋だと実感できる。
オービスで撮られた写真を見せられ、日時やら速度やらいちいち確認された。
意外なほどくっきり写るものだと驚いた。
「急ぐ用事があったんですか?」
屈強な警察官が訪ねた。

その時は用事を終えて帰るところだった。
だから急ぐ必要はなかったのだが。
実は、ある有名な心霊スポットを見に行った帰りのことだった。
現地では特に変わったことはなかったのだが、その後ずっと二人とも寒気を感じ、車内でも寒い寒いと話していた覚えがある。
エアコンも急に使えなくなっていた。
なんとなく嫌な雰囲気を感じて、帰り道を急いでいたのだ。

そんな事情を話しても仕方ない。
「いえ、別に用事はなかったけど・・」
そんなあいまいな答えをするしかなかった。

「一緒乗ってる人の名前は?」
そんなことまで調書に書くとは知らなかった。
素直に友人の名前を答えた。
「もうひとりは?」

そんなのいない、いやもうひとり、と話が食い違い、もう一度写真を見せられた。
もうひとり、いた。
後部座席の真ん中に、顔ははっきり見えないが確かに人がいた。
運転席の自分と助手席の友人の顔ははっきり見えるのに、後ろの人影はそのまま影のようにぼんやりと暗かった。
だけど、人に見える。
それも、女子学生の制服を着ているように見えた。

160:777 :

2016/11/13 (Sun) 22:57:18

「もしかして、君たち松島に行ってた?」
警官に聞かれた。
オービスに撮られる前に行ってた心霊スポットは、松島にある。
「やっぱりね。おもしろ半分でそう言うところに行かない方がいいよ」

その後、同乗者の名前は勝手に書かれて調書が作成された。
「何も書かないわけには行かないからね」
警官はそう言っていた。
帰り際に忠告された。
「早いうちに、お詫びしに行った方がいいよ」
前にもこういうことがあったんだと思った。

帰宅してからネットでそのスポットについて調べてみた。

 冷やかしで行ってはいけない。
 隣接する駐車場に車を停めてはいけない。
 現場でタバコを吸ってはいけない。
 車で訪れると、故障が多発するケースが多い。

全部当てはまった。

対処も書いてあった。
 線香をあげてごめんなさいと唱えてくること。
その通りにした。
効果はすぐに現れた。
当日から動かないままだったエアコンが使えるようになっていた。

それから時々、不意に車内が線香臭くなることがある。

今でもあの現場と車内がつながっているようで気味が悪い。

時々誰かがあそこに線香を供えているだろうし。
161:777 :

2016/11/15 (Tue) 21:15:26

2月4日。この雪山に遭難して約24時間。古い山小屋ではロクに暖も取れず、少々寒いが外で過ごす事は出来ない。助けはすぐに来るに違いないだろう。

12月6日。助けはまだ来ない。
この吹雪だから捜索が難航しているのだろう。
落ち着いて待つ事にする。
・時計が壊れてしまったので、日にちが分からない。
食料が少しずつ減ってきた。水は雪を何とかして得られるが、空腹は辛いだろう。吹雪はまだ止まない。
・ドアからかぜがはいってくる。防寒ふくを多めに着ていてよかた。
てがふるるえて上手く文字をかけないが、しかし私はあきらめない。
あきらめたら終わりだ。

・何という事だろう、あれほど吹いていた吹雪が嘘のように止み、私は救出隊に発見された。彼らに聞くと、12月12日だという。
少し長い遭難体験だったが、もう終わりだ。この日記は、ここに置いていこうと思う。
もし、ここで遭難してこれを読んだ者がいるなら、私は言いたい。
決して諦めるな。助けは必ず来るのだから!
12月12日 ○○○○

−−−−−−−−

日記の文字は時間を重ねるごとに筆圧が弱くなっていたが、 最後のメッセージだけは希望に溢れたようにしっかりしていた。
尚、連日に渡る猛吹雪のため、捜索が再開されたのは、それが少し弱まった12月14日の明朝の事である。

この日記の書き手、彼の遭難者の行方は、現在も行方不明とのこと。
162:777 :

2016/11/16 (Wed) 13:07:48

俺が高校2年生のとき、クラスメートのM子が他界した。
原因は白血病と言われていた。
彼女の家は千葉の市川であり、電車で1時間以上もかけて葬式に出向いた。

俺はM子とは、大して仲が良くなかったこともあり、焼香を済ませると早々と家路についたが、仲が良かった生徒たちの何人かはしばらく残っていたようであった。
クラスは深い悲しみに包まれたが、次第に元の明るさを取り戻し、一女生徒の死はいつの間にか忘れ去られていった。

そして今振り返れば瞬く間の3年間は過ぎ、俺は高校を卒業した。
最早、俺の頭からは、若くして一生を終えた女性のことはすっかり無くなっていた。

俺はその後、大学生活を経て就職し、それなりに忙しい日々を送っていたが、あるとき、高校時代のクラスメートと偶然再開した。
彼女の方から声をかけてきたのであるが、彼女は高校時代からのぽっちゃりした顔からは、想像もできないほど痩せており、声をかけられなければ、たぶん分からなかっただろう。
いや、痩せたというより、やつれたというのが正直な感想であった。
懐かしいね、と軽い挨拶を済ませたあと、せっかくだから少し話そうということになり、近くの喫茶店へ入った。

現在の状況など、お約束の話を一通り済ませると、「ねえ、M子のこと覚えている?」と彼女は訊いてきた。
「M子?ああ、白血病で亡くなったM子ね」
「そうそう」
同時に彼女がM子と仲が良かった生徒であることも思い出した。
「かわいそうだったよね」
「うん、実はね・・・」
彼女は顔を深刻そうにしかめた。
「実は、彼女は白血病じゃなかったのよ」
「へー、違う病気だったの?」
俺は、彼女の話に特に興味を示さなかった。
正直に本当の死因を知られたくないようなことは、ままあるからだ。

しかし、俺の気持ちとは裏腹に彼女は顔をよりいっそう深刻そうにして言った。
「ちょっと聞いて欲しいのよ」
「うん、別にかまわないよ」
今日は既に仕事は終っている。
俺は彼女の只ならぬ雰囲気を感じ取った。彼女の話した内容は、およそ次の通りであった。
163:777 :

2016/11/16 (Wed) 13:12:27

一昨年の暮れ、突然M子の母親から連絡があって、M子の七回忌に来て欲しいと言われた。
是非にというので、仲も良かったことだし法事へ参加した。

この法事はM子の七回忌だけでなく、M子の父親の一回忌でもあった。
法事が一段落すると、M子の母親に折り入って話があると言われ、2人だけで家の一室に入った。
そこは、かつてM子の部屋であった。

少しばかりM子の思い出を語ったあと、母親が意外なことを言い出した。
曰く、M子の死の真相を聞いて欲しいと。
そして、母親は話し始めたが、二言三言話したとき、緊急の電話が入ったと親族から呼ばれ、母親は話を中断せざるを得なかった。

再び部屋に戻ってきた母親は、詫びを言ってから話を始めようとしたが、親族の子供が突然ひきつけを起こしてしまい、またもや続きを話すことができなくなった。

結局、その日は時間切れで、話は後日改めてということになった。
彼女はここまで話すと、フッと息をついた。
「時間は大丈夫?」
俺には、いつの間にかM子について興味が湧き上がっていた。
「大丈夫だよ」
「それから暫くはM子のお母さんから連絡がなかったの。こっちから連絡するのも何か気が引けて」
「うん」
俺は相槌を打つのみであった。
「私もそのことは忘れていたんだけど、去年、連絡が来たの。1年ぶりくらいにね。それで、またM子の家に行こうとしたのよ」
「それで」
その後、彼女は次のようなことを話した。

約束した日に彼女は急用が入り、M子の家に行けなくなってしまった。
彼女は電話で話せないかと聞いてみたが、どうしても会って話したいという。
日を改めて彼女はM子の家に向かった。
そしてM子の母親は、まずこの話から聞いてくれと、口を開いた。




164:777 :

2016/11/16 (Wed) 13:14:26

実はM子の死は、予想外のことで母親は看取ることができなかったという。
亡くなった旦那さんがM子を看取ったのだが、しばらくして、旦那さんからM子の死因を知って欲しいと言われた。

しかし旦那さんがそれを話そうとすると、ことごとく邪魔が入り、中々聞くことが出来なかった。
ついに死因を聞いたのは、旦那さんがそれをしゃべろうとしてから実に半年以上も経ったあとだという。
旦那さんはその翌日に急死した。

そして、いよいよ本題に移ろうかというとき、来客があった。
無視できない人らしく、母親は暫く応対して、彼女の元に戻ってきた。
このときには彼女も「何かある」と思い始めていた。
母親は彼女の前に座ると、どこまで話ましたっけ?と聞いた。
旦那さんがお亡くなりになったところまでです、と答えると、母親は、あら、そんなところまでお話しましたかしら、と意外な顔をしたのである。

「もう、気味が悪くなっちゃってね・・・」
「それで、話は聞けたの」
彼女は首を振った。
「あの後、何故かM子の思い出話になっちゃったのよ。自分でも訳が分からない。気がついたら夜になっていて、家に帰ったわ」
「結局、聞けず終い?」
彼女はしばらく沈黙した。

俺は、すっかり冷めたコーヒーを飲み干すと、「場所変えたほうがいいかな。時間が経ってるし」と言った。
165:777 :

2016/11/16 (Wed) 13:18:50

彼女も賛成し、腹も減ったのでファーストフード店に行くこととなった。
席を立ち会計を済ませ、店を出る。
移動中に俺の携帯が鳴った。
友達が事故に巻き込まれたので至急来て欲しいという連絡であった。
彼女の話には後ろ髪を引かれたが、現場へと向かうしかない。
彼女は絶対連絡すると言ってくれ、その場を後にした。
友達の事故は大したことはなかった。

2日後、家に彼女から連絡がきた。
「実はね、あのときは言い出せなかったけど、M子のお母さん、あの日の数日前に亡くなったのよ」
「えっ、俺と話したあの日の?」
「そう、そして亡くなる前の日に、私、M子の死因を聞いたの。ついに」
「・・・」
「で、その話、やっぱり聞きたいよね?」
俺は少しばかり躊躇したが、「確かに聞きたい気持ちはある。でも話すな」と、きっぱり言った。
「いいか、誰にも話すんじゃない。忘れるんだ」
「ありがとう」
彼女の声は少し安堵したようであった。
「でも、M子の弟には話さなくてはいけないと思う」
「やめておけ、忘れろ」
「でも、たった一人残ったM子の家族よ」
「知らないほうがいいこともある。今度ばかりはそのほうがいい」
「うん・・・」
彼女との会話はそれで終った。

俺は一抹の不安を隠せなかった。
M子の弟は既に成人であるし、家族の死について疑問を抱いていてもおかしくない。
俺は彼女に電話をしてみた。
彼女はM子の弟に会ってはいるが、その話はいていないと言った。
俺はくどいほど念を押して電話を切った。
その後も彼女と連絡を取ろうとしたが、携帯を持っていなかった彼女とは連絡が取れなかった。


それから、1ヶ月ほどしてからのことである。
彼女の死の知らせが来た。彼女がM子の弟に何を伝えたのかは分からない。

166:777 :

2016/11/18 (Fri) 08:26:48

大阪市内でOL時代に体験した話。

どんより曇った夏の日、昼休みのぎりぎり終わりまで、喫茶店で雑誌を読んでて。 急いで会社のある雑居ビルに戻り、エレベーターに駆け込もうと思った。

すると中に乗ってる作業服を着たおっさんが、エレベーターの操作パネルに手を伸ばして扉を閉めてしまった。

「なによ、開けて待ってくれてもいいのに。」

と思いつつ、すぐにボタンを押して今度はおっさんになんだよ、と思われるのも嫌なので、しばらく待ってた。

そのエレベーターは1階で止まったまま。

しびれを切らして、ボタンを押して扉を開けたら、おっさんがいない。
しかも操作パネルはおっさんが手を伸ばしてたのと反対側にある…全身鳥肌たちました。

事務所に戻って騒いだら、他にも何人か作業服のおっさんの目撃者がいて。
ビル建設中に事故で亡くなった作業員がいるらしいとの噂。
屋上に、供養の為か、祠が祭ってあるらしいけど、怖くて見に行かなかった。


167:777 :

2016/11/18 (Fri) 08:29:00

当時俺は電車通学をしていた。

時間に余裕のあるときは乗換駅の近くにある店に寄って軽く食べていってた。

ある時その店の一番奥の席に可愛い子が座っていた。
その子はぱりっとした襟の制服を着ていて、胸までの黒髪と白い肌、くっきりした二重まぶたの綺麗な子だった。

それから彼女は決まった時間にその場所にいて、見慣れないペットボトルのお茶を飲んでいるようになった。

彼女はペットボトルのお茶を本当に美味しそうに飲んでいた。
あれ位ペットボトルのお茶を美味しそうに飲む人間は、後にも先にも見たことがない。
(そのお茶、当時探してみたんだけど、何処にも売っていなかった)

俺はその子に会うのが楽しみで、いつしかその店に毎日寄るようになっていた。
当然、声なんてかけられなかったんだが。

ある日いつものようにその店に行くと、いつもの場所に彼女がいなかった。

代わりに、その席に彼女がいつも飲んでいるペットボトルのお茶があった。
俺はいけないとは思いつつ、そのペットボトルを手にとってしまった。
すると、ペットボトルの中で何かがうねうねと蠢いている。
何だろう、と思って顔を近づけてみると、お茶の中に沢山のイトミミズやボウフラやらがうねうねと蠢いていた。
何やら変なかけらまで浮いている。

ペットボトルのラベルには、賞味期限 96.5.22と書かれていた。これは02年の話。
168:777 :

2016/11/18 (Fri) 08:32:59

私、自分で言うのもなんですが、子供の頃から普通に霊を見ます。
どんな風に?って聞かれると表現に困るんですが
「シックスセンスの幽霊をもっとヒラヒラさせた感じ」
です。
子供の頃は怖かったんですが、今では全く怖くありません。
これは、私が19才位の時に起きた(幽霊は怖くないけど)怖かったエピソード。

当時、私は一人暮らしを初めたばかりで一人暮らしの大変さを思い知りつつも、充実した生活を送っていました。
当時、仕事が忙しく、映画好きなのに映画に行けない私はレンタルビデオを毎晩借りてきて見終わる頃に調度眠くなって寝る生活を送っていました。

その日は、たまたま映画の最後らへんで寝てしまい映画が流れっぱなしになってて、ビデオテープが止まる音で目を覚ましました。
(最後まで回すと、かってに撒き戻しがかかる)画面には右上に小さく「ビデオ」という文字。
電気は真っ暗にしていましたが、電源が切れていないため画面は黒いのですが明るかったのを覚えています。

画面を消そうかと思った矢先、画面に移る自分の口元がパクパクと動きます
(ああ、来てるのか)
直感で私はそう思いました。

尚も、画面の私の口はパクパクと何かを喋っているように動きます。
私は、ベッドの上に座り画面を見ながら

「話があるなら出ておいで。」

といいました。
すると、窓も開けていない部屋に風が吹きました。
私は、何をするでもなく待ちました。

霊は、その人によって色々な出かたをするのでどこに出るのかを視線で探しつつ、ベッドの上に胡座をかいて待ちました。



169:777 :

2016/11/18 (Fri) 08:35:13

しばらく座っていると唐突に自分の口が開きます。

「あが・・あぎっ・・・あぐぁ・・ぐぐ・」

私はとても息苦しい感覚にとらわれました。
涎がだらだら流れ出し、気付いた時には体の自由が利きません。

対話をする霊ではないと理解しましたが、(人と話すかのように対話するタイプも居る)これでは苦しいばっかりで何もわかりません。
体の自由が利きませんから、私は心で念じました。
(苦しいよ 何を言いたいのか解らないよ)

「ああぎゃあぐっ・・・ごう・・・えん・・・ず・・・な・・・ば・・・」

私の声はくぐもっていましたが、「公園 砂場」と聞き取れました。

この辺で公園は一つしかありません。
ですが、人が死んだという話は聞きませんし私が通りかかったときも、無念さが漂う「気配」はありませんでした。

ふっ・・・と、体が楽になった私は何故か胸騒ぎがして着替えて公園に向かいました。
面倒ではありましたが、また来てもらっても眠れません。

私は公園の砂場にきたときに、もう一度誰も居ない、気配もしない空中に呼びかけました。

「ここ?」

その瞬間、地面が大きくゆれました
電柱は倒れ、少ないながらも公園の遊具も倒れました。

10〜20分分くらいでしょうか、私は砂の上にうずくまり、揺れが収まった頃にはあたりは廃墟になっていました。
幸い砂場は何も倒れてこず、私は無傷でした。あたりは人の悲鳴、火の手が上がりもくもくと上がる煙、一瞬夢かと思いました。

阪神大震災です。

当然私の住んでたボロアポートも崩れ同じアパートに住んでいた人は、生きていた人でも重傷、亡くなった方も居ます。

霊は私を助けてくれたのでしょうか。
今まで私は、霊の話をきいてやったりはしていましたが助けてもらった事はありません。

霊ではなく、震災にゾッとした霊体験でした。

170:777 :

2016/11/18 (Fri) 09:07:23

『迷いインコの怖いつぶやき』

これは、テレビ番組の『探偵!ナイトスクープ』で実際にあった話である。

依頼の内容は、迷いインコを保護したのでその飼い主を捜して欲しいというもの。
インコは「ピーコ」や「な○たピーコ」、「奈良市三条」と話し、探偵のたむらけんじ氏が、動物病院や近所の中田・長田姓の家を回るも発見できず。

問題の怖いつぶやきは、
たむらけんじ氏が車内でインコを撮影した映像に含まれていた。
内容は、以下のようなものである。

「ピーちゃんごめんね。ここは異世界かも。内職してたら急に誰もいなくなった。ピーちゃんだけでも逃げて。電話も繋がらない。私は出て行きます」

鮮明なおしゃべりではないのではっきりとは言えないが、これに近い内容を喋っているのは間違いないようだ。

結果として、現在も飼い主は見つかっていない。
ひょっとすると、本当の飼い主は異世界に迷い込んで、現在も帰って来られないのかもしれない…
171:777 :

2016/11/20 (Sun) 10:12:40

毎日お昼にサラダバーとドリンクバー頼むお婆ちゃんがいたんだけど、結構なお洒落さんだったのにある日を境に服装が毎日同じになって、服装同じになってから1週間後位におっさんが来て
「母が来ていると噂になってまして…」
と話し始めたんで
あー徘徊系ボケだったのかーとか思ってたら服装同じになった日辺りに自宅で大往生したそうな
また来たら連絡下さいって連絡先貰ったけど、その息子きてからお婆ちゃんくる事は無くなった
特に違算とかはなかったんでお金はちゃんと払っててくれたみたいだけど、幽霊って考えると常連客だった人もやっぱ怖い
172:777 :

2016/11/20 (Sun) 10:18:27

俺、22から28歳まで、心理的瑕疵物件に連続3軒×2年=6年住んだよ。
理由は、俺がある資格を取るため、働きながら勉強するため、親戚がやってる不動産会社に就職することになったから。
一応、寮という名目で水道光熱費は自分もちで家賃は会社もち。
ちなみに心理的瑕疵物件というのは、
その部屋で自殺や事故死などがあって価値が下がった物件という不動産用語。
事故が起きてから、他の人間が1年以上住んだと証明できれば、
心理的瑕疵物件として借家人に報告義務はなくなる…ってうろ覚えだが。


1軒目は、豊島区の集合住宅。
3ヶ月前に独身中年サラリーマンが自殺したという物件だった。
ここで起きた異常は、主に電気関係。
1.テレビやラジオに雑音が入る
2.夜中1:00〜3:00にかけて、電圧の変動が激しい
3.突然、電気製品のスイッチが入ったり切れたりする

3ヶ月住んで報告書を書き上げ、建物全体と部屋の電気関係チェックしたが全て正常。
役所に報告して、違法電波取締車両まで出動してもらったが原因不明。
結局、社長と懇意にしている御祓いさんに来てもらって解決。
その後、1年半は平和に暮らした。
173:777 :

2016/11/20 (Sun) 10:19:59

2軒目は埼玉県M市の古い分譲マンションというか分譲団地。
半年前に老人が孤独死したという物件だった。
ここで起きた異常は、主に水廻り。
1.深夜、突然シャワーが出る。
2.台所・洗面所の水がどんなに蛇口をきつく閉めてもポタポタ流れる。
3.玄関に原因不明の水溜まりができる
4.ベランダに原因不明の水溜りができる
それ以外に、寝ていると布団の上に重さを感じたり、苦しそうな息がフゥゥゥフゥゥゥゥと聞こえたり。
これは御祓いさんに2回来てもらっておさまった。

3軒目は埼玉県S市の小さな一戸建て。
10ヶ月前に老人が孤独死したという物件。
ここは最悪だった。
電気とか水廻りの問題ではなく、とにかく出る。
朝から晩まで一日中出まくる。
朝、顔を洗って髭を剃っていると、鏡の中に老人の顔が映っている。
昼間、家にいて勉強していると、家のそこらじゅうに人が歩き回る音がする。
寝ていると、枕元でじーと老人が覗き込む。
御祓いさんに4回来てもらって、なんとかおさまった。

まぁ。こんな感じでしたよ。


174:777 :

2016/11/20 (Sun) 10:34:44

隣のクラスのおっちょこちょいの悪童Iは、授業中私たちのクラスの掃除用具入れのロッカーに忍び込み授業途中で「ワッ!」と飛び出し、クラス中を沸かせて走り去るというパフォーマンスを思いつき、次の授業で実行することを私を含めた数人に打ち明けた。

ま、よくある(かどうかはわからないが)ヒーロー気取りの悪ふざけである。
当時、教室の後方には各生徒がカバンなどをおいたりするための棚があり、その左端、廊下に近い側にはほうきやモップ、ちりとりなどをしまっておくための扉のついた縦長のロッカーがあった。
Iはこの掃除用具入れに先生が来る前に忍び込み、授業途中で突然飛び出し皆の笑いを取った後、すぐそばの扉から廊下に逃げる算段であったのだろう。
もとより逃げても無駄なのだが、私たちはIが怒られる事も含めて期待していた。
「んじゃ、やってやるからよぉ!」
妙にウキウキしたIは自ら金属製のロッカーに入り込み、内側から薄いドアを引っ張って閉めた。
無論カギなどない。

まもなく先生が現れ、何の授業だったか忘れたがとにかくフツウに授業は始まった。
この段階で、当然といえば当然だが彼のことはクラス中に知れ渡っており、いつ飛び出してくるのかに関心が集中していた。
時折ちらちらと後ろを振り返って見たりロッカーから時折聞こえる「カタン」とかの物音に誰もがクスクスと忍び笑いをもらたりした。

しかしいつになっても彼が出てくる気配はなかった。
物音すら立たなくなった。クラス中大爆笑を期待していたのだったが、どうやらIが怖気づいたかして飛び出すのをあきらめたのだと思い。
「まさか寝てるんじゃ?」
「それはそれですごいバカ」
などと私たちは勝手な想像でコソコソと笑っていた。

175:777 :

2016/11/20 (Sun) 10:37:29

そのうち授業は終わってしまい、起立、礼、着席の号令の後、先生が出て行くのを待って私たちはロッカーの扉を開けに行った。
「エヘへへ 」とばかりに頭をかくIあるいは寝息を立てているIを想像していたのだが
ガチャン(扉は単に引っ張れば開く)私たちが目にしたのは、
「ウワアアアアアアン!」張り裂けんばかりに大声でわめく狂ったようなIの姿だった。

真っ赤に泣きはらし、涙、鼻水、よだれでそれこそグシャグシャでシャツとズボンには血がにじんでいた。
「どうしたんだっ!何があったんだ?」
ロッカーの中に立っていた彼は崩れ落ちるように四つんばいになって這い出てきた。
体中ガクガクと震え立てないようだ。
「@§#&※♂△☆±≒▼∃*」
泣き喚きながら意味不明のことを絶叫している。
よくよく聞いてみると「ドアが開かない」とか「誰も開けてくれない」とか言ってるようだ。

学校中が大混乱になり、Iは即座に病院に連れていかれた。
先生たちにいろいろ聞かれたが、こっちにもさっぱり訳が分からない。
私たちがいじめで閉じ込めたわけではないのだ。
176:777 :

2016/11/20 (Sun) 10:41:19

後で分かったのだが、Iは授業開始数分で飛び出すつもりだったという。
それまでわざと軽く音を立ててみたりしていたのだという。
そして「いざ!」という時に扉が開かなくなったのだと。
ロッカーの扉にカギはついていない、回したりひねったりしてロックする構造でもない、押せばしまり、引けば開く単なるフタの役目しかしていない。

授業も半ばを過ぎるころからIは本気で助けを求めだしたという。
扉を内側からガンガン叩き(これでこぶしを切ったようだ)大声でわめき、つま先でけり続けた。
しかし教室内はまったくの無反応、まったく音に気づく様子はない、授業の様子はロッカーの中にも聞こえてくるというのに。

Iはその後助け出されるまで気も狂わんばかりに絶叫しつつ扉を叩き続けたという。
教室内の私たちはその時授業をしていた先生も含めて、叫び声どころかノックの音すら聞こえなかった。
Iがわざと立てた物音以外にはまったくの無音だった。
普段ならまだしも、Iが飛び出してくるのを期待して集中していたにもかかわらず。


幸い、Iはごく軽い怪我ですんだ。
行方不明にも精神病院送りにもならなかった。

Iが無事だったおかげで、いじめではなかったことが証明された。

彼は扉に付けられた数個の細長いスリットを通して見ていたのだ、私たちが何もしていないことを。

そして、まったく自分に気づいてくれず完全に無反応な教室内を間近に見ながら泣き叫び、血が出るまで扉を叩き、助けを求めていたのだった。

177:777 :

2016/11/21 (Mon) 08:36:47

今から6年以上前の話です。その頃私は大学生でレポート作成とかで使いたいのでプリンタを探していたんです。
週末友達と秋葉原をうろついて中古の店で白黒のレーザープリンタを見つけました。
値段は9800円でした。当時としてはかなりの掘り出し物だったと思います。
比較的新しく、保証期間もついていてラッキーだと思っていました。
早速アパートの部屋に帰りドライバをインストールしてテスト印刷しました。
テスト印刷をクリックし私はトイレへ、友達は笑点を見てました。
そのとき友達は異変に気づきました。
テスト印刷のはずなのに印刷が止まらないんです。セットした紙を全部使って印刷は止まりました。
パソコンの画面を見てもエラーは出ていません。印刷された紙を見て友達は
「わっ。」
と叫びました。
なんと、紙にはいかにも女の人の顔の画像が印刷されていたのです。輪郭などは不鮮明でしたが髪や目、口が黒くこちらを睨んだような顔つきが印象的でした。
しかも、一枚一枚画像が微妙に違っていました。
不気味に思って今度は適当にテキストファイルを印刷したのですが問題ありません。
不思議に思っていると勝手に印刷がされ、そこには
「どうして私を捨てるの?」
と・・・

友達は返品に行こうといったのですがもう閉店の時間が近いので明日にすることにしました。
でも不気味でしょうがなく、嫌がる友達に晩飯奢ると言って大学のサークルの部室まで一緒に運んでもらいました。

178:777 :

2016/11/21 (Mon) 08:38:25

翌日大学に来てあのプリンタを運びだそうとと部室に行ったら後輩が困った顔をして
「先輩、昨日ここに泊まりましたか。」
と聞くんです。
後輩の話では部室のドアに紙がはさんであってそれは学生自治会からの注意勧告書でした。部室に宿泊しないでくださいといった内容。
とりあえず後輩に全部員に聞いてみてと言って私はプリンタをキャリアに乗せて買った店まで行きました。
店員が動作検証をしても異常がなかったので、返品は受けられないと言ってきたのですが、なぜか私はとっさに「引き取ってもらえませんか。」と言ってしまい3000円くらいで引き取ってもらいました。

大学の部室に戻ったら後輩が寄ってきて先程の話の続きをしてくれました。
誰も昨夜は泊まっていないと。後輩が自治会に確認に行ったら担当の人の話によると
「警備員が昨夜見回りしていたら(私達の)部室から女の人の叫び声が聞こえてきて、注意をしようと部室に寄ったが電気が消えていて鍵がかかっていた。ノックしても開けてもらえず立ち去った。」
ということだったようです。
警備員は学生がSEXの最中だったのかと思ったそうです。
後輩は部員一同思い当たりはない事を告げ、部外者の侵入ではないかと述べたようです。
結局部外者の進入の恐れありという処理になり、後日ドアの鍵を換えてもらいました。

でも、あの日の晩、部室で何があったんだろう・・・

あの日の晩、プリンタを移動してなかったら何がおきていたのだろう・・・


179:777 :

2016/11/21 (Mon) 09:05:41

女子大生Aさんの友人であるBさんに起こった話。

ある日、Bさんは彼氏にプレゼントされたという青白い石のネックレスをAさんに見せてくれた。
それは何の石か分からないが、キラキラと輝いている。

Bさんはその後彼氏とは別れてしまったが、自分の好きだった彼がくれたものだからとネックレスを大切に身に着けていた。
そして何日かすると、Bさんが学校に来なくなった。
心配したAさんがお見舞いに行くとBさんは「なんだか金属アレルギーになっちゃったみたい」と語った。
見るとネックレスの周りは赤くかぶれていて、所々皮膚がはがれているところもある。

しかし、学校にはそのうちこれるだろうとAさんは思っていたが、 Bさんはそれから学校に来なくなってしまった。
それから一ヶ月ほどたったある日Bさんから「うちに来てほしい」というメールがあり、 Aさんがお見舞いに向かうと、そこには変わり果てたBさんの姿があった。
ガリガリになった体、ほとんど抜け落ちてしまった髪、皮膚もどす黒く変色している。
驚いているAさんにBさんは「これを受け取って欲しいの……」と震える手であのネックレスを渡した。
「もう私はいらないから……」
そして、Bさんは3日後に死んだ。

ネックレスを託されたAさんはとても不吉な感じがしたので、知り合いのおじさんがやっている宝石店に青白く光るネックレスを預けて調べてもらうことにした。

Aさんは翌日の朝におじさんからの電話で、おもいっきり怒られることになる。

「こんなものどこで手に入れたんだ?この青白い石はウランの結晶だぞ!」
180:777 :

2016/11/21 (Mon) 09:08:45

1962年3月21日。
メキシコのとある家に1人の男が妻と子供2人とともに引っ越してきた。

やがて家族のうちの誰かが、前の居住者が置き忘れていった、金属製の容器から小さなカプセルを見つけた。
もちろん家族はそれが何であるか、どんな性格のものか、まるで知らなかった。

そのうち10歳になる息子がそれを見つけ、ズボンのポケットに入れていた。

妻がそのズボンからカプセルを見つけ、台所の家具の引き出しに収めてしまった。

その日を1日目として起算する。

16日目、この息子は突然、体の具合が悪くなり、入院しなければならなくなる。

17日目、男の母親が同居することになり、引っ越してきた。
彼女は台所で奇妙な物を見た。
小さなカプセルの近くにあったガラスのタンブラーが異様に黒ずんでいたからだ。

25日目、入院中の息子は絶えず吐き気を訴え、何も食べられなくなっていた。
そればかりか、左足の太股が異様な症状を呈していた。
ちょうどズボンのポケットのあたりがどす黒く壊死を起こしていたのだ。

29日目、息子は死んだ。
男は嘆き悲しむ間もなく、今度は妻が似た症状を示しているのに気付く。
爪が黒ずんで、歯茎から出血があり、尋常ではなかった。

109日目、妻は発熱とめまいの後、人事不省となりやがて冷たい骸となっていった。

181:777 :

2016/11/21 (Mon) 09:12:41

しかし彼女は死ぬ前に、あのカプセルについて思い当たることがあり、その経過を語っていた。
こうしてカプセルは置き忘れた持ち主に戻っていった。

カプセルの(中身の)正体は放射性物質コバルト60だった。

138日目、残された2歳の娘も同じ症状に襲われた。入院してわずか2日後、最後には肺炎を併発し、死亡した。

男はまだ30歳の若さだったが、このわずか5ヶ月のうちに妻と子供2人が目の前から消えていった。
しかしこの時、男が目にしたのは、今自分の爪が黒ずんでいるという恐れていた症状だった。
発熱や酷い倦怠感も同じだった。

彼だけではなく、母親の爪も同じように色が変わり、他の症状までも現れ始めていた。

142日目、男と母親は2人そろって入院した。2週間後、男は退院したが、母親は残された。
因みに男は検査の結果、全く『精子』が消滅している。と告げられた。

195日目、母親は肺から大量の出血を起こし死亡した。

こうして、置き忘れられていた小さなカプセルのために5人の家族のうち4人が死亡するという不気味な悲劇は終わる。

ただし、1人生き残ったとされるその男の退院後の消息は分からない。



〜出典:広瀬隆「東京に原発を!」
182:777 :

2016/11/21 (Mon) 09:15:00

文部科学省は11日、大阪市の消防設備保守点検会社が所有する放射性物質「コバルト60」が、昨年10月末から行方不明になっていると発表した。
 ボンベに入った消火用ガスの量を計測するためのもので、ステンレス容器(長さ3・5センチ、直径8ミリ)に密封されている。
 1メートル離れていれば健康への影響はない。
 同社は、昨年10月末に事務所を移転した後、コバルト60の入った計測機器の紛失に気づいた。製造元に相談し、11日になって届け出たという。
( 読売新聞 2009年5月11日19時32分)



文部科学省は8日、新潟県新発田市の建設会社「岩村組」が所有する放射性物質「コバルト60」などが、7日から工事現場で行方不明になったと発表した。
地盤の水分や密度を測定する計測機器に使うもので、ステンレス容器(長さ22センチ、直径2センチ)に密封されている。この容器に直接触れても、短時間なら健康への影響はほとんどないという。
同省は、放射性物質の発見に全力を挙げ、再発防止策を取るまで放射性物質を使わないよう同社に指示した。(2010年1月8日19時44分 読売新聞)

183:777 :

2016/11/22 (Tue) 21:12:29

かなり前の話だけど、ニュースでやってた。
ある小学校のプールの授業中、男子が一人行方不明になった。
調べてみると、プールの排水口のフタがはずれていたそうだ。
行方不明になった男子生徒は、その排水口の中に吸い込まれたらしく、途中で詰まった状態で見つかった。
まさかそんなところに吸い込まれて出られなくなるなんて思わなかっただろうなと思うと・・・
なんかこのニュース聞いてゾーッとした。
184:777 :

2016/11/22 (Tue) 21:14:52

俺は、重い病にかかっていた。
発作がひどいときは動くどころか、呼吸すら自力でできない程重い病気だ。
俺の助かる方法は、臓器提供者を待つだけ。それまで、グッと、ジッと痛みに耐えるだけ。
当時、俺には最愛の彼女がいた。
俺が割と体調のいいときは、
「お前の臓器くれよw」
「血液型違うから無理w」
「俺のために死んでくれw」
「やだw」
と冗談を言い合って笑ってたし、俺が発作を起こしたときは「そのくらい耐えなさいよ、男でしょ?」といいながらも手を強く握って祈ってくれた。
でも看護婦さんによく追い出されてたw

ある日のこと、例外もなく俺は発作を起こした。
俺は痛みに耐え切れずに、力を振り絞り
「もう死にたい」
とつぶやいた。
声にもならない声だったと思うけど、彼女には聞こえたようで、顔を歪めてわんわん泣いた。
俺は苦しいのと、いつも強気な彼女を泣かせてしまった悔しさでさらに気分が悪くなった。
しばらくして、
「ちょっと用事で急ぐから」
そういって、彼女は病室から出て行った。出て行くとき、彼女の手が俺の手からするりと抜ける瞬間ゆっくりと意識が薄れていった。
入れ替わりで、看護婦さんがバタバタと入ってきたところで意識はとんだ。

次の日の早朝、臓器提供者が見つかり、俺は助かった。
しかし、それから一ヶ月経っても彼女とは連絡が取れていない。人づてに、俺が助かったのは届いたらしいのだが…。
それにしても暇だ。
退院したら真っ先に彼女に会いに行こう。
元気でやってるだろうか。
185:777 :

2016/11/22 (Tue) 21:17:17

家から帰って来て何気なくテレビをつけたらこの時期恒例の心霊スポットツアーみたいな番組がやってた。

番組ではロケバスから降りてちょうどこれから芸能人達が心霊スポットに行こうというところだっが、テレビの端っこにあるロケバスの中に全く動かない髪の長い女性が映っていてちょっと違和感を感じた。

みんな外に出てるしスタッフかなとも思ったけどあまりに動かないし、長い髪が影になってて表情もわからず気味が悪かった。

これは視聴者を怖がらせる新手の手法だなと思ったのと同時に拍子抜けして、まあ風呂でも入るかと思ってテレビを消したんだが、なぜかその女性だけ消えずに映ったままだった。

186:777 :

2016/11/23 (Wed) 08:05:41

仕事で中国に住んでいました。
そこで体験したことを書きます。

【近所の天使像】
住んでいたアパートから歩いて5分のボロ住居の前に、高さ60cmくらいの石膏製の天使像が置いてあった。
まあそこそこ見栄えのする像だったが、なんとそこの住人は汚いモップ干しとして使用w
上品な天使とその頭に掛けて干されている汚いモップが、なんともいえないコントラストをかもし出していた。

ところが、2,3年前から天使像に異変が発生。
両目から血の涙のような跡がつくようになった。
天使の膝元に子供がいるデザインなのだが、子供の両目からも血の涙を流した痕跡がある。
そして日増しにその量は増え続け、天使と子供の顔はもはや血まみれといった有様だった。
日本人なら目を覆いたくなるような状態の像だったが、そこは中国人w
何も気にしていないようだったが、モップ干しの張本人と思われる掃除のばあさんが突然発狂急死してから事態は急展開。
ボロ住居の主人が誰かに、こんな不吉な像は捨ててしまいなさいと忠告されたらしく、即日天使は首をたたき折られて近くの畑に廃棄された。

