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1:トンカラリン助
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2025/01/27 (Mon) 14:23:43
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来たる今年の9月3日、
都市伝説…奇憚…blog 開設20周年
に向けて掲示板を立てました。
管理人様の健勝復活の願いも込めて。
(投稿の内容がアレとか関係無く)
ぼっちで百物語は嫌なので、
皆様も怪談や都市伝説をいっぱい投稿してくださいm(_ _)m
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2:トンカラリン助
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2025/01/31 (Fri) 15:34:15
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ある日の放課後、少女は図書室で、
「読んではいけない本」
という名前の本を見つけました。
その本の表紙には題名だけが書かれていて、作者の名前もありません。
本を開くと最初のページに、
「読むな。
すぐに閉じよ」
と、それだけが書かれており、なぜ、その本を「読んではいけない」のかはわかりません。
けれど、逆に本の中身が気になってしまった少女は、その扉の先へ進みました。
その本に書かれていたのは、いわゆるホラー小説で、全身に包帯を巻いたミイラ男のような怪人が子供を襲うという話でした。
最初は、少し読むだけのつもりが、話につれて少女は物語に没頭していき、気付けば、図書室にいるのはもう彼女一人だけです。
早く結末を読んで帰ろうと、次のページをめくる少女。
ところが、次のページには続きの文章も、何も文字が書かれていません。かわりに、誰が書いたものなのか、
「ここでやめろ
先にすすむな」
と、真っ白なページに、鉛筆で殴り書きがされています。
ここまで読んできたのにやめられるわけがありません。少女は気にせず、その先を開きました。
しかし、次のページを読み始めてすぐに、少女は目を丸くします。
本の中に新しく出てきた登場人物の女の子が、彼女にそっくりだったのです。
物語の中では、本を読んでいる女の子の後ろから、ミイラ男が近づいてきます。
一歩、また一歩と、なにも気づかない女の子に、ゆっくりと近よる怪人。
そして、ついにあと一歩で女の子が襲われるところで、少女は背後に、妙な気配を感じました。
なんだろう?
思わず少女は振り返り、その気配の主を見て、言葉を失いました。
そこには、本の中の怪人そっくりのミイラ男が、今にも彼女に襲いかかろうとしていたのです。
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3:トンカラリン助
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2025/03/15 (Sat) 12:34:04
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朝、車の窓が子供の手形だらけになっていた。
登校途中の小学生たちの悪戯だろう。
安い中古車とはいえ、買ったばかりの愛車を汚されて腹が立つ。
休日の朝を最悪な気分にされた怒りを晴らすためにも、油膜取りで窓を拭く。
…あれ? 全然落ちない。
不思議に思って指でなぞった瞬間、全身に鳥肌が立った。
手形は全部、窓ガラスの内側についていたのだ。
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4:トンカラリン助
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2025/03/27 (Thu) 07:14:37
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ある若い夫婦の話。
GWの初日。
久し振りに、2人一緒の休暇を取ることが出来た夫婦は、手つかずにしていた家の掃除を始めた。
最初はただの清掃や整理が、いつの間にか大掃除になってしまい、ようやく家中が片づいた頃には、すっかり日が暮れてしまっていた。
テレビを見ながらくつろぎ、のんびりとした時間を楽しむ2人。
そこに突然、ニュース速報が流れる。通り魔による無差別殺傷事件が起きたらしい。
「おい。これって近くじゃないか? 犯人、まだ捕まってないって」
「戸締まりは、ちゃんとしたわよね?」
「したと思うけど…ちょっと確かめてくる」
家中の窓と玄関を回り、戸締まりを確認する夫。
それでも、凶悪犯が逃走中というニュースに、2人は不安な気持ちを抱かずにはいられなかった。
「ねぇ、事件が治まるまで、どこかに出かけない? 人がたくさんいるところの方が、逆に安心出来ると思うの」
「そうだな…夕飯もまだだし、こんだけの事件なら、警察がすぐ犯人を捕まえるだろ。ちょっと出かけるか」
「それじゃあ私、お化粧直してくるわ」
「ああ。ついでに、着替えの服を用意してくれ」
夫の返事を聞いて、妻は家の奥の寝室に向かう。
夫も出かける前に顔を洗おうと、洗面所から妻に声をかけた。
「どの服を着てくの?」
「そうだな…なんでも良いよ。白のTシャツを出してくれ」
「白のTシャツ? どこにあるの?」
「そこだよ」
「え? どこ?」
「そこだってば。クローゼットにかかってるのは、全部白のはずだろ?」
「全部赤い柄物のシャツよ?」
「何言ってるんだ? 全部赤い柄物だなんて、そんなはずないだろ」
「……………………」
「ん? どうした?」
「……………………」
「おい。大丈夫か?」
急に返事をしなくなった妻を心配して、夫は寝室に向かった。
その直後、居間のテレビに、再びニュース速報が流れた。
『速報です。
犯人は逃走の際、駆けつけた警察官に銃で撃たれ、負傷しているとのことです。
繰り返します。犯人は負傷して、血を流しているとのことです。
テレビをご覧の皆様は、自宅や最寄りの敷地内で、それらしき不審な人物、或いは血痕を見かけた場合、すぐにその場を離れて警察に通報してください。
それから、家の戸締まりには、くれぐれもご注意ください……』
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5:トンカラリン助
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2025/04/04 (Fri) 17:54:30
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目が覚めると、駅員の制服を着た男が自分を見ていた。
憂さ晴らしの飲みすぎで記憶が曖昧だが、どうやら泥酔して駅のホームで倒れてしまったらしい。
駅員の男が言った。
「ここにあった! 頭を見つけたぞ!」
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6:トンカラリン助
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2025/04/05 (Sat) 17:45:05
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夜。帰宅して玄関の扉を開けようとしたら、ドアチェーンがかかっていた。
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7:トンカラリン助
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2025/04/06 (Sun) 12:13:13
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225 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/01/14(日) 02:39
すいません、、、数年前からとっても気になってることがあるので、
スレ違い・板違いかもしれませんが、ご存知の方がいらっしゃいましたらと思って。
数年前、上野公園の裏手(上野高校や動物公園駅のほう)で、変な張り紙を見つけました。
あまり目立たぬように貼ってあったのですが。
『箱男集まれ ●月●日 AM△時(深夜が指定されてた)○○通りの~~歩道橋』
というものでした。
その付近に2,3箇所同じものが貼ってありました。
安部公房の箱男しか知らない私は、なんのことだか分かりませんが、
上野公園の裏手ということもあり、(上野ってモーホーのメッカですよね)
モーホー関係の集会?それとも秘密結社(藁?
