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コピペ千本勝負恐怖版
1:
777
:
2016/10/02 (Sun) 09:44:40
管理人様いつも楽しみに拝見させていただいてます。
スレお借りて昔集めた話を掲載していきます。
宜しくお願いします♪
617:
777
:
2017/10/26 (Thu) 22:04:48
「何してんの?帰らんの?」
そしたらさあ、彼女、隣のブランコを見ながら言うんだよ。
「この子と話をしてあげないと、淋しがって他の子供を連れて行っちゃうから」
誰も乗ってないんだけどねえ、そのブランコ。
でもまあ、俺も
『沙耶ちゃんって見える人だったんだな』
ぐらいで納得した。
ほら、こんな板に来てるぐらいだから。
面倒なんで、後は会話形式にさせてもらうな。
「何歳ぐらいの子供よ?男?」
「小学5年生・・・って、何歳?男の子だよ」
「なんで死んだの?交通事故?」
「ううん・・・池に落ちたんだって・・・」
沙耶ちゃんの通訳によると、そのボウズは母子家庭で、母親は夜遅くまで仕事だったようだ。
ある晩、一人で留守番をしてたボウズは、近所の沼にザリガニを捕りに行こうと思いついた。
昼間にでかい蟇蛙をつかまえていたんで、エサにすればかなりの釣果が期待できるはずだった。
泥に足を取られて沈んだボウズの体は、数日浮き上がることもできなかったらしい・・・
俺は思わず、空いている方のブランコに向かって言った。
「ドジだなあ、ボウズ(笑)」
すると、右腕のあたりから、子ども特有の甲高い声が聞こえた。
「しね」
全身に鳥肌が立ったな。
沙耶ちゃんが慌てた様子で俺の右腕にしがみついてきた。
そのまま公園の外に引っ張っていかれて、真剣に叱られたよ。
意外にいい人だね、彼女。
職なしでごく潰しの俺なんか、憑り殺されようが誰も悲しまないんだが。
幸い、というか、ボウズは俺にも公園利用者にも何もしなかった。
沙耶ちゃんが言うには、それ以来、姿が消えたらしい。
今でもたまに花を供えてるのは、恥ずかしいから内緒な。
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