今でもその像は畑に捨てられたままだそうだが、前にも増して嫌な雰囲気を漂わせているそうだ。

〜追記
その家の住人たちは犬を常食していたらしい。
近所で野良犬の姿が見えなくなると、ああまたあの家か、てな感じだった。
ところが、そのボロ住居の住人は毎年春になると凶暴になる病気?にかかることが多く医者も原因がわからず、お手上げ状態だったそうだ。
で、その住人の言うことによると、その住居には夜になると犬が入ってくるらしい。しかもその犬はこの世のものではなく、右半身と左半身にきれいに切り分けられた半身の状態で入ってきてその住居の住人をじぃっと見ているそうだ。
そんな訳で魔よけのつもりで置かれたのが、くだんの天使像だと聞いた。
187:777 :

2016/11/23 (Wed) 08:15:40

私は以前地方都市の山の手(特定の地名ではありません)に住んでいました。
ここの素晴らしさはなんといっても街を見下ろす事ができる風景でした。

同級生だったIさんの家は、最も景色が綺麗な東端に家を構えていました。
近所の人がI家に集まって夜景を見ながらのバーベキューなどがさかんに行われていました。
そんなわけでI家の人たちは近所の人たちからも愛されていましたし、実際いい人たちでした。

ところが数年前、空き地だったI家の前に家が建つことになりました。
狭い土地に無理やり家を建てたのです。
建主は若い夫婦でした。
最初は平屋だと聞いていたのに、結果的に建てられた家は3階建て。
I家からの景色はその3階建ての家に遮られてしまいました。
私はその家が建った頃、父の仕事の関係で上京してしまい、その土地から離れました。

数年後、就職した私は同窓会があるというので久しぶりに地方都市を訪れました。
そこで数年ぶりにあった同じ山の手に住んでいた友人から大変ショックな話を聞かされました。

私たちが引っ越した後、若夫婦とI家は表向きは平穏に過ごしていたそうです。
車の止め方などをめぐって若夫婦と近隣住民でトラブルもあったそうですところが一年くらい建ってから奥さんのほうが急に実家に戻り、精神科に入れられたというのです。
奥さんが漏らしたところによると

「常に誰かに覗かれている」
「話を聞かれている」
「家のどこからか話し声が聞こえる」

と、まさに統合失調症の症状だったそうです。
そして旦那さんもすぐに家を取り壊して引越し、空き地は元のように更地になったと・・・。
話をしてくれた子に
「まさかI家の人たちの嫌がらせなの?」
と聞くと首を振ります。しつこく聞いたら渋々
「実は近所ぐるみだったらしいよ」と。
あの若夫婦の奥さんは本当は正常なのに、間違った診断で
精神科に入れられちゃったと思う、と。
渋る友人をたきつけて、元実家近くに連れて行ってもらいました。
I家はまだあり、電気が煌々とついていました。

向かいの土地は草がぼうぼうになっていましたが景色は昔と変わらず綺麗でした。
そこを離れる時友人が
「私のお母さんも・・・関わってたんなら怖い・・・」
と呟いていました。

今でもI家と近隣住民は夜景を見ながらしばしば焼肉をしているらしいです。
188:777 :

2016/11/23 (Wed) 08:18:18

携帯からでスマソ。
つまんなかったら無視してちょ。
いわゆる「心霊スポットオフ」をした時の話。2chではありません。
ある掲示板の地域スレッドで盛り上がり、オフをしようという事になりました。
掲示板上で大まかな日時を決め、捨てアドで細かい事を決めました。場所はその地域でも有名なトンネル。
ありがちな話です。
決行は一週間後の土曜日ということになりました。
自分自身、オフというものが初めてだったので、内容よりもネット上で知り合った見ず知らずの人に会うことに胸を踊らせていました。

10月8日
当日になり、集合場所のファミレスへ。
ドキドキしながら店内へ入ると、それっぽい集団を発見。
男性一名に女性二名。
服装などもメールで書いていたものと同じでしたので確信し、近づいていくと相手の方から声をかけてきました。
お互いに住人であることを確認し、打ち合わせをしつつ軽く食事をとりました。

189:777 :

2016/11/23 (Wed) 08:20:36

店を出ると時刻は夕方5時。
もうほとんど陽も落ちていました。
ファミレスからトンネルまでは車で約1時間。
と、その前に登場人物を整理しておきますね。
町蔵(以下俺。HNね)
ケンタ(男性)
ミント(ケンタ氏の彼女)エミ(同じく初参加の女性)
※すべて仮ハンドルです。
さて、目的地に向かうべくケンタ氏の車に乗り込みました。
彼の運転です。
ミントさんが助手席に乗り、俺とエミさんが後部座席に乗りました。
お互い初参加ということで、エミさんとも楽しくおしゃべりをしました。
前の二人はさすがカップル、場の雰囲気を楽しくしてくれました。
そうこうしている内に目的地へ到着。
心霊スポットということもありさすがに物々しい雰囲気。
みんな大人しくなり写真をとったり都市伝説的なこと(クラクション何回鳴らすとか)をするも特に変わったことはなく、1時間ほど経ったところでそろそろ切り上げますか、ということに。
帰りの車中でも特に変わったこともなく、行きの時よりも盛り上がったほどでした。
帰りに居酒屋へ行き打ち上げ。(もはや目的外w)
そうこうしている内に22時をまわり解散。元のファミレスまで送ってもらい、自分の車で帰りました。(俺は酒飲んでないお)
帰りの車中で今日のことに思いを巡らせました。
あー、楽しかった。
しかし、何か奇妙な気分。
心霊的な意味合いではなく、もっと現実的なこと。
考えてみれば互いの素性すら知らな間柄です。
そんな集団の車に乗り込み人気のない場所へ行ったという現実が何か不気味でした。
微かに鳥肌が立ったのを覚えています。
しかしみんないい方達でしたので、悪くは考えずこれが最初で最後のオフ会にしよう、と勝手に決心して家に帰りました。


190:777 :

2016/11/23 (Wed) 08:30:43

家に帰り少し休んだ後、今日のお礼やなんやら言うためにその掲示板へ行きました。※多少端折ります。
掲示板はすでに賑わっております。

10月8日
町蔵:こんばんは。今日はお疲れ様でした。とても楽しかったです。ありがとうございました。
ケンタ:お!町蔵さんきましたね(^O^)/こちらこそ!いま今日の話してたところですよ〜。
ミント:でもなんかそれっぽいこと何も起こらなかったよね〜(笑)
エミ:結局、飲み会みたいになっちゃいましたねf^_^;
私はそれでも楽しかったですけどねo(^-^)o
そんなやりとりをし、最後にもう一度お礼を言って落ちました(←古い表現でスマソw)
町蔵:初参加でしたがとても楽しかったです。本当にありがとうございました。おやすみなさい(^O^)/

三日後、掲示板を覗いてみると「あひる」さんという新規の女性がおり、彼らはまたオフの話題で盛り上がっていました。
書き込みしようかとも思いましたが誘われた場合断るのも申し訳ないのでROMっていました。
もう参加するつもりはありませんでしたので。
次の日から仕事が押していまして、掲示板、というかネット自体暫くやらずに日常生活を送っていました。
仕事も一段落し、久々にあの掲示板へ。
するとどうやら荒れている模様。
なんだなんだ?
ケンタさんとかめちゃ怒ってるぞ?

11月30日
ケンタ:マジ最悪じゃん!はじめから態度悪かったし!スゲー気分悪い!
エミ:私もー!!初対面なのにナンパみたいのしてくるし(-.-;)サイアク
ミント:あの人常識ないんじゃないの?割り勘とか決めてたのに財布忘れたとか言って払わされたし!
あひる:そんなに酷い人なんですか?その町蔵さんって人
エミ:あひるさん、もうその名前出さないで(-.-;)見ただけでムカつく!!



191:777 :

2016/11/23 (Wed) 08:33:58

え?自体が飲み込めませんでした。
町蔵って、俺?
え…?
何度確かめても、叩かれている人物は町蔵です。
動悸がしてパニクっていました。
頭を整理し、自分がするべきことを考えます。
1、町蔵は別人じゃないのか。
2、まったくの別人がカブッていることを知らずに同じHNを使ったのか?
3、ここは掲示板だ、ログが残っているはずだ。
過去ログを物凄いスピードで漁りました。
10月の頭から見ていきました。

10月8日
町蔵:DELETE
ケンタ:お前またきたの?こりないね(−_−メ)
ミント:すごい気分悪いアンタ嫌われてるんだよ?来なきゃいいのに
エミ:…私落ちますね。ケンタさんミントさんおやすみなさい。
10月20日
町蔵:DELETE
ケンタ:あぁ、町蔵さん。ひどいっすよぉー逃げちゃうんだもん(^^ゞ
ミント:町・蔵・さ・ん!大変だったんですよ〜(−_−#)エミちゃん探すの!
エミ:まあまあみなさんf^_^;なにもなかったんだし。
はぐれた私が悪かったんですから。まあ恐かったですけど(:_;)
町蔵:DELETE

11月12日
町蔵:DELETE
ケンタ:アンタさぁ、こないだだって女の子置いていなくなったりなんつーか、ナニ考えてんの?
ミント:いーんじゃないの、まー悪いけどもう出入り禁止ってことで(^O^)/~~
町蔵:DELETE
あひる:私はあったことありませんが、言わせてもらいます。
町蔵さん、ちょっと酷いですよ?最低限のルールとかあるんじゃないですか?ネチケットっていうの?
町蔵:DELETE
エミ:うーん、悪いけどもう庇えませんね(T_T)
茫然自失です。
何がおこっているのかまったくわからない。

残りの日付のはログ自体まったく消えてる日もあり、また、残っている日でも俺の書き込みはDELETE
住人は叩いています。
次第に鳥肌が立ってきました。

192:777 :

2016/11/23 (Wed) 08:36:22

俺はオフをした日以来、一度も書き込みしていないし、10月8日にはみんなでなんでもない普通のやりとりをしていたはずです。
なぜ…
次第に怒りのような感情が沸き上がってきました。
なんだ??ここの管理人は。
いたずらでもしてるのか?
そこで、管理人に直接メールをしてみることにしました。
事実をはっきりさせないことには、せめてあの三人の誤解(というかありもしない話)はなんとかしたい気持ちでいっぱいでした。
当時使っていたPCは今よりも性能も容量もしょぼかったので、一度落としてメールソフトを起動しないと処理がやたら遅くなるので再起動し、1時間かけてメールを打ちました。
「三人に理解してもらうには管理人に説明を頼むしかない。なるべく紳士に、熱くならずに誠意を込めて。



で、なんのオチもありません。
オフをした日に感じた不気味さはこの前触れだったのかもしれません。
おそらく何者かによる悪質ないたずらだと思いますが、今となってはどうでもいいことです。
実害も出ていないし。

ただあの三人、いや、四人?五人?彼らが今もこのネット上でオフを企画していると思うとゾッとします。

193:777 :

2016/11/27 (Sun) 10:30:08

職場の後輩は、婚約者を家に泊め、両親に紹介しました。
その夜、彼女は後輩の家に泊まったのですが、早朝にあの大地震が起きました。
 須磨の彼女の家は幸い無事だったのですが、ようやく連絡が取れた彼女のご両親は、まだ、余震も激しく危険だから、しばらく帰るなと娘さんに告げました。

 3月になり帰省を望む彼女を後輩は車で送りました。
 後輩の家は大阪の岬公園でしたが、須磨まで往復で1日仕事となってしまいました。彼女を送り届けた後、後輩は自宅に帰るにあたり事故だけは起こすまいと慎重に運転し、夜遅く帰宅しました。

しばらくして、警察から後輩に呼び出しがかかりました。速度違反で阪神高速のオービスに後輩が写っているというのです。
 そんなことありえないと後輩は警察に乗り込みました。
彼は神戸の惨状に恐怖し、必要以上に安全運転を心がけていたのです。
しかし、そこで見せられた写真に後輩は絶句しました。
 まるで記念写真のように、はっきりと自分が写っているのです。

だが、後輩が恐怖したのは写真に写った自分の姿でした。
 後輩は、まるで狂人のように天を向き大口を開けて笑っていたのです。
そして、助手席には見たこともない女性が静かに鎮座していたのです。
 青ざめる後輩に警官は言ったそうです。
「時々あるんだよ。こういうの…」
194:777 :

2016/11/27 (Sun) 10:33:40

わたし、以前バスの添乗員してました。
小さなバス旅行会社の、個人経営のバス5台でやってるような。

あるときツアーが入りまして、隣の県の温泉に行くツアーだったな、会社の慰安会とか地域の温泉ツアーじゃなかった。
温泉好きが臨時で作った集まりみたいな。

高速降りて、田舎道を走って、道の駅で休憩してました。
いつになってもお客さんが戻ってこないんですよ。
17人ほどのツアーだったんだけど。

で、幹事さんのところに携帯で連絡を取ったら道の駅の後ろにある森のほうで呼び出し音が鳴ってる。
近寄ってみたら、ツアー参加者が森の中でじっと立ってる。
呼んでも、こっちを振り向かないんですよ。

近くまで行ったら、みなさん集団首吊り自殺してました。


添乗員、次の日にやめました。
195:777 :

2016/11/27 (Sun) 10:37:00

ラブホテルでお泊りしたとき、金縛りにあった。

必死で声を出して、隣に寝ている彼女を起こそうとするのだけれど声がでない。

からだの上に誰かがのっかかっている感じで、はぁはぁと男の荒い息が顔にかかってくる。

すごく生臭い息で、たまらなくなり、思わず胸の中で念仏をとなえた。

南無阿弥陀仏、
南無阿弥陀仏、
南無阿弥陀仏……。

そしたらそのとたん、すっと体が軽くなった。まるでつき物がおちたみたいに。

ほっとしたとたん、隣に寝ていた彼女が目を覚ました。

そしてぼくをみてにっこり笑い、しわがれた老人の声でこういった。

「何が南無阿弥陀仏だ……」
196:777 :

2016/11/27 (Sun) 10:42:09



うーん・・・ここで良いんですかね〜?
もう大分前だし怖い話とはちょっと違うのかもしれないけど
学生時代、喫茶店でバイトしてた。
まだ若い店長さん(30歳位?)だったけど優しいし仕事は楽だしお給料も悪くない。
良いバイト見つかったな〜なんて思いながら半年位働いてた。
お店には店長の友人が時々遊びに来た。(以下Aさんと呼ぶね)
店長と同い年で、礼儀正しくて優しくて寡黙で、全盛期の堂本光一をちょっと切ない雰囲気にした感じの人。
営業時間終わりギリギリに来て、店閉めた後店長と遊んでたみたい。
197:777 :

2016/11/27 (Sun) 10:43:33

続き
Aさんはいつも犬を連れて店に来てた。
白い小型犬で、手提げゲージに入れられてたから顔しか見えなかったけどめっちゃ可愛い犬だった。
毛並も綺麗で、大切に飼われてるんだな〜なんて思ってたのね
で、ある日も閉店間際にAさんが遊びにきた。
お客さんもいない事だしその日はもう店を閉める事にし、私は先に上がったのね。
でも帰り道で店に忘れ物をした事に気が付いた。
喫茶店に戻るともう店内は明りが消えていて、奥だけ電気が付いていた。
薄暗い店に入ると、白い犬が放されてて尻尾を振りながら近づいてくる。
でも歩き方が変で、よく見るとすべての足が変な方向に折れ曲がっている。
障害のある犬なのかな・・・なんて思って抱き上げるとお尻の辺りの感触がオカシイ。
何かこう、皮膚というか肉が直接触れる感じ。
よく見るとお尻の辺り・・・というか後ろ足付け根内側からお尻にかけて範囲はそんな広くないんだけど毛が無くてボコボコしててケロイド状になってて・・・。
そのボコボコしている一面が所々赤く腫れていて、点々と血が出て膿んでる箇所もある。
何かを押し付けたような火傷の後だとすぐ分かった。
私も小さい頃火傷をしてその跡が残ってるから。
随分昔からの、そして最近の火傷の跡・・・・
メスの犬だったんだけど、お尻周りというか性器周辺が特に執拗に変形している。
それに気が付いた時、ものすごい鳥肌がたっていた。


198:777 :

2016/11/27 (Sun) 10:46:26

さらに続き
でも何ていうのかな、まだ忘れ物の事が頭から抜けなくて無意識に奥の控室に近づいたら店長とAさんの声が聞こえてきた。
「お前またアレの足折ったの?凝りねぇな〜
でもさすがにタバコの火は可哀想だから控えろよな〜もう4匹目だろ」
2人は私が店に戻ったのに気が付いて無くて、笑い声が響いていた。
何かこうすごく恐くなって、ガクガク震えながらこっそり帰った。
その後、変わらず店長もAさんも優しかったけど何だかんだ言って私はバイトをすぐ辞めた。
辞める前にAさんに食事に誘われたのだけれど、課題が忙しいと断った。
凄まじいDVをする男の人の中には、雰囲気や態度を上手く隠して分からない人が入るとは聞いたけど本当に分からないものだと初めて感じた。
今でもAさんの普段の態度や物腰と、あの白いメスの犬の破壊されまくった体が結びつかないのね。
Aさんは独身だったけど結婚したら奥さんのお尻に敷かれそうで、むしろAさんが奥さんからDV受けそうだね〜なんて冗談よく皆が言ってたから。


199:777 :

2016/11/27 (Sun) 10:47:51

まだ続くよー
本当の虐待する人は、相手が逃げる事が出来ない状態になった時に本性を出すらしい。
だから私は将来結婚する時に、何かあった時に絶対に逃げられない状態にならないように決めたのね。
だからコッソリとちょっとだけまとまったお金を別場所で保管してて、身一つで飛び出してもなんとかなるようにしてる。
その事は家族にも教えてないお。

まぁなんだかんだで私もどうにか結婚できまして。
幸い夫君は本当に優しい人で私はDVとは縁の無い人生を送れそうです。
でも万が一の事を思ってコッソリ貯金はへそくりとしてそのまま維持しておきます。
もしDVを受けてしまったら、すぐにその場所を出てシェルターや役所に頼ってください。
ちょっと叩かれただけだし、これぐらい平気・・・・と我慢しているとどんどんDVがひどく容赦ない暴力になり泥沼になっていきます。
最初の時点で、毅然と距離を撮るのが被害を最小限に出来ますので。。。。。
Aさんはすごいイケメンで優しくて寡黙で本当素敵な人だなって思っていたので、犬の事さえ知らなかったらもしかしたら付き合ってしまってたかもしれない。。。。と考えると今でも怖いですねー
200:777 :

2016/11/30 (Wed) 09:36:00

某自殺サイトのオフ会参加したんだけど、結構可愛い女の子とかいてびっくりした。
オフ会ではみんななんで自殺したいのかとか、不幸自慢大会みたいになってて、俺もたまたま隣に座った結構可愛い女の子に、
「なんで自殺考えてるんですか?」
って聞かれたから
「実はまったく女の子にもてなくて、いまだに童貞なんですよ・・・」
って言ったら、
「そんなことで自殺を考えるなんて馬鹿みたい」
って言われて、オフ会二人で抜け出してそのままホテル行ってやらせてくれた。
初体験終えた後は、こんなことで悩んでたなんて馬鹿らしいって思った。
それを気付かせてくれた彼女に本当に感謝した。
それで彼女に
「本当にありがとう。ところで○○さんはなんで自殺しようと思ったの?」
って聞いたら、
「実は私エイズでもう長くないんだ・・・」
って涙ぐみながら話してくれた。
201:777 :

2016/11/30 (Wed) 09:38:35

83 本当にあった怖い名無し 2007/03/13(火) 22:40:40 ID:MWywz0GXO
俺のね−ちゃんは俺が厨房の時に交通事故で死んだんだが…

ある日の夜中金しばりにかかった時、俺はびびりながらも目だけを動かして部屋を見回してみた
すると床から女の顔が半分だけ出ていて 俺を至近距離から見ている
(勘弁してくれ!)と泣きそうになってた…

と、そいつの頭を誰かが踏みつけたんだ
見上げるとそこには制服姿のねーちゃんがいて一瞬の内に金しばりも解けたんでそのまま眠ってしまった
ねーちゃんありがとう
幽霊になっても暴力的だな…

84 本当にあった怖い名無し 2007/03/13(火) 22:50:17 ID:MWywz0GXO
連投
そういえばこの前ねーちゃんの友達がハーゲンダッツ持って線香あげに来た
命日でもないのにと首を傾げていると、その人は笑いながらこんな事を言ったんだ

友人 君のねーちゃんね、一ヶ月前に私の夢に出てきたよw
私の胸を指でつつきながら『ハーゲンダッツ』ってw
俺 はぁ…
友人 朝起きてねーちゃんがつついてた所触ったら、ちっちゃいしこりがあってね。病院に行ったら初期の乳癌だったの

なるほどハーゲンダッツはねーちゃんへのお礼ですか…
ねーちゃん友達救うなんてすげぇよ
でも幽霊になっても主語抜かすんだな
202:777 :

2016/11/30 (Wed) 09:42:47

家族で旅行に行った時に、旅館の周りをブラブラ観光していたら荒れ果てたお地蔵様があった。

別に俺達が掃除する義理もないので、そのままスルーしようとしたら、四歳の息子が急にゴミ拾いを始めたので、偉いぞ!と誉めて少しして旅館に戻った。

夜息子が寝た後に奥さんと二人でビールを飲んでいたら、息子が寝言で
『僕イラナイからパパにあげる』
と言っていた。昔だれかに
「子供の寝言には話かけたらいけない」
と言われたのを思い出して、声はかけずに無視してそのまま寝た。

朝起きて飯を食べているときに息子が、
「昨日夜にお地蔵様がきて目をくれると言ったけど僕はいらないからパパにあげるって言っといた!」
とか。
ああ、あの寝言はそれかと納得した

チェックアウトをして帰りの駅に向かうために停留所で待っていると、遠くの方にバスが見えたがそのバスに黒い霧みたいなのが絡み付いていた。
次のバスまで時間はあったけどなんか気味悪かったので次のに乗ることにした。

で、駅までのバスの中からみたのが、最初に乗るはずだったバスが事故にあっていてパトカーや救急車とかがいっぱい来ている所だった。

そんなもん見たからかなり気味が悪くなり家について早めに寝ようとしても寝付かれず、テレビをみていたら、息子が寝言で
『その目は大切にしなさい…』
今でもたまに車に絡み付いた黒い霧を見ることがあるが、かなり怖い
203:777 :

2016/11/30 (Wed) 09:45:35

ある家族の話をしよう。
大学一回生の時に知り合ったAが、後期の終わりの冬ごろに俺に聞かせてくれた話だ。

話はAの中学時代。
家族構成は父・母・A・妹の四人家族。
真面目なサラリーマンの父に内職で家計を助ける母、そして中学生だったAと小学生の妹。
喧嘩や家庭不和は一切無く、絵に描いた様な一般家庭だったらしい。
ある時、父が息を弾ませながら帰って来た。
「誰かに追いかけられた!」と言う。
Aは染みのついた年代モノの金属バットを持って玄関から外を窺った。
しかし誰もいない。
父に「いないよ」と言っても「そんなはずない!外まで確認してこい!」と怯えている。
ウチの親父はあんなに頼りなかったのか、とショックを受けつつもAは外を確認したがやはり誰もいない。
家に戻ると、父は普段飲まない酒を煽り、ふて寝をしていた。
Aはため息をついた。次の日、また父は走って家に飛び込んで来た。
Aはまたバットを持って見回り、またため息をついた。
一週間それが繰り返され、ついに父は爆発した。
家の中を家具を根こそぎ引っ繰り返し、Aの妹を怯えさせた。
母とAは何をするでも無しに、呆けたようにそれを見ていた。

204:777 :

2016/11/30 (Wed) 09:47:14

次の日、Aは父の帰宅を家の近くの空き地の草むらに隠れて見張った。
手には金属バット。
隠れて10分後、父が走って空き地の前を通っていった。
Aは飛び出し、たった今父が走ってきた道を睨みつけた。
妙な影が居た。
そいつは四ん這いでペタンペタン跳ねながらゆっくりAに迫って来た。
Aは叫びながらバットをそいつの背中目掛けて振り下ろした。
バットはそいつの弾力にあっさりと跳ね返された。
Aは唖然となってそいつとバットを交互に見比べた。
その時、初めてその影を正視した。

ただのカエルだった。

ただし、大きさは1Mはあったか。
カエルの丸い目をギョロつかせてAを見ると、喉を鳴らした。
Aは逃げて、一度後ろを振り返りバットを投げつけ、また逃げた。
そして家族に全て話した。
見てみたい、と玄関に行きかけた妹を父が殴った。Aと母は驚いて父を見た。
父は怯えきっていた。
母は泣く妹をなだめながら隣の部屋へ行き、Aは父に酔いが回るのを待った。
「確かに殺したよ。カエル。たくさん、な」

神社の近くの人気の無い沼。
父の子供時代の遊び場。
遊びの定番、爆竹と虫かご。
捕まえては嬲り殺し、虫かごに入れて持って帰って結局忘れて放置。
死んだら川に捨てていた。
「子供なら誰でもやるだろ。俺だけじゃない!」
Aにはそんな遊びの記憶は無い。
それがAの父への絶望をさらに深めた。
「親父。多分、逃げなかったら潰されて死ぬんだろ?生命保険入ってたっけ?」
父はそれを聞いてAを少し見つめると、無言で疲れたように横になり、寝入った。


205:777 :

2016/11/30 (Wed) 09:50:52

次の日、父は帰ってこなかった。
代わりに警察が訃報を持ってきた。
父の幼少時の遊び仲間が一人、町の居酒屋の店主をしていた。
Aの父はその店主を刺し、その後自ら胸を刺して自殺したらしい。
警察は喧嘩の末、カッとなっての犯行だと断定した。
当時の店の客が、言い争う二人を見ていたのだ。
店主は命を取り留めたが父は死んだ。
死に顔は凄惨だったという。Aと母親は、妹の為にも、もうこの町には居られないと思った。

Aは警察からの事情聴取の帰りに、死んだ父の愛車から少量のガソリンを抜き取ると神社近くの沼に行き、沼の周辺にガソリンを撒いて火をつけた。
近所の通報で消防が来た時には、そこにAはいなかった。
その後、Aの家族は引っ越した。

そこまで話した後、Aは言った。
「実は俺、入学金と一回生分の授業料以外の金は大学に納めるつもりないんだ」
「一般的で平凡な学生、って肩書きが必要だった」
「この前、お袋が倒れた。妹も高校受験だ」
「俺に掛けられてる生命保険の額を知ってるか?怪しまれるギリギリだぜ」
Aはため息をつくと、薄く笑って言った。
「俺が持ってた金属バット。あれ、中学に入った時に買ってもらったんだ」
「いつ付いたのか、妙な染みがあったんだけど。カエルから逃げた翌日の朝、バットを取りに戻った時にわかった」
「バットに残ってたカエルの体液の色と、その染みの色が同じだったんだ」
「親父は言わなかったけど。アイツ、毎晩あの沼に通ってたんだ。俺のバットを持って。ストレス解消に」
「生き物の怨念は怖いぞ。俺もそろそろだ。もしお前が俺みたいになったら、家族の誰にも迷惑を掛けずに一人でタヒねよ」

俺はその日以来、Aには会っていない。

人間以外の生き物は存外に恨み深く、しかも、いつ飽和点に達するのかわからない恐怖がある。


殺してきた報いは誰にでも来る。


何時どこでソレが現れても。
例え、たった今お前の後ろでソレが口を開けていたとしても。



なるべくなら。
口に手を当てて。
叫び声出さぬまま。
誰にも迷惑をかけず。
タヒね。
206:777 :

2016/11/30 (Wed) 09:53:35

【新聞屋】

叔母さんから聞いた話。

何年か前に、法事で久々に叔母さんの家族や親戚連中と会って皆で酒飲んでたんだけど、どういう流れか忘れちゃったがしつこい勧誘の電話の話題になってね。
どんだけ悪質でムカツク勧誘を経験したかって自慢話みたくなったんだよね。

未だ携帯も普及してなくて、着信番号表示のサービスも無い時代だったから、いとこ姉妹の1人が、友達か勧誘か分からなくて電話に出るのがイヤになったとかこぼしてた時にオレが使った撃退法を披露したんだよ。

それは、勧誘電話にある程度話を合わせておいて、相手が乗ってきたら、やっぱり止めますってバッサリ断る。その間10分くらい話に興味が有る振りしててバッサリね。これは相手もがっくりくるだろ。

当然勧誘のヤツはエキサイトするから、興奮してぎゃあぎゃあ言い始めたら

「文句が有ったら電話じゃなく家まで来い」って言ってやるんだ。

で、マジで家まで来やがったら速攻で110番してやる、と。実際に不動産の店からのしつこい勧誘で新築しませんか?ってのに腹が立ってたときに、オレがやったんだよ。ま、そん時には勧誘のヤツは来なかったけど、来たら本当に110番してやろうって思ってた。

結構親戚連中には受けて、みんな爆笑してたんだけど叔母さんが言うんだよ。

『T(オレの事)ちゃん。本当に来なくて良かったよ・・・』って。



207:777 :

2016/11/30 (Wed) 09:57:18

叔母さんが昔住んでたアパートの玄関のドアには(今じゃ殆ど姿を消してしまってるけど)新聞受けが付いてたのね。

オレが小学校の頃、確かに見た記憶が有るから30年くらい前かな。その頃の高級なタイプはドアの内側にボックスが付いててボックスの中に新聞とかが溜まるんだけど、叔母さんの家に付いてるのは単純なタイプで郵便や新聞を外から突っ込むとドアの前にポトンと落ちるヤツ。

ある日のこと。お昼のワイドショウ見てた叔母さんはかかって来た電話に出たんだけど、これが新聞屋からの勧誘で、しつこいったらなかったらしい。

常套句のセリフ『結構です』とか『間に合ってます』とか言うと

「何で結構なんですか?」

とか

「間に合ってるかどうか分からないでしょう」

と来る。叔母さんを始めオレのオフクロの家系は伝統的に勝気で気が強い女が多い。

「電話じゃ何ですから、お宅まで」

と言う新聞屋に『来れる物なら来て見やがれ!』風な勢いでカッとして電話を叩き切ったらしいんだよ。
いつもならそのままTVに戻るんだけど、その時は妙に引っ掛かる気持ちが有ったらしく(本当に来たら面倒だな)って思ったらしい。

で、TVの前に有ったA新聞を、新聞受けに入れておこうと考えた。
新聞屋が来てもライバル新聞を見れば諦めるだろうって。

新聞を持って玄関に立つと目の前で“ピンポン”ってブザーが鳴った。




208:777 :

2016/11/30 (Wed) 09:59:11

冗談抜きで飛び上る程ドキっとしたらしい。

いくら気が強いって言っても女だし、思いがけないタイミングの良さ(悪さ?)に体が痺れてしまって黙ってドアを見てた。

“ピンポン”“ピンポン”“ピンポン”“ピンポン”・・・・・。

ブザーがずっと鳴り続けてるんだって。

しばらくしたらブザーが鳴り止んだ。
と思った瞬間。

例の新聞受けがパタンと開いて指がニョキっと出て来た。
片手の指が4本、バタバタ閉じたり開いたりしてる。何かドアの向うの人に気付かせようってしてる様だったって。こっち見ろって感じで。

叔母さんが固まったまま見てるとそのうち4本指がスッと新聞受けから消えた。

ほっとするとすぐさま人差し指が1本だけ差し込まれて来て叔母さんの方をジッと指差してるんだって。

これには親戚一同、ぎょえーってなったんだよね。

マジかよ〜信じらねぇ新聞屋じゃねえか。

そしたら叔母さん『止めれば良かったんだけどさ』って言うんだ。

本当に後悔してるって。

叔母さん、新聞受けを手前に引いて覗いたんだって。もう帰ったかなってね。

そしたら目の前に男の口が有ったんだって。ニカって笑った男の口が。



209:777 :

2016/12/02 (Fri) 08:28:22

「少年ジャンプの憂鬱」

悪名高き「専属契約制度」による隔離とさえ言える作家の囲い込み。有無をいわせぬ編集者の作品への手直し。読者アンケートによる冷酷なまでの作品の打ち切り…

「ジャンプ」は徹底した読者アンケートにより読者のニーズを分析し作品を作って部数を伸ばしてきた。
しかし完全に盲点になっていたもう一つのアンケートがあった。
作者アンケートである。

漫画家をとことん追い詰め、その「火事場のクソ力」に頼ってきた「ジャンプ」は次々と漫画家たちを潰し、漫画家たちに見捨てられてきた…

パッと思いつくだけで
(壊れた作家)
ちばあきお
江口寿史
新沢基栄
ゆでたまご
まつもと泉
佐藤正
冨樫義博
桐山光侍

(他誌に移った作家)
小林よしのり
みやたけし
一色まこと
高橋よしひろ
永井豪
猿渡テツヤ
車田正美…



江口寿史の「ストップ!!ひばりくん!」突然登場した男は血涙を流して言う。

「少年マンガは死んだッ」

翌週からこの作品は休載。そして二度と続きは描かれなかった。

「仕事で過労死はやだ。カラー原稿こわい。読み切りこわい」〜冨樫義博


大泉実成「消えた漫画家」より
210:777 :

2016/12/02 (Fri) 08:33:13

京都の町工場にバイト行ってた時の事。
社長夫妻と従業員が2人。バイトは新人の俺以外に一人だけ。

毎日、7時から仕事でプラスチックの成型なんかやってたんだけど死ぬほど忙しくても、5時にはぴったり終わる。
そのことには俺的に何にも考えてなかったんだけど、採用5日目くらいにどうしても時間が足りない。
という事で、社長が4時ごろから金型と材料持って、近所の工場で打たしてもらうとか言って、従業員の一人と軽トラ乗って出て行った。

自分とこで作ったらいいのにとか思ってたら、5時が来て奥さんが「はいお疲れさん」とか言って、いつも通り終わった。
俺は「社長は帰ってきませんの?」と聞いた。
奥さんは「今日は8時頃までかかるから、直帰するらしいで」
とか何とか言って、「はよあんたらも帰りや、暗なんで〜」
ゆうて、(このセリフは毎日の事)俺らをとっとと追い出した。

バイトのもう一人は3時頃帰る契約の奴だったんで普段からあんまり仲良くは無かった。
で、結構無口の従業員のおっちゃんになんとなく
「忙しいんやったら、残業したらええんちゃいます?」ゆうたら
「せやから社長と○○君がやっとるやんけ」と返ってきたんで
「いや、なんでよそでやるんですか?自分とこでやったらええですやん」と更に返した。
そしたら「アホか、そんなもん怖いわ」と言われた。

で続けて「お化けなんか見たないわ」とか言って笑った。
・・・・・長くなるんで、省略。
ようは、そこの工場は暗くなると時々男の幽霊が出るらしい。
社長夫妻は何回も見て怖くて引っ越したかったけど契約とかお金の事もあり出れなかった。

で、明るいうちは絶対に出ないと言う事に気づき残業はやめたらしい。
俺もその話を聞いて、すぐ辞めた。
京都府南部の某町工場にて5年前の事。
211:777 :

2016/12/02 (Fri) 08:37:05

近所の神社でお祭りがあった。
『ふとん太鼓』で知られる祭りである。
『月見祭』と言い、本来は旧暦のお月見の日に行われていたそうだが、今は新暦の土、日で行われる。
たくさんの出店が出て人出も凄いものがある。
初日は近所の子が太鼓を叩くと言うので、子供を伴いビデオ撮影に行った。
子供達は出店の中でもお化け屋敷が新鮮に見えたらしい。
私が幼い頃と代わらぬ代物だった。
掘っ建小屋を組み、入り口で呼び込みをしていた。
中のオバケも人の扮装だ。
子供達は入りたがったのだが、その日は撮影やら挨拶があったので、翌日出直した。
翌日気づいたのだが、昨日の人出で崩れていたお化け屋敷の入り口の盛り塩が、きちんと直されていた。
ああ、やはりこういうのには気を使うのだなと思った。
いざ、入るとなると子供達は怖くなったようで、私も一緒に入ってくれとせがんだ。
入場料は馬鹿にならない。
自分たちだけで入るよう言い聞かせ、私は小屋の裏手に回った。
そこは人出がありませんから、煙草が吸える。先客がいた。
初老の老人。
どうやらこの小屋の主のようだ。私と娘達とのやり取りを聞いていたようで「兄ちゃん、入ったらんでええんかい?」
そう言って微笑んだ。
話して見ると、何十年もこの近辺の祭りのお化け屋敷は彼が仕切って来たそうだ。お化け屋敷は敷地も取るし、出し物が出し物なので、境内のはじを割り当てられるのだと語った。
ふと盛り塩の事を思い出し、「きちんと塩を盛るんですね」
と語りかけると、老人はしばらく無言で私を見つめた。
「分かるだろ? あれは縁起物じゃねぇ」
「なにかありましたか?」
「昔な、俺がいない時に盛り塩しなかった奴がいる。祭りが終わってもそいつだけ中から出て来ねぇ。捜したら隠れ場所で倒れてやがった。白装束の背中が血塗れよ。慌てて脱がしたが、背中には傷ひとつねぇ」
「その人どうなりました?」
「やめたよ」
老人は煙を吐いた。
折良く娘達の泣き声が大きく響いた。
老人は立ち上がると、テントの裾をめくった。
「行ってやんな」
礼を言って中へ入った。

212:777 :