すっごく気になって、具体的な集合日時と場所が書いてあるので、可能なら逝ってみたかったのですが・・・
お芝居や演劇等の宣伝でもなさそうだし(集合場所と時刻を考えると)。
単なる悪戯?
226 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/01/14(日) 02:49
箱男?安部公房じゃなくて、電波少年でやってたほうかも。
227 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/01/14(日) 02:52
>>226
いえ。電波少年って最近やったのですよね?(良く知らないのですが)
私が見たのはもう4年くらい前です。
228 :はちみつバステト:2001/01/14(日) 02:53
ダンボール箱に住んでる男に集合をかけていたのでは?
トラックの荷台に載せて、ちょっとアヤシイ作業現場に連れて行く。
日当はいいのだが、なぜか病気になる人が続出するという・・・。
これは考えすぎかもしれませんが、その手の日雇い労働者集めなのでは。
229 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/01/14(日) 05:10
>>225不思議な貼り紙ですねー。
そもそも『箱男』って言葉、『電波少年』以前には安部公房の小説にしか出てこないですよね?
仕事の呼び込みだったら普通はつかわないでしょ。
それに第一、箱男たちは世間との接触を断つために箱男になったわけだし…集合をかけても集まらないんじゃ!?
なにか、アングラ的な臭いを感じます。演劇、あるいはパフォーマンスの呼び込みじゃないスかね。
230 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/01/14(日) 05:24
上と少し似てるようで、似てないようなことなんだけど…
今から7年くらい前に神奈川の横須賀で、奇妙な落書きが蔓延したことがありました。
レポート用紙に小さく、マルに線の顔と、『好きっ!』っていう言葉がびっしり書かれたものが、
トンネルや地下道の壁にやたらと貼られているのです。
そのうちに落書きは、レポート用紙からクレヨンで直に描かれたものにかわり、
内容も、マルに線目で『サタン』『スキッ!』にかわりました。
その落書きは主に国道沿いに、10キロくらいの間のトンネルや通路、ガードレールなどに描かれてました。
痛い人の仕業には違いないんだけど、
「あまりにも念が入り過ぎていてキモチワルイね」などと知り合いと話していた矢先のことです。
その落書きが『○○(女の人の名前)を殺す!』というものにかわったのです。
女性が誰なのか、実在するのか、あるいは例えばドラマのだったりするのかはわかりません。
その落書きが現われて以降、落書きは更新されませんでした。
実際に誰かが不幸な目にあわれたのでしょうか。今でも気になっています。
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8:トンカラリン助
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2025/04/06 (Sun) 12:34:02
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近所の中学校に伝わる学校の怪談。
西棟の階段を放課後4階から1階まで、誰にも見られず一段抜かしで降りていくと途中から手毬唄が聞こえてきて、歌い終わるまでに1階につかないと手足がバラバラになるという話。
その中学に通っていた従兄弟から聞いて、由来も何もないし他の話より嘘くさいなーと思っていた。
自分は私立に進学したのだけど、仲の良かった女子がそこに通い始まったので、その話を教えたんだ。
気の強い子で笑い飛ばしてた。
だけど1ヶ月ほど後に会った時「あの話もうしないほうがいいよ」とたしなめられた。
彼女それを実際に試したんだ。
3階にさしかかったあたりからか細く、♪てんてんてんまり、と聞こえてきたそうだ。
空耳かと思っていたら、だんだん声が大きくなってきて、歌詞がはっきり聞こえてきてそれが♪てんてんてんまり手が落ちる、足落ちる、首落ちる、と歌ってるのに気がついた。
半分パニックで1階まで一段抜かしで駆け下りて一回の床に倒れこむように足がついた途端、まるでスイッチを切るみたいにピタっと歌がやんで、恐怖で泣きながら上履きのまま家まで走って帰ったと言っていた。
それで彼女は「足と首の方はもう治ったんだけどこっちはまだ残ってるんだ」といいながら手首見せてくれたんだ。
両手首をぐるