都市伝説・・・奇憚・・・掲示板 6649948


コピペ千本勝負恐怖版

1:777 :

2016/10/02 (Sun) 09:44:40

管理人様いつも楽しみに拝見させていただいてます。
スレお借りて昔集めた話を掲載していきます。
宜しくお願いします♪
504:777 :

2017/08/14 (Mon) 09:30:37

俺とSは呆然としたままそこから動けなかった。しばらくしてSがゆっくりと立ち上がり鍵を探し出したので俺も黙って手伝った。
そして鍵はすぐ見つかった。逃げるように学校を出た帰り道、Sは俺に今日のことは思い出したくもないから誰にも言わないようにしようということを俺に提案した。当然賛成だ。
その件以来、俺たちは学校でもそれなりに話すようになった。あの話は一言も出さなかったけど。

結局、Sは卒業と同時に俺と別の中学校に行ったため交友関係は途絶えた。
ただ、俺は一方的にSの動向を知っている。何故ならば奴はその後本当に甲子園に行ってプロに入ったからだ。
そして俺の方だがあの事件の後家庭に変化が起こった。単身赴任の父親がこっちの会社への異動がきまって帰ってきて母親の仕事の負担が減ったのだ。
2人ともなんでそうなったか理由が分からなかったらしいものの、とにかくにもそれ以降俺には家族団欒の時間が増えた。
ただ、20代になって1人暮らししてる最近、両親の元への里帰りをサボってしまっている。先日母親からのLINEに「仕事だから帰るのは無理」と返信しようとした。
外から尋常じゃない音でカサカサカサーッと聞こえてきた。俺はその文を全て消して近いうちに帰ると返信。今月中に久々の里帰りが決定した。
Sのやつは20代半ばにもなった現在、1軍で結果を残せずに苦しんでいる。もし、奴が練習をサボっているならばあのカサカサカサーッという音が聞こえてきていることだろう。
ただ、そんなことは無いと信じている。あれだけ野球が好きだった奴だから。例え結果が伴わなくとも努力はしているだろう。
あの蜘蛛に殺されることのないようSには精一杯やってほしい。

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