2016/12/02 (Fri) 08:48:47

昔5階建てのカラオケでバイトしてた時の話
3階の部屋が客で埋まったら4階に、4階が埋まったら5階にって感じで部屋を回すのが決まりだった
一つでも部屋を使うと最後にシメって言ってそのフロアを全部掃除しなきゃいけないので3階が埋まってても5分ぐらいで部屋が空きそうなら「今満室なんですよー5分程…」って感じで客待たせて4階を使わないようにする努力してた
流石に待ちが二組以上だったら4階開放してたけどね
その日は平日だってのにめずらしく4階まで埋まってて。出てくるような客もいなかったから仕方なく5階を開放したんだよね
つっても5階に入ったのは父母子供二人の4人家族一組だけ んで部屋案内して1時間ぐらいたった時かな
その家族から苦情が来た。何やら5階を走り回る子供がいるらしい
インターホンに出た店長はすぐに注意しに行きますのでって謝ってた。
で店長が部屋の人数とか年齢をチェックしたんだけど5階の家族以外に小学生以下の子供がいるような部屋は無かった
俺らにも「今日って子供入ってたっけ?」って聞いてきたけど「いや、今日は子供入ってないですね」って返した
取り合えず3、4、5階見回りしたけど子供は見つからず
「やっぱ子供はいないですねー」って報告してたらインターホンがなった

213:777 :

2016/12/02 (Fri) 08:49:55

 もちろん家族部屋から
曰く、子供が益々騒がしく走り回ってるとのこと 
こりゃまいったなーと思い取り合えずお飲み物でも出そうって事になった
「申し訳ありません、これ、サービスになります」
って飲み物渡して一階に下りると入れ違いに店長が
「ちょっとフロント見てて。俺上行ってくる」
って小走りで上行った
まさかまた5階か、なんて思ってたら家族部屋からトゥルルルって…出てみると店長で
「N(俺)ちょっと脚立と懐中電灯もって部屋きて」
って頼まれた
うわって思いながら脚立もって5階の家族部屋に行った

部屋につくと何やら店長と父親が話してた
上見ると普段は鍵がないと開けられない天井裏に行くため?の蓋が開いてプラ〜ンとなってて溜まった埃がフワフワと降ってきてる感じだった 
「N、脚立押さえてて」って言うと店長が脚立に上がってそこの穴に上半身突っ込んで何やら点検してる感じ
「鍵が壊れちゃってるみたいですね〜申し訳ありません」って店長が申し訳無さそうに言った
214:777 :

2016/12/02 (Fri) 08:54:31

しかし子供がうるさいわ天井の蓋が開くわでこの家族も災難だな、今日は料金頂くわけにはいかないな とか考えてたら
「どこの部屋の子かしら、親御さんは心配してないかしら?」
って子供二人に抱きつかれた母親が俺に聞いてきた
天井の事で文句言われると思ってたから反応が遅れた
「3階の方かもしれないですね(嘘)あはは;」
って返したら
「どうやって上がったのかしらね、そんなに簡単に上がれるものなんですか?」
って言われた
「エレベーター以外にも階段がありますから、なので階段を使って上に来ちゃったんじゃないですかね」
と返したがどうやら意味が違ってたようだ
一呼吸おいて父親が俺に向かって言った
「歌ってたら急にバン!って上の蓋が勢いよく開いて、ビックリしてみんな上見たら知らない子供が頭出して部屋を覗いてたんですよ…」

ゾっとした
おいマジかよ店長
言えよ馬鹿
こえーよ俺
早く下戻りてーよって思った。

「私達ビックリしちゃってしばらく何も言えずにじーっと見詰め合ったんです」と母親
「ボク危ないよ?って言おうと思ったらスっと顔引っ込めて逃げちゃったんです」と父親
「こええ!」
って子供の心の声がハッキリと聞こえた。今思えばあれは俺の心の声だったのかもしれない
215:777 :

2016/12/02 (Fri) 08:56:06

店長が「誠に申し訳ありません、すぐ別の部屋を用意させて頂きます」と言うと俺に3階か4階の別の部屋に案内するよう指示した
飲み物などは全てそこに置いて新しい部屋に案内し「今回は御代の方は結構ですので」と新しく飲み物をサービスした
思わぬ展開に家族は喜んでたが俺は思わぬ展開にブルってた。

5階の部屋に指示通りやった事を報告しに戻ると店長がニヤニヤしながら「こえええ」って言ってきた
俺もだ馬鹿って思ってたら
「いやさ、鍵壊れてるって言ったけど実は壊れてないんだよねー」って
何とか誤魔化そうと鍵が壊れてるって事にしたらしい。上半身穴に突っ込んでるときは正直「こんなとこ覗きたくない」って思ったとか

取り合えず蓋閉めて鍵閉めなおして部屋片付けてフロント戻った。

で、何がこえーってさ、俺思い出したんだよ。店のルール。
「一部屋でも使ったらそのフロアは掃除しなくちゃいけないって事」一人で、店を閉める夜中の3時付近に。
店長が何か言いたそうにじーっとこっち見てたのを覚えてるよ。

俺は0時で帰った

翌日出勤すると店の中はその話題で持ちきりだった、何やらあの後遅番の人が5階のシメに掃除に行ったら天井のドアがまた開いてたらしい。

その後しばらく5階に客は入れなかった。
216:777 :

2016/12/04 (Sun) 12:48:34

久し振りに同窓会の誘いが来た。そもそも、それがおかしかった。
死んだ筈のTから誘われたからだ。
びびった俺はIに相談した所、Iにも来たという。
仲の良かった十数人に来たらしい。
キッカケは不気味だけど、皆で会おうという事で、お参りも兼ねて簡易同窓会になった。

参拝も済み丘の中腹の母校の上にある集会所で飲んで食べて歌ってた。
そんな時、Tが入って来たのだ。驚いた俺だが、Iが肩を叩いて
「解かってる」
というような目で見てきた。皆も同じ感じだった。
女子に至っては「T君こっちきなよ〜」なんて言ってる。
「そうか、みんな解かってるのか。だよな、Tも会いたかったんだよな〜」
そう思った俺はその後も楽しく遊んだ。

そろそろどうしようとゆう時、2次会の話になった。
皆は行くようだが、俺は仕事があったので断った。
でも皆しつこく誘って来る。もちろんTも。
あんまりしつこいので強引に帰ろうとしてIに 「ホントご免、帰るよ」と言ってふすまに向かった。
ガシ!っとIに腕を掴まれた。

「ホント駄目なんだよ〜」と言って振り返えると、Iも他の皆も白目の薄ら笑いで 「いいからお前も来いよ」
俺はとっさにIの腕を振り払い、集会所を飛び出した。

2〜3日経ってからIに電話をかけてみた所、連絡がつかない。
別の奴にかけても誰一人電話に出ないのだ!
あれから何年経ったんだろう…
俺はあの時、皆と一緒に行くべきだったんだろうか…
217:777 :

2016/12/04 (Sun) 12:51:06

もうかれこれ20年以上前のお話です。

彼は生粋のライダーでした。友人たちがコンパやデートに励むのを後目に彼はもっぱらバイクを磨き、ツーリングにいそしみました。
バイクと言っても彼の愛車はオフロードタイプでした。
舗装された道路を走るのではなく、河原や山肌を走る趣味色の濃いモノです。
その当時はかなりマイナーなものでしたので、自然と単独でのツーリングが増えていきました。

初夏の事です。
彼は例によって一人でバイクを走らせました。場所は葛城山中です。
山道を走り、彼は野原にバイクを停めて昼食を取る事にしました。その野原の中央には丁度ダブルベッド程の大きさの黒い石がありました。
彼はその上でおにぎりを食べ、横になりました。
初夏とは言え、真夏並に暑い日でしたが、その岩は丁度木陰となり心地よい風が吹き込みます。
彼はついその石の上で微睡みました。
彼は清流の底で微睡む夢を見ました。ひんやりと心地よい水はエメラルド色に見えます。鮎でしょうか? 美しい流線型の魚が陽の光を鱗に反射させてひらりと泳ぐ様が幻影のようです。

目覚めると陽が傾いています。彼は寝過ごしたと頭を掻きながら岩の上で身を起こしました。そして、命の次に大事なバイクが消えているのに気付きました。ディパックもありません。
「やられた!!」と地団駄を踏みましたが、どうしようもありません。徒歩で山を下り、ようやくタクシーを拾い家へたどり着いた時は深夜となっていました。

家は妙に暗く静かに感じました。
何か気後れのようなものを感じましたが、待たせてあるタクシーに支払いをせねばなりません。
呼び鈴を押すと、のそりとお母さんが出て来ました。
お母さんは彼の顔を見るなり幽鬼のような顔になり、
「ひゆぅ〜」
と笛のような悲鳴を上げると卒倒したそうです。

彼が山中でバイクと荷物のみを残して失踪してから二年が過ぎていたのです。

218:777 :

2016/12/04 (Sun) 12:54:19


小学生の姪っ子に「怖い話知らない?」と聞いたら教えてくれた話。
学校の帰り道に墓地のあるお寺があってそこに毎朝五時頃にお墓を参りに来てるお婆さんがいたんだって。
多分死んだお爺さんか誰かのお墓。
そのお墓は墓地の真ん中にある大きな木の下にあるのだそうです。

で、とある休みの日墓地にすごい大勢の人が集まっていたんやと。
警察やら何やら来てて話を盗み聞きすると誰かが墓地の大きな木で首を吊って自殺したらしいと。

発見したのは寺の住職。
首を吊っていたのはそのお婆さんの息子であったと。
息子と言っても、もういい年をした男の人で、ノイローゼか何かで自殺したらしいです。
首を吊って死んだのは前の日の夜中遅く。
住職が朝六時ごろに墓地の掃除に回る時、首吊り死体を発見し、仰天して警察に通報したそうです。
ところがお婆さんはその日もちゃんと墓参りに行ってたんだって。
いつものとおり朝五時にはお墓に行って供え物を代えて、
お水をかけて線香をあげて、昨日一日の話を仏様にして…

ところが…

お婆さんはひどく腰が曲がっていて、自分の拝む目の前の墓の真上にぶら下がる自分の息子に全く気づかなかったんだそうです…

いつものとおり朝五時にお婆さんはお墓に行って…。

「そいでねー、そのことをけいさつのひとにおしえられたおばあさんはきがくるってはこばれていったんだってー」
姪っ子は、そう話を締めくくるとクリクリとした目でこちらを見つめ、朗らかに笑った後、向こうに走っていきました。
219:777 :

2016/12/04 (Sun) 13:02:33

ようやく笑い飛ばせるようになったんで、俺の死んだ嫁さんの話でも書こうか。
嫁は交通事故で死んだ。
ドラマみたいな話なんだが、風邪で寝込んでいた俺が夜になって「みかんの缶詰食いたい」ってワガママ言ったせいだ。
嫁は近くのコンビニに買いに行き、メチャクチャな運転のDQN車にはねられたDQNしね。
俺は事故の事を全く知らなくて、救急車来てるな〜と思いながらトイレに立った。
そしたら、台所にいる嫁の背中が見えた。
帰ってくる物音が一切しなかったのに、と思いながら「いつ帰ってきたの?」と話しかけても嫁の返事はなかった。
「みかんどこ〜?」と聞いても黙ったまま。(いま考えると凄絶に阿呆だ)
俺は嫁の機嫌が悪いんだ、と判断。そのまま寝室に戻った。
そのあと、1時間後くらいに嫁携帯から俺の携帯に着信。
かけてきたのは病院の人で、この携帯の持ち主が事故にあって意識不明です、と
220:777 :

2016/12/04 (Sun) 13:05:22

嫁が携帯を落として、拾った人が事故にあったのかと思った。嫁はうちにいるんだから。
だけど家じゅうさがしても嫁いないし、病院の人のいう服装や特徴が嫁と一致してたんで、とりあえず、なんかの間違いだろうけど、万が一を考えて、病院に行った。
行ってみたらば、嫁が死んでた。
俺が家で嫁を最後に見た(と思ってた)時、嫁はもう事故にあってて、俺はその時の救急車の音を聞いてたんだ。
で、その後警察が来たり嫁の身元確認をしたり俺が熱ぶりかえして倒れたりで1日入院。
駆け付けた嫁の両親と、一旦家に戻った。

そしたら、家を出る時にはなかったはずの雑炊が、鍋の中で冷めていた。
卵とネギとショウガがこれでもかーと入った嫁の味の雑炊。
俺がショウガ苦手なのに、風邪ひくと必ず食わされた雑炊。
前日に家を出るときは絶対になかったはずなのに。


俺が缶詰みかんが食えなくなって、ショウガが好きになった話。
221:777 :

2016/12/04 (Sun) 13:15:04


皆さんは、無頭エビというものをご存知だろうか。
スーパーなどで買い物をする方なら知っていると思うが、調理しやすく、また鮮度を保つため頭を落としたエビのことだ。
品名には『ブラックタイガー無頭エビ』などと書かれているが、一部そうではないものが混ざっているらしい。
それが発覚したのは、2013年に食品表示偽装問題が出た際のことだ。とあるスーパーでも食品表示名の問題に対応すべく、会社内で専門チームが組まれた。
そこで問題になったのが無頭エビだ。
それまで、ブラックタイガーと表示されていたエビをバイヤーに確認したところ、実は無頭エビはブラックタイガーではないと言う。
それどころかエビですらないと言うのだ。
じゃあ、何なんだという話になったが、バイヤーは口篭り、本当のことを言おうとしない。しつこく問い質したところ、しぶしぶ彼は一枚の写真を取り出した。
その写真を見た途端、メンバーの数人はその場で嘔吐し、一人の女性は過呼吸に陥るなど大パニックになったらしい。
その写真に写っていたものは、体は確かにエビにそっくりだったが、頭部が非常に不気味でおぞましい姿をした昆虫の仲間だったらしい。頭付きはグロテスクで売れないので、外して販売していたのだ。
結局、無頭エビの正体を明かすと会社自体が潰れかねないとの判断で発表は見送れられたが、チームのメンバーは未だにエビを食べることが出来ないらしい。
222:777 :

2016/12/04 (Sun) 13:16:46


漫画家やアニメーターたちの間で「霊」の話は尽きることがない。そしてたくさんの「噂」や「フォークロア」があてどなくやってきては、あてどなく去っていく。
これから語られる話は、全部「噂」「フォークロア」である。なかには「事実」があるのかもしれないが、あえて裏をとらなかった。
とにかく、語り始めてみよう。終わる頃には「どうしてこの業界にこのテの話が絶えないのか」が見えてくるかもしれない。


223:777 :

2016/12/04 (Sun) 13:18:56

【Iプロダクションの因果話】

ある雑誌で漫画家・根本敬が、無意識の殺人鬼・蛭子能収に初めて殺された人間として、蛭子ファンクラブ初代会長、T君、享年十六歳の話を書いていた。

もう十二、三年前の話で漫画家志望だったT君は、蛭子さんのところを訪れ、ファンクラブの会長になることを

「ハァ、いいですよ」

と了解してもらい、アシスタント見習いとしてIプロに通いつつ、ファンクラブの会報などを編集していたという。

ところが、Iプロに通うようになった矢先、その行きだか帰りだかにバイクが転倒、T君はあっけなく死んでしまった。

根本敬はT君の死を、
「この(蛭子発する因果の)ウイルスみたいな波動を運悪くタップリ浴びてしまうと、蛭子ワールドに持ってかれ、『それじゃまるで蛭子さんの漫画だよ』ってなマヌケで不条理な目に遭い、人によっては交通事故などであっけなく、極めて簡単に命を落としてしまうってわけだ。最初に殺された初代ファンクラブ会長T君などその典型的な例である。(中略)――等々を俯瞰してみると、T君が死の前後、完全にエビス・シンドロームの中にあったことが筆者にはよく分かるのである。」

と述べている。

確かにこの記事を読むかぎり、T君は蛭子能収に殺されたも同然、蛭子因果力に巻き込まれた死に違いないと納得せざるを得ない。
ところが関係者に話を聞くと、T君の死にはもうひとつの強烈な「因果な力」が働いていたというのである。

それは「Iプロ」をめぐる因果である。
224:777 :

2016/12/04 (Sun) 13:21:19

「Iプロで電話番した人間が三人続けて死んでるんですよ。
T君もその一人で、バイクで電柱に激突して死んだと聞いています。

この他にも、一人は原因不明の熱病で、もう一人は飛行機事故で死んでいます。
関係者の間では『三人続けてかよ』『何かあんじゃねーの』と囁かれています。

もともと、Iプロの噛んだ仕事には死人が出てるんです。
たとえば、ある番組で、縫いぐるみに入ったオバケがフロから顔を出す、というシーンを撮ろうとしたんです。
そのオバケは体長一メートルという設定で、縫いぐるみの中に膝を折って入るようにできていたんですが、そのせいかフロの上からフタをされてスタンバっている途中で、縫いぐるみがどんどんお湯を吸い、中に入ってた人間が溺死してしまったんですよ。
Iプロが絡んだ特撮ものでは、人が何人も死んだとか、爆発物で大火傷をしたとか、手がふっとんだとか、死にそこなったといった話が絶えません。

とにかく三人続けてIプロの関係者が死んだというのでI先生がお寺に行ったら、

『あんたに霊が憑いている。その霊は、あんたを生前いちばん頼りにしていた人だ』

と言われたそうなんです。そこで思い出したのが、ある特撮もので主演女優をしていた女性。彼女は男に騙されて自殺したんですが、I先生は生前、彼女の悩みをよく聞いてやっていたというんですよ。その坊主が

『その女性にとり憑かれているから、憑き物を落とすために改名しなさい』

と言われ、I先生は改名して名前の中に『ノ』の字を入れたんです。
ま、業界じゃ有名な話ですがね。」

エビス宇宙の因果力とIプロ宇宙の因果力、T君に逃れる術はなかったようだ。


合掌。


出典:大泉実成「ドブ川に死す」96年7月発行別冊宝島268「怖い話の本」収録より
225:777 :

2016/12/07 (Wed) 08:24:08

高校生のグループと一緒にナイトハイクに出かけました。
私と、もう一人別のリーダーのグループも一緒でした。
星を見たり、わざと明かりをつけずに歩いたりとしているうち、湧き水の所まで行きました。

もう一人のリーダーが気を利かせてキャンディをみんなに配りました。でも、1個足りません。

「14人のはずだけど。誰か1個余分にとってない?」

「えっ一人多いの?」

「お前、誰だ!?」

とみんな面白がって収拾がつきません。

「全員その場を動くな!人数を数える!」

私も冗談めかして言いました。
向かって左からあだ名(キャンプ中のコードネーム)を呼んでいきます。

「ジャック、ポカリ、マーブル、・・・サスケ、」

9人目まで呼んで次の一人を指差そうとした時、みんながわぁっと逃げ出しました。
私も遅れてダッシュ。

キャンプ場に戻って点呼をとると、人数は元通りに。
みんな口をそろえて言うのは、

「顔が分からなかった」。

みんな月明かりで誰だか分かったのに、そいつだけ分からなかった。
とにかく10人目を見た瞬間、その場から逃げ出したくなったのです。私も含めて。
226:777 :

2016/12/07 (Wed) 08:33:14

俺の親父はマクドナルドが大好きで毎日一回はマクドナルドの商品を食わないと落ち着かない。
本人はいいんだが、それにつき合わされる俺達家族はたまったもんじゃない。
次第に一緒に食べに行くのを敬遠しだした家族の態度に、親父は不満げだった。

なぜ食わない?俺と一緒は厭なのか?違う、マクドナルドが厭なだけだ。
俺も母親も妹もはっきり親父にそう言った。

その日一日親父はふさぎ込んでいた。
だが、親父は反省したわけではなかった。

日曜日の夜、明日の学校の支度をして、部屋の電気を消した。
妹は既に2段ベッドの上で寝息を立てていた。
俺は妹を起こさないように1段目のベッドに潜り込み目を閉じた。

しばらくして部屋のドアが開いた気配がした。
誰が入ってきたのか、薄目を開けて見ると、ドナルドが立っていた。
ドナルドは俺が起きているのに気づいていないようで、ゆっくりとベッドの脇に近寄ってきた。
薄く開けた目と気配から、ドナルドが上の妹を起こそうとしている様子が分かった。

「グッナ〜イツ、ハハハハハハハ」

「ギィーーーーーーー」

ドナルドの陽気な笑い声、妹の悲鳴、思いきり揺れるベッド。
何かが上から飛び出して勉強机に激突した。
倒れる机、散らばる文房具。

「なにやってるの」

ドアから母親の叫び声と息を呑む音が聞こえた。
部屋の電気をつけるドナルド。
その時初めて俺は、ドナルドの扮装をしているのが親父だと気が付いた。

親父の後ろ、床に倒れた机の下に妹のピンクのパジャマと、トクトクと流れる血が見えた。

227:777 :

2016/12/07 (Wed) 08:36:22

救急車が来た。
救急隊員は親父の格好を見て驚いた。
親父は興奮して救急隊員を殴った。

「あなたは家にいて」

叫ぶ母親を押しのけ、一緒に救急車に乗り込む親父。
集まった近所の人も何も言えなかった。

俺は1人、めちゃくちゃになったままの部屋にいた。

親父は俺達のマクドナルド嫌いを直そうとあんな真似をしたのだと、俺と母親に話した。



妹は床に敷いた布団の上にいた。
目を見開き、歯を食いしばり、手足を出鱈目に激しく振った。

「んーんーんー」

頭を打ち背骨を傷めた妹が布団の中で唸り声を上げた。

「おんぬぃぃちゅぁんんん」

可愛かった妹が僅か半年で別の生き物に変わってしまった。

母親は泣いた。
俺は黙った。
親父はグラタンコロッケバーガーを食べた。



228:777 :

2016/12/07 (Wed) 08:44:46

冬になると思いだす…
あれは2年前の試験前の日曜日…

ほとんど完徹で朝を迎え、モーローとしていた私は、
とりあえず歯でも磨こうと洗面所へやってきた。

モーローとした状態で歯ブラシに歯みがき粉をつけて口にふくむ。

歯を磨きだしたその時である。
鉄サビの味が口中に広がったのは…

歯茎が何となくズキズキする。

賢明な読者ならもうお気づきであろう。

私が口へ入れていたのは歯ブラシではなく、母が使っていたカミソリだったのである。



とり・みき『愛のさかあがり〜イタイ話』より

229:777 :

2016/12/07 (Wed) 08:46:18

さっき見た夢の話を。

俺の周りを仲のいい友達や先輩が囲んでる。その中で目を覚ます俺。古い付き合いの先輩と目が合い
「どうしたんですか?」
と聞いたら様子がおかしい。しばらく見てたら先輩が一言
「…お前の名前、何だったっけ?」
俺は「それはあんまりでしょう。俺は…」
と言ったところで自分の名前が思い出せない。先輩も困ってる。周りを見たら友達も困ってる。みんな俺の名前が思い出せなかったんだと気付いた瞬間、絶望感と恐怖感が一気におそってきて本当に目が覚めた。

隣にいる妻が目を覚ましたので、俺が夢の話をしようとしたら妻が
「どうしたん…。
えっと…。あ、ごめん。忘れちゃった」
て言った。

妻が何を忘れたかは聞けなかった…
230:777 :

2016/12/09 (Fri) 08:34:53

なんとかっていう町で、父親と娘で二人でやっている居酒屋があった。
小さいがつまみが旨いと評判の店で地元の人を中心に何人か常連がいた。

その中にAさんという夫婦がいて、トシは初老といったところ。子供はいなかったが仲のいい夫婦で、週一か週二のペースでその店に通って夫婦水入らずで食事をするのを楽しみにしていたらしい。
感じのいい夫婦で、そのお店の父娘とも気さくにしゃべっていたからよく覚えていたんだそうだ。

そんな夫婦に悲劇が襲った。
なんの病気かは敢えて聞いていなかったが、結構前から奥さんは治る見込みのない、つらい病気に悩まされていた。
日に日に病状は悪化しているという話だったが、それでもなじみの店に来れば少しは気が休まるのか来店のペースは落ちながらもちょくちょく二人そろって食事にはきていた。

それがある日を境にぱったりと来店しなくなった。
心配していた父娘の耳にほどなくして入ってきたのは奥さんの自殺という最悪の知らせだった。
231:777 :

2016/12/09 (Fri) 08:41:19

大変なことであっただろう。かける言葉も見当たらないが、もしまた店に来てくれれば少しでも慰めになるのではないか・・・。

そんな風に思っていながら月日は流れ、少し記憶からも消えかかっていたときにその夫さんはふらりと店に現れた。もちろん一人ではあったが。

「何よその顔。心配かけちゃった?」

無理に笑顔を作っているのは痛いほどわかったが、思っていたよりも元気そうだ。

「なんにしましょう?」

「最初瓶ビールね。」

「あいよ。」

「コップは二つね。」

父娘は一瞬顔を見合わせた。夫さんはその微妙な空気を察したのか

「あ・・・。いけね、つい癖で・・・。」

と頭をかいた。

「A子、Bさんとこにコップ二つね。」

「はい。」

驚いて父さんを見る夫さんに向かって父さんは

「Bさん、久しぶりにゆっくりお二人で飲んでくださいよ。最初の一本はサービスにしますよ。」

と気を利かせた。

「すまないね・・・。」

といいながら夫さんは最初に自分のコップに、その後向かいの席に置いたもう一つのコップにビールを注ぎ、軽くコップを合わせた後ゆっくりと飲みだした
何本か瓶を空けた後、

「ちょっとトイレ。」

と言って夫さんは席を立った。
楽しそうに飲んでいるその空気のせいか、娘さんにちょっとしたいたずら心がわいた。


232:777 :

2016/12/09 (Fri) 08:45:31

不謹慎なことだったのかもしれないが、その時の娘さんにはそんな気持ちは一切なく、「こうしたら夫さんは少しは驚き、そして笑うんじゃないかしら」という思いだけだった。

奥さんのために注がれていたビールを一口分ほどこっそり手に持っていた新しい布巾の中にたらし、その布巾をさっと隠した。
夫さんが出てこれを見たらきっと驚くだろう。そしたら「あら、奥さんが少し飲まれたのかしら」と言ってみよう・・・。

ほろ酔い気分でトイレから帰ってきた夫さんが発した言葉は意外なものだった。

「A子ちゃん、困るなあ。いたずらしちゃ。」

え?なんで?トイレの扉が完全に閉まっていたのは確認した。夫さんからは私の行動は見えていないはずなのに・・・。びっくりして言葉が出ない娘さんにむかって夫さんはさらに言った。

「C枝がさあ、トイレの中で教えてくれたんだよ。A子ちゃんがなんかやってますよーってね。」

奥さんの名前だ。いくら酔っていても夫さんはいつもはこんな冗談を言う人ではない。なんでこんな事を言うんだろう。なんでばれたんだろう・・・。

「トイレの奥の方にいるよ?聞いてきてみなって」

「トイレの・・・奥ですか?あ・・・・はい。」

楽しそうに話す夫さんの、その雰囲気を壊したくなかったということもあり、気が進まなかったがトイレに行ってみた。

奥さんがねぇ。まさかねぇ。などと思いつつひとつひとつは小さいが3つもある個室を手前から順にのぞいていく。
ひとつめ。ふたつめ。みっつめをのぞきこんだとき、娘さんは大声をあげ腰を抜かした。



233:777 :

2016/12/09 (Fri) 08:50:35

みっつめの個室の中にいたのは夫さんが首を吊っている姿だった。
一番奥の個室の上には排気だかの太いダクトが通っており、そこに自分のベルトをひっかけて首を吊っていた。もう息はしていなさそうだ。

嘘だ、夫さんはさっき自分の席に戻ったはず・・・。立たない足腰をなんとか引きずりながら店内に戻るともちろん夫さんの席には誰も座っていなかった。

「と、父さん、Bさん、Bさんは・・・・!!!」

「え?まだトイレから戻ってないだろ?心配して見に行ったんじゃないのかい?」


ほどなく家から遺書が見つかった。
これからC枝との思い出の場所をまわってみる。C枝ともしまたどこかで出会えたら、そこで、私も・・・。




店で自殺があったとなれば客商売としてはつらい。でも夫妻の気持ちを考えると娘さんはそれだけでお店を閉めることには反対だった。
そんな娘さんに父さんは言った。

「いつからかはわからんが、奥さんはあそこにいるわけだ。もしかしたら、今となっては夫さんも・・・。」

父さんはお店をたたむことを決めた。


234:777 :

2016/12/09 (Fri) 09:10:55

【地獄のバス】

小学校の修学旅行でのことだった。
我々は一路目的地をめざしてバスに乗り込んだ。
安川君は席が隣同士だった。少しテンションの高すぎる彼に閉口しながらも、バスの旅は快調に進んで行った・・・。
 しかし、バスに乗って1時間が過ぎた頃には、安川君はさっきまでのテンションがウソだったかのように静かになり、何か神妙な顔つきになっていた。
「車酔いか?」
私は聞いてみた。
「うん、ちょっと酔ったみたい。」
「先生に言おうか?」
「いや、大丈夫、言わんといて」
「そうか、また気分悪くなったら言いや。」「うん。」
まぁ彼が大丈夫だと言うのだから、それ以上のしようはない。
私も彼の車酔いにつきあって、せっかくの楽しい修学旅行をだいなしにするつもりは毛頭なく、彼を放って友人らとの会話を楽しんでいた。

「先生、和田さんが気分悪いって」
突然後方の女子らの席からゲロ警告が先生に報告された。警告されたところで、先生にできるのは「大丈夫?」とのお決まりのセリフとゲロ袋を装着したゲロバケツを渡すことぐらいだ。
特技が『貰いゲロ』の私としては、非常に忌々しき事態である。
隣の安川君も加わって『連鎖ゲロ』という非常事態に突入する危険性もはらんでいた。 しかし、和田さんは車酔いに耐えてよく頑張った!
私は感動した!かくして非常事態は去ったかに思えた・・・・。 バスは予定通りに快調に進み、ハイウェイへと突入した。ハイウェイはカーブも信号も無いので、酔いが悪化することは無い。
私は安堵し、また友人らとのバカ話に花を咲かせていた・・・

その時私の隣の安川爆弾がポツリと火花をあげた
安「・・・うんこしたい。」
・・・車酔いではなかったのだ。
彼は一心不乱に、今にも括約筋の束縛を振り切って生まれ落ちんとする『うんこ』との熱いバトルを孤独に繰り広げていたのである。
しかし、そんなことを告白されても私にはどうしようもなかった。
勿論バスにはトイレは無かったし、ハイウェイに乗ったばかりで次のトイレ休憩はまだまだ先だったからだ。
私「やばい?先生に言おうか?」
安「いや、言わんといて。」
蚊の消え入るような声で彼はよわよわしく訴えた。そうなのだ。 小学生にとって『うんこ』という行為は、イスラム教徒が豚を食うに等しいタブーだったのだ。



235:777 :

2016/12/09 (Fri) 09:14:10

しかし、彼の様子を見ていると、そんな事を言っている場合ではなさそうなのがわかった。
「このままでは『ウンコマン』が『おもらしマン』にクラスアップしていくだけだ!」
そう考えた私は、彼の抑止を振り切り、先生に
「安川君がうんこしたいって言ってます。」
と伝えた。わざわざ先生に接近して、小声で伝えたのは私なりの彼の名誉への気遣いであった。
しかし、先生はそんな私の気遣いに気付かず
「安川君、ガマンできそう?もう出ちゃいそう?」
とバス中に響き渡る大声で彼に問い掛けた。
安川君の恨みがましい視線が私に突き刺さる。
一瞬で車内には静寂が訪れ、皆の注意は『うんこがもれそうな安川君』に集まった。
先生が彼の隣の席へと移動したので、隣だった私は先生の席へと移動が出来た。
「爆心地は避けれた!やった!」
不謹慎だが私のその時の素直な心境はそうだ。もはや私に出来ることは祈るだけだったが、
「安川君がうんこをガマンできますように」 なんて祈ったら神様に怒られそうだったのでやめた。
大人しく事の成り行きを見守ることにした。 先生は「ガマンできそう?」とまだ問うていた。
安川君は半泣き状態で答えようとしない。 私は考えていた。
もし「もうガマンできません」と彼が答えたら先生はどうするのだろうかと。幼い私の出したベストの答えは 『バスを停車して道の端にうんこする』
というものだ。
それ以外に考え付かなかったという事もあるが、一休さんでもそう答えるであろうベストの回答を、もしその時が来れば先生も選択するだろうと思っていた・・・。

Time is come━━━そして時は来たれり
先生の「ガマンできる?」の問いに遂に彼が首を横に振った。

『WARNING WARNING 爆発秒読み開始
乗組員はすみやかに退避せよ』

緊急コールが脳内に鳴り響く。
しかし我々には逃げ場は無かった。
モーゼにすがる民草のように我々は先生の決断を待った。




236:777 :

2016/12/09 (Fri) 09:17:10

モーゼの口から決断の言葉が吐かれる
「安川君は一番前の席へ、前の席の人達は後ろの座席へ下がって!」
意外なモーゼの言葉に私は呆然とした。席を移動して何の解決になるのだろうかと。しかしその疑問はモーゼの手にしたものによって 一瞬で掻き消えた。
モーゼの手にあったもの・・・それは
『バケツ』
そう、『ゲロバケツ』として搭載されていたあのバケツである。 流石にモーゼがそのバケツを何に使用せんとしているかは理解できた。モーゼは海を割る変わりに『ゲロバケツ』を『うんこバケツ』へと変身させようとしているのだと。

モーゼの導きにより、民族大移動は終了した。
しかし、それで終わりではない、いや、地獄はこれからなのだ。 皆が顔を見合わせる。何を喋ればいいのかわからない。
来るべき地獄の時を皆が、最大級の静寂という最悪の状況で迎えようとしていた。

「ピブッ」
静寂の車内についにサタンが産声を上げた。
悪魔の母は嗚咽をあげていた。
「プビッ! ブパパパパパパ!!」
「ブシャッ!!    ビッ!   ピピブブッ!!」
「プシャシャシャシャシャシャーーーーービッ!!」
サタンがあらん限りの雄たけびをあげた!!
雄たけびと共に、車内に地獄の臭気が蔓延する!!
この極限の状況に耐えられず、滝川君が笑い声を上げはじめた!するとそれにつられてガマンしていた者達も一斉に大笑いを始めた。
「ブプビチチッ ワーー プッ ーーーハハ ブピッピッ ハッ ブリブリブリ ハッハッ!!」
「ワハハハ ブリブリッ ハハッハッハ ビチチブチッ ハハハーーーーハハハ プゥッ」
サタンの雄たけびと臭気と子羊達の笑い声で車内は更なる地獄へと変わった。




237:777 :

2016/12/09 (Fri) 09:20:31

その瘴気に当てられたのは、車に酔っていた和田さんだった。
頼みの綱のゲロバケツは既にバス前方で安川君の菊門錬金術によりうんこバケツへとクラスチェンジしていた。耐え切れなくなった和田さんの口から
溶解液が勢いよく放たれた。
前門の虎、後門の狼とはよく言うが、前門のビチグソ、後門のゲロ』とは古代中国の文人も考えもしなかったであろう。
車内はクソの悪臭とゲロの悪臭が入り混じり、ビチグソの放たれる爆音と気の触れんばかりの爆笑がうずまき、泣き出す女や、貰いゲロをする奴らも現れた。
「フゲロオエップ プビチチッ」
「ワー ウッッー プッ ーーーハハ ブピッピッ ハッ ブリブリブリ ハッハッ!!」
「ワハハハ ゲェェッ ハハ ゲロゲロ ハハハ ブリリリ ハハハ  ゲロ」
「ブリブリ ワハハハ ゲロ ゲオェッ エッ ビプッ ゲロオペッ ハハハハ エーン」
「ワハハハ ブリブリッ ハハ シクシク ハッハッハ」
「ビチチッ ハハ ブピ ゲロッロロ ハハーーーーハハハ プゥッ」

脱糞、嘔吐、嗚咽、爆笑、激臭を乗せた地獄のバスは速度を緩めることなく目的地へと向かった。
238:777 :

2016/12/10 (Sat) 02:07:56

ある日の夜、いきなり見知らぬアドレスから携帯にメールが届いた。

「青木くん、ひさしぶり。元気にやってますか?」

差出人は携帯ではなく普通の有名なプロバイダのアドレスだった。
とりあえず返事を出してみた。

「誰?知ってる人?」

「知っててくれてるといいな」

「だから、誰?」

「そのうち思い出してくれるかな?
 ちょっと疲れちゃったから、また今度」

そんな一方的なメールのあとは、こちらから送っても返ってくることはなかった。

二日後の夜に、またメールが来た。

「この間は急にごめんね。今は何してるの?」

名を聞いても答えないので、適当な話題を返す。
得体の知れない相手なんて無視すれば良いのだが、特に悪さもしないのでなんとなくメール交換してしまっていた。
何度かやりとりしていくうちに、相手のパターンが分かってきた。

メールが来るのは夜の6時から8時くらいの間。
2〓3日おきにやってくる。
ちゃんと聞いたことはないが、女の子のようだった。
割と若い人らしく、アイドルや俳優に詳しかった。
そして、僕のこともよく知っていた。
小学校や中学校のこと、高校までずっとやっているサッカーのこと。
テストの成績がどうだったとか、大会の成績がどうだったとか。

友達に話すと、たいていは不思議がっていた。
俺だったら、そんなやつとメール交換なんてしないよ。気持ち悪い。
確かに、自分も最初は気持ち悪かった。
だけど、次第に慣れてきて、逆になんでも話せるような気がしていた。
悪い人じゃないようだったし。
身近にいる誰かだろうから、話題には気を付けるようにしていたけど。



239:777 :

2016/12/10 (Sat) 02:10:25

そんなやりとりが一ヶ月くらい続いた頃、試しに聞いてみた。

「たまには電話で話さない?」

でも、あっさり断られた。

「今は無理なの。ごめんね」

そんな彼女から、いつもと違う夜中にメールが来た。
土曜の夜11時過ぎだった。

「話したい。電話して下さい。」

そして、携帯の電話番号。
不意のメールに喜んで僕は電話をかけた。
呼び出し音が鳴って、すぐに出た。

「もしもし?青木です」

しかし、向こうは無言だった。

「もしもし?もしもーし」

無言。

しばらくして、電話の向こうがざわめくのが聞こえた。
そして、誰かが泣いてるのが聞こえてきた。
泣き叫ぶ女性の声が遠くに聞こえる。

ある光景が頭に浮かんだ。
テレビドラマで見かける光景だった。

僕は電話を切ることも出来ず、ただただ聞き耳を立てていた。
少したって、声が聞こえてきた。
大人の男の人だった。

「青木くん。突然すみませんでした。前島カナの父です」

前島カナは中学の同級生だった子だ。
身体が弱くて学校を休みがちで、出席日数ギリギリで中学を卒業していた。
それだけしか覚えていない。
高校は別々になったが、その後さらに体調を悪くして高校にはほとんど行ってないと聞いていた。


240:777 :

2016/12/10 (Sat) 02:14:18

その前島カナのお父さんに呼ばれて、翌日彼女の家に行った。
そして、ご両親からこれまでのことを全部聞いた。

前島カナはこの2年ずっと入院生活だったこと。
病室では許可された時間だけインターネットしていたこと。
それ以外はたまの散歩の他はテレビばかり見ていたこと。
中学の頃に片思いだった男子に、名前を隠してメールを送っていたこと。
それが、僕だった。
とっくに自分は忘れられている。
そう思って、名前を言い出せなかったらしい。

そして昨日の夜、様態が急変して切迫した最中に、無理を言ってメールを送ってきたらしい。
父親の携帯を耳に当てた前島カナは、僕の声を聞いて、そして亡くなった。

高校に入ってすぐに入院したせいで、友達もできずにカナは寂しい思いをしていた。
青木君がメールの相手をしてくれたおかげで、ここ最近はとても楽しそうだった。
お父さんはそんな風に僕に感謝していた。

だけど、ずっと入院していた前島カナはどうやって僕のメールアドレスを知ったんだろう。
それ以外にも、僕の日頃のことをよく知っていた。
うちの高校に前島カナの友達がいるのかも知れない。


その疑問は、自宅に戻ってしばらくしてから解決した。
いや、解決と言えるかどうか。
メールを着信したのだ。

「最期に声を聞けて良かった。覚えていてくれてありがとう。」

前島カナだった。
不思議な子だったんだ。
僕はそれ以上考えるのをやめた。



241:777 :

2016/12/11 (Sun) 09:52:32

当直だった夜に、急患で叩き起こされた。
急変とかで、まあよくある事だ。

処置室に行くと、ちょうど患者が救急車で病院に着くときだった。
救急車からストレッチャーで下ろされたのは、真っ黒に焦げた死体(に見えた)だった。

救急車のスタッフに聞くと、交通事故をおこしたドライバーで、引火した車の中に取り残されたらしい。
50代位の男性だった。

一応生きてはいるが、そりゃもう表面なんかコゲコゲで肉の焼けるにおいがあたりに立ちこめ、俺はもう吐きそうになった。
全然動く気配もない。もう時間の問題だ。

「凄いですよ。一応心停止してません。まあ、もう駄目でしょうけど」

と救急隊員は言った。医師も、

「あー、こりゃ凄いね」

と言って治療をする気もなさそうだ。

「ひどい・・・・」

看護師も目が怯えていた。
俺は一応検査をするための準備にかかった。

機械を用意している部屋に入って準備をしていたら、その黒こげの患者が運ばれてきた。
俺は腕に検査のために針を刺すのでその患者の血管を探したが、表面が黒こげでどこに血管があるか分からなかった。

「あー、これ、メチャクチャでどこだか分かんないよ」

と俺は言った。
皮膚のまともなとこを探そうと腕を掴んだとき、その黒こげ患者が言った。

「・・・そんなに私、ひどいですか・・・・」

「あ、あ、あ」

俺は声にならなかった。
ずっと意識はあったんだ。
今までの俺達の会話を聞いていたんだ…

その部屋の中にいた、医師、看護師、俺、救急隊員、全員が氷ついた。

結局、患者は2時間もしないうちに亡くなったんだが、何度も
「私は死ぬんですか?」
って聞かれて、俺達は不謹慎だが逃げ出したい衝動にかられた。
242:777 :

2016/12/11 (Sun) 09:55:03

ある寒い冬の雪が降り積もる日に俺と妹だけが家にいた。

他には母やおばあちゃんが住んでいるが今日は日帰り旅行で外出中だ。
日も沈んだのですぐ帰ってくるだろう。

俺は寒い中、二階で勉強中だった。

俺「なんでこんな寒い中勉強しなくちゃ…」
勉強とは言ったもののそれは正直、課題に近いものだった。

俺「もうすぐ終わるかなぁ…息抜きに一階のコタツで温まりながら音楽でも聞くか」

そう思い一階へ向かうためMDプレイヤーと携帯を持って階段を下りていった。

一階に下りてすぐ目に入ったのが、コタツで仰向けになって寝ている妹だった。
かわいい事に上半身だけがコタツから出ていた(そりゃそうか)。

寝ている妹を起こさないように俺はコタツの反対側からそっと入った。
さっきまで震えていた体が少しづつおさまってくる。

入ると妹は寒いのか「うーん」と言いながら足を伸ばしてきた。

俺「占領しすぎだろ…」

俺は陣取るように伸びる足を足でどかす。
妹が反応する、しかしまたすぐに邪魔をする。

俺は少しニヤニヤしながら妹の足を掴んだ。

俺「足を引っ張って上半身もコタツに入れてやる」

俺は妹の足を起きない程度に引っ張ろうとした時、掴んだ手の冷たさのせいか妹は起きてしまった。

妹「お兄ちゃん、一階で何してるの?勉強は?」

俺「もう少しだったのに…」

俺は残念そうに言う。

妹「?」

妹「あ、時間。お母さんとおばあちゃんを迎えにいかなきゃ!」

妹はコタツを物凄い勢いで出て二階の自分の部屋で急いで迎えに行く支度をする。

俺「何かさめたな」

そう思い掴んでいた足を離した。
243:777 :

2016/12/11 (Sun) 09:56:47

トルルルル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

夜中に携帯が鳴る、しかも真夜中3時に。
ほっといて10秒ほどすると自動的に留守電になり切れた。

寝ぼけ眼で着信を見ると、知り合いのSだ。
頭に来て、文句をいおうとかけ直してみる。
すると聞き慣れない年輩の声が聞こえる。
「・・・・・・・もしもし」
拍子抜けして答え返す。

「あれ?・・・Sじゃないですか?」
「はい?・・・Sさんは、2時間前に交通事故が原因で先ほど亡くなりましたました。
わたしは●●警察の交通課の者です。失礼ですが、ご友人の方ですか?」

しばし絶句した
「いましがたその携帯で、この番号でかけましたか?」
「・・・・・・かけてませんけど。私も遺品のジャケットが震えてるんでなにかと思ったら携帯がでてきて・・・・」

なにか狐につままれたような気がした。
遺族もかえってしまったところだという。
とりあえず明日またかけ直すということで警官と話をして電話を切った。

切った直後、携帯の”留守電有”の表示がでているのに気づいた。
恐る恐る再生電話番号を押してみた。
「●月●日 午前1時25分1件です……う”あ”ーーー−−−−ーーーーーーーーーーーーーーっ!!」

普通の人間なら息が続かない3分間、音声が割れるほどの絶叫が続いている。
気味が悪くなってすぐに消した。

Sが知らせたかったのは、ダイイングメッセージではなく、「死の瞬間」そのものだったのだろうか。
244:777 :

2016/12/11 (Sun) 10:02:13


知らない番号から電話が来ておばさんの声で

「鈴木さん(仮名)?」

って聞かれた。
でも自分は田中(仮名)。
いいえ違いますって答えたら

「じゃあ誰?」

って言われてびっくりしたし少しイラッときたから、誰って言いませんよ、しかもいきなり失礼じゃないですかって言ったら電話切れた。
なんだろうと思ってたら数日後にまた知らない番号(多分↑の時と同じ番号)から電話。
出てみたらまた同じおばさんが

「鈴木さん?」

って聞いてくるから

「違いますよ」

って言って切ってその番号拒否した。

そして一週間くらい経ってから今度は別の知らない番号から電話。
最近変なの多いなと思いながらとりあえず無言で出たらあいつ。

「鈴木さん?鈴木さんでしょ?」

って謎に嬉しそうに言ってきた。もう気持ち悪いし無言で切る。
そしたら今度はすぐにかかってきた。
驚いたけどいい加減腹が立ったので注意しようと思って出た。

「あっ鈴木さん?鈴木さんだね?」

また謎に嬉しそうな声。

「ちゃんと見てかけて下さい。違いますって。何回もしつこいですよ。」

って怒りながら言ったら、そのおばさんが男みたいな低い声で

「うん、だって田中だもんね」

245:777 :

2016/12/11 (Sun) 10:07:20

私は全く覚えていないのだが、時々お告げじみた事をするらしい。

最初は学生の頃。
提出するレポートが完成間近の時にワープロがクラッシュ。
残り三日程でもう一度書き上げなくてはならない羽目に陥ったが、三日間ろくに睡眠も取らず、どうにか書き上げて提出に漕ぎ着ける事が出来た。
しかし、既に限界を突破していた私は、家に帰るなりリビングでスイッチが切れた如く眠りに就いてしまった。

しばらくして目が覚めた時、何故か家族がまるで異様なものを見るような目で私を見ている事に気が付いた。
話を聞くと、リビングでそのまま突っ伏して寝ていた私はいきなり起き上がり、まずは父に向かって

「上の兄に連絡を取れ。体を悪くしている」

と言い、
次は母に

「探している物は左の引き出しの奥にある。引き出しを外して見ろ」

と言い、
次は兄に

「あの家はやめておけ。理由が知りたければ二軒隣の婆さんに聞いてみろ」

というだけ言ってまた眠ってしまったとの事。
これだけならただ妙な寝ぼけ方をしたという話なのだが……

。翌朝、言われた通り電話をした父は、兄が心臓を悪くして昨夜救急車で運ばれたと聞かされ、
母は言われた通りの場所から探していた保険の書類を見つけ、
兄は、買おうと思っていた中古の家が、実は事故物件であったのを知ったそうだ。
偶然と言えば偶然なのだが、このお告げはその後も幾度かあり、それも全て的中というのが不思議で仕方がない。


246:777 :

2016/12/11 (Sun) 10:10:28

追記
一番オカルトらしかったのは、楽しみにしていた RPGゲームをようやく手に入れ、週末なのを良い事に徹夜までやっていた時の事。
睡眠も食事もろくにせずにやり込んでいたのだが、とうとう親に「いい加減に食事くらいしろ」と怒られ、渋々リビングに行った。

食事を待っている間に体力が尽き、スイッチが切れた。
椅子に座ったまま爆睡する私に「アホかこいつ」と両親が呆れた時、いきなり私はむくりと体を起こすと、誰も居ない方をじっと見つめ、何やらぶつぶつ言い出したらしい。
最後に一つ頷くと、私は母親の方を振り返り、
「今、ケンおじが来てたよ。悪いけど後は頼むって。明日、迎えに行ってあげて」と言い、またテーブルに突っ伏して爆睡してしまったらしい。

ケンおじというのは母の一番下の弟で、はっきり言ってろくでなし。
定職も就かずにブラブラしていた人だが、私には優しかったので大好きな親戚の一人だった。
既に、何度かお告げを経験していた母は、すぐに近くに住んでいる叔母に電話し、翌日様子を見てもらうように頼んだらしい。

結果は書かなくても判るかもしれないが、ケンおじは家で死んでいました。
酒で肝臓を悪くしていたせいか、血を吐いていたそうです。
一人暮らしだったため、誰にも見つけてもらえず、叔母が行った時には既に死後何日か過ぎていたらしい。

これはきっと、なかなか見つけてもらえなかったケンおじが私に頼みに来たんだね…と言われています。



247:777 :

2016/12/13 (Tue) 09:40:57


その年の瀬戸内は大変暖かくて3月にはもう桜が咲き始めていた。
後輩曰く、この時期に既に桜が満開の穴場があるとか抜かすのでお花見をする事となった。
ちょっと山手に上がった所だが、見事な枝垂れ桜が満開だった。

席は大いに盛り上がり、私は下戸のくせに大いに飲み大いに食べた。
酔っ払ってて覚えてないが、いろいろ変な事口走ったらしい
挙句、上半身裸で寝てしまったらしい、覚えてないが。
例年より暖かいとはいえ3月、案の定、風邪をひいてしまった。
滅多に風邪をひかない分、いざひくと往々にしてロクな事がない。

そんな感じの話。
248:777 :

2016/12/13 (Tue) 09:43:13

熱で頭がボーッとする。
食欲なんてないハズなのに無性に米の飯を食べたくなった。
初めはお粥など炊いたりしていたが、面倒になって炊いたご飯を炊飯器から直接食べ始め、終いに、もう炊くのも面倒だと、私は生の米をそのままバリバリ食いだした。
自分のやってる事が理解できなかった。
いくら食べても胃が空っぽな気がした。

この辺から意識が飛び始め、自分の行動が曖昧になるのだが・・・
確か、レトルトカレーのルーを袋ごと啜ったり乾麺を生で齧ったりしてたようだ。
まったく自分のやってる事が理解できない。
普段から2週間分の食料は置いてあるが、それをおよそ4日で食い尽くしてしまった。
自慢じゃないが私の体重は56kg、普通はこんなに食えるハズはない。
食っても食ってもお腹は減り続ける。
ひもじい。
空腹と倦怠感が全身を襲う。
空っぽの冷蔵庫の前で茫然自失となる。
買い出しに行こうにも体力の限界だった。
ふと脳裏に『死』の1文字が浮かぶ。
こんなんで死んだら恥だな、と考えてた矢先、電話が鳴った。
悪質な風邪なので3日くらい休むと研究室には言っておいたが例の友人からだった。

「もしもしー♪」

1オクターブ高い声。

「治った?大丈夫?お見舞い行こうか?」

ありきたりな事を訊いてくる。
私はもはや

「あー」

だの

「うー」

だのしか返事できなかった。
ただ事ではないと思ったのだろう

「あー待ってち、今から行くけぇ」

と言って切れる。

『助かった・・・かな』

今考えると死にそうになるもっと前に初めから電話で助け呼べば良かったのだが、脳に栄養が回ってなかったのだ。
仕方がない。
数分後、外で友人のバイクの爆音が聞こえる。
それまでは水を飲んで仰向けになって凌いでいた。
ドアは・・・3日前から開けっ放しだった。

249:777 :

2016/12/13 (Tue) 09:46:13

台所まで入ってきた友人は私を一瞥して噴き出した。

「ブッ」
って。
二言目には
「うわぁ初めて見た」
と嬉しげに言い放った。
彼女曰く『餓鬼の類』だという。
私の身体にまとわり憑いて腹部をガジガジ齧ってたそうだ。
電話の向こうで私の声じゃない
「ひもじい、ひもじい」
って声が聞こえて、ヤバいなと思って慌てて来たらしい。
すぐに友人は誰かに電話をし始めた。

「あ、もしもし、木村の婆っちゃー?んー元気。あーこの間はありがとー」

死にかけの人間放置して世間話か?

「んーでね、たぶんスイゴやと思う。あ、ウチやなくて友達。いや、わからん、後で聞く・・・あ、炭?分かった。ありがとうー」

電話を切った友人はガスコンロに向かって何かし始めた。
料理でも作ってくれるのだろうか、凄くコゲ臭い。

「コレでいいかな」

友人がグラスに注いで持ってきたのは煮え湯だった。
しかも何か灰色い粉末がプカプカ浮いている。
コレを
「目ぇ閉じて鼻摘んで飲み干せ」
と言う。
一口飲むと熱さで舌が焼かれる、炭の苦さと塩辛さが口内に広がる。
「何コレ?」
「塩水」
「は?」
「良いけぇ飲みぃ。ヘソから出るけん」
こんなモン飲んでたまるかと抵抗したが、鼻を摘まれ大口開けさせられ流し込まれた。
暫くして身体から倦怠感が抜け楽になる。


250:777 :

2016/12/13 (Tue) 09:49:59

友人が
「立てる?」
と訊いてきた。
どうやらもう大丈夫のようだ。
立つと同時に
「ぐ〜〜〜」
と盛大に腹の音が鳴る。
友人は苦笑しながら
「何か作るわ」
と米びつの底に僅かに残った米でお粥を作ってくれたが、結局なんにも味はしなかった。
煮え湯で舌が焼けていたから。
大事を取って病院に行ったところ、栄養失調との事だった。
あれだけ食ったのにだ。
点滴受けながら友人に訊かれた。
「何か思い当たるフシない?」
「○○で花見した」
「3月に?○○寺の下やろ、あそこは7月に施餓鬼する所や。(『施餓鬼』=地獄の餓鬼の為に施しをしてやる鎮魂際みたいなモノ)飲み食いした?」
「たらふく食って裸で寝た」
「バカか。知らん?『施餓鬼の前にお祭りすっと餓鬼が憑く』って」
「知らん、初めて聞いた」
「あー、ウチの地元だけなんかな?まぁ、お前を供物だと思ったんだろうサね。腹に食い物の詰まった」
「・・・ねぇ、さっき俺に何飲ましたん?」
「塩水に注連縄(しめなわ)焼いた灰ぶち込んだモノ」
「何だそりゃ?」
「ウチの地元では割とポピュラーなんだけど・・・」

「知らん、初めて飲んだ」
まぁいいや・・・
私が
「今度ばかりは本当に死を覚悟したよ」
と言うと、友人は頷いて
「とっておきの良い名言がある」
と言った。
「死を恐れるな。死はいつもそばに居る。恐れを見せた時それは光よりも速く飛びかかって来るだろう。恐れなければ、それはただ優しく見守っているだけだって」
「・・・それ、聞いたことあるぞ。アニメのセリフじゃねぇか」


251:777 :

2016/12/15 (Thu) 12:34:56

駅前でやたら髪の長い男に「トイレ貸してください。」って声かけられたんです。
怖かったから無視して早歩きして家に向かいました。
振り返るとその男はいませんでした。

部屋に戻ると二人暮しの妹はまだ帰ってきてませんでした。
駅前の男の事がまだ気味悪かったので、妹に
【駅前に気味の悪い長髪の男がいたから気をつけてね】
ってメールしたんです。

わたしはすぐにお風呂に入りました。
ユニットバスなのでシャワーカーテンを閉めて湯舟に浸かりました。
間もなく妹が帰宅したようでした。
わたしは湯舟から「大丈夫だった?変な男いたでしょう。」と呼び掛けましたが返事はなく、ユニットに入ってきました。

わたし達は片方がお風呂、片方が便座に座って、シャワーカーテン越しにその日の出来事をよく話すので、わたしは駅前の気味の悪い男の出来事を話し始めました。

するとシャワーカーテンの向こうから
ジョボジョボジョボジョボ…
「トイレありがとう…」
252:777 :

2016/12/15 (Thu) 12:37:03

学生の頃、夜部屋で寝てたら急に目が覚めて金縛りになった
変な気配がしたので目だけ動かして窓の方を見たら顔が沢山浮かんでこっち見てた
なんか霊とかってどんなものかよくわかってなかった私は、そのとき心の中で
「宝くじが当たりますように」
ってその顔達にお願いしてみたらすべての顔がハァ!?って表情になって消えた
253:777 :

2016/12/15 (Thu) 20:35:52

8年くらい前の体験を書いてみるよ。

中古車屋で店長をやってるダチがいるんだけど、そいつから中古のナビを安く買ったんだ。
ちゃんと名の知れたメーカーの、後付けでダッシュボードに乗せるやつ。
何でも軽自動車を若い店員が買い取ったけど、あとでダチが中を見たら、外は綺麗に直してるけど、中はフレームまでいってる事故車でちょっと売り物になりそうもない。
どうせ数万で買ったもんだから部品を取れるだけ取って廃車にするってことで、その車についてたナビを譲ってもらった。

当時の俺の車は買って7年目になる国産のSUVで、それまでナビは使ったことがなかったんで結構嬉しかった。
最初の内は特に機能面での不具合もなかった。ちょっと案内の音声が乱れることはあったけどな。

例えば「300メートル先、交差点を左です」という女の人の声の最後のところが「でにゅぅ」という感じで低くなる。
でも、それくらい何でもないと思って気にしなかった。
それで、自分の家の住所を入力して、仕事であちこち出かけるたびに帰宅モードで案内をさせてみた。
別にナビがなくとも帰れるんだけど、まあ遊んでたんだな。

ところが暫くして、このナビは俺んちの南側にある大学の横の交差点を絶対指示しないことに気が付いた。
その交差点の道路はどっちも何十年前からあるんで、データが古くて認識できないとかじゃないと思う。
だけど、なぜかその交差点に入る前に左折や右折を指示して遠回りになってしまうんだ。

2〜3回はナビの言う通りに走ったけど、馬鹿らしいから無視してその交差点を通ったんだ。

そうしたらその交差点に入る10メートルくらい前になって、違う道を指示していたナビの液晶がブラックアウトした。
うんともすんとも言わなくなって故障かと思ってたら、交差点を過ぎてまた10メートルくらいしたら液晶が少しずつ赤黒く明るくなっていって、元に戻ってまた道の指示を始めた。
何か、その交差点を機械が嫌がってるような感じで、ちょっと不気味だった。

254:777 :

2016/12/15 (Thu) 20:37:42

それから何度かその交差点を通ったんだけど、ナビの症状は同じだった。

ある日、会社から県外に出てかなり遅くなって帰ってきた。夜の2時過ぎで小雨が降ってたな。
疲れてて早く家に帰りたかったんで、その交差点の道を通ることにした。

車通りはあまりないところで信号は黄色の点滅になってた。
ナビはいつもどおりブラックアウトしたけど、徐行して走り抜けようとした。
すると、人影なんかなかったはずなのに、気づいたら目の前に自転車の女の人がいる。
とっさにハンドルを右に切ったんで、車は対向車線を越えて右の歩道に乗り上げた。

あまり慌てたんで、自転車を轢いたかどうかも覚えてない。
それで、車外に出て確認したんだけど何にもない。ただ濡れて街灯に照らされた路面があるだけ。

キツネにつままれた感じで、釈然としないまま車に乗り込んだら、消えていたナビがぱっとついて、液晶にモザイクがかかったように崩れた女の人らしい顔が現れ、ナビの音声で

「…私はここで死んだんでにゅぅぅぅぅ」

俺はエンジンだけ切って、車をそこに置いたまま家まで逃げて帰ったよ。

次の朝早くダチに連絡して、その場所に来てもらってナビを外してもらった。

迷惑がると思ったけどそうでもなかった。
ダチは、
「このナビつけてた軽自動車、相当大きな事故起こしてたみたいだね。
廃車にするまで店の前に置いてたけど、雨の日に車の横を通りかかったら、微かに血の臭いがするんだよ。俺たちには分かるんだ。
このナビもなんかあったんだろ。いや、言わなくていいよ知りたくないから」
と言った。

その後は特に何もないけど、その交差点は通らないようにしてる。

255:777 :

2016/12/15 (Thu) 20:46:55

昔事故にあった。
信号無視の車に跳ねられた俺はボーリングのピンみたいに飛ばされて、
近くにいた小学生にぶつかった。
俺の胸とブロック塀に挟まれたその子の頭はつぶれて即死。
くだけた頭蓋骨が刃物みたいな役割をして俺の胸から腹には大穴があいた。
俺の体にその子の頭がめり込むんだままの形で病院に運ばれた。
その子の左目は、俺の破裂した肝臓の中から見つかったらしい。
いまでもその子の歯と頭蓋骨の欠片が俺の体に残ってる。
病院に6ヶ月いる間に俺の粉砕した骨と融合・癒着してて、もう取れないってさ。
256:777 :

2016/12/16 (Fri) 08:09:52

地元のラーメンチェーン店に行った時。
入った瞬間に中にいた客全員が私たちを見た。
私たちが席に着いたら視線を戻した。
店がガヤガヤし始めた。

注文するものが決まり店員を呼んだ。
店が静まり返った。視線がまた私たちへと集まった。
注注文を終えるとまたみんな元に戻る。
ラーメンが来た。視線がまた集まった。
食べ終わるまでずっと見続けられた。

レジで会計を済ませたらようやく視線が外れた。
まずくは無かったがもう二度と行きたくない。
世にも奇妙な物語に主演した気分だった。
257:777 :

2016/12/16 (Fri) 08:12:55


つい先日の話。

うちは競売にかけられた不動産の調査を請け負ってる会社なんだけど、こないだ前任者が急に会社に来なくなったとかなんだかで、やりかけの物件が俺に廻ってきた。

まぁ正直うちの会社は、とある筋の人から頼まれた”訳あり物件”を取り扱うようなダーティなとこなもんで、こういうことはしょっちゅうだからたいして気にもとめず、前任者が途中まで作った調査資料(きたねーメモ書き)持って、遠路はるばるクソ田舎までやって来たわけですよ。

その物件はかなり古い建物らしく、壁とか床とかボロボロであちこちにヒビが入ってたり、湿っぽい匂いがしたりで、相当テンション下がってたんだけど、まぁとにかく仕事だからってことで気合入れ直してせっせと調査を始めたわけですわ。



258:777 :

2016/12/16 (Fri) 08:14:51

1時間くらい経った頃かな、ふと窓から外を見ると一人の子供が向こうを向いて、しゃがみこんでなにやら遊んでるのに気づいた。
よそ様の庭で何勝手に遊んでんの?って注意しようかと思ったんだけど、ぶっちゃけ気味が悪かったんだよね、その子。

なんか覇気がないというか微動だにしないというか、一見すると人形っぽいんだけど、しゃがんでる人形なんてありえないし、でもとにかく人って感じがしなかった。

クソ田舎だけあって辺りはありえない位に静まり返ってるし、正直少し怖くなったってのもある。

建物の老朽化具合からみて3年はほったらかしになってる感じだったので、そりゃ子供の遊び場にもなるわなと思い直し、
「今日は遊んでも良し!」
と勝手に判断してあげた。
ひとんちだけど。
259:777 :

2016/12/16 (Fri) 08:21:12

んでしばらくは何事もなく仕事を続けてたんだけど、前任者のメモの隅の方に、

 ・台所がおかしい

って書いてあった。調査資料はその書き込みのほとんどが数字(部屋の寸法等)なので、そういう文章が書いてあることにかなり違和感を感じた。

で気になって台所の方へ行ってみると、床が湿ってる以外は特におかしそうなところはなかった。
でも向こうの部屋の奥にある姿見っていうの?全身映る大きな鏡に子供の体が少しだけ映ってた。

暗くて良くわかんなかったけど間違いない、さっきの子供だ。

そうか、入ってきちゃったんだな。とぼんやり考えてたけど、ほんと気味悪いんだよねそいつ。
物音1つたてないし、辺りは静かすぎるし、おまけに古い家の独特の匂いとかに
やられちゃってなんか気持ち悪くなってきた。

もうその子を見に行く勇気とかもなくて、とりあえず隣にある風呂場の調査をしよう、というかそこへ逃げ込んだというか、まぁ逃げたんだけど。



260:777 :

2016/12/16 (Fri) 08:28:05

風呂場は風呂場でまたひどかった。多分カビのせいだろうけどきな臭い匂いと、むせ返るような息苦しさがあった。

こりゃ長居はできんなと思ってメモを見ると、風呂場は一通り計測されてて安心した。
ただその下に、

 ・風呂場やばい

って書いてあった。
普段なら
「なにそれ(笑)」
ってな感じだったんだろうけど、その時の俺は明らかに動揺していた。

メモの筆跡が書き始めの頃と比べてどんどんひどくなってきてたから。
震えるように波打っちゃってて、もうすでにほとんど読めない。

えーっと前任者はなんで会社に来なくなったんだっけ?病欠だったっけ?
必死に思い出そうとしてふと周りを見ると、閉めた記憶もないのに風呂場の扉が閉まってるし、扉のすりガラスのところに人影が立ってるのが見えた。

さっきの子供だろうか?

色々考えてたら、そのうちすりガラスの人影がものすごい勢いで動き始めた。
なんていうか踊り狂ってる感じ?頭を上下左右に振ったり手足をバタバタさせたり、くねくね動いたり。でも床を踏みしめる音は一切なし。めちゃ静か。
人影だけがすごい勢いでうごめいてる。



261:777 :

2016/12/16 (Fri) 08:33:00

もう足がすくんでうまく歩けないんだよね。手がぶるぶる震えるの。
だって尋常じゃないんだから、その動きが。人間の動きじゃない。

とは言えこのままここでじっとしてる訳にもいかない、かといって扉を開ける勇気もなかったので、そこにあった小さな窓から逃げようとじっと窓を見てた。
レバーを引くと手前に傾く感じで開く窓だったので、開放部分が狭く、はたして大人の体が通るかどうか。

しばらく悩んでたんだけど、ひょっとしてと思ってメモを見てみた。

なんか対策が書いてあるかもと期待してたんだけど、やっぱりほとんど読めないし、かろうじて読めた1行が、


・顔がない


だった。誰の?
そのときその窓にうっすらと子供の姿が映った。気がした。多分真後ろに立ってる。
いつの間に入ったんだよ。

相変わらずなんの音も立てないんだな、この子は。
もう逃げられない。意を決して俺は後ろを振り返る。
そこには…
なぜか誰もいなかった。


262:777 :

2016/12/16 (Fri) 08:38:32

会社に帰った後に気づいたんだけど、そのメモの日付が3年前だった。

この物件を俺に振ってきた上司にそのことを言うと、

「あれおかしいな、もう終わったやつだよこれ」

って言ってそのまま向こうへ行こうとしたんで、すぐに腕をつかんで詳細を聞いた。

なんでも顔がぐしゃぐしゃに潰れた子供の霊が出るというヘビーな物件で、当時の担当者がそのことを提出資料に書いたもんだからクライアントが
「そんな資料はいらん」
と言ってつき返してきたといういわくつきの物件だそうだ。
清書された書類を見ると確かに「顔がない」とか「風呂場やばい」とか書いてあったw

まぁこういった幽霊物件は時々あるらしく、出ることがわかった場合は備考欄にさりげなくそのことを書くのが通例になってるそうだ。

他の幽霊物件の書類も見せてもらったが、なるほどきちんと明記してあった。

なんで今頃こんなものが出てきたんでしょうかね?と上司に聞いたら、

「んー、まだ取り憑かれてるんじゃないかな。当時の担当者って俺だし」

263:777 :

2016/12/18 (Sun) 19:21:40

リュックの中身は
「5年前に死んだ子供の遺体」
建造物侵入容疑で逮捕の男が供述


東京大学三鷹国際学生宿舎(東京都三鷹市新川)に無断で立ち入ったとして、自称無職の男(34)が建造物侵入の現行犯で警視庁三鷹署に逮捕され、持っていたリュックの中身について「5、6年前に生まれて死んだ自分の子供が入っている」と話していることが11日、同署への取材で分かった。
黒いナイロン製のリュックには液状の物体が入っており、同署は司法解剖するとともに、死体遺棄事件の可能性もあるとみて調べている。
同署によると、逮捕されたのは自称住所不定、無職の男。
男は10日午後1時20分ごろ、同宿舎の女子寮の前に立っているところを管理人に呼び止められたが、所持していたリュックの中身を見せるのを拒んだことなどから現行犯逮捕された。
同署の調べに、男は「中身は自分の子供です。
5、6年前に生まれてすぐに死亡し、ずっと持ち歩いていた」と話したという。
リュックの中にはビニールでくるまれた物体があり、中にはほぼ液状化した汚泥のようなものが入っていた。
においは強烈で、骨のような固形物も一部みられたという。
男が子供の母親として名前をあげた30歳前後の女性は、同署の事情聴取に「10年ほど前に、当時恋人だった男との間に男児が生まれた。
子供はすぐに死んでしまい、しばらく自分で持っていたが、その後、男に渡した」と話しているという。



(産経新聞)
2010/03/16 17:17
264:777 :

2016/12/18 (Sun) 19:23:22

成人式の時自分は遺影を持って行ったんだ
中学の時、心臓発作で死んだ近所の友達Aの
そいつと俺とは親友同士で、毎日のように遊んでいた
そんなAとこんな形で成人式に出席するとは思ってもみなかった

市長のあいさつなどがあって式の終わりくらいに、元クラスメートほぼ全員で集合写真を撮ったんだけど後日その写真を現像してみたら俺の手の中のAの遺影が笑ってるんだわ
無表情で写ってたはずの遺影が・・・

怖いという感情はあまり無く「ああ、久しぶりにみんなに会えて嬉しかったんだなぁ」と思ったよ

でも違ったんだ

その集合写真で俺とAの横に写っていた子がしばらくしてから死んだんだ
その子は当時Aが好きだった子だった
もうすぐその子に会えるから嬉しかったんだろうなぁ・・・
265:777 :

2016/12/18 (Sun) 19:30:51

『喋る絵皿』

小さい頃、祖父が友人宅から鷹の絵の描かれた大きな絵皿を貰ってきた。
それは今でも和室に飾ってあって、特に怪奇現象を起こしたりはしていない。

祖父の友人は骨董商だった。
その皿も店の品物でかなりの逸品らしいが、売れてもじきに返品される謎の皿だったらしい。
しかし当の骨董商が亡くなったとかで、親友である祖父が形見分けとして引き取ったそうだ。

皿が家に来た当時、幼かった私はその絵皿がえらく気に入っていた。
触ると祖父に怒られるので、祖父の外出中を狙って、皿を床に伏せて爪で弾いていた。
そうすると皿から若い男の人の声がした。

「痛い、叩くな」

「やめなさい」

「物なんだから大切に扱え」

こういう内容が殆どだったけど、反応があるのが面白くて弾きまくった。皿は偶に「ここだけの話だからな」と言って他人の秘密を教えてくれた。

若い頃の祖父が美女に交際を申し込むために馬鹿みたいなパフォーマンスをしたこと。
その馬鹿男を祖母が殴って叱ったのが二人の馴れ初めであること。
隣の奥さんが不倫亭主を見限るまでの経緯。
他にも、普通なら知り得ない他家の事情を色々聞かされた。

惚れた腫れたが多かったが、偶に私が沈んでいると励まされたりもした。

皿から聞いた話を祖父母に言うとやけに焦った反応が返ってきたから、あながち嘘ではなかったのだと思う。

小学校に上がって友達と遊ぶようになり、私は皿のことを忘れていった。

ついこの前までは皿が喋るなんて子供の妄想かと思っていたが、先日和室を掃除しに行ったら、うちの娘がかつての私と同じように皿で遊んでいた。

「パパがね、わたしが生まれたときから×田●子さんていう女の子とフテーを働いてるんだって!
お婿のくせに生意気だってお皿が言ってたよ。ママがいるのに許せないんだって。
ねえ、フテーって何?」

不貞というのはつまり浮気のことだ、なんてまさか教えたりはしなかったが、後日夫が「職場の飲み会」に出かけた後、忘れて行った仕事用の携帯に「専務」からの着信が。

「●子だよぉ☆今いつものホテルで待ってるから早く来てね」

あの皿は今も変わらずゴシップが好きらしい。

266:777 :

2016/12/18 (Sun) 19:33:14

取り敢えず、昔と同じように床に伏せて、娘に昼ドラまがいの話を吹き込むなと釘を差しておいたが、もう昔のように皿の声は聞こえなかった。

娘が私の若い頃のことについてやけに詳しいのは、やはり皿の仕業なんだろうか。
部屋でヒゲダンスするのが趣味だったなんて、恥ずかしくて誰にも言っていないのに何で知ってるんだ。


〜後日談〜
夫の身にあらゆる事故が降りかかりまくっているようです。

浮気について問い質した時に逆上した夫に殴られたら、私が子供の頃から使っていたご飯茶碗が棚から飛んできて夫にメガンテ。
これにびびって全部吐いてくれました。『この程度のことで?』と思ったけど、本人曰く浮気相手と会う度に、夫の使う食器が手の中で突然割れて怖いんですと(笑)。

懲りもせずすぐにまた浮気しやがって。しかも今度は不倫相手と婚約までしていたけど、相手の実家に婚約の挨拶に行ったら、先方の家宝の壷が凄い勢いで背中にヒット→ムチウチ。

ビールジョッキが頭に落ちてきて病院搬送されたこともあったけど、それも不倫相手と密会中の事故。

どんどん規模が大きくなっているので、今では食器が怖くて不倫できない模様です。



267:777 :

2016/12/18 (Sun) 19:44:14

引っ越し先のアパートの隣には、ごく普通の一軒家があった。

何の変哲もないご家庭で、「チョーさん」という一匹の猫を飼っていた。

深夜に帰宅したとき、アパートとの境の塀にちんまりとチョーさんが座っていることがある。
相当高齢らしく、毛皮につやはなく目もどんよりしてる気がする。
そんなチョーさんに声をかけたのは、ほんの気まぐれだった。

「ただいま」「にゃあ」

返事をした。
ような気がした。
その日は気のせいだと思ってやり過ごしたが、同じやりとりが何度も続いた。
声をかけられると鳴くらしい。それだけだと思っていた。

ある日曜の昼、外出しようと外に出た。
アパートの外階段を下りようとしたら、チョーさんが途中で寝ていた。

「ちょっと通るよー」

返事はなかった。
けど、チョーさんはのそっと動いて脇を空けた。
そこを通らせてもらい、2、3段下りたところで振り返った。
チョーさんもこっちを見ていた。
ばっちり目が合った。

「ご飯食べたの?」

「にゃあ」

いつもの返事だった。
「何食べたの?」

返事はない。
答えにくかったのか。

その日の夜帰宅するときにも、チョーさんは塀の上にいた。
いつもの挨拶をして通り過ぎようとしたとき、チョーさんに呼び止められた。

「ちょっと待って」とか言われた訳じゃない。
ただ「にゃあ」と鳴いただけだが、呼ばれた気がしたのだ。

振り返ると、チョーさんは鼻で足下の何かをこちらへ押しやっていた。

小さな石ころのようだった。
取り上げてみると、茶色いキャットフードらしきものだとわかった。

「これがチョーさんのご飯?」

「にゃあ」

昼間の回答がこれなんだろうか。

不思議な気持ちだったが、チョーさんなら何をしても不思議じゃないような気がした。

「ありがと」

キャットフードを返そうと手を伸ばしたら、その手をチョーさんが押し返した。
引っ掻くような猫パンチの動きじゃなく、ほんとうにゆっくりとこちらの手を遮って押し返してきた。
その人間くさい動作。
『いいからもっとけ』とでも爺さんに言われているようだった。

「ありがと」お礼を言ってみた。
「にゃあ」いつのも返事だった。

それからまもなく、チョーさんは静かに天寿を全うしたそうだ。
もうしばらく生きていたら、化け猫にでもなったのではないだろうか。

今でもチョーさんからもらったキャットフードは棚に飾ってある。
268:777 :

2016/12/20 (Tue) 20:38:47

私は昔から虫を食べるのがたまらなく興奮します。
最初は巣から出てくる蟻を食べて甘いとか酸っぱいって感じでした。
大体食べたくなるのは月一回〜二回、生理前に異常に食べたくなります。
他に食べてみたのはミミズ、コオロギ、いなご、蜘蛛、蝶(羽は残しました)、蝸牛。
本当は生がいいんですけど寄生虫がいる虫もいるので火を通します。
カマキリはお腹がプチプチしてておいしいと聞きましたけどあれもいろいろ寄生虫いるみたいなので食べるとしたら火を通して食べてみます。

たまにアルバートフィッシュやジェフリーダーマーを羨ましく思いますけどあれはさすがにしませんw
269:777 :

2016/12/20 (Tue) 20:45:06

喘息の発作が起きて救急病院で点滴された。

普段は点滴されると楽になるのに、その日に限ってえらい動悸がしてきて死にそうに苦しくなったの。

あわててナースコールしたら、看護婦があわてて医者を呼びにいった。
半分意識を失っていたけど、その時の会話が怖かった。
「おまえなにしてんだよー。」
「だって、苗字が同じだったんですぅ」
っておい!

そして落ち着いてから、医者に何があったのか問いただそうとしたが病院の職員すべてが妙に私に親切になり、上手くいえないけど聞いてはいけないことが起こった気がして何も聞けなかった。

そしてそのことを親に言ったら「医者が間違えるわけないでしょ!」と一笑された。
実は親の台詞が一番怖かった・・・w
270:777 :

2016/12/20 (Tue) 20:47:35


漫画家やアニメーターたちの間で「霊」の話は尽きることがない。そしてたくさんの「噂」や「フォークロア」があてどなくやってきては、あてどなく去っていく。
これから語られる話は、全部「噂」「フォークロア」である。なかには「事実」があるのかもしれないが、あえて裏をとらなかった。
とにかく、語り始めてみよう。終わる頃には「どうしてこの業界にこのテの話が絶えないのか」が見えてくるかもしれない。
271:777 :

2016/12/20 (Tue) 20:50:08

【デビルマンの悪夢】

僕は永井豪の『デビルマン』は漫画文化の生んだ最高傑作と信じているが、永井豪とダイナミックプロ近辺では霊の話がうじゃうじゃしており、永井豪自身もあちこちで書いている。どうも永井さんはそうした霊体験を平然と受けとめる人のようである。

「『デビルマン』のOVA(オリジナルビデオアニメーション)の時は凄かったらしいですね。スタッフもそれが普通の感覚になっていて、『あ、また来てたのか』みたいな感じだったそうです。あるスタッフが意識を失って、ふと気がつくと窓から飛び降り自殺をしようとしている。『取り憑かれて夢遊病状態になって、どうしても窓に行きたくなる』んだそうです。あと、仮眠しようと布団に入ると天井に百ぐらい顔が映っていたとかね。とにかくあそこはすごいらしいですよ。」

272:777 :

2016/12/20 (Tue) 20:53:34

【残業代を逆に請求される】

これはあるオカルト系の少女漫画家に聞いた話。

「私がアシスタントをしていた十五年前のことですが、絶対にアシに行ってはいけないワースト3というのがあって、二位と三位に入れ替わりはあったんですが、不動のナンバー1だったのがY先生でした。

ご承知のように、Y先生はその後宗教団体の教祖様になってしまったんだけれど、アシの扱いはそれ以前からすごかった。
あそこはお父さんが実質上の経理を握ってらしたんですね。
で、まずY先生の一日分の仕事のノルマっていうのがあって、それがアシに降りてくるんですが、量が多ければ残業して消化しなければならない。
普通の会社なら残業分の手当を出すはずなのに、Y先生のところはまったく逆。
残業するのはアシスタントが悪い、と残業時間中の光熱費や夕食代が、どんどんアシスタント料から引かれていくシステムになっているんです。

ある日、まる一ヶ月Y先生のところで仕事をして、しかもかなり徹夜もさせられたアシの子がY先生のお父さんのところにアシスタント料を貰いに行ったら、給料袋の中にはお金が入ってなくて、逆にその子に対する請求書が入っていたんです。
しかも十万円以上の。
その子が怒って抗議をしたら、お父さんに『Y先生のところに勉強に来れただけでも幸福なこと。お金なんて要求するもんじゃない』と逆に怒鳴り返されたというんです。

結局、借金十万いくらを残して、その子はY先生のところから逃げ出してきたんですよ。」
273:777 :

2016/12/20 (Tue) 20:55:52

「その後はもっとひどくなったみたいで、待遇のひどさに気づいてやめようとするアシの子たちは『あなたたちは神に選ばれて修行しているんだ』と言われ、やめさせてもらえなかったと聞いています。

結局、Y先生は富士山の近くにアトリエを持って、宗教団体の教祖になった後も漫画家として活動していたんですけど、アシの間では『富士山に一回行ったら二度と帰してもらえないらしい』と囁かれています」

そういえば、しばらく前の『噂の真相』に、Y先生の教団で共同生活を送っていた四十一歳の女性信者が「体重が20キロ近くまで減って水気がなくなり、まるでミイラのような痩せ方で衰弱死した」と書かれていた。
Y先生の断食断水、酒と牛乳だけを飲むという修行の話は僕もどこかで読んだことがあるが、「神さまの理屈」からすればアシの金を払わないなんて当然のこと。
この女性の死すらY先生にはあまり響いていないようだ。
だって彼女が生きているのは「霊の世界」なんだから。

アシスタント諸君、
神さまになりそうな漫画家だけは気をつけよう。





出典:大泉実成「ドブ川に死す」96年7月発行別冊宝島268「怖い話の本」収録より
274:777 :

2016/12/23 (Fri) 08:53:24


【ホームレスは死刑になることすら出来ないカスなのです】

※01年初公判の4ヶ月前


テント張って生きているような奴らは、動物なのです。無差別殺人をやって、いずれ、絞首台に立ち、死ぬ事すら出来ない、かすなのです。人間はほこりを持たないといけないと思います。汚い毛布にくるまって、ゴミ箱をあさって、ふろに入らないで、身柄拘束を恐れて、日々、消化させるのが、人間だとは思いません。人間だから、包丁を購入し、車を運転し、人間だから、ブスブスとエリートの卵を刺しつづけたのです。今までさんざん、世の中で、通りすがりのやつらに、不愉快な思いをさせられて来たから、やり返してやったのです。無差別に不愉快な思いをさせてやったのです。
交通事故を起こした女のドライバーが、信号が赤だったのに青だと言い張って、不起訴となった例が、いくらでもあるのです。私とそいつら。人間的にどちらが悪いですか。私は、死刑覚悟で、その場で、つかまったのですよ。
それを、ウソついて、平然と暮らしているやつらが、くさるほどいるという事や、同じ目にあうと、ウソをつくやつがかなりいるし、ひょっとして、いや、ウソをつくやつが大半なのかも知れない。そんな、ウソつき集団が、私をなぜ、そんなに批判出来るのですか。
こんな、くさった、人間社会なんかに、生きている事態が、間違っているのであって、生を受けた限り死ぬのが、恐いとづるづる、生きているやつも、けっこういる。
私からしたら、こんな大不況で、こんなに治安が安定しているのが、不思議でならないです。
275:777 :

2016/12/23 (Fri) 08:56:59

【雑民達よワシをアホにするな!!】


※03年6月11日


コラッ雑民、コラッ二、三流大学出、コラッ下級公務員、コラッ大工、コラッ左官屋、コラッ職工、コラッ運転手、コラッ貧乏人、コラッ、ブスの嫁はんとオメコしている奴、
コラッ、ホームレス、コラッ借家住まい、コラッ団地、コラッマイホームやけどローンにあえいでいる奴
コラッ自衛隊、コラッ二、三流職人、コラッ散髪屋、コラッコック・板前、コラーコラッ雑民達よ。ワシを下げすむな、ワシをアホにするな
おまえらに言われたない、おまえらに思われたない、お前らの人生よりワシの方が勝ちや。
処女と20人以上やった事、おまえらにあるか?
ホテトル嬢50人以上とケツの穴セックス、おまえらやった事あるか?医者のねるとんパーティーに行って、ベッピンの女、数人とオメコやった事、おまえらにあるか?複数回、再婚やのに初婚とだまして結婚した事おまえらにあるか?歩いている女、スパッとナイフで顔を切って逃げた事あるか?
ワシは、全部、全部、おまえら雑民の二生分も三生分もいやそれ以上の思いも、事もやったのや。おまえら雑民の人生なんかやるより、大量殺人やって、死刑になる方がええんや。
コラッ ホームレス おまえら、何にしがみついているんや。おまえらは、動物や。人間のプライドが、少しでもあるのやったら、無差別なり、又昔、不愉快な思いをさせた奴にケジメをつけて、懲役なり、死刑なりに、ならんかい。ウジウジウジウジ、生ゴミ喰うてるのか。何を喰うているのか、知らんが、おまえらは、動物や。
無差別に殺すまでは、せんでいい。女の顔をスパッとナイフで切ってみろ、殺すより顔を切られる方が、女によったら、ダメージが、あるし、殺したら、家族に金が入るけど、顔を切っても金は、入らん。
顔を切れ
顔を切れ
顔を切れ
顔を切れ
276:777 :

2016/12/23 (Fri) 09:00:01

【本日取り下げ手続きを取ります】

※03年8月28日
死刑判決後、弁護人が控訴手続きをとったのに対し自らの意思でそれを取り下げた際の手紙。



前略 本日取り下げ手続きを取ります。
新聞のコピーの差し入れをおねがいします。それとこの前の接見時、精神薬の副作用について(アカシジヤ)、青いボールペンで乱れた文字で手紙をくれた人の手紙を送って下さい。天神川からの飛び降りの時、アカシジヤになっていた可能性が高く、何か、今になって、あの接見時の青いボールペンの乱れた文字の手紙が、気になるのです。よろしくおねがいします。
早期、6ヶ月以内、出来たら3ヶ月以内の死刑執行を望みますが、それについて、ビートたけしや慶応大学の加藤とやらは「本人の思うツボになるから塩漬けにせよ」のようなニュアンスの発想をした。他にもその発想者がいるかも知れない。
しかしそれは、対私に憎悪を持って嫌がらせ的発想以外の何物でもなく、社会全体の凶悪(無差別殺人)防止等、全く視野に入れず、私に対してのみの、嫌がらせ的言動なのである。
そこで考えてみよう。
もし国が、私の執行を「本人の思うツボ」だと、いつまでたってもしなかったとしよう。そうしたら、社会にいる無差別殺人をしよう、あるいは、恨みによる複数人の殺人をしようと考えている者は、生け捕りにされたら、何年も何年も不快な思いをさせられると思う。
そしたらどうするか。
無差別殺人ならその場で自爆する事、自刃する事を考えるであろう。
無差別殺人は、生け捕りされる無差別殺人より、自ずからもその場で死ぬ無差別殺人の方が、大量に殺せるのです。

277:777 :

2016/12/23 (Fri) 09:03:19

【本日取り下げ手続きを取ります】続き



無差別殺人は、何も包丁だけではありません。
私は、我が国において、ダイナマイトは、簡単に手に入らない。マシンガンなんて絶対入らない。ピストルも威力はないし、簡単に手に入らない。猟銃も簡単に手に入らない。
私は、我が国で簡単に手に入り、しかも威力が絶大で大量殺人が可能な物は、一にもニにもガソリンだと思っております。
大きなゴミ袋を2重にし、ガソリンニ、三○リットルを入れて、口をギュッとしぼり、大きなバックの中に入れ、新聞紙にガソリンを染み込ませた物も一緒にバックに入れて、満員電車に乗り、チャックを開けて新聞紙、あるいは直接ゴミ袋に火をつけるとどうなるか。
当然やった人間は、瞬時に火だるまとなりますが、うまく行けば100人以上は、死ぬんじゃないですか。
ガソリンを使った爆死事件は、この前の名古屋の運送会社であったでしょ。とにかくガソリンを使って、己れも火だるまになる覚悟なら、100人以上殺すことも可能なのです。
ビルの中でも会場でも集会場でも、電車の中なんかよりもっといい場所が、あるかも知れない。
278:777 :

2016/12/23 (Fri) 09:06:10

【本日取り下げ手続きを取ります】続き

とにかく、私を「塩漬けにして…」、何ら、大量無差別殺人を防止等、出来ないという事を声を大にしていいたい。
もう一度(言う)、生け捕りにされる私のような大量殺人より、現場で爆死、焼死するやり方の方が、ずっと大量に殺せるという事だ。
慶応大学の加藤にしろ、ビートたけしにしろ、社会全体での利害なんか、考えてやしない。私個人に、いやがらせをして、それが何になると言うのだ。
私は、8人殺して死刑だが、もし事前に何年も何年も執行されず、思いと反対の事になると思っていれば、その場で死ぬ、ガソリン殺人を選択したであろう。
だから加藤もビートたけしも、考えが浅いのである。それに、わざと死刑になる為に大量殺人やって死刑になろうとする奴なんか、めったにいないのでは、ないかと思う。
中国は、即死刑執行だが、死にたくて、わざと死刑になる奴が、沢山いる等、聞いた事もない。
とにかく法律で、刑訴法475条で、死刑確定者は、6ヶ月以内に執行を…となっているのだから、法は、遵守すべきである。今思えば、ガソリンで、もっと殺してやったらよかったと思う。無念です。
自分も火だるまになるが、そんなのは、ちょっとした心の持ちようで、火だるまになれるものです。
いつまでも火だるまの状態で生きているわけではなく、すぐに意識はなくなると思います。
やはり大量に殺すには、
ガソリンだ。
ガソリンだ。
ガソリンだ。





279:777 :

2016/12/23 (Fri) 09:11:27

【死刑は殺される刑罰や】

※宅間は自分の死刑を(死刑確定後6ヶ月以内に)執行しないのは法律違反だとして国を訴えると獄中で息巻いた。

弁護人は「そんな自殺幇助のようなマネは出来ない」と拒否。


04年7月22日最後の手紙


死刑は、殺される刑罰や。
6ヶ月過ぎて、いつまでもいつまでも、イヤガラセをされる刑罰ではない。
すぐ殺せばダメージがないので、しばらくイヤガラセをしてから執行す―――そんな条文が、あるんか。
お前、法律家やったら、ワシの身になれや。法を順守するのが、法律家やろ。
何や、「自殺ほう助や」、そんなもん関係あるか―――。国が法律を守らんかったら、行政訴訟でカミつくのが、己れら、左翼代言屋の使命やろが。



04年9月14日死刑執行。



出典:篠田博之『ドキュメント死刑囚』
280:777 :

2016/12/23 (Fri) 09:19:00

俺はその日残業だった。
疲れた体を引きずり帰路に着く。
地下鉄のホームのベンチに鞄とともに崩れるように座る俺。 

終電の案内がホームに流れる。
ふと見渡すと、ホームには俺一人。 
そりゃあ連休の中日に深夜まで働いてるやつなんかそうそういるもんじゃない。フッと自嘲の笑いも漏れるというもんだ。

が、そのとき、ホームへのエスカレーターを小さな子供が駆け下りてきた。 
えっ?とよく見るとそのすぐ後ろから母親らしき人が下りてきた。 

『○○ちゃん、ダメ!母さんと手をつなぐのよ!』 

3才ぐらいか。
まだ少ない髪を頭の天辺でリボンみたいなので結っている。

俺の目の前で母親は女の子に追い付き、しっかりと手を握った。
到着案内板が点滅し、電車の近付く音が聞こえてきたので俺は立ち上がろうと…
そのとき、その母親が女の子の手をぐいと引っ張りホームから消えたんだ。 
いや、あまりに一瞬のことで訳も解らず俺はホームを見回す。
確か、非常停止ボタンがどこかに…
ダメだ、間に合うわけない!
こうなったら俺が飛び降り、親子をホーム下に押し退けるんだ、
うん、それしかない!

『あんた、何してる!』

背後から声が。駅員だった。

『お、女の人とこ、子供が今飛び込んだんですっ』

焦って噛みまくる俺。
そこへ電車が入ってきた。
あぁ、遅かった。 
涙が溢れる俺。
身体の震えが止まらない。
俺の顔を黙って見ていた駅員が言った。

『私も初めはびっくりしたもんでしたよ。』
281:777 :

2016/12/24 (Sat) 19:39:41

クリスマスになっても、彼女のいない俺は1人寂しくY県にある菊川と言う所にある、酒造蔵に日本酒を買いに行きました。

酒を買った頃には結構日も暮れて、薄暗くなっていたので、1人ドライブ開始。あえて、山道。
鹿や猪も見ることができ、満足して山奥で一服。

そしたら足元に紙切れが、よく山奥に、紙切れや、衣類が落ちているのって見ますよね。
それで、何気なく拾い上げてみると、何か書いてある・・

『おまえ、今日ひま?』

どっかのガキが授業中に友達に書いたものみたいだった。
クリスマスに1人の俺は、思わず苦笑いして

『そのとうり』

と呟いちゃった。これがまずかった。

どうやら山に捨てられた人間の道具は、山に居る何かが利用するみたいで・・。

一服終わってから俺はニガイ気持ちで車に乗りました。出発と。
なんとエンジンがかからない。
『勘弁してよ』って言いながら何度もトライ。

結局かからず。
仕方が無いので、他の車が来るのを待ってたんだけど、結局通らず。
当然だけどね。

282:777 :

2016/12/24 (Sat) 19:44:06

なんとなくさっきの紙切れが気にかかって、

『実は暇じゃない』

って呟いたらエンジンがかかった。

『ゴメン、行くわ』

って断わってから発進。
これもまずかった。怒っちゃったみたいで、何時までたっても街に着かない。

かれこれ1時間ほど走って、たどり着いたは観光名所。
ガソリンも減ったし、これ以上無駄に走るとマズイと思って、自動販売機の前で休憩。
明かりが嬉しい。120円入れるがジュースが出ない。
そんな俺をからかう様に、強風。
もう嫌になって、唯一の民家に突撃。
明かりはついているが、誰も出てくれない、大声出しても気付かないみたい。

完全に怖さと嫌さで、パニック。とりあえず、酒を瓶ごとかっ食らう。
やけになって飲酒運転。
独り言『お前も飲めって』を口にする。

気が付いたら、温泉街。明かりが嬉しい。美しい。
そのまま、無事帰宅。家で飲みなおす。

そこで気付いたよ。二本買った酒が、一本しかないことに。

まあ、クリスマスは誰かと過ごせってことですよ。
一人身は家からでるなということかも。
283:777 :

2016/12/24 (Sat) 19:46:24

なんか今日、変な体験した。

仕事終わって、ちょっと時間が早かったから、行きつけのスナックで一杯飲んでくかって、スナックが入ってる雑居ビルのエレベーターに乗った。

俺、飲む時って使う金を決めて、財布から胸ポケットに入れる癖があるのね。
それでいつものように胸のポケットに三千円入れて、スナックがある5Fについてエレベーターを降りたら、視界一面が真っ白だった。
壁はもとより、ドアとか看板とか、白くないはずの所まで真っ白。

全店改装?全店で一斉引っ越しとかないだろ、ママも一言連絡くれてもいいのに。仕方なくエレベーターに向き直ったら、まだエレベーターは別の階に移動していないはずなのに「チン」と鳴ってドアが開いた。

作業服って言えばいいのかな。工事現場で働いてる人みたいな格好した初老の男性が降りてきて、俺を見て目を見開き、開口一番。

「なぜ、ここにいるんだ!どこから入った!」

いきなり怒鳴られた。もしかしてビルの取り壊しでもするのか?と思い直して説明をした。

「エレベーターで上がってきたら、お店とかなくて。このビル建て直すんですか?」

「そうじゃないんだよ、ここはダメなんだよ」

「もしかして塗装中とか?すんません、知らなくて」

「そうじゃなくて、ここは少し外れているんだよ」

284:777 :

2016/12/24 (Sat) 19:48:31

意味がわからない。
まあ改装中なら仕方ないと、エレベーターに乗ろうとしたら男性が。

「そっちじゃないよ。ちょっと待ってて」

と言うと、携帯電話取り出して、ダイヤルも押さないで耳に当てて、こんなことを言った。

「あ、はい、一名です。ヒグスデンカデしてください」
え?

「悪かったね、いきなり怒鳴ったりして」男性がそう言ったのは覚えてる。

次の瞬間、ビルの前に立ってた。俺はスナックがある5Fにいたはずなのに。どう言えばいいんだろう。
瞬間移動ってのが本当にあるのなら、きっと、こんな感じだと思う。

腕時計を見たら23時半だった。
俺は今日は仕事が早く終わったから飲みに来たんだから、23:30なんておかしいわけだ。

携帯電話の時計も確認したけど23時半ちょうど。胸ポケット触ったら、そこにはさっき入れた1,000円札が3枚入ってた。

これって不思議な体験ってヤツだよね。

あの初老の男性が一体誰だったのかってのも気になるんだけど、俺は数時間にどこにいたんだろう?




285:777 :

2016/12/24 (Sat) 19:55:47

Q:38歳の弟のことです。
もう7〜8年、定職に付かず家にいます。
以前から、姉である私に対して、幼稚な嫌がらせをしたりしていましたが、最近はそれがエスカレートしております。
私の部屋と弟の部屋は、本来続き間ですが、襖を閉め家具を置くことで分けております。
建具では、壁のような防音効果は無く、お互いの立てる物音が、全て筒抜けになります。
平日の弟は、私が起きる時間より1時間〜30分早く、大音量で目覚ましをセットして起きます。
私が起きて階下へ降りると、後から降りてきます。
私が二階へ上がると、直ぐに二階に上がって来て、私の部屋の前で気味の悪い声を上げて笑い、自分の部屋のドアを勢いよく閉めます。
朝の支度で、何度も二階と一階を行き来する時も、その度に同じくついてきます。
洗面所を使うと、直ぐ後に洗面所を使います。
手が汚れたりして洗いに行くと、直後にまた弟が手を洗いに行きます。
仕事から帰り、夕食を摂っていると、キッチンに近い洗面所で、ゲエゲエと気持ちの悪い音を立てながら、歯磨きをしにきます。
食欲の無くなる音なので、磨き終わってから食べようかと席を外すと、歯磨きを止めて、再び私が食事を始めるとまた歯磨きに来ます。
私よりも先にお風呂に入りたいらしく、常にタイミングを見ています。
私の直前に入った時は、お湯をかき出して変わりに水を入れていたり、とても入れないくらいの熱湯にしたりと、嫌がらせをします。
夜中にお風呂に入り二階に上がると、電気の消えている一階のどこかで弟が待っており、直ぐに二回へ上がって来て、気味の悪い笑い声を上げていきます。

286:777 :

2016/12/24 (Sat) 19:58:04

夜中に水を飲みに一階に行き部屋に戻ると、こっそりつけて来ていた弟が一階から上がってきます。
私が休もうと電気を消すと、それまでテレビを見て笑っていても、直ぐに電気を消して、バタバタと一通り大きな音を立ててから眠るようです。
私の休日には、いつにもまして早起きし、早朝から大音量でラジオをかけます。
私が起きるまで、ラジオは止めません。
それでも起きないと、掃除機をかけはじめます。
なるべく大きくて嫌な音が出るように工夫しているらしく、ガラスの上をキイキイさせながら何十分も掃除機をかけたり、同じ場所を1時間以上掃除機で吸っていることもあります。
ドアも、壁にかけてある物が弾むほどの勢いで開け閉めします。私が完全に起きると、音は止みます。(私は耳栓を使っています)
そして私が休みの日だけ、布団を干します。
物干し竿を全部使い、ありとあらゆる物を干し、私の物が干せないように塞いでいきます。
雨上がりでも干しています。
またある日は、天気が良くても布団を干しません。
私が干していると、網戸に張り付くようにして見ており、また気味の悪い声を上げて笑います。
私が掃除機をかけていると、急いでやって来てその廊下に座り込んで動かなかったりします。
他にも、毎日細々とした嫌がらせを沢山受けています。
今は、完全に無視して暮らしていますが、いつまでもこんな事を続けていると、私の方がおかしくなりそうです。
無視していても、何かが弟を激高させて、激しく殴られたり首を絞められたりした事もあります。
家に男性は弟しかおらず、誰もいさめる事ができません。
他に、蚊に刺される事を異常に嫌い、夏は家中蚊取り線香を炊いて歩いています。
これだけの異常行動をするのは、統合失調症などの精神病なのではないかと思いますが、いかがでしょうか?
287:777 :

2016/12/24 (Sat) 20:02:01

A:事実がこのメールの通りだとすれば、あなたのおっしゃるように、弟さんは統合失調症の可能性があると思います。
しかし、どうもこのメールの内容は解せないところがあります。
弟さんが統合失調症で、あなたに対して何らかの妄想を持っていると仮定しますと、ここに書かれているように、あなたの行動を監視し、いちいちそれに合わせて嫌がらせをするという手の込んだ形は、ちょっと考えにくい行動です。
しかも長い期間に渡ってあなたがそれを無視してそれなりに生活をされているというのも想像しにくいところです。
そして、「○○が自分の行動を監視し、いちいちそれに合わせて嫌がらせをする」というのは、統合失調症の方の典型的な被害妄想の訴えでもあります。
まさかとは思いますが、この「弟」とは、あなたの想像上の存在にすぎないのではないでしょうか。
もしそうだとすれば、あなた自身が統合失調症であることにほぼ間違いないと思います。
あるいは、「弟」は実在して、しかしここに書かれているような異常な行動は全く取っておらず、すべてはあなたの妄想という可能性も読み取れます。
この場合も、あなた自身が統合失調症であることにほぼ間違いないということになります。いや、それは全くの的外れかもしれませんが、可能性として指摘させていただきました。
メールの文章だけしか情報がない精神科Q&Aの、これは限界とお考えください。

288:777 :

2016/12/26 (Mon) 09:00:23

総合病院で勤続25年をむかえた妻は、顔を合わせるとたまに医院内での出来事を口にします。
口数の少ない私はただ聞くだけですが、淡々と語るその口調に嘘はうかがえません。
その日もテレビを見ている私の横で、恥ずかしげもなく脛毛を抜きながらボソボソと「あのね、一週間ほど前に入院してきた御婆さんだけどさ、脚を悪くして歩けないのよね、だけど四日目の夜から居なくなるのよ」「骨もスカスカだから車椅子も置いてないし、管も射したままだからね」「もちろん見つかるよ、そう簡単には出れりゃしないんだから(笑)」「でもさぁ、管つけたまま這いつくばって真っ暗な談話室までいくんだよ」「ミユキちゃんなんか管引きづりながら這ってる姿見て、不気味だったよ〜って笑ってたけどね」「かといってボケてるわけじゃないからさ、注意しかできないのよね」「でっさ、御婆さんに『痛いの我慢してなんで無理するの?』って聞くと『御爺さんが会いに来るのよ』だって」「御爺さんってピンピンしてるのよ、ましてや夜中に会いに来るわけないのにね(笑)」「今日、とりあえず御爺さんにも報告し、注意してもらったけどね」「今晩、大丈夫かしら イタっ」と脛毛を抜き終え寝室にいってしまいました。
289:777 :

2016/12/26 (Mon) 09:02:58

今住んでる所は古い木造の1DKアパートだけど、周りは静かな住宅地でコンビニ、駅も結構近くて家賃もそれなりなので気に入っていた。
で、そろそろ引っ越してきて1年経つし、連休が取れたので大掃除しようと思った。
まずは天井の埃を落として、電球を取り替えて・・・

そのとき、ポトリと何かが落ちた。
照明のかさ?の上になにかあったらしい。
畳の上には小さく小さく折りたたまれた紙切れが数十枚ちかく散らばっている。
広げて見ると全部「凶」のおみくじだった。
290:777 :

2016/12/26 (Mon) 09:04:51

父は世間的にはごく普通の会社員ですが、変った趣味がありました。収集癖です。
よくごみ捨て場から古雑誌を拾ってきたり、工事現場から、何の役にたつのか分からない壊れた家具を拾ってきたりしていました。

古い農家を改造したわが家には屋根裏部屋があり、父はそこにガラクタを持ち込んでいました。
そこは父以外の誰も入ってはいけない秘密の場所でした。

私が高校2年の時、父が交通事故で入院しました。
この絶好のチャンスに、好奇心いっぱいで、私がその屋根裏部屋にしのびこみました。
想像していたよりはきれいでした。
ガラクタの横に漫画や古雑誌が整然と積んでありました。

ほとんどがいかがわしい雑誌で、半分くらいは異常なものでした。
そのうちの一冊に見覚えのある便箋がはさんでありました。
よく見ると、私が数カ月前に彼氏に書いたラブレターの書き損ないでした。

破ってごみ箱に捨てたものを丁寧につなぎあわせてありました。
他にも私の部屋のごみ箱から持ってきたものが幾つかありました。
私の部屋の天井に行ってみると、明らかな覗き穴がありました。

私は体の震えが止まらなくなりました。
だけど気弱の母には何も言えません。
自分の貯金を降ろして敷金にし、すぐにアパートを借り、父が退院する前に家を出ました。
291:777 :

2016/12/26 (Mon) 09:13:27

【せいちゃん】

5歳上の従姉妹の話。
何だかおかしな人で、彼女と関わったことで奇妙な体験をいくつかした。
今から話すのはその中の1つ。

まだ俺が小学生だった頃、近所にせいちゃんと呼ばれている人が住んでいた。
30代の一人やもめ、痩身の、気弱そうに笑う犬好きなおじさんだった。

たまに捨て犬を拾ってきては世話をし、家には犬が何匹もいたから近所の子供達がよく入り浸っていたのを覚えている。
舗装されていない砂利道が続く借家地帯、近所に住む人達は皆知り合いでプライバシーなんてない、そんな所で俺もせいちゃんも暮らしていた。

ある日、件の従姉妹家族が俺の家へ遊びに来た。
従姉妹は無口で話しづらい人だったので2人でいても間がもたず、せいちゃんの家に連れて行った。

丁度せいちゃんは犬に餌付けをしているところで、垣根の向こう側にその様子を見た彼女は一言

「あれはとり憑かれてる。もう手遅れね」

と言って俺の家へ戻ってしまった。
俺は訳が分からず

『また2人になるのは嫌だなあ』

なんて思いながら後を追ったんだ。

それからしばらくしたある日、家の前の砂利道にぼんやりと佇んでいるせいちゃんを見かけた。
全裸で空を見上げ半開きの口からは一筋涎が垂れていた。
俺は見てはいけないものを見たような気がして自宅に逃げ帰った。

それがせいちゃんを見た最後だった。
大人達の話では、せいちゃんは犬と一緒に家に閉じこもった、という。
心配した近所の人が飯を差し入れても、家からは出てこなかったそうだ。
それから間もなくせいちゃんは死んだ。
餓死だった。

発見されたとき、彼が飼っていた犬達だけは丸々と太っていたという。
せいちゃんは近所の人達の差し入れも全て犬達に与えていたんだ。

せいちゃんの死後、家を整理した大家さんの話によると、床下から異常な量の犬の骨が発見されたそうだ。

それらを殺したのがせいちゃんなのか、せいちゃんは従姉妹の言うようにとり憑かれていたのか、それとも心が病んでいただけだったのかは分からない。
真相は闇の中だ。

とにかくそれが、従姉妹と関わった最初の奇妙な出来事になった。
292:777 :

2016/12/29 (Thu) 19:15:03

これはOLとして働きながら、ひとり暮らしをしていた数年前の夏の夜の話です。
私が当時住んでいた1DKは、トイレと浴槽が一緒になったユニットバスでした。
ある夜、沸いた頃を見計らって、お風呂に入ろうと浴槽のフタを開くと、人の頭のような影が見えました。
頭部の上半分が浴槽の真ん中にポッコリと浮き、鼻の付け根から下は沈んでいました。
それは女の人でした。
見開いた両目は正面の浴槽の壁を見つめ、長い髪が海藻のように揺れて広がり、浮力でふわりと持ちあげられた白く細い両腕が、黒髪の間に見え隠れしてました。どんな姿勢をとっても、狭い浴槽にこんなふうに入れるはずがありません。
人間でないことは、あきらかでした。
突然の出来事に、私はフタを手にしたまま、裸で立ちつくしてしまいました。
女の人は、呆然とする私に気づいたようでした。
目だけを動かして私を見すえると、ニタっと笑った口元は、お湯の中、黒く長い髪の合間で、真っ赤に開きました。
(あっ、だめだっ!)
次の瞬間、私は浴槽にフタをしました。フタの下からゴボゴボという音に混ざって笑い声が聞こえてきました。
と同時に、閉じたフタを下から引っ掻くような音が・・・。
私は洗面器やブラシやシャンプーやら、そのあたりにあるものを、わざと大きな音を立てながら手当たり次第にフタの上へ乗せ、慌てて浴室を飛び出ました。
浴室の扉の向こうでは、フタの下から聞こえる引っ掻く音が掌で叩く音に変わっていました。
私は脱いだばかりのTシャツとGパンを身につけ、部屋を飛び出るとタクシーを拾い、一番近くに住む女友達のところへ逃げ込んだのです。

293:777 :

2016/12/29 (Thu) 19:18:17

数時間後……深夜十二時を回っていたと思います。
カギもかけず、また何も持たず飛び出たこともあり、友人に付き添ってもらい部屋へ戻りました。
友人は、今回のような話を笑い飛ばすタイプで、好奇心旺盛な彼女が、浴室の扉を開けてくれる事になりました。
浴室は、とても静かでした。フタの上に載せたいろんなものは全部、床に落ちていました。お湯の中からの笑い声も、フタを叩く音もしていません。
友人が浴槽のフタを開きました。しかし、湯気が立つだけで、女の人どころか髪の毛の一本もありません。
お湯もキレイなものでした。それでも気味が悪いので、友人に頼んで、お湯を落としてもらいました。
その時、まったく別のところで嫌なものを見つけたのです。
私の身体は固まりました。
洋式便器の、閉じたフタと便座の間から、長い髪がゾロリとはみ出ているのです。
友人も、それに気付きました。
彼女はわたしが止めるのも聞かず、便器のフタを開きました。その中には、女の人の顔だけが上を向いて入っていました。
まるでお面のようなその女の人は目だけを動かすと、立ちすくんでいる友人を見、次にわたしを見ました。わたしと視線が合った途端、女の人はまた口をぱっくりと開き、今度はハッキリと聞こえる甲高い声で笑い始めました。
はははははは…ははははははは…。
笑い声にあわせて、女の人の顔がゼンマイ仕掛けのように小刻みに震え、はみ出た黒髪がぞぞぞぞっ…っと便器の中に引き込まれました。
顔を引きつらせた友人は、叩きつけるように便器のフタを閉じました。
そしてそのまま片手でフタを押さえ、もう片方の手で水洗のレバーをひねりました。
耳障りな笑い声が、水の流れる音と、無理矢理飲み込もうとする吸引音にかき消されました。

294:777 :

2016/12/29 (Thu) 19:20:31

その後は無我夢中だったせいか、よく覚えていません。気が付くと、簡単な着替えと貴重品だけを持って、私と友人は友人の部屋の前にいました。部屋に入った友人は、まず最初にトイレと浴槽のフタを開き、「絶対に閉じないでね」と言いました。
翌日の早朝、嫌がる友人に頼み込んでもう一度付き添ってもらい、自分の部屋へ戻りました。
しかしそこにはもう何もありませんでした。それでも私はアパートを引き払い、実家に帰ることにしました。
通勤時間は長くなるなどと言っていられません。今でもお風呂に入るときは母か妹が入っているタイミングを見計らって入るようにしています。トイレのフタは、家族に了解をもらって、ずっと外したままにしてあります。
295:777 :

2016/12/29 (Thu) 19:24:38

大学に入学して一人暮らしで自炊を始めたのですが、、
1年経ち、2年も経つころには、すっかり自炊熱も冷めほとんど外食か、ホカホカ弁当になっていました。
大学4年になったころ、また少々自炊するようになり、入学した頃に購入した
四角い1リットルくらいの缶入りサラダオイルが再び日の目をあびることになりました。
フライパンに油をチョット垂らしてみると、いやに茶色い。
「まあ、4年も経てばアブラも酸化するしなあ、まあ、火を通すからOKだよね」
なんて一人で納得して気にもとめず、そのまま使い続けました。
大学も卒業間近になって、ようやくそのサラダオイルも無くなりそうになってきて、
缶を大きく傾けなければ油が出ないようになってきました。
ある日、缶の口から油と一緒につぶ餡の小倉の皮のようなものが2〜3枚出てきました。
「ゴミでも入ってたかなあ」などどと軽く考えていたのですが、
次の日もまた次の日もアブラを出すたびにつぶ餡の皮がどんどん出てきます。
不信に思った私は、意を決して、サラダ油の缶の蓋全体を缶きりでキコキコ開けたのです。
その瞬間、目に飛び込んできたものは…百匹はいるであろう大小のゴキブリの大群。まだ、半分くでウヨウヨとうごめいていました。
そう、私が使用していたサラダオイルの缶は4年の間にゴキブリの巣と化していたのです。
そして、つぶ餡の皮はゴキブリの死骸からもげた羽だったのです。
その事実を悟った時、一瞬にして顔面蒼白になったのを感じました。

そして4年間、ゴキブリエキスの入ったサラダオイルを食べ続けたことに改めて気づいた瞬間…

死ぬかと思った。
296:777 :

2016/12/29 (Thu) 19:28:35

飲み会終わって終電に乗った時の話。
帰宅ラッシュとは逆方向だったんで、めちゃめちゃ空いてた。
しばらくしたら車両に俺とくたびれたサラリーマン風おっさんの二人だけになった。
俺とそのおっさんはお互いそれぞれ車両の両端のシートに座ってた。
おっさんは気持ち良さそうに居眠りしてた。
相当疲れてるか、酔っ払ってたんだろう。おれもちょっと眠かったから目を閉じた。
そしてモノの5〜6秒経っただけで目を開けた。
おっさんの姿が目に入った。
おっさん、シートを俺の方へ一列移動してるように思えた。
結構酔ってたからかそんなことどーでも良かったんで、また俺は目を閉じた。
また数秒でなんか嫌な感じがして、目を開いた。
今度は確かにおっさんがまた一列こっちの方へ移動してた。ちょっとやばいかもしれないと思って、
スリでもやらかしたらとっ捕まえて駅員に引き渡してやろうと思い、
俺は半目を開けて寝たフリをしてみた。
案の定、おっさんは俺が目を閉じたのを確認して立ち上がった。
こっちへ来るか?と思ったが、そうじゃなかった。
おっさん、そのまま車両の真ん中でクルクル回り始めたんだ。
で、回りながら
「騙されないぞ〜騙されないぞ〜狸寝入りなんかに騙されないぞ〜」 ってつぶやき始めた。
さすがに俺もビビって、そのまま寝たフリをし続けて、次の停車駅で、
ドアが閉まる直前にすばやく立ち上がって逃げるように電車を降りた。
おっさんは追っては来なかった。
ただ、タクシー代も無くて2時間以上歩いて帰宅した。 最悪だった。
297:777 :

2016/12/31 (Sat) 13:33:45

1915年に北海道留萌苫前村で起きたヒグマによる大量殺傷事件です。
当時は開拓民と呼ばれる人たちが村を興し農業や狩猟に従事していました。
そこへ・・・。

【11月中旬、熊出現!】

大柄な熊が現れ、農家にあるとうもろこしを食べはじめた。

見つけた村人が4人の猟師を呼び、熊に発砲して命中させる。
熊は血痕を残して逃走した。仕留めることはできなかったが、これで熊も懲りただろうと村人は判断した。

【12月9日、熊、民家を襲う】

冬季の備えもあって男たちは農作業に精を出していた。
そこに再びとうもろこしを狙って「太田邸」に熊が現れる。
熊は家屋の壁を体当たりで突き破って内部に侵入した。
不幸にもその時太田邸にいたのは、安陪まゆという女性とまゆに預けられていた蓮見幹雄という子供だけだった。
熊は幹雄の首を爪で切り裂き、さらに頭に噛みついて即死させた。
まゆは薪を熊に投げつけて抵抗したが結局捕まり、そのまま家の外へひきずられていった。
太田邸には幹雄の惨い死体と飛び散った血痕が残るのみだった。

昼食をとりに太田邸に戻ってきた寄宿人、長松要吉が惨状を発見、ただちに村人たちに報告する。
村人たちは太田邸から少し離れたところにある「明景邸」に集まり警察への通報や熊への対策を練った。
298:777 :

2016/12/31 (Sat) 13:38:38

【12月10日、村の男たち、熊に出し抜かれる】

明景邸に集まっていたうちの明景安太郎と斉藤石五郎、両二名は家長として、それぞれ警察への通報や熊を殺すための人手を集めるために明景邸を出た。

残る男たちは行方不明となったまゆを捜すために森に入った。
そして150mほどの地点で熊と遭遇。
しかしながら遭遇と同時に熊が突っ込んできたために即座には対応できず、また銃の手入れも万全ではなかったため、効果的な反撃はできず散り散りにさせられるが一発だけ発砲する。
発砲にひるんだ熊が逃走したため、捜索を再開。途中で雪に埋められかけたまゆの頭部と足を発見する。

まゆの遺体の一部が雪に埋められた理由は熊が保存食としてあとで役立てるためだと思われた。
村人たちはまゆの遺体を太田邸に運びこみ、そこで熊を待ち構えることにした。
自分の獲物を奪われたら取り戻そうとする熊の習性を考えての作戦だった。村人たちの予想通り、夜の8時に太田邸に熊が突入し襲いかかってきた。

予想していたにも関わらず熊の勢いに押され、現場はパニックになった。かろうじて銃で反撃したが弾は外れ、またも熊は逃走して姿を消す。
熊に逃げられてしまった村人たちは今から明景邸に集合して再度策を練ろうと考えた。

だが、熊はただ逃げたのではなくそのまま明景邸に先回りしていたのだった。

299:777 :

2016/12/31 (Sat) 13:44:18

【明景邸での新たな惨劇】

その時の明景邸には、太田邸での惨劇を聞いた女子供が避難していた。

長松要吉を除いた男たちは太田邸にて熊を仕留めるべく出払ってしまっていた。
熊は窓を破って明景邸に突入、そのまま囲炉裏の大鍋にぶつかって明りは消え部屋は真っ暗になる。

妻の太田ヤヨは逃げようとしたが、そこに次男の勇次郎がしがみついた。
そこへ熊が襲いかかり、ヤヨが背中におんぶしていた梅吉に噛みついた。さらにヤヨも頭を噛みつかれる。

女たちを守るべき長松要吉はそれを見て戸口に向かって逃走、熊は、飛び出した長松要吉に注目したため、その隙にヤヨは勇次郎と梅吉を連れて明景邸から脱出することに成功した。

長松要吉はとっさに物陰に隠れようとしたが追いつかれて、爪の一撃を食らい負傷。要吉の悲鳴を聞いた熊は、部屋を見渡し標的を変えた。
他にもまだ女子供がこの家にいたのだ。

熊は明景家の三男である金蔵と斉藤家の四男である春義を殴り殺し、さらに斉藤家の三男である巌に噛みつき床に叩きつけて致命傷を与えた。

それを見た母親の斉藤タケは悲鳴を上げた。
その悲鳴でタケに気づいた熊は彼女を捕らえ上半身から食い始めた。
悲しいことにタケは熊に対して、お腹に子供がいるからやめてくれるように頼んでいたらしい。もちろん熊に通じるはずも無かった。
300:777 :

2016/12/31 (Sat) 13:47:20

【遅すぎた援軍】

明景邸に帰路をとっていた男たちは、明景邸から逃げ出したヤヨたちと合流。明景邸で今起こっている惨状を認識する。
さらに間一髪で逃げ延びた要吉も保護し明景邸を包囲する。

だが明景邸は暗闇で突入はためらわれ、村人たちはタケのうめき声とタケの肉を咀嚼する音を聞かされることになる。たまらず男の一人が空砲を放つと、熊は家から出てきた。
だがその男が邪魔で村人は熊に発砲できず、熊はそのまま逃げてしまった。

たいまつを頼りに明景邸に入った村人たちは地獄を目にすることになった。
子供たちの無残な死体、タケもお腹の胎児を引きずり出されており助からなかった。
だがタケの長男力蔵と長女ヒサノは惨劇の中でも声を出さずにじっとしていたので熊の注意を引かず助かった。

・・・結果としてわずか二日間のうちに胎児を含めた7人の人命が一匹の熊に奪われてしまった。また、頭を噛みつかれた梅吉もその後遺症に苦しんだ挙句、二年後に死亡することになる。

負傷者はさらに離れた辻邸に移され、男たちは分教場に移動した。

そして村に戻ってきて惨状を聞いた明景安太郎は熊殺しの専門家の家に足を運び、今、村を襲っている熊の話をした。

話を聞いた熊殺しの山本兵吉はその熊の手口から、そいつはかつて近辺で女性3名を殺害し「袈裟懸け」とあだ名された人食い熊かもしれないと話した。

301:777 :

2016/12/31 (Sat) 13:50:53

【12月11日、袈裟懸け許すまじ】

自分たちの留守の間に妻や子供たちを殺された明景安太郎と斉藤石五郎の怒りと哀しみは凄まじく自らの手による復讐を決意。
彼らは「袈裟懸け」討伐隊を組織して明景邸の屋根裏で待ち伏せした。だが、この日、結局「袈裟懸け」は現れなかった。

【12月12日、待ち伏せ】

警察から派遣された新たな増援が明景安太郎らと合流。
「袈裟懸け」を逃がさないために村の各所を固めることになった。

また、熊をおびきよせて復讐を果たすために、明景安太郎らは、自分の家族の遺体をおとりに使うことを決意、熊殺しの山本兵吉をはじめとする有志6人が遺体の周囲に隠れ待ち伏せした。

狙い通り「袈裟懸け」は現れたが、殺気に感づいたのか遺体に近寄ろうとせず、また逃げられてしまう。

【12月13日、袈裟懸け、暴走する】

増援合流の結果、手持ちの銃は合計で60丁にもなり、袈裟懸けの運命もこれまでかと思えた。

一方、「袈裟懸け」は空腹と傷の痛みからかこれまでの慎重さを失っており、この日は無人の民家を狙って次々と押し入っては部屋を漁りまわっていた。
被害にあった家は8軒。女性の枕に異常に執着する痕跡があったため、熊殺しの兵吉は、標的が非力な女性を狙う「袈裟懸け」である確信を強めた。

そして橋を固めていた警官隊のところに「袈裟懸け」が出現。
しかしながら時刻は夕闇で確認しにくく、警官が誤射を防ぐために言葉で警告した後、発砲。
だが、狙いは外れ「袈裟懸け」をまたも逃がすことになる。
302:777 :

2016/12/31 (Sat) 13:53:46

【12月14日、悪夢の終わり】

「袈裟懸け」の血痕と足跡を警官隊が発見、追跡に入る。
熊殺しの兵吉は、利口な「袈裟懸け」にこの動きを気取られ、再び逃げられてしまうことを恐れていたため、単独で追跡を開始した。

そして兵吉は「袈裟懸け」をついに捕捉する。「袈裟懸け」は木につかまり体を休めていた。意識は警官隊に向けられ兵吉には気づいていなかった。

すかさず兵吉が発砲。一発目は「袈裟懸け」の心臓を、二発目は頭部を撃ち抜き、「袈裟懸け」は即死した。

銃声をきいた村人たちはそこに殺到し、村を恐怖のどん底に叩き込んだ悪魔の死体を見つけた。袈裟懸けの体重は380キロ、身長は2,7メートルもあった。胃袋からは犠牲者の残留物が確認され人々は悲しみを新たにした。

この悲惨な事件の後、六線沢の村人はひとりまたひとりと去り、最終的に集落は無人の地に帰した。
303:777 :

2016/12/31 (Sat) 19:29:04

 水橋さんは中学生の娘さんがいる。
 昨年の夏休みの話だ。
 夕飯を終えた娘さんはリビングに置いてあるパソコンでYoutubeを開いた。
 そこから流れる音楽を聴きながら水橋さんは後片付けを始めたそうだ。
 音楽が終わるとぼそ、ぼそ……と話し声が聞こえ始めた。
 ちらりと覗くと怪談の朗読を聞いていたそうだ。
「いい加減、宿題やんなさいよ」 洗い物を終えた水橋さんは促した。
「んーもうちょっと。もうちょっとで一区切り」
「だーめ」
 ちぇっ、可愛い舌打ちをして娘さんは宿題を取り出した。
 朗読を聞きながらやるようだった。
「今はこんなのがあるのねぇ……」
 水橋さんは感嘆のため息をついた。
 幼い頃に兄と一緒にテレビの前で震えていたことを懐かしく思い出す。 聞くともなしにそのまま流す。
 コックリさんの話だった。<てにをは>は違うものの、昔から内容は変わっていない。
「もーわかんないよー」
 駄々っ子のように宿題に口を尖らす娘さんを見ると、まるでいつかの自分のようで微笑ましく思ったそうだ。
 水橋さんはスマートフォンを取り出すと横から写真を撮った。
 夏の思い出。
 瑞々しい西瓜、ラジオから流れる野球中継、波のようにそよぐ扇風機。
 暗がりの中で蚊帳、午前中のプール。テレビから流れる、もしくは子供同士での怪談。
 気づけば水橋さんは目頭が熱くなっていた。
「ほらぁ、先生の話し聞いてないからよ」
 ――この子も数十年後に今のことを懐かしく思うのかしら。
 写真は印刷して残しておこう。いつかの日の為に。
 画像の「保護」をしようと目を落とした。


304:777 :

2016/12/31 (Sat) 19:36:49

 写真は歪だった。
 違和感の原因はすぐにわかった。
 娘さんの顔半分が笑っていたという。
 エンピツを片手に真剣に向かう表情は半分、正中線を越えた半分は老人のように皺だらけであり口角が頬の半分まで突きあがっていた。
 般若を思わせる歪さだったという。
 さらに目の向いている方向はおかしかった。
 瞳孔は開ききり、真っ黒な穴にも似た瞳が斜視のようにカメラを見つめていたそうだ。
 水橋さんは即座にパソコンの電源を抜いた。
「聞いてたのに……」
 文句を口にする娘さんの声は老婆のように枯れていたそうだ。
「もうパニックなっちゃって……」
 水橋さんの母親がいわゆる『オカルト』に詳しいことを思い出し、電話をしたそうだ。
「年の功よねぇ。知っていたの、解決方法を。あなたも覚えておいた方がいいわよ。こんな話ばっかり集めるんだから……やり方はね、簡単。娘に海水と同じ濃度の塩水を三杯飲ませたの。そうしたら声も元通り。ずっと娘はキョトンとした顔してたけど……」
 なんでも邪を払う方法なのだという。
 以来、水橋家では怪談どころかYoutubeが禁止だそうだ。
「思ったんだけど……テレビの怪談って、色んな人のチェックが入るわけじゃない? 広告の関係もあるから、本当に変なものって流れないと思うのね。けどネットの朗読ってさぁ……あれ、誰かチェックしてるの? 朗読者が意図しなくても、本当に禍々しいものを呼び込んでいるってこと、無い?」
 私はわからないと首を振った。
 海水と同じ濃度の塩水の作り方は、聞いたのだが忘れてしまった。





引用元:怖い話 - 人から聞いた怖い話-実話恐怖話コレクション
305:777 :

2017/01/02 (Mon) 22:00:13

私の身に起こった事を聞いてください。
私は趣味といえるほどの散歩好きで毎日散歩を欠かす事がありません。特に旅行先などで知らない道を散歩するのが何より楽しいのです。

その体験をしたのも旅行先での散歩の途中でした。
夕食後、ちょっと旅館の近所をぶらつこうと思い、でかけました。
少し歩くと大きな川があり幅10m程の河川敷の川よりが遊歩道になっていたのでそこを歩こうと決めました。遊歩道から川面までは高さ3mほどの法面になっており、自然に生えた木や雑草で川の流れを見る事は出来ませんでした。
30分くらい歩いたでしょうか。辺りもだいぶ暗くなりそろそろ戻ろうかと思っていたところへ小さな人影が見えました。
近づいてみると小学校低学年くらいの女の子が一人で泣いています。迷子かと思い声をかけてみると川の方を指さして「お母さんが・・・」と言
います。お母さんがどうしたのと聞いても顔も上げず「お母さんが・・・」と言うだけです。そのあたりの川は特に草木が多く鬱蒼としており川は全く見えません。もしかして身投げかと思い茂みをかき分けて入ってみました。

「おーい、誰かいますか」と声をかけてみましたが返事はありません。すると河川敷の方で「どうしました?」と声をかけられたので、見ると女の子の横に初老の夫婦が立っていてこちらを見ていました。
「このあたりに人がいるみたいなんです!」
「そりゃ大変だ。どっちみちもう暗いし川の中へ入るのは危ないから警察を呼びましょう」と110番してくれました。
306:777 :

2017/01/02 (Mon) 22:02:20

しばらくするとパトカーや救急車がやってきて7,8人の警官が照明を使い川の中を探しました。女の子はその様子をじっと見ていて、不安なのか私の手を握ってきたので小さな手をぎゅっと握りかえしてあげました。
「いたぞ!」探し始めて10分もたたないうちに一人の警官が声を上げました。他の警官や救急隊員もそちらへ向かいます。それはちょうど私の正面の茂みのあたりでした。
残念ながら間に合わなかったようで担架で運ばれたのはビニールシートにくるまれた遺体でした。それが私達の前を運ばれていく時私の手を握る小さな手にぎゅっと力が入ったのを感じました。私はその子が気の毒で見れませんでした。
ただ泣いていました。涙を抑える事が出来ませんでした。

警官の一人が事情を聞かせて欲しいというのであった事を全て話しました。
話し終えると怪訝な顔をして間違いないか聞き返してきます。それほど混み合った話でもないのに妙だなと思いながら間違いありませんと言いました。
しばらく考えた後警官が口を開きました。
「おかしな事がいくつかあります。まず先ほど発見された遺体は死後1週間以上はたっています。おそらくもっと上流で亡くなりここまで流されたのでしょう。」
「そんな馬鹿な事はない。もしそうだとしたらここに母親がいるのがこの子にわかるわけないじゃないか!」
と言いながら私は手の中にあった小さなぬくもりがいつの間にか消えているのを感じました。
「もうひとつのおかしな事はそれです。その女の子を誰も見ていないんですよ。」
307:777 :

2017/01/02 (Mon) 22:04:25

ある夫婦の間に二人目の子供が生まれた。待望の長男だった。

『お母さん』
その子の二歳の誕生日のことだった。
初めての言葉。その一言を聞いた家族一同は大変喜んだ。
次の日、母親が謎の病気で急逝した。
その後、長男も喋らなくなり残された父親と長女は、悲しみの日々を数日過ごすことになる。

『お姉ちゃん』
葬式から二週間ほど経った頃、唐突に長男が口を開く。
父親と長女は、母親の死の悲しみから少しだけ解き放たれ、その顔から久しぶりの笑顔を覗かせた。
翌日、長女が学校帰りに交通事故で亡くなった…。
妻に続き、娘までも失ってしまった父親の悲しみは計り知れないものだった。
長男はというと、再び沈黙を保つようになってしまっていた。

『お父さん』
数日して息子が自分を初めて呼んだ。
嬉しくて、息子を抱き締める。
だが、父親は息子に呼ばれた家族が、その次の日に死んでしまったことを思い出してしまった。
父親は、部屋に閉じこもり、布団を頭から被り震えながら、自らに迫る死の恐怖に耐えていた。

3日経ったが、父親は生きていた。
やっぱり偶然だったのか。
安堵した父親が一服ついていると、玄関の呼び鈴が鳴った。続けて、威勢の良い声が聞こえてきた。
『こんにちは〜。三河屋でーす。配達に来ましたー。』
『あぁ…。
こんにちは。オヤジさん。
あれ?
今日はバイトのアオキ君じゃないの?いつも彼でしょ?配達…。』
『……昨日、親御さんから連絡があってね…。死んじまったらしいよ…』
308:777 :

2017/01/02 (Mon) 22:09:33

看護学生の頃、友達と遊びに行った先で交通事故を目撃しました。
勉強中の身ではあったのですが、救急隊員が駆け付けるまでの間、友人の手も借りながら車に撥ねられた女の子の応急処置をしました。

やがて救急車が到着し、女の子は一人だったので私達も一緒に救急車に乗り込み病院へ。
しかし女の子は病院へ向う途中、出血多量(その後、内臓破裂も判明)で救急車の車内で亡くなりました。

私はショックで看護師になるのを躊躇いました。
しかしあの場に居合わせた友達や、看護学校の友達や講師の励ましに背中を押され、私は無事に学校を卒業。看護師の資格も取得しました。

看護師一年目で配属されたのは外科病棟でした。
覚え切れないほどの病名や専門用語、毎日のように訪れる患者さんの死、先輩看護師や医師からの虐めや暴言。
精神的にきつくなってきたある日、夜勤明けに病院の屋上で景色を眺めていました。

暫し景色を楽しみ、後ろを振り返って金網に寄り掛かると、見覚えのある顔が…。
看護学生時代に助けた、あの女の子でした。

事故当時は衣服や顔も血だらけでしたが、救急車の車内で顔の血は拭き取ったので、顔は忘れませんでした。名前もその時に聞いてあります。
みほちゃんという子でした。
みほちゃんはあの時の服のまま(血は付いていません)、ただただ微笑んでいました。
私が「みほちゃん」と声を掛けると、消えてしまいました。


309:777 :

2017/01/02 (Mon) 22:11:57

それからと言うもの、みほちゃんは病院のあらゆる場所に現れました。
病棟の廊下、ナースステーションの前、病室や職員用食堂の窓際。いずれも微笑んですぐに消えるだけ。
共通していたのが、私が精神的(または肉体的)にしんどい時や、重病患者さんの治療やケアで腕を試されるような時でした。

それから数年後、私は主任を任されるほどになりました。
主任として初めて出勤する朝、少し早めに私服で更衣室に入ると、私のロッカーの前にみほちゃんが立っていました。

私が近付くと、みほちゃんは笑顔でこう言いました。

「みほを助けてくれて、ありがとう。
みほね、あの時、お姉ちゃんの声、死ぬまでずっと聞こえていたんだよ。
『大丈夫だよ』『あともうちょっとで病院だからね』
処置しながらずっと言ってくれたよね」

私は当時を思い出して泣きました。

「ほら、お姉ちゃん。時間だよ?
苦しんでる人が、お姉ちゃんを待っているよ。お姉ちゃんのこと心配で傍にいたんだけど、もう、みほも行かなきゃ。
お姉ちゃん、ううん、看護師さん。
ありがとう、そしておめでとう」

そう言うと、みほちゃんは微笑みながら消えました。
それ以来、一切姿は見かけなくなりました。

私は現在、小児科病棟に配属され、師長として頑張っています。
みほちゃんのことは一生忘れません。
310:777 :

2017/01/02 (Mon) 22:15:47

【知人がタクシー運転手に聞いたとして石原慎太郎氏が新聞に紹介した話(概要)】


そのタクシーは築地(つきじ)の菊地病院の前で、手にフロシキを持った若い女を乗せた。
病院から出て来たのだとわかった。(もうこれでこの女がこの世の者でない察しがつく。)

浜町までと言われて車を出した。
女はわかりやすく道順を話した。

しばらく行くと、バックミラーに女の姿が写らない。
退院したばかりで疲れて寝たんだと判断した。

信号で止まった時、体をずらしてミラー越しにうしろのシートを見ると、女がいない。
仰天して振り返ったが、フロシキ包みも何もない。
とっさにシートに触ってみたら、ゾッとするほど冷たかった。

歯がふるえ、もううしろを振り向く気がしなかった。
ボーッとしているとうしろの車のクラクションが鳴った。

あわてて車を出したその時、うしろで女の声がした。

「悪いけど浜町でなく、青山へ行って」

もう声が出ず、体でうなずいてまっすぐ前だけ見て走らせた。
だが青山近くへ来た時、また声が、

「やっぱり浜町に戻って下さいな」

と言った。

先刻言われた通りに車を走らせ、目的地に着いた。

「どうぞ」

と声をかけたが、返事がなかった。
メーターは何百円かを指していた。
とにかく車を降りて家の玄関を開けると、線香のにおいがした。
出て来た家人にわけを話すと、その家の娘さんが一昨日病院で亡くなったとのことだった。

途中青山に向かったわけがわかった。
青山に娘さんの愛人の家がある。
そのためだったのでしょうと、遺族は言った。

この運転手氏、何かの因縁と思い、焼香をし、料金の代わりに遺族から千円の札をもらった。


読売新聞:昭和34年7月15日
311:777 :

2017/01/02 (Mon) 22:21:46

【圓タクが幽霊を乗せた話】

向島区業平町五八飯山安五郎方自動車運転手横尾政一(二三)が、数日前雨のしょぼしょぼ降る深夜青山墓地付近を流してゐる中二十二三位の美しい娘を下谷まで五十銭の約束で乗せた、同区谷中町二七地先門構えの家の前で『ここが私の家です』と自動車から降りた、女は料金を払わずにスーッと門内に消えた。
運転手は玄関へ家人を呼び出し娘さんを乗せて来た話をして料金を請求すると『私の家には娘はありません、死んだ娘のけふが一周忌に当たるので供養してゐるところです、では仏が帰って来たのでせう』と料金を一円くれたが、運転手も気味が悪くなつて交番に駆け込んでその事を訴へた……ウソのやうな事実談です

報知新聞:昭和七年十月三日

312:777 :

2017/01/04 (Wed) 10:00:28

少し傾向の違う、でも最近私が一番恐怖のどん底に落とされた話。
以前よくいっしょにスポーツしていた友達だった(ここがミソ、過去形)女性。
今は結婚して落ちついていますが、その周辺はいつも荒波の人でした。
子供嫌いで、子供を産んだら自分の人生台無しになると出産を拒否していたのですが、色々あった後男子を出産。

産んでみたらやっぱり子供ってかわいいわ、いいものだわという状態で、ある時久しぶりに私に電話してきました。
「泉ちゃんも子供産みなさいよ、いいわよ、子供って」
はぁ〜、さいざんすかと横流しに聞く私。
「男の子よ、産むなら絶対男の子」
はぁ〜〜、さいざんすか、いや、男の子産む前に、相手になる男がいないとねとか考えてる私。

「女の子ってやっぱり同性でしょ?所詮はライバルよ。
女同士ですもん。でも男の子は、べったり甘えてきてくれるし、もう私が彼の世界のすべてって思えていいわよ〜」
・・・・・あれ?なにか変。
ここにきて、私はそう思いました。

313:777 :

2017/01/04 (Wed) 10:03:01

「今、うちの子4歳だけど、いいわよ〜〜、若い子の肌って。やっぱり若い男の子の肌って気持ちいいわよね。これがそういう年齢になって、他の女に触られると思うとぞっとするわ」
ここで私は無言になりました。
あいづちなんてうてるわけがありません。
「最近、この子がセックスできる年齢になって、他の女とそういうことするのかと思うと、ものすごくいやなの。他の女にとられちゃうなんて、絶対にいやだと思わない?」
いえ、まったくもって全然、天地神明に誓って思いませんっ。

「だから、私のものにするの。ふふふ。私今、とっても楽しみなのよ〜。この子が大きくなって、そういうことができるようになったらって思うと、すっごくわくわくする。早くそういう年齢にならないかなって、今から楽しみなの」
私はその直後、挨拶もなしで、受話器を置きました。

蒼白、背筋凍りまくり、目はうつろになっちまいました。
なぜなら、私は彼女に“モラル”というものが存在していないことを知ってるから。
性に関するボーダーが、まったくないことも知ってるから。

そういう彼女でも、世間では妻・母・仕事をきっちりこなし、キャリアウーマンとか呼ばれている種族なのです。
314:777 :

2017/01/04 (Wed) 10:07:22

2005年10月末日、静岡の県立高校一年の女子生徒(当時16)は母親(当時47)に劇物のタリウムを摂取させたとして、殺人未遂容疑で逮捕された。

「まるで実験室だった。」
逮捕前の十月下旬、女子生徒の部屋に足を踏み入れた捜査員は息をのんだ。
目に飛び込んだのはフラスコや試験管などの実験器具、机の上に並んだ瓶入りの約三十種類の薬品類。

たんすからハトの死骸が見つかり、床にはウサギの足やホルマリン漬けのトカゲが転がっていた。

彼女は中学2年の頃から化学に熱中し始めた。
教室にアンモニアまで持ち込んで実験をするときもあった。
通学していた高校によると、女子高生は化学部に所属。
特に薬品類は教師も知らないような深い知識があったとされている。

女子生徒は2005年8月中旬ごろから10月20日ごろまでの間、自宅などでネズミ駆除用の薬剤として使われるタリウムを母親に摂取させ、殺害しようとし、母親は意識不明の重体となった。

女子生徒はインターネット上で日記形式の簡易ホームページ「ブログ」を開設し、母親を狙った動機を示唆する記述をしていた。
更には、入院しても日々容体が悪化していく母親の様子をデジタルカメラで撮影していたことも後日、県警少年課などの調べで分かった。

女子生徒は母親の入院後も見舞いの際に、飲料水に劇物を混入していたとみられている。
彼女のパソコンには母を「Atom」、タリウムを「碧の小枝」と表現し、母親にタリウムを飲ませたことを示唆する記述の他、解剖した小動物とみられる写真も保存していた。

女子生徒は、英国犯罪史上最大の毒殺魔と呼ばれるグレアム・ヤング(1947−90)に傾倒していたことが分かっており、その生涯を描いたノンフィクション小説「毒殺日記」(日本語版)が自室から見つかっている。



315:777 :

2017/01/04 (Wed) 10:13:36

小学3年の頃の話。
夜寝てたら『トントン』と肩を叩かれ名前を呼ばれた。
おふくろの声だった。

俺は目をつむりながら

『….え…なに??』

『トイレに行きたいんだけど….
一人で行くの気持ち悪いし…着いてきて…』

元々霊感の強いおふくろだし、じいちゃんが入院中で危篤状態というタイミングだった。

家にいるのはおふくろと弟、そして俺の3人。

おふくろが精神的にかなり参っていたのも解ってたし、強烈に眠かったが俺は快く了承した。
時間が何時だったかも確認しなかったがとりあえず、暗がりの中おふくろの手を握って階段を降りた。

階段を降りきって直ぐ

『ここで待っといて』

とおふくろに言われ、俺は階段に腰をおろし座っておふくろを待った。

とにかく眠い。目がもの凄くシパシパしてた。
壁に持たれてそのまま寝てしまいたい思いだったが我慢した。
おふくろに何かあった時は俺が守らなければと…子供ながらに強くその時思ってた。

そうこう待ち続ける事5分…10分位と待てど、一向にトイレからおふくろが出てくる気配がない。

(なにしてんだよ….こっちはもう眠くて仕方がネェんだよ…)

たまらずトイレの前へ駆け寄りおふくろに声をかける。

『なあ….もう眠いし俺戻っから』

『….ちょっと待って、もう済むから….もう少しそこで待ってて』

『どれだけ待たされてると思ってんだよ、寝るよもう…』

その瞬間…階段側(後ろ)から物凄い勢いで右手首を掴まれ引っ張られた。

(うわっ!!!?)

えっ誰!!?….見上げると
おふくろだった。

『あれ!!?いやっだって….えっ!!?』

状況が全く理解できないままおふくろに引っ張られ、おふくろの部屋で、元々そこで寝てた弟とおふくろと、俺の3人で寝たようだが一緒に寝たという記憶がひどく曖昧だった。

朝起きたらじいちゃんが死んでた。
それとあの出来事に関係があるのかも、あの出来事がなんだったのかも解らない。

寝ぼけてただけかもしれない。
まぁアレが現実だとして…
あの時おふくろが現れず、おふくろだと思ってたものをあのまま待ち続けてたら….

そのことも今となっては解る由もない。




316:777 :

2017/01/04 (Wed) 10:19:56

【霊山の猿】

四国ではあまり全国的に有名な心霊スポットがない。
超常現象が起きても殆ど噂にならないのです。
仕事がてら地域のご老人に話を伺う事が多く、みんな様々な不思議体験を語ってくれますが皆、口を揃えて

「狸に化かされたんだ」

と言います。
不可解な事があっても自然現象だと納得する。
不思議な事など何もない。
そんな国民性があるように思います。

317:777 :

2017/01/04 (Wed) 10:22:39

祖父が亡くなった次の年の夏、山開きの日と同時に霊峰、四国では有名な霊山に登ってきた。
死んだ爺さんが毎年熱心に参拝していたので、後を継いで私が行く運びとなったのだ。

相方も行きたがっていたが、初日は女人入山禁止という事でお留守番して頂いた。
祖父の遺品には修山服の他に参拝札みたいな物があって、『何回訪れたのか』というのが分かるようになっているのだが、曽祖父の頃から続けているらしく、山麓で札を奉納すると今年で64回目との事だった。

ツアーバスで来ているワケではないので移動には時間が掛かる。
最低2日必要な日程だった。
だが宿泊費も惜しいので中腹の山小屋で泊まる事にした。
山小屋といっても管理者が一人居るだけの簡易休憩所で広さ4畳しかない。
おまけに何か臭い。

初夏の蒸し暑さと薮蚊にウンウン言いながら寝ていると、深夜いきなり

「ドーーーーン!」

という音がして飛び起きた。
続けて

「ゴゴゴゴゴ」



「ドドドドド」

と地響きの様な音が聞こえる。

「飛行機か何かですか?」

と管理の爺さんに訊くと、山ではよくある事とのことだった。
私がしつこく食い下がると

「まともに何度も聞いたら寿命が縮む。早よ寝れ!」

慌てて目を瞑った。
次の日、日が昇る前から立つことにする。
爺さんが

「朝はやめとけ」

と言うが、私が正午までに登って下山したい旨を云うと

「猿に気ィつけろ」

とだけ念を押された。

318:777 :

2017/01/04 (Wed) 10:25:50

しばらく歩くと高さ100m、角度は70°を超える崖に着く。
べらぼうに高い。
下から見上げるだけで眩暈がする。
そこには2本の長い鎖が打ち込まれており、それだけを足場にして登れというのである。
実際、祖父に連れられ何度か来た事はあり、いつもは迂回ルートを通っていたが、今年こそはと若さ故の過ちか鎖場のルートを選んでしまった。

朝露で鎖が湿って滑りやすい。
四苦八苦しながら半分くらい登った頃、足元で

「お〜い」

と呼ぶ声がした。
うっかり下を見てしまう。
霧でよくは見えないが高さで頭がクラクラする。もう一度、足元で

「お〜い」

と呼ぶので返事をしようとした・・・
瞬間、背中がズシッと重くなった。
身体全体がガクンと揺れた。
何かが、何かが背中にしがみ付いている!
私を落とすつもりか、背中に乗ったソレは身体を揺すり始める。
続けて頭に巻いている絞りをグイグイ引っ張り始める。
こんな体勢では振り向くことも出来ないが、確かに腰に絡みつく毛深い足が見えた。

「猿!?」

この高さで落ちて、只では済まないだろう。
鎖の隙間に手、足、としっかりはめ込んでなんとか振り落とされないようにする。
下で怒号がする。
甲高い声で今度は

「落とせ〜落とせ〜!」

と。
そして背中のヤツは私を何度も揺する。
ハチマキが脱げると今度は髪の毛を引っ張り始め、何本もブチブチと抜かれる。
あまりの恐怖に私は目を瞑ったまま泣き喚いた。
319:777 :

2017/01/04 (Wed) 10:27:20

何分経ったろうか、私がじっと我慢していると、下の方で

「チッ」

と舌打ちが聞こえ、フッと背中の重みがとれた。

その後、ビクビクしながら鎖を登り終えると、一番近い宮社まで駆け込んだ。
爪でガリガリになった修山服を見せながら一部始終を説明する。
宮司は難しい顔をして

「腐っても霊場だ。今から私が言う話は聞かなかった事にしてくれ」

そう前置きし、語り始めた。

これだけ険しい道な為、確かに落下事故も起こりはするが、死傷者などは滅多に出ない。
稀に起こる事故の大半は独りで登った者が遭うのだそうだ。
落ちた人間は揃って

「猿に襲われた」

と言う。
何でも、この山の猿の中には人間そっくりの声で叫ぶ猿が居て、早朝や夜、独りで登ろうとすると誰もいないハズなのに自分を呼ぶ声がするという。
それが本当に猿なのかどうかは分からないが。

前々年も一人、早朝に登った参拝者が崖から落ちた。
発見された時にはまだ息があったらしいが、病院に着く前に亡くなったのだという。

「もう少し見つけるのが早かったら」

と宮司は呟いた。
私が

「まるで見たかのように話しますね」

と訊くと

「・・・見つけたのはワシだからな。猿ども、割れた頭から脳みそ掻き出して食っていやがった」

宮司は吐き捨てるようにそう言った。





320:777 :

2017/01/05 (Thu) 14:35:25

【黄色いパラソルの女】

一人のタクシー運転手が、ある雨の晩、杉並まで人を乗せて帰りがけ、停車して、暗いルームライトの下で走行表にメモしていると、何かの気配を感じて顔を上げた。客かと思ったのは一瞬で、目の前に髪を振り乱した女が、車のガラス窓に顔を押し付け何か言っているのを見た瞬間、尋常ならざるものを感じ、仰天して走り出した。Uターンしてヘッドライトで女を照らし出したが、恐ろしくてそのまま走り過ぎた。
黄色いパラソルとレーンコートの髪の長い女だった。五分ほど走った。
別のタクシー乗り場だが、先ほどとよく似た感じのロータリーにかかった。すると前方に人が立って合図している。車をつけようと思うまもなく、その人影がスッと近寄って来た。それが先刻と同じ黄色いパラソルとレーンコートの女なのに気づいた。
ギョッとした瞬間、止まりかけた車に向かって踏み出した女は、先刻見た髪の長い全く同じ顔だった。その顔が彼に向かってニヤリと笑った。
タクシー運転手氏はのちに言った。
「最初見た所からずいぶん車を飛ばしましたからねえ、二、三キロは離れたところですよ。間違いなく同じ女です、・・いや同じ何かですよ」

読売新聞:昭和34年(月日不明)
321:777 :

2017/01/07 (Sat) 23:20:00

【記憶を追ってくる女】

語り部というのは得難い才能だと思う。
彼らが話し始めると、それまで見てきた世界が別のものになる。
例えば、俺などが同じように話しても、語り部のように人々を怖がらせたり楽しませたりはできないだろう。
俺より5歳上の従姉妹にも語り部の資格があった。
従姉妹は手を変え品を変え様々な話をしてくれた。
俺にとってそれは非日常的な娯楽だった。
今はもうそれを聞けなくなってしまったけれど。
従姉妹のようには上手くはできないが、これから話すのは彼女から聞いた中で最も印象に残っているうちのひとつ。
322:777 :

2017/01/07 (Sat) 23:21:33

中学3年の初夏、従姉妹は力無く抜け殻同然になっていた。
普段は俺が催促せずとも、心霊スポットや怪しげな場所に連れて行ってくれるのだが、その頃は頼んでも気のない返事をするだけだった。
俺が新しく仕入れて来た話も、おざなりに聞き流すばかり。
顔色は悪く、目の下には隈ができていた。

ある日理由を尋ねた俺に、従姉妹はこんな話をしてくれた。


春頃から、従姉妹は頻繁にある夢を見るようになった。
それは夢というより記憶で、幼い頃の従姉妹が、その当時よく通っていた公園の砂場でひとり遊ぶ光景を見るのだった。やがて何度も夢を見るうちにひとりではないことに気付いた。
砂場から目線を上げると、そこに女が立っている。
淡いピンクの服を着た、黒いロングヘアの女が従姉妹を見つめ立っていた。

323:777 :

2017/01/07 (Sat) 23:23:39

女に気付いた次の夜、夢は舞台を変えた。
少し大きくなった、小学校に入ったばかりの授業参観の光景。
後ろに沢山並んだ親達の中に自分の母親もいるはずだった。

教師にあてられ正解した従姉妹は誇らしさを胸に後ろを振り返った。
だがそこにいたのは母親ではなく、公園で従姉妹を見つめていた女だった。


次の夢は小学校高学年の頃の運動会だった。
従姉妹はクラス対抗リレーに出場していた。
スタート位置に立ち、走ってくるクラスメートを待った。
もうすぐやってくる。
腰を落として身構え、後方を見た。

走ってきたのは公園にいた女だった。
両手足を滅茶苦茶に振りながら凄いスピードで近付いてくる。
従姉妹は恐怖を感じ慌てて逃げ出した。
一瞬女の顔が見えた。
真っ白な肌に、どぎつい赤の口紅を塗りたくり、ニタニタ笑っていた。


翌日の夜、従姉妹は寝る前から予感を抱いていた。

『今日も夢であの女に会うのではないか』

それは殆ど確信に近かった。そして、その通りになった。
夢の中で従姉妹は中学生になっていた。
記憶にある通り、吹奏楽部の練習に参加していた。
顧問のピアノに合わせて、トロンボーンを構えた。
深く息を吸い込んだまま、従姉妹は凍り付いた。
ピアノの前に座っていたのはあの女だった。
狂ったように鍵盤を叩き、顔だけは従姉妹を凝視していた。
女の顔ははっきり見て取れた。異様に白い肌、細い目、高い鼻筋、真っ赤な口紅が塗られた唇を大きく広げ、ニタニタ笑っていた。
そこから覗くのは八重歯で、口紅だろうか、赤く染まっている。
不揃いな黒いロングヘアが女の動きに合わせ激しく揺れた。

324:777 :

2017/01/07 (Sat) 23:25:45

汗だくで目覚め、従姉妹はあることに気付いた。
私は夢の中で成長過程を辿っている。
始めは幼い頃、次は小学生、今は中学生だった。もしかして、女は私の記憶を追ってきているのではないか。
その仮説は正しかった。
眠るごとに夢の従姉妹は成長し、女は必ずどこかに現れた。
あるときは見上げた階段の上から、あるときは電車の向かいの席で、あるときは教室の隣の席から。
従姉妹はここに至ってもうひとつの法則に気が付いた。
女との距離がどんどん縮まっている。
いまではもう女の三白眼も、歯と歯の間で糸を引く唾液もはっきりと見えるようになった。


従姉妹はなるべく眠らないように、コーヒーを何杯も飲み徹夜した。
しかしすぐ限界がくる。
女は、昼に見る一瞬の白昼夢にも現れた。
そしてとうとう現実に追いついた。


そこまで話すと、従姉妹はうなだれるように俯き黙った。
黒い髪がぱさりと顔を覆い隠す。
すっかり聞き入っていた俺は、早く続きを知りたくて急かした。
催促する俺を上目遣いで見て、従姉妹はゆっくりと笑った。
「だから現実に追いついたって言ったでしょう」
そう言ってにやりとした従姉妹の口元は、八重歯が生えていた。
いつから従姉妹が八重歯だったのか、俺には自信がなかった。



325:777 :

2017/01/08 (Sun) 00:06:23

■『子どもの名に何託す?』 思いを込めて

一方、「子」を付けた人にも聞いてみよう。
りつ子ちゃん(2つ)、まき子ちゃん(六カ月)の女の子二人の母親で、神戸市灘区の中畑啓子さん(27)は「覚えやすさ、呼びやすさで『子』を。
さらにイメージが限定されるのを避けて平仮名交じりにした。名前は額縁。
中身は自分で作っていってほしい」。

出典:神戸新聞WEB NEWS はてな探偵団(2006/11/01)






↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓





■JR神戸線甲子園口駅で母子3人即死 2万4千人に影響

9日午後2時45分ごろ、兵庫県西宮市甲子園口2丁目のJR神戸線甲子園口駅構内で、女性と幼児2人が、通過中の米原発加古川行き快速電車(6両編成)にはねられて即死した。

女性が2人の子どもを連れてホームから線路内に飛び降りるのを電車の運転士(28)らが目撃しており、甲子園署は無理心中とみて調べている。

調べでは、死亡したのは神戸市灘区篠原南町1丁目、派遣会社員中畑啓子さん(27)と長女りつ子ちゃん(3)、次女まき子ちゃん(1)。

夫(38)は同署の調べに「今朝はいつも通り出勤を見送ってくれた。
ふだんと変わった様子はなかった」

出典:朝日新聞(2007年07月09日)
326:777 :

2017/01/08 (Sun) 19:49:54

こないだ、カノジョと深夜ドライブしてたときの話です。
信号待ちをしていると、カノジョが隣の車を見て、

「隣の車すごいよ〜運転中なのに抱き合ってるよ〜」

と喜んでます。
そんなことを言われては覗かないわけにはいきません。

「すごいよーあんな運転席で抱き合ってて前見えるのかねー?」

カノジョはニヤニヤしてましたが、オレは青ざめました。
隣の車には若い兄ちゃんが一人乗ってるだけなのです。

「すごいねーあの髪長い子、馬乗りになっちゃってるよねー」

「隣の車、女の子なんかいないぞ」

「え?いるじん」

信号が青になり、オレは隣を見ないようにして車を飛ばして隣を振り切りました。
どうやらそのお兄ちゃんは”何か”に憑かれてたみたいです。
327:777 :

2017/01/08 (Sun) 19:52:24

妄想癖のある同僚は深夜の誰もいない店に若い女性が来ると私を誘って、バックルームに隠れるんです。

で、監視モニターで女性が万引きしないかと目を凝らしているんです。

同僚「万引きしたら、捕まえて身分証明証なんかをコピーして一生奴隷にする」

これが隠れている理由です。


夜、店員が店頭にいないコンビニはしばし見かけますが、中にはこんなことを企んでいるヤツもいます。

万引きにはご注意くださいね。
328:777 :

2017/01/08 (Sun) 20:04:29

大学で知り合った中村(仮名)という友人から聞いた話。
今から1年ちょっと前に中村から不気味な相談をされた。
以下、その内容。


ある日、中村の携帯に電話がかかってきた。

「あ!中村くん!おれおれ!小学生のとき同じクラスだった田中(仮名)だよ!久しぶりー」

かなり人数の多い小学校だったため、最初誰かわからなかった。適当に相づちをうってたんだけど、昔のエピソードを聞いているうちに顔を思い出したらしい。
そこで中村も

「おー!懐かしいねー!今なにやってんの?」

などと他愛のない世間話をした。
でも正直、そんなに親しくなかったから、内心「何の用だ?どうせ宗教かネズミ講だろ」と疑った。
そしたら案の定田中が

「今度会えない?」

と言ってきた。
ほーらきた!と思ったらしい。

もともと中村は頼まれたら断れない性格だったのと、めちゃくちゃヒマだったので、面白半分で会ってみることにした。

記憶では名前と顔は一致したが、もし思い違いだったら会ったときわからないなと思い、一応小学校の卒業アルバムを出してきて確認した。
やはり合ってた。
電話で話してる最中ふと、なんで俺の携帯番号知ってんのかな?とは思ったが、なんとなく話の雰囲気で聞きそびれたらしい。




329:777 :

2017/01/08 (Sun) 20:07:14

当日、指定された店についた。
ほとんど客はおらず奥の席に男が一人座っているのが見えるが、それが田中じゃないのはすぐにわかった。
あれ?まだ来てないのかな?と思いながら店内を歩いていたら、その奥にいた男が

「おー!中村くん!」

と元気よく手を振ってきた。

最初意味がわからなくて、代わりの奴がきたのか?それともドッキリかなにかか?と思ったが、その男は

「中村くん久しぶりー!おれおれ!田中だよー!」

と言ってきた。

9年もたてばかなり見た目が変わる奴も中にはいるだろう。でもそんなレベルじゃない。こいつは別人だ。ゾッとした。
誰だこいつは?!こんな奴しらない!
中村が知ってる田中は小柄でまじめ。顔に目立つホクロがたくさんある奴。
でも今目の前にいる奴は大柄で小太り、顔に目立つホクロなんかない。半そでの下から見えるのは入れ墨だろう。ていうか完全にカタギのもんじゃないだろう。
作り笑いをしながら一瞬で色々考えた。

なんで俺の電話番号知ってんだ?なんで俺の顔がわかる?なんで昔のエピソードを知っている?ひょっとして住所も知ってんのか?これだけ見た目が違えば疑われるとか思わなかったのか?
今すぐにでも逃げ出したかったが、電話番号と顔を知られていることが気になり出来なかった。
ご飯を食べるつもりで来たのに飯が喉を通りそうにない。でも何も頼まないのもなんか怖かったから、とりあえずコーヒーを頼んだ。
色んなことを考えてたから正直、何話したのかほとんど覚えてない。
330:777 :

2017/01/08 (Sun) 20:12:58

すると急にその田中らしき奴がでかい声で明るく、それじゃあこれからイベント行こう!と誘ってきた。すごく怖くなりとっさに

「いや、親に頼まれてる用事があるから今日は無理だよ」

と、嘘をついて断った。が、田中らしき奴の目つきが急に鋭くなり

「いこうよ。さっき行くっていったじゃん」

と、かなりトーンを落とした声で言ってきた。
いろんなことを考えながら適当に相づちをうってたから、どうもその時イベントに行く約束をしてしまっていたらしい。
身の危険を感じ、どうにかこうにか断り逃げるように帰ってきた。


相談内容はここまで。中村は、

「これなんだと思う?」

って言ってきた。

「よくわかんないけど怖いから警察行った方がいいよ!」

「そうだよね…わかったありがとう」

その時はこれで終わった。

この話を聞いて2日後ぐらいから全く中村の姿を見なくなり音信不通になった。行方不明だ。
もちろん家族は捜索願いを出しているし、この話も警察にした。

警察いわく、中村は事件に巻き込まれた可能性がかなり高いという。本物の田中の方も、ずいぶん前から行方不明になっているらしい。
ここまでが約1年前の話。


そして昨日、俺の携帯に中村から電話があった。
声でわかる。絶対中村じゃない。しかもくん付けで呼んできた。中村は俺のことをくん付けで呼んだりなんかしない、呼び捨てだ。

そしてその中村と名乗る男は今度会えないか?と言ってきた。
明日警察に行くつもり。

本当にこんな事があるのかと思われるかもしれませんが、これ全部実話です。
というか目的がわからない。
ちなみにあまりの恐怖に会う約束はしてません。




331:777 :

2017/01/09 (Mon) 09:51:29

とある新聞記事より

【県境越えた病院建設 広域行政 過疎地"安心の拠点"】
「とても不安でした。病院に間に合わないんじゃないかと…」。
岐阜県白川村の主婦山本美加枝さん(37)が振り返る。
十五年前、真冬二月の深夜に産気づき、夫の車で同県高山市内の病院まで約二時間かけて走った。
「道がしみてて(凍っていて)滑って危なかった」。
山本さんは病院に着いてすぐに分べん室に入り 無事女児を出産した。
「あのとき東海北陸自動車道があれば、病院も近くなり、道も安心で あんなに焦らないで済んだのに…」。
"秘境"と呼ばれ、不便を強いられてきた村がいま、大きく変わろうとしている。


↓ その2年後の新聞記事より


【高速事故 トラックと乗用車衝突、7人死亡 東海北陸道】
27日午前7時25分ごろ、岐阜県郡上市大和町の東海北陸自動車道の平山トンネル(1413メートル)の北側出入り口付近で、対面通行区間の下り車線を走行していた普通トラックが対向車線に飛び出し、上り車線の乗用車と正面衝突 炎上した。
この事故で、乗用車に乗っていた一家5人とトラックの男性2人の計7人が死亡した。
同自動車道のぎふ大和IC-白鳥IC間(約10.4キロ)が午前7時40分から午後0時20分まで上下線とも通行止めとなった。
県警高速隊の調べでは死亡したのは、岐阜県白川村荻町、会社員、山本衛さん(48)▽妻美加枝さん(39)▽長女麻理さん(16)=県立高山高2年▽長男隆司さん(14)=同村立白川中2年▽二男淳司さん(9)=同村立白川小3年--とみている。
山本さんの親族によると、衛さんらは、夏休みを利用して、1泊2日の日程で三重県の長島温泉に行楽に行くと話していたという。

332:777 :

2017/01/11 (Wed) 23:15:39

女三人で山(と言うか単に高台な所)をドライブしていた。

春だったので、桜が咲いていたので車を止めて、ある桜の木を見上げた瞬間。

木の上に、女がロープを持って座っていた。

男に降られて、自殺する気だったらしく、友人と懸命に宥めて止めた。

色んな意味で怖かった。
333:777 :

2017/01/11 (Wed) 23:20:24

その男は弟の友人なのですが、18歳で結婚することになりました。
大工さんの見習いでしたので、お金に余裕がありません。
 そこで知り合いの不動産屋に格安の物件はないかと尋ねたところ、あるとの返事。

「 …そやけどな,出るで」

 不動産屋のおじさんは幽霊の手つきをしてみせます。

 その男も、奥さんも、幽霊なぞ信じていないので、是非貸してくれとせがんだそうです。

 翌日、部屋を見に行くと、家具も何も無い部屋の真ん中に1升瓶がドンと置いてあったそうです。

 これは何かと尋ねると、おじさんは黙って一升瓶の封を切り,二人に飲めと言いました。

 訳の分からないまま、口をつける二人をじっと見詰めて

「味はどうや」

とおじさんは尋ねます。


 多少無気味を感じながらも、普通だと答えると、おじさんは太い息をつき貸す事を了承しました。

 引っ越しは私も手伝ったんですが、部屋が煙って見える程、霊気が満ちている。吐き気はする、頭痛はする、ひどいものでした。

 タンスを運んでいる時、首筋に長い女の髪の毛がずっと触れていました。振り向かないようにしたけど‥‥

 この部屋やめた方がいいよと忠告したけど、笑っていました。
334:777 :

2017/01/11 (Wed) 23:23:07

 で、その夜、出たそうです。

 早速、新居で睦み合っていると、その男の下で奥さんが動かなくなったのです。どうしたのかと見てみると、旦那の背中越しに天井を恐怖の表情で見据えて金縛りになっているのです。

 出たかと、そいつが振り返ると、自分の頭のすぐ上に靴下はいた足がある。
見あげると白い服の長い髪の女が浮いている。

 そいつはまず最初に『なんだ、幽霊には足があるじゃねぇか』 と思ったそうです。
(絵に描いたような無神経!!)

 で、次に足があるならスカートの中はどうだろうと思い、ピラリとスカートをめくったそうです。

 幽霊の方も流石にこういう反応は予想外だったのか消えました。

 それからというもの、奥さんが出たと叫ぶ度、そいつは喜々として走っていってスカートをめくるようになりました。
 その度に、幽霊は消えて逃げるということが繰り替えされました。

 そのうち、奥さんの方が妙だなと思いました。

幽霊はまず自分の前に現れるくせに、最初に旦那の前には現れない。
 いつでも消えることが出来るのに、旦那がスカートめくるまで消えない。

あの人を待ってるんだ

そう思った瞬間、悋気が恐怖に勝りました。
335:777 :

2017/01/11 (Wed) 23:25:58

次に幽霊が出た時、奥さんは あの人に何する気よ とつかみかかりました。
 ちゃんとつかめたそうです。
 向こうも首を締めにきましたが、喧嘩では場数が違います。

馬乗りになりどつきまわしているうちに幽霊は消えました。

以来、幽霊は現れていません。
生身の女性に殴られて退散した幽霊はこいつ位ではないでしょうか。
(なんか,気の毒だ‥‥)

ちなみに、冒頭の一升瓶ですが、おじさんに尋ねたところ、この業界に伝わる儀式で、因縁のある物件を他人に紹介する時、前日に酒を置いておき、それを飲ませるのだそうです。

「 血の味がするとか、生臭いって言う奴は駄目だ」

おじさんはそう言いました。

飲んだ事ありますかと訊くと、

「 飲むもんか」

と吐き捨てるように言いました。

私はそういう儀式が今も伝わっている事が怖いです。
336:777 :

2017/01/15 (Sun) 20:05:15

久しく会うことがなかった祖母が亡くなった。

祖母が住んでいた田舎の古い家は、道路拡張のあおりで、三年ほど前に壊されてしまったが、大家族で複雑な人間関係であったために、建て増しにつぐ建て増しで、とてつもなく広い家だった。

夏休みに遊びに行くと、その一角に、幼い私にとっては好奇心をそそられる階段があった。
今でもはっきりと覚えているが、全部で31段。
まず11段上がる。次に右に折れて4段上がり、こんどは左に曲がって7段降りる。
さらに、まっすぐ進んで9段上がったところで行き止まりになり、その先はプッツリと途切れていた。
その階段で遊んでいると、決まって祖母は恐ろしい顔をして、ここでは絶対遊んではいけない。と私に釘を刺した。

幼い私は、祖母から溺愛されていたようだ。
その異常なまでの可愛がりようを、通夜の席で叔母から、あらためて聞かされた。
ひとつだけ思い出したのは、私を見つめるときの祖母の目は子供心にも妙に悲しげに映っていたことだった。

久しぶりに会った従兄弟たちと、昔の怪我の自慢話や祖母の古い家での話をしていて、奇妙な符号に気づいた。

私は11歳のとき頭に大怪我をし、それから4年経って右手を火傷し、さらに7年経ったときに通学中の交通事故で右脚を骨折していた。

今年はそれからちょうど9年目にあたる。

私はもうすぐ31歳になる。



出典:田島照久「ホラー・マーケット」
337:777 :

2017/01/15 (Sun) 20:08:50

「ゆびきりむら」の話。

これから書きます話は、今から三十年以上昔にTV番組「ウィークエンダー」にて紹介された事件です(って、歳がバレるなぁ…)

昭和五十年代にその事件は起こった。
場所は九州の、かつて炭鉱で栄えていたが鉱山が閉鎖されてすっかりさびれた村。
そこで一人の男が農作業中にあやまって草刈り機で自分の足の指を切断してしまった。
これだけなら日常の範疇でよくありがちな話なのだが、この出来事を境に急にこの村では、不思議と村人達の手足の欠損事故が頻発するようになった。(文字通り異常としか言い様のない頻度で)

手足の指、耳、目の欠けた村人達が現れ始め、隣の町村の人達はこの村を指して「何かの祟りだ」と噂し合った。

ついには保険会社が内偵を始め、そこである事実が浮かび上がってきた。

最初に書いた通りこの村は、炭鉱夫達がいた頃には彼らが毎日落とす金で活気に満ちていたのだが、廃鉱が決まると村の人達に対し、国や公団から多額の一時金が支払われた。
その中には(自宅通勤の)村出身の炭鉱夫達もいたので、鉱夫のいる世帯は『鉱山会社からの退職金+国・公団からの一時手当』の大金が舞い込み、彼らは新たな仕事に就く事もなく家を新築する、自宅に芸者を呼ぶ、家族総出でハワイに旅行、といった調子で大金を浪費し続けた。

やがて手持ちの金も底を尽き始め、さりとて今さら昔のつつましい生活に戻れなくなった彼らが取った行動というのが…

カンの良い人ならもうわかっただろう。そう、保険金詐欺である。
金を遣い続けるために、彼らは保険をかけた自分の体を切り刻んでいたのだ。

保険会社がこの事実を突き止め、彼らを詐欺罪で告訴する準備を進めていた矢先、その相手の一人から一本の電話が。

『大変だ。農作業中にあやまってカマで自分の赤ん坊の首を…』

この件で警察も動き出し(やはり内偵はしてたらしい)、詐欺、犯罪幇助(ほうじょ)、そして保険金目当ての嬰児(えいじ)殺害でついに皆御用となったそうだ。

以上、金のために畜生道にまで堕ちた人たちの村、『ゆびきりむら』のお話でした。
338:777 :

2017/01/15 (Sun) 20:16:48

そこは、なんの変哲もない日記サイトだった。
ただ、インフルエンザらしき高熱で苦しいと書いてあった。

一人暮らしで苦しんだ経験があるので、ぼくも辛さはよく分かる。
だけどもちろん何もしてやれない。

数日後にふと思い出してそこを訪れてみた。
どうやら死んだみたいだ。
なんて書いてある。
葬式も火葬も済んで、親が泣いてるのをぼんやりみてたとか、部屋は今まで通り残されているとか。
そういうサイトだったのか?
と思って過去ログを読んでみたが、それまでは普通の日常を並べてるだけだった。
今時珍しいくらい家族で仲がいい、幸せそうな若者だった。
この日から突然こんな事を言いだしている。
本人も困惑しているらしい。
自分の置かれている状況がよく分からずに。
どうやってサイトを更新しているのか、などの詳細は書かれていなかった。
だから、これも当然冗談なんだろう。と思っていた。
もともと確かめる術はない。
誰が管理人なのか、知らないのだから。

サイトの更新は続いていた。
彼の存在には周りの人間は気づいていない。
だから、普段は見えなかった本音が聞けたと。
いつもは仲の悪かった妹が、自分の死で泣いてふさぎ込んでることに心を痛めていた。

妹だけではなかった。
両親とも、彼の死後に元気を取り戻すこともなく、会話も無く家中が暗く落ち込んでいるらしい。
妹は学校をさぼるようになり、親もとがめない。
両親は沈痛な顔で会話も少なく過ごしていると。
見ていて楽しい内容ではないが、この後どうなるのか気になって、サイトをちょくちょく覗く日が続いた。

そして2週間ほどたったある夜。
突然切迫した内容が書かれていた。
両親と妹が自殺しようとしている。
ガムテープや練炭を購入して。
自宅のガレージでやろうとしてるから、誰か止めて欲しいと。

そして、自宅の住所と電話番号が書いてあった。
その内容が書かれた時刻は、ほんの10分前だった。





339:777 :

2017/01/15 (Sun) 20:20:44

本当なのかこれは。
とても迷ったが、試しに自宅の電話番号にかけてみた。
が、つながらない。
話し中のツーツー音が聞こえていた。

さらにずいぶん迷ったが、110番にかけることにした。
もしもこれがいたずらでも、こちらが怒られることはないだろう。

110番はすぐに出た。
ネットで見た内容を伝えた。
ガレージで自殺しようとしている家族がいると。
それだけで、電話の相手は了解してくれた。

「●●県××市の件ですね?」

同様の電話が多数寄せられているらしかった。

サイトを開いてみると、警察が来て家族をすぐ発見して保護してくれたと書いてあった。
信じて動いてくれた人たち、ありがとう。
そう書いてあった。

その後、サイトが更新されることはなかった。

2ヶ月くらい経った頃、ある出版社から電話が来た。
あのとき110番した人ですよね?と。当時サイトにアクセスして110番した人に話を聞いて回っているらしい。
そういう情報が伝わってしまうものなんだなと妙に感心した。
電話でいろいろ質問に答えた後、こちらから逆に聞いてみた

「その後、あの家族はどうなりましたか?」

彼の死後も更新されていたあのサイトを、事件後に家族は初めて見たらしい。
いろいろ思うことがあったんだろう。
今ではしっかり立ち直って生活を送っているとのことだった。


340:777 :

2017/01/16 (Mon) 09:25:07

幼稚園の頃、同級の子が車に撥ねられて死にました。


それから月日が経ち、小学校4年の時に、そいつが転校生として私のクラスにやって来たので面食らった。

幼稚園の時に同級だった内の4、5人が当時のクラスメイトに居て、皆んなで昼休みに体育館裏に集合し、

「あいつ、事故で死んだよな。どういうことだ?」

とパニックになって激論したが結論出ず。

本人には、まさか「おまえ、死んだはずだよな」などと言えないので普通にクラスメイトとして過ごしていたが、皆んなビクビクものだったよ。

その転校生と話をすると、確かに同じ幼稚園に居て、私の事も覚えていた。

本人の話によると、父親の仕事の都合で小学校からは別の土地に移り、今回また父親の転勤で帰って来たんだと。別に事故になんか遭っていないし、ましてや死んでなんかいない。
それなのに、幼稚園の同級生が何人もそいつの葬式に参列した覚えがあり、確かに死んだはずだと思っていたのはとても不可解で、今に至るまで嫌な気分にさせられている。


しかも最近、仕事先で偶然、幼稚園以来一度も会っていなかった友人と再会し、懐かしい話に花を咲かせたが、ふとそいつが

「そういえば、幼稚園の時に交通事故で死んだやつがいたよな」

と例の男の名を挙げて話をし始めた時は、さすがに気の遠くなるような寒気を覚えた。

霊体験も全然した事のない自分だが、今でもこの件については納得のいく結論が出ない。
341:777 :

2017/01/17 (Tue) 20:34:43

学生の頃の思い出。

僕が行ってた大学はわりと全国から入学者が集まる学校で、新入生の9割くらいは寮に入っていた。
寮の部屋は広さは6畳弱ぐらい、間口よりも奥行きが長い長方形の部屋で、金属製のベッドと机が各部屋に備えられていた。
水道と小さなシンクはあるがトイレ、キッチン、ランドリーは共同で各階に、風呂は共同棟に銭湯のようなものがあった。

男子棟、女子棟と別れてはいたが寮監みたいなのは無く出入りは全くの自由だった。
ベッドと机は移動できたので各自他に必要な家具や小さい冷蔵庫などを持ち込んで、自由に配置して自分の部屋を作っていた。
そんな寮で暮らしていた1年生の時の話。

寮と言っても前述のとおり出入りは自由だったので、僕らはよく男女問わず誰かの部屋に集まってゲームしたり朝まで飲んだり話し込んだりしていた。

その夜は同級生の女の子の部屋で数人で集まって飲んでいた。
その子の部屋はベッドと机を部屋の奥の窓のほうに配置し、玄関ドアを開けてすぐの所に割と大きなスペースをとってコタツを置いていた。
このコタツのおかげでみんながよく集まる部屋になっていた。
342:777 :

2017/01/17 (Tue) 20:37:46

12時に近くなった頃、何人かは自分の部屋に帰り、その部屋には部屋主の子ともう一人の女の子、そして僕の3人になった。
みんないい加減酔って眠くなっており、部屋主の子がベッドに入ってしまうと、僕ともう一人もコタツに入ったままなんとなく横になりそのままうとうとと寝てしまった。
空が白けてきた頃ふと目が覚めるとまだ2人は寝ている。
僕は少し朦朧としながらも急に下心が湧き出し、コタツの向こう側に寝ている女の子の下半身を見てみたくなり、コタツ布団をそろっと持ち上げ、音がしないように体をねじりながら中を覗き込んだ。

一瞬の事だった。
ありえない物を見て僕は持ち上げた布団を床に叩きつけるように閉じた。

尻と足が見えるはずのコタツの中に彼女がうつ伏せになって腕を顎の下で組んだ状態で頭を上げてこちらを見ていたのだ。

一瞬で目が覚めた。
コタツの外では当然彼女が寝息を立てている。ちゃんと頭も見える。

見間違いかと思ったがもう一度コタツの中を確かめる勇気はなかった。
それから部屋主の女の子が起きるまでの小一時間、身動きも出来ずに目だけが冴えながらまんじりともせず過ごした。

当然コタツの中を覗いた事など本人に言えるわけもなかったがその後は一切その子に変わった事はなかった。
その部屋で変な事があったのもその一度きりだけだった。

でも僕はそれからコタツの中を覗けなくなった。


343:777 :

2017/01/20 (Fri) 08:59:17

ある年の夏の終わり頃の事でした。
私が住宅街の中にポツンとあるカフェバーで働いていた時の話です。

その店はあまりお客も来ず、私と友人達の恰好の溜り場となっていました。

ある時、いつものように開店準備をしているところに、友人が彼女を伴いやって来ました。
普段は私達の笑いの中心にいるとても明るい奴なのですが、その日に限って妙に無口で顔色も悪いように見えたので、少し心配になったのを覚えています。

取り敢えず、私は声をかけました。

「どうした? 元気ないじゃん。何かあったのか?」

「ああ、すげぇー怖い事があった…」

「何だよ、怖いことって。また幽霊か?」

「……」

しかし、それっきり彼は黙り込んでしまいました。

彼女もまた彼に口止めされているらしく、何も話してはくれませんでした。

彼は霊感が強いようで、これまでにも何度か自分の不思議な体験談をしてくれていたので、私としては「ああ、また幽霊なんだな」という感じでした。
ただ今までと違っているのは、いつもは無理にでも聞かせようとするくらいだったのですが、今回は何も話そうとせず、頭を抱えてじっと黙り込んでいるのです。

私は段々好奇心を抑えられなくなり、どうしても聞き出してやろうという気になりました。
その後、何とかその話を聞き出そうと、彼とその彼女にしつこく尋ね続けました。
すると彼はやっと重い口を開き、不思議な体験を語り出したのです。
それは、このような話でした…。

344:777 :

2017/01/20 (Fri) 09:01:42

その日彼は専門学校の研修旅行を終え、自宅のある駅に到着した時にふと家の鍵を忘れてしまっているのを思い出し、念のため家に電話を入れてみる事にしました。

人の居なくなる事が稀な家なので、やはり数コールで誰か出ました。

「もしもし、俺だけど。いま○○駅。鍵がないから、鍵開けといてよ。お願いねー」

そう一方的に喋ると電話を切ってしまいました。
そしてバスに乗り、家路についたのです。

家に着くと、困った事に鍵が開いていませんでした。
彼は不信に思い家の周りを見て回りましたが、家の中には人の気配が無く静まり返っていました。

しかし、数分前までは誰かが電話に出ていたので、どこか窓から見えない所に居るのだろうと思いました。
そしてもう一度電話をしてみようと思い、近所のタバコ屋の店先にある公衆電話へと向かいました。
電話をしてみると、また数回のコールで誰かが出ました。

「ガチャッ。…………」

「もしもし、俺だけど」

「…」

「もしもし!もしもし!!」

「………」

「もしもーし!!」

「…………」

「もしもし!俺だってばっ!!」

「……………」

なぜか相手は黙ったままでした。

その後数分置きに電話をしてみたのですが、どうしても通話が出来ない状態なので電話の故障だと思い、家の前で家族を待ってみることにしました。


345:777 :

2017/01/20 (Fri) 09:04:46

暫くは家の前で途方に暮れていたのですが、突然、玄関脇に緊急用の予備の鍵を隠してあった事を思い出し、やっと家に入ることが出来たのです。

しかし家の中は静まり返っていて、どの部屋にも人の気配はありませんでした。
また、電話にも異常は見られず、きちんと使用できる状態だったのです。

これはおかしいと思った彼は、もう一度だけ公衆電話から電話をかけてみることにしました。
そして、きちんと鍵が掛かっている事を確認し、先程の公衆電話へと急ぎました。

少し緊張しながらダイヤルすると、先程のように誰かが電話に出たのです!

驚きながらもまだ家族の悪戯の可能性を捨て切れなかった彼は、電話の相手に呼びかけたのです。

「もしもし」

「……」

「もしもし、姉ちゃんなんだろ!答えろよ!!」

「……」

「オマエ誰なんだよ!!答えろってば!!」

「………」

暫く呼びかけても一向に相手が応答しないので、彼はこれで最後だと思い、こう呼びかけたのです。

「オマエ誰なんだよ。そこにいるのは判ってんだよ!誰かいんだろ!!」

すると、長い沈黙の後、

「……ダレモイナイヨ……」

と、初めて相手が答えたそうです。
今まで一度も聞いたことのない、どこか遠くの方から聞こえてくるような雰囲気の声でした。
彼はびっくりして受話器を叩きつけると、家へと急ぎました。

そして、家に着くとすぐさま家中を見て回ったのですが、鍵の開いている窓もなければ、人の気配もしなかったそうです。

しかし一つだけ、彼を再びゾッとさせた事がありました。
それは、居間の電話の受話器が外れて床に置いてあった事です。

私は今だにこの話をしたり聞いたりすると鳥肌が立ち、体中の毛が逆立つのを感じるのです。
346:777 :

2017/01/21 (Sat) 20:51:44

三人の大学生が肝試しのために近所でも有名な心霊スポットの「○○家」と呼ばれる廃屋にやってきた。

そのうちの一人がビデオカメラを持って探索の記録を録ろうとした。
そしてほかの二人がテレビのレポーターのようにマイクを持つ振りをしながら廃屋へと入っていった。

「どうもー××でーす!おじゃましまーす!」
「怖くてあまり人が来ていないのでしょうか、あまり散らかってはおりません。」
「これはなんでしょうか?どうやら指輪のようです。ルビーでしょうか?」
レポーター役の一人が居間の隅に落ちていた青い指輪を拾った。意外な掘り出し物に3人は喜んだ。
そして特に心霊現象もないために廃屋を出ることにした。 もちろん指輪は持って帰った。
「どうも、指輪までありがとうございましたーおじゃましましたー!」

さっそく三人は部屋でさきほど録ったビデオを上映した。
「しばらくしたら指輪は売りにいこうぜ」等と軽口を叩きながら再生ボタンを押した。
347:777 :

2017/01/21 (Sat) 20:53:49

廃屋の前でマイクを構えた振りをしている一人が映し出された。
おまえテレビ写りわりーなー等と冗談を言っているうちに廃屋へ入るシーンになった。
「どうもー××でーす!おじゃましまーす!」

『いらっしゃい』

女性の声が入りこんでいた。
三人は固まったままビデオを見た。
「怖くてあまり人が来ていないのでしょうか、あまり散らかってはおりません。」
『ほめてくださってありがとうございます。』
「おっとこれはなんでしょうか?どうやら指輪のようです。ルビーでしょうか?」
『うちの家宝のルビーです。持っていかないでくださいね。』
しかし、指輪はレポーター役のポケットに入れられて廃屋を出るシーンになった。
「どうも、指輪までありがとうございましたーおじゃましましたー!」

『ちょっと待て!』

低く、ドスの利いた声が飛び込んできた。
ガタガタ震える三人。
そして傍らにあった電話が鳴った。
受話器を取る。

『○○です。どうして指輪を持っていってしまったのですか?指輪を返してもらいに本日そちらへうかがいますね…』
348:777 :

2017/01/21 (Sat) 20:59:52

昨日の夜だけど、仕事から帰って焼酎のお湯割り飲んだら眠くなってきたんで床暖になってるカーペットの上でうつぶせで寝てたんだよ
したら耳元で声が聞こえてきた

「竣工が遅れるとマズいですね」

「いっちょう景気づけに発破使いましょう」

こんな内容だったんで、テレビをつけっぱなしにして工事関係の番組をやってるんだと思った

起きてテレビを消そうとしたんだが、体が動かなかった
金縛りってやつじゃないかと思ったが、初めての経験なんでよくわからんかった
で、とにかく目を開けようと思って頑張ったら大量の涙とともにうっすら目が開いたんだよ
したら目の前のカーペットの上に、ブルドーザーやクレーン車があった

ミニカーよりだいぶ大きいくらいのやつだがどっちも20cmないくらいだった
それとよ、その工事車両に釣り合うような大きさの人間が2人いたんだよ
5cmくらいかなあ どっちも作業服を着てヘルメットをかぶってた

そいつらの話してる声が聞こえてたんだと思った
相変わらず体はピクリとも動かなくて息も苦しかった

そいつらは

「発破ですかー 危険があるんじゃないですか」

「いや、こういうことは初めが肝心だから」

こんな会話をしてたがやがて背中のほうからガガガガという機械音が聞こえてきたんだ

俺の尻のあたりに何かが乗ってて動いてる感じがした




349:777 :

2017/01/21 (Sat) 21:02:22

めりめりめりという感じで、ズボンがパンツごとめくられていくのがわかった
それで尻までむき出しになってしまった

「重機の作業終了しました」

という叫び声が聞こえ

「発破セットします」

そのとき尻の穴に違和感を感じたんだよ

「全員退避ー」

俺の目の前にいるやつらがこっちを見てて若いほうが

「こいつ目開けてますよ」

って言った
したら年配のほうが

「じゃ、起爆スイッチ見せてやるか もってこい」

するとまた別のやつが箱みたいなのを持ってきた
3人はニコニコ笑いながら俺のほうを見て

「監督、お願いします」

「じゃあいくで」

「発破ーー!!!」

監督と呼ばれた小人が箱の横棒を押し込んだ瞬間

ドガーン 

肛門に激烈な痛みを感じたんだ

「ひええええええええ〜〜」

金縛りがとけて俺は立ち上がったしたらまわりには工事車両も小人もいなくなってて下半身むき出しで尻の穴が信じられないほど痛かったんだ

カーペットにぼたぼた血がこぼれてて救急車呼ぼうかと思ったくらいだったが恥ずかしいからティッシュを尻に詰めてタクシーで救急外来に行ったんだよ

待ってる間も痛くて身がよじれそうだった
やっと俺の番になって尻を見た当直の医者が

「これ八方に裂けてますね 肛門爆破されたんでしょう
 最近よくあるんですよ」

って言ったんだ


350:777 :

2017/01/21 (Sat) 21:06:43

人間って、死が近づくと死臭がするよね。

介護の仕事をしていた時、亡くなるお年寄りは3、4日前から死臭を漂わせてた。 それも、その人の部屋の外まで臭うような、かなりハッキリした臭い。
病気や衰弱が酷いわけじゃなく、突然ポックリ的な逝き方をする人でもそう。

自分では、データに出なくても細胞の一部が壊死し始めていて死臭に似た臭いを発するんだろうと、勝手にシロウト解釈してた。

仕事柄、湯灌や死化粧なんかに馴れていたから、特に気味悪いとも思わなかったし、病院や電車内やデパートでもそういう臭いの人がたまにいたけど、「ああ、深刻な症状が潜伏してるんだな。お気の毒に」程度にしか思わなかった。

でも先日、久しぶりに会った古い知人が強い死臭をまとってたの。ゴルフが趣味の精悍な男性で、本人も「人間ドックでは優等生」と笑っていたので自分の気のせいだろうと思ってたんだけど、その2日後に不慮の事故で亡くなってしまって、昨日お葬式に行って来たところ。

本当に事故だし、健康な人だから細胞が腐敗していたとは考えられない。

どうにも腑に落ちない現象です。



351:777 :

2017/01/22 (Sun) 20:14:41

以前、アパートで一人暮らししていたんだが、階下の住人がヤバかった。
「てめぇ、ドスドスうるせぇんだよ!」
鬼のような形相でうちに怒鳴り込んでくるのだ。
「体操でもやってんのか?? 眠れねぇよ! 下の迷惑も考えろッ!」
掴みかからんばかりの勢いでまくしたてるんだが、俺は家にいるときはゴロ寝で本ばかり読んでたし、間違ってもドッタンバッタンしてない訳で合点がいかなかった。
でも、相手は怒り狂っているしヤー系の風体。
半端なく怖いので、合点がいかないながら、いつも謝罪してはどうにか帰ってもらっていた。
神経質な人なのかな・・・。

そのうち、彼が怒鳴り込んでくる事がなくなったかわりに、妙な
「ドスッ! ドスッ!」という音が聞こえてくるようになった。
床からだ。
という事は、階下の住人が、何かを天井にぶつけているに違いない。
うるせーのはそっちだろ! いや・・・これはもしかして、俺への仕返し・・・?
なんか気味が悪くなって、どうしようコレと悩んでいたところ、階下の住人が唐突に逮捕された。町中で知らない人を殴ったという。
彼は重度のシャブ中で、かなり精神を病んでいたらしい。
俺がうるさいというのも幻聴・幻覚の類いだったに違いない。

そして、大家が教えてくれたんだけど、ゴミで散乱した室内にアルミの棒に出刃包丁をくくりつけた即製の槍があって、それで執拗に天井を突いていたらしい。
天井は板や梁がすっかりえぐれ、クレーター状の穴になって、もう少しで俺の部屋の畳が見えるところまできていたらしい。
352:777 :

2017/01/24 (Tue) 13:04:31

学生の頃、駅前のファーストフードで試験勉強をしに行った。
夜の空いてる時間帯に。

そこは友達がバイトしている店で、夜は静かだから勉強しやすいと聞いていた。

2階の客席で空いてる席を探す。
離れたところに勉強してる人が4人。
それぞれ音楽を聴きながら勉強してたり、時々携帯をチェックしながら勉強していたり。

その中に一人、ずっと顔も上げず集中してる女の人がいた。
横顔がちょっとキレイだったので、なんとなくちらちらと目が行ってしまう。
けれど、何度見てもその人は下を向いて一心に何か書いてるだけだった。

トイレに立って戻るとき、妙なことに気が付いた。
その店は、椅子の席やソファタイプの席などがある。
例の女性はソファの席で、後ろは壁になっていた。
さらに席の隣には、取り囲むようにテーブルが置いてあった。
席を立って移動するには、テーブルを乗り越えるか、どかさないといけない。
よっぽど神経質で、自分のエリアを作ってしまいたかったんだろうか。
ちょっと引いた。

次の夜もその店に勉強しに行った。
やっぱり静かで勉強ははかどるのだが、あの女性がまた同じように席を作っていたのが気になった。
前の晩もそうだったが、その日も深夜にぼくが帰宅とき、彼女はまだ勉強を続けていた。

353:777 :

2017/01/24 (Tue) 13:06:35

さらに次の日の昼、他の友人とその店に行くことなった。
これで3日連続だと笑っていた。

夜とは違ってにぎやかな店内だったが、ある一角だけ空いている。
例の女性が座っていたところ。
夜と同じように、その座席はテーブルで閉ざされていた。
女性はいなかったけど。

周りの席にも人はいなかった。
ぼくらもなんとなくもっと混んでる方で食事した。

食べ終わってからしばらくおしゃべりして帰るとき、バイトの友人が出勤してきた。
挨拶のついでに2階の座席について聞いてみた。

「あれね。なんでだろ。あのままにしておけって先輩に言われてるし」

との答えだった。

「ず〜っと掃除もしてないから、ほこりがたまってて汚いんだけどね」

とも言われた。慌ててもう一度2階の座席を見に行った。
テーブルにも座席にも、うっすらとほこりが溜まっていた。
指でなぞると白くほこりが付いた。

そして、テーブルには細かく何か文字が書いてあるのに気が付いた。
ざっと2〜3行読んだだけだが、乱れた文字で人生のつまらなさを書いてあるようだった。

そして「死にたい」と言う文字を見つけたとき、それ以上読むのをやめた。

知らなくていいことを知ってしまった気がした。

次に店に行って、あの女性がいたら、目が合ってしまうような気がした。
だから、その日から夜の勉強はやめた。

354:777 :

2017/01/24 (Tue) 13:09:53

1926年(大正15年)12月にあった『良栄丸』という漁船の遭難事故で、発見された航海日誌の内容の一部。
…と言われているが、実際には改ざんされた内容が都市伝説的に伝えられている可能性もあり。
355:777 :

2017/01/24 (Tue) 13:11:35

「12月27日。カツオ10本つる」

「1月27日。外国船を発見。応答なし。雨が降るとオケに雨水をため、これを飲料水とした」

「2月17日。いよいよ食料少なし」
「3月6日。魚一匹もとれず。食料はひとつのこらず底をついた。恐ろしい飢えと死神がじょじょにやってきた」

「3月7日。最初の犠牲者がでた。機関長・細井伝次郎は、「ひとめ見たい・・・日本の土を一足ふみたい」とうめきながら死んでいった。全員で水葬にする」

「3月9日。サメの大きなやつが一本つれたが、直江常次は食べる気力もなく、やせおとろえて死亡。水葬に処す」

「3月15日。それまで航海日誌をつけていた井沢捨次が病死。かわって松本源之助が筆をとる。井沢の遺体を水葬にするのに、やっとのありさま。全員、顔は青白くヤマアラシのごとくヒゲがのび、ふらふらと亡霊そっくりの歩きざまは悲し」

「3月27日。寺田初造と横田良之助のふたりは、突然うわごとを発し、「おーい富士山だ。アメリカにつきやがった。ああ、にじが見える・・・・。」などと狂気を発して、左舷の板にがりがりと歯をくいこませて悶死する。いよいよ地獄の底も近い」

「3月29日。メバチ一匹を吉田藤吉がつりあげたるを見て、三谷寅吉は突然として逆上し、オノを振りあげるや、吉田藤吉の頭をめった打ちにする。その恐ろしき光景にも、みな立ち上がる気力もなく、しばしぼう然。のこる者は野菜の不足から、壊血病となりて歯という歯から血液したたるは、みな妖怪変化のすさまじき様相となる。ああ、仏様よ」
356:777 :

2017/01/24 (Tue) 13:13:06

「4月4日。三鬼船長は甲板上を低く飛びかすめる大鳥を、ヘビのごとき速さで手づかみにとらえる。全員、人食いアリのごとくむらがり、羽をむしりとって、生きたままの大鳥をむさぼる。血がしたたる生肉をくらうは、これほどの美味なるものはなしと心得たい。これもみな、餓鬼畜生となせる業か」

「4月6日。辻門良治、血へどを吐きて死亡」

「4月14日。沢山勘十郎、船室にて不意に狂暴と化して発狂し死骸を切り刻む姿は地獄か。人肉食べる気力あれば、まだ救いあり」

「4月19日。富山和男、沢村勘十郎の二名、料理室にて人肉を争う。地獄の鬼と化すも、ただ、ただ生きて日本に帰りたき一心のみなり。同夜、二名とも血だるまにて、ころげまわり死亡」

「5月6日。三鬼船長、ついに一歩も動けず。乗組員十二名のうち残るは船長と日記記録係の私のみ。ふたりとも重いカッケ病で小便、大便にも動けず、そのままたれ流すはしかたなし」

「5月11日。曇り。北西の風やや強し。南に西に、船はただ風のままに流れる。山影も見えず、陸地も見えず。船影はなし。あまいサトウ粒ひとつなめて死にたし。友の死骸は肉がどろどろに腐り、溶けて流れた血肉の死臭のみがあり。白骨のぞきて、この世の終わりとするや・・・・」
357:777 :

2017/01/24 (Tue) 14:05:15

家族で鳥取県に旅行に行ったときの話です。
私が小学生だった頃、私の家族は夏休みに父の実家がある鳥取県に旅行に行くのがお決まりでした。
実家に4、5泊した後、温泉旅館に1、2泊というのが多かったと思います。
話はその温泉旅館での事です。

その頃、私は第二次反抗期に差し掛かった時期で、家族と一緒なのが嫌だったので先に一人で温泉に入りました。(笑
一足先に温泉に入った私は両親と弟が温泉に行ってる間、部屋でテレビをみて家族が帰ってくるのを待っていました。
時刻は10時頃だったと思います。

私はテレビに飽きたので持ってきた携帯ゲーム機でもやろうと思いのそのそと四つ足でテレビまで這っていって電源を切りました。
その時、何気なく消えたテレビのブラウン管を見た私は自分の目を疑いました。
テレビの湾曲したブラウン管には魚眼レンズのように部屋のほぼ全体が映っていました。

中央には私が映っています。その背後。部屋の対角線にあたる角。そこに誰かが映っているのです。
浴衣姿の女の人でした。部屋の隅を向いているので顔は分かりません。
しばらく私はテレビの電源を切った四つん這いの姿勢のままで固まっていました。
何十秒か何分か経ちました。
私も背後の浴衣姿の女の人も動いていません。
その時意識せずに指が動いたのでしょうか。テレビが再びつきました。
358:777 :

2017/01/24 (Tue) 14:07:38

私は金縛りが解けたかのように反射的に振り向きました。
……誰もいません。部屋の隅には女の人などいませんでした。
楽しげなテレビの音が流れ、私はさっきのは現実だったのか分からなくなりました。
私はもう一度テレビの電源を切りました。
何故かは良く分かりません。

安心して好奇心が出たのかもしれません。
さっきのが夢だったという証拠が欲しかったのかもしれません。
…しかしテレビのブラウン管には、同じように浴衣姿の女の人が映っていました。
私は信じられない思いでじっと彼女を見つめました。すると彼女の肩が見られているのを感じたかのようにピクリと動きました。
……気付かれた!

そう思いました。そして私は今度こそ泣きそうになってしまいました。
その女の人が振り返り始めたのです。
顔は見たくない!!
横顔が見えた瞬間、私は目をつぶりました。
私は温泉から帰ってきた家族に起こされました。テレビの前で眠っていたそうです。

あれが夢だったのかは今も分かりません。
359:777 :

2017/01/24 (Tue) 15:04:17

俺が小学生だった時の話。

俺の両親は共働きだったため、小学生だった俺は学校が終わると近所に住んでる叔母の家に行き、母親が仕事から帰ってくるまで叔母宅で面倒を見てもらっていた。

叔母の家には高校生と中学生の姉妹がいて、どちらもかなりの美人で有名だった。特に中学生の妹に俺はよく遊んでもらって可愛いがってもらっていた。

ある日、いつものように学校帰りに叔母宅に行ってチャイムを押したら留守らしく誰もいなかった。
玄関の鍵は掛かっていなかったので、俺は家に上がって叔母か姉妹が帰ってくるのを待つ事にした。

何度かこうゆう事もあったので俺は特に気にもしなかった。
そしてその日、俺は姉妹が先に帰ってきたら驚かせようと思い立ち、姉妹の部屋の押し入れに隠れておく事にした。
いきなり押し入れから俺が飛び出してきて驚く姉妹の顔を想像し、姉妹どちらが先に帰ってくるかワクワクしながら二階の姉妹の部屋へと向かった。
小さい家だったので姉妹で一部屋なのだ。

部屋に入り普通にガラッと押し入れを開けた瞬間、なぜか叔母宅の隣に住んでるおやじ(妻子持ち当時40代後半)が押し入れに潜んでいてバッチリと目があった。

俺は男ながらもあまりの予期せぬ事態と恐怖に、足をバタつかせながら絶叫した。
360:777 :

2017/01/24 (Tue) 15:05:32

おやじは「あー見つかっちゃったー。驚かせてごめんね。おばさんに言わないでね。」というような事を言い捨て、そそくさと帰って行った。
俺はその後しばらくぼうぜんとしていたが、すぐに帰ってきた妹、遅くに一緒に帰ってきた姉と叔母にソッコーその出来事を報告してやった。

話によると、叔母は俺が帰ってくる少し前に、姉と買い物する用事で出掛けたのだが、家を出る時に隣のおやじに会い、世間話ついでに姉と遅く帰る事を伝えたらしかった。

その夜は、叔父と俺の親父も参加し、この事件の話し合いが開かれた。そして隣のおやじを呼び出した。

当時小学生だった俺には詳しい事は聞かされなかったが、実は隣のおやじは叔母と姉の帰りが遅くなるのを知って、妹にイタズラしようとしていたらしい。
それで部屋に潜んでいたところを俺に見つけられたみたいだった。

潜んでいた押し入れから、おやじが落とした包丁も発見された。
脅すつもりで危害は加えるつもりはなかったと涙ながらに訴えたらしい。

隣のおやじも俺に見つかった時かなりビビって包丁を落とした事も忘れてしまったらしい。

隣のおやじはそのあとすぐに引っ越した。
子供もいて反省もしているという事で、話し合いの末に警察には連絡しなかったらしい。
という話を、先週やっと母親が口を開いて教えてくれた。

361:777 :

2017/01/26 (Thu) 21:21:30

寂れた飲み屋で一枚の写真を手に上司が話してくれた。

「お前も知ってるだろうけど、俺は山に行くんだ。写真を撮りにね。

大学の頃から山はしょっちゅう登ってたから、技術には自信を持ってたんだけど、今から15年くらい前かな。
あまりにいい景色だったんで夢中でシャッターを切ってたら、足を滑らして転げ落ちちゃったんだ。

根が卑しいのかカメラをしっかり持ってたんだけど、なんとか体を引っ掛けることが出来た。

でも危険な状態だった。
一メートル先は完全な崖だったんだ。
なんとか体はとどめているけど、いつまた滑り出すか分からない。

その時上からザイルがするすると降りてきたんだ。
カメラを首にかけて夢中で登ったよ。
安全なとこまで登りきって一息ついたんだけど、誰もいない。
叫んでみたけど返事もないんだ。
是非お礼を言いたかったのだが、仕方がないと思ってその日は山を降りたんだ。

家に帰って写真を現像してみると、山の写真の中に一枚見覚えのない写真があるんだよ」


と言って上司は写真をよこした。
崖に引っかかっている時に偶然撮れてしまった写真らしい。

そしてその写真の真中に崖の上から覗きこむようにして男の顔が映っている。

「俺はこの人にお礼が言いたくていつもこの写真を持ち歩いてるんだ。だけど…お前、分かるか?」

写真の男の顔は皺だらけであったが上司の顔にそっくりであった。

「年々、俺の顔がそいつに似てきてるんだ…」

上司はそれを悩みの種にしているようだった。

しかし俺は思う。
写真の真中で薄ら笑いをうかべるこいつが、上司を突き落としたのではないかと。


数年前その上司は亡くなった。
その死に顔は写真の男にそっくりだった。
362:777 :

2017/01/27 (Fri) 09:45:38

子供も出来て、アパートも手狭になったので、中古の一軒家を買った。

それが、築3年で庭付き駅近、信じられないような格安物件だったんだ。
友人には「事故物件じゃね?」なんて言われたけど、ご近所さんも気さくで優しいし、今時珍しいおすそ分けなんかも頂けるので俺は気に入っている。
妻は、「時々、おこげ入りの失敗作もあるのよ」なんて笑っているが。

しかし、1ヶ月程過ぎた頃から、妻の体調が悪くなり、「視線を感じる。」と怯えるようになった。
やはり、いわく付きなのだろうか?

家が立つ前は何だったのか隣りのおばさんに聞いてみると、
「ああ、うちの畑だったのよ〜。うちの主人がいなくなってからは、手入れも出来ないし、手放しちゃったんだけどね〜。」
おばさんは少し寂しそうにそう言った。

そういえば、おばさんの家族が出入りしている所は見ないな。寂しいから、色々とうちに世話を焼いてくれるのだろう。

日曜日、相変わらず具合の悪い妻に変わり、子どもと遊んでやろうと庭に出た。
以前の住人も子持ちだったのか、小さな砂場がある。そこで砂遊びをさせていると、砂の中から真新しいクマのぬいぐるみが出てきた。

子どもが埋めたのか?手に取ろうとして違和感を感じ、慌てて手を離した。

胴体の部分が赤い糸で縫い直されており、びっちりと針が埋め込まれていた。

先に子どもが触っていたら…ゾッとして警察を呼んだ。

庭で必死に説明したが、あまり真剣に取り合ってもらえなかった。「この2、3年、よくそういうイタズラは聞くんですけどね。」

そんなやり取りをしていると、隣りのおばさんがひょっこり顔を出した。
「どうしたの?」
「気味悪い人形が庭に埋めてあったんです。悪意があるとしか思えません。」
「怖いわね〜。それでお子さんは?」
「え?」
「怪我とかは大丈夫だったの?」

俺は明日にでも引っ越すことを決めた。
363:777 :

2017/01/29 (Sun) 18:55:51

オレが大学生のころ、友達の女の子が覗きに困ってると言っていた。
なんでも向かいのマンションの窓からずっとこっちを見てるんだそうだ。
この2日くらい家に帰って窓の外を見ると男が見てるらしい。

「そりゃ、気持ち悪いね。オレがガツンと言ってやるよ!」
なんて頼もしい事を言ってまんまと彼女の家に上がり込んだ。
彼女の部屋はマンションの裏側で、窓からは裏手のマンションが見えるんだが、窓空けてすぐは駐車場がひらけてて、すこし離れて向かいにマンションがあった。

「あ、今日も見てる・・・。」
あんまり目がよくないので、よく目をこらしてみると、ちょうど向かいにあたる部屋から確かに男がこっちを見てるように見える。座ってるような感じでじっとしてた。
「うわ、本当だ。ってかあれ覗いてんの?」
「違うかな?でもこの2〜3日ずっとこっち見てるから気持ち悪くて・・・。」
オレはもっと近いところからあからさまに覗いてるのを想像してたので、そうしたら怒鳴りつけてやろうかとも思ったけどこれはちょっと怒鳴りつけるって感じでもない。
遠いし。

オレは男にむけて、手でシッシッってジェスチャーをしてみたんだけど、男は無反応だった。
「ん〜、変なやつ・・・。部屋行って気持ち悪いからこっち見んなって言ってこようか?」
「いいよ、怖いから。ありがと。もうしばらく窓開けないようにする。」
んで、その日はいい雰囲気になって彼女の家に泊まった。

364:777 :

2017/01/29 (Sun) 18:57:53

その日から何日かは彼女の家に通ってたんだけど、男は相変わらずこっちを見てる。
でもおかしいのは真夜中でも電気もつけずにこっちを見てるようだし、朝起きて窓を開けてもやっぱりそいつは窓の外を見てた。

いい加減気味が悪くなったので、部屋を訪ねて文句でも言おうと思ったが、彼女が怖いからやめろと言うので警察に通報した。
警察は一応話しを聞いてみると言ってくれた。

それからその部屋にはカーテンがしめられて、警察がちゃんと注意してくれたんだと思って早く電話すればよかったと反省した。

それから彼女と付き合うようになって、2〜3ヶ月経った頃だったろうか。
彼女の家に警察が訪ねてきた。
なんでも向かいのマンションで自殺があったそうなんだが、その自殺した人間というのが、あの彼女の部屋のむかいに見える部屋の男だったそうだ。
以前通報があったので話を聞きにきたということだった。
その時はオレもいて、警察の人に話を聞いたんだけど、どうやらこっちをずっと覗いてた男はロフトみたいなとこのパイプに縄をくくって首をつってたらしい。
ずっと覗いてると思ってたのは既に息絶えて縄でぶら下がってた男だった。
完全にぶら下がらずに、座るような格好で首をつってたのでこっちを見てるように見えたとのことだった。
それを聞いて背筋がゾッとした。
彼女も怖がって、その日は彼女の家を出てラブホテルに泊まった。

365:777 :

2017/01/29 (Sun) 18:59:56

その夜もなんか電気消すのとかも怖くて、あまり考えないようにした。
次の日、学校で友達にその話をした。
「かくかくしかじかで〜警察来て〜、んで自殺だったんだって!」
「それマジで?メッチャ怖いじゃん。」
「だろ?その日彼女ん家いられなくてラブホ行ったよ。」
「っていうか、カーテン誰が閉めたの?」

言われてまた背筋がゾッとした。

そうだよ。オレが通報した後、カーテン閉まったじゃん・・・。

その後すぐ警察に電話して、その事を話した。オレの通報を聞いた警官の話では、一応部屋を訪ねはしたが、応答がなかったのですぐ帰ったそうだ。
「カーテン本当に開いてたの?隙間からかと思ってたよ。」
と刑事が言ってた。
オレの思い違いだっけ・・・?
彼女に確認しようかと思ったけどやめた。

366:777 :

2017/01/29 (Sun) 19:03:36

夜。
雨の降る深い闇の林道で、1人の女が傘も持たずに佇んでいる。

それを見たタクシーの運転手は、その様子を気味悪く感じながらも女の前にタクシーを停車させ乗っていくように勧めた。

女は黙って運転手を一瞥すると、後部座席に乗り込み一言

「×××へ」

とだけ言った。

現在の場所から数十キロも離れた場所の名前であった。
そこまで歩いて行くつもりだったのか…。

運転中、2人の間に会話は無かった。
目的地に到着し、

「着きましたよ」

と言って運転手が振り返ると居るはずの女が消えている。
タクシー運転手の間では有名な都市伝説の一つである。

無論、一般人だろうとこの話を知る人は多いだろう。
しかし、多いだけで“実際にそれを体験した人”というのは一体どれくらい居るのであろうか?残念ながらその数は少ないと思う。

そんな中、昔タクシー運転手であった田中さんがこんな体験談を語ってくれた。
その体験談は、どこかあの都市伝説に似ているような気がする。


367:777 :

2017/01/29 (Sun) 19:06:19

当時タクシーの運転手だった田中さんがその女に出会ったのは、雨の強い夕暮れ時のことであった。

半ば道路に飛び出すようにしてタクシーを止めに入ったその女を、田中さんは危うく轢いてしまうところだったという。

「本当に突然出てきたもんだから、ビックリしたな。最初は怒鳴ってやろうと思ったけど、あの様子見てたら…」

その異様な様子に田中さんは怒鳴ることも忘れてしまったらしい。

この強い雨のなか傘も持たずに、布に包んだ赤ん坊を抱いた女は運転席側の窓を叩き続け

「乗せてください」

と呪文のように繰り返し呟いていた。

「雨に濡れた長い髪が顔にベッタリ貼り付いててな、表情が読み難かったが歳は20代前半位か。目が据わってたのが印象的だったな…それと――」

――それと、赤ん坊の抱き方が奇妙だったという。
右腕で赤ん坊を外側から丸め込むように片手で抱いて、残った左掌をその頭に置いていた。
別に撫でている風も無く、本当にただ赤ん坊の頭に手を置いているようだったという。
368:777 :

2017/01/29 (Sun) 19:09:40

田中さんは後部座席に女を座らせると、何処へ向かうのか訪ねた。

「とにかく近くの病院まで…子供が……急いで!」

何と無く女の事情を理解した田中さんは、今の場所から一番近いであろう病院を思い出すと一気に車を走らせた。

「運転中は喋れる雰囲気じゃなかったな。バックミラーで何度かその女性の様子を見てたんだけど…」

女は俯いたまま我が子に何かを呟きかけていた。
腕はあの“奇妙な抱き方”のまま崩す素振りは一度も見せなかったという。

話し掛ける勇気の出なかった田中さんは、その代り車の速度を上げると病院まで急ぐことにした。

しかし、田中さんはすぐに自分の選んだ選択肢が間違っていたことを思い知らされたという。

大雨のせいもあったのであろうか、突然変った信号で田中さんが急停止したところ、後部座席に座っていた女性がよろけて運転席の背中にぶつかってしまったのだという。

ベリッ

女のぶつかった衝撃が消えると同時に、父の背後で嫌な音が響いた。

「本当に、嫌な音だった。まだ治りきっていない大きなカサブタを、思いっきり剥がしたことある?あれの何十倍も凄い音がしたな」

何かの剥がれるような奇妙な音のすぐ後で、今度は何か重い物が「ゴトッ」
と落ちるような音がした。



369:777 :

2017/01/29 (Sun) 19:14:07

何事かと思い田中さんが振り返ると、女は別段慌てる風も無く落とした何かを拾おうと座った状態から身を屈め、左手を伸ばして床をまさぐっていた。

信号が次に変るまでまだ余裕があったため、田中さんはその様子をずっと眺めていたという。

さっきのこともあるため赤ん坊の安否も気になったのだが、身を屈めた女の胸や頭の下に隠れて赤ん坊の様子はわからなかった。

数秒後、目的の物を掴んだのか女の動きが一瞬止まった。
身を起した彼女の左手には、よく分からない『何か』が鷲掴みにされていた。
丸く、紫がかった奇妙な塊であったという。

女がその『何か』を掴んだままの左手を元の位置に戻すと、

「クチュッ」

という小さな音と共に先ほどと何ら変わらぬ“奇妙な抱き方”が完成した。
その全ての動作を目にした田中さんは、何かに気付いたように目を見開くと、叫びに近い声でこう言ったという。

「降りてくれ!!金は要らないから、出てってくれ!!!」

女は前に振り返った田中さんをバックミラー越しに睨み付けると、ロックの外れたドアを開けて大人しく出て行った。
開きっぱなしのドアから雨音が間断なく響き渡ってきた。

「彼女が落とした物ってのは赤ん坊の生首だったんだ。可哀想に、詮索はしないが一度離れちまったものを彼女は必死にくっ付けようとしてあんな抱き方してたんだろうな。それで急いで病院に連れて行こうとしてたわけだ」

田中さんはそこまで一気に喋り終えると、何かを思い出したように顔を上げ溜息を吐いた。
370:管理人 :

2017/01/31 (Tue) 13:45:47

追いついた!(^o^)
371:777 :

2017/02/12 (Sun) 21:39:28

10年近く経つのに気になってしょうがない話。

中学生の時、俺はいつも通り学校から帰ってから部屋でテレビを見てた。

2時間位経った7時位に廊下から
母親「○○ーご飯だよー!」
俺「まだいい」(確か、好きな番組見てたから)

15分程経った時、ふいに部屋のドアを叩く音。
母親「○○!ご飯食べちゃいなさいよ!」
俺「まだいいって!」

当時、俺の隣の部屋は妹の部屋で、その時妹も隣にいた。
母親は妹にもご飯を食べるようにせかしてる。
母親「××ご飯食べないの?」
妹「後で食べる」

こんなやりとりが聞こえてた。

1時間位経って、電話が鳴った。
誰も出なかったから俺が二階で出たんだけど、その電話母親からで
母親「おばーちゃん家にいるから、10時位に帰るから。」
俺「は・・・?何時からばーちゃん家いるの?」
母親「昼間からずっと来てるよ。」
俺「??わかった…」
下に行ってみたけど真っ暗。
勿論、ご飯の用意なんてしてない。
妹に「さっきお母さんご飯呼びに来たよな?」って聞いたら「うん。」だって。

妹はめちゃくちゃ怖がってたけど、俺は不思議と怖くなかった。

でもいまだに気になる。
誰?
行ったらどうなってた?
メニューは何だった?
って。
372:777 :

2017/02/12 (Sun) 21:43:43

天上縊死

遠夜に光る松の葉に、
懺悔の涙したたりて、
遠夜の空にしも白ろき、
天上の松に首をかけ。
天上の松を恋ふるより、
祈れるさまに吊されぬ。


酒精中毒者の死

あふむきに死んでゐる酒精中毒者(よつぱらひ)の、
まつしろい腹のへんから、
えたいのわからぬものが流れてゐる、
透明な青い血漿と、
ゆがんだ多角形の心臓と、
腐つたはらわたと、
らうまちすの爛れた手くびと、
ぐにやぐにやした臓物と、
そこらいちめん、
地べたはぴかぴか光つてゐる、
草はするどくとがつてゐる、
すべてがらぢうむのやうに光つてゐる。
こんなさびしい風景の中にうきあがつて、
白つぽけた殺人者の顔が、
草のやうにびらびら笑つてゐる。


干からびた犯罪

どこから犯人は逃走した?
ああ、いく年もいく年もまへから、
ここに倒れた椅子がある、
ここに兇器がある、
ここに屍体がある、
ここに血がある、
さうして青ざめた五月の高窓にも、
おもひにしづんだ探偵のくらい顔と、
さびしい女の髪の毛とがふるへて居る。



蛙の死

蛙が殺された、
子供がまるくなつて手をあげた、
みんないつしよに、
かわゆらしい、
血だらけの手をあげた、
月が出た、
丘の上に人が立つてゐる。
帽子の下に顔がある。





まつくろけの猫がニ疋、
なやましいよるの家根のうへで、
ぴんとたてた尻尾のさきから、
糸のやうなみかづきがかすんでゐる。
『おわあ、こんばんは』
『おわあ、こんばんは』
『おぎやあ、おぎやあ、おぎやあ』
『おわああ、ここの家の主人は病気です』



ありあけ

ながい疾患のいたみから、
その顔はくもの巣だらけとなり、
腰からしたは影のやうに消えてしまひ、
腰からうへには藪が生え、
手が腐れ
身体(からだ)いちめんがじつにめちやくちやなり、
ああ、けふも月が出で、
有明の月が空に出で、
そのぼんぼりのやうなうすらあかりで、
畸形の白犬が吠えてゐる。
しののめちかく、
さみしい道路の方で吠える犬だよ。




373:777 :

2017/02/12 (Sun) 21:48:09

某飲食店でバイトしてた時の話。

その店は大手チェーン店で昼どきなんかはそれこそ戦争のような忙しさ。
そんなときある女の子がお客さんにお茶をついで回ってるのに気付いた。
同じ制服を着てるのでバイトの子かと思ったけど、なんせ忙しいのでそれ以上は気にもとめなかった。

次の日もやはりその子はニコニコとお茶をついで回ってる。ふと気付いたのはその子はお茶しかついでない。
それこそ戦争のような忙しさなのに。

昼のラッシュが終わって一息ついたときふと見るとさっきの子はいなかった。
シフトが違うのかと思ってた。

次の日も次の日もその子はラッシュ時しかいない。
おかしいと思って他のバイト仲間に聞いてみようとすると、その子の特徴が出てこないんだよね。

その後バイトをやめることになって、店長と話をしてる時に思い切ってその子のことを聞いて見ることにした。

やはり特徴が出てこないので「お茶をついで回ってる女の子…」まで言ったとき店長の顔が…そうまるで鬼のような形相で睨まれた。

一瞬フリーズするほどの怖い顔。

しかも無言…

これは聞いちゃいけないと思って、話を濁して帰った。

バイトをやめてしばらくたって、その事が気になってた俺は客として行ってみることにした。

昼どき、やはりその子はいた。
ニコニコとお茶をついで回ってる。

俺のとこにお茶をついできた時思い切って話かけようと「あの…」と言ったとき、それまでのニコニコ顔が豹変した。

鬼の形相そうあの時の店長と同じような。
また俺はフリーズした。

結局何も聞けずに店を出るしかなかった。
帰り際にふと見るとやはりニコニコとお茶をついで回ってる。
そして一瞬目が合った。
俺はダッシュで走って逃げた。

その後あの店には行ってないけど、昼のラッシュ時にはやはりお茶をついで回ってるだろう。
お茶かな?

374:777 :

2017/02/12 (Sun) 21:49:46

【母ちゃんからきたメール晒してけ】

124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/11/13(金) 16:42:18 .19 ID:J/NmgoZd0[sage]
ペロがいないのペロがいないのペロがいないのペロがいないのペロがいないのペロがいないのペロがいないのペロがいないのペロがいないのペロがいないのペロがいないのペロがいないのペロがいないのペロがいないのペロがいないのペロがいないのペロがいないのペロがいないの
お隣さんが怪しい怪しい怪しい怪しい怪しい怪しい怪しい怪しい怪しい怪しい

375:777 :

2017/02/12 (Sun) 21:53:41

もう20年以上前のことです。
若いころ手作りパンの職人してたんです。
出身は埼玉県所沢市なんだけど、知り合いのやってる埼玉県K市のパン屋さんで住み込みで働いてました。

ある休みの日、自転車で買い物に行った帰りにオシッコしたくなったんです。
帰り道の途中にある公園のトイレに入りました。
オシッコしてる目の前のタイル張りの壁のあちこちに

「兄より大きな妹」

って、震えるような字で落書きがありました。
別に気にせず用を足して手を洗ってたら、水道の所にある鏡の横にまたいくつも

「兄より大きな妹」

そーとーでかい妹なんだな。 などと思いつつトイレを出て自転車に乗ろうとしたら、サドルに震えるような字で

「兄より大きな妹」

真っ昼間だけど、ぞっとしました。
トイレに入ってたのはほんの2、3分なんですけどね。
トイレの周りには誰もいなかったし、人の気配も感じませんでした。
部屋に帰ってサドルの落書きを洗剤で落としました(油性マジックっぽかったです)
それから二年ちょっとして、職人を辞めてある製パン会社の事務系の仕事をすることになりました。

その会社の出張で大阪府M市に行ったんです。
出張最終日、昼前に仕事が終わって時間が余ったので図書館を教えてもらって行きました(知らない土地の図書館行くの大好きなんです)
二時間ほど館内をうろちょろしてました。
図書館を出るとき、出入口のドアの金属部分に

「兄より大きな妹」

かなりビビりました。筆跡が完全に一致するかどうかなんてもちろんわかりませんが、以前見た落書きと同じように震えた文字です。

これだけのことなんですけど、不思議じゃないですか?

それ以降は落書きは見てないし、身の回りで変なことがあったとかも無いです。

376:777 :

2017/02/12 (Sun) 21:57:37

Aさんは、老舗の漬物屋さんに嫁ぎました。

お義母さんは、いつも和服を着て、背筋がピンとした方で、Aさんは随分緊張しましたが、一緒に暮らしてみると気さくで明るい人でした。

結婚して十数年が経ちました。
二人の子供の母親となったAさんは、その日、次男を幼稚園に迎えに行っていました。
帰宅して、Aさんは首を傾げました。
いつも玄関まで迎えの出るお義母さんが出てきません。
几帳面な人ですから、外出するならAさんに一言あるはずです。

それに家には人の気配があります。

「お義母さん?」

Aさんは奥の客間を何気なく覗きました。

そこにお義母さんがいました。
滅多に出さないお客様用の座布団を前にしてニコニコと微笑んでいます。

「どうしたのですか?」

そう尋ねると、

「お客様なんですよ」

そう答えて微笑んでいます。Aさんはお客様が見えられると思って、お茶菓子を用意していました。ところが、その日来客はありませんでした。

夕食の時、

「お客様は見えられなかったですね」

と言うと、お義母さんはニコニコして

「いいえ。見えられましたよ」

と答えました。

Aさんは首を捻りました。
次男を迎えに言ったのはほんの小一時間です。
その間にお客様が来たとは思えませんでした。

月に一度、お義母さんは客間に座り、お客様用の座布団を前に座るようになりました。
誰も来ないのですが、尋ねると決まって

「来られましたよ」

の返事が返ってきます。
Aさんは不気味になりました。

377:777 :

2017/02/12 (Sun) 22:01:46

毎月二十三日にその儀式が繰り返されます。
呆けたのかとも思いましたが、お義母さんはかくしゃくとしています。

旦那さんに相談しても、首を捻るばかりで、どうも問いただす気になりません。Aさんは客間に行くのが恐ろしくなりました。

ある二十三日の日、Aさんは気になって客間を覗きました。
ぞっとしました。
座布団が増えています。
一二枚の座布団が並べてあります。
お義母さんは小用に立ったのか、姿がありません。
客間に明かりはなく、薄暗い中、線香の香がしました。なにやら人の気配もあります。

Aさんは恐る恐る客間に入ると、そっとお客様用の座布団に触れました。人肌の温もりがありました。
Aさんは後ずさるようにして廊下に出ました。
そして悲鳴を上げました。
お義母さんが無言で立ってAさんを見下ろしていました。
お義母さんはニコニコしながら

「お客様ですよ」

と言いました。

その夜、お義母さんは、急にむせ込み出して救急車で運ばれ、帰らぬ人となりました。

四九日が終わるまでの間、客間には多人数の気配が消えなかったそうです。

Aさんは誰が来ていたのか想像したくないと言っていました。
378:777 :

2017/02/12 (Sun) 22:05:42

いつもお世話になっております。

これから年度末にかけて忙しいのでなかなか投稿出来なくなるかも知れませんが宜しくお願いします
379:管理人 :

2017/02/17 (Fri) 15:11:37

了解でーす
のんびり待ってます( `・ω・´)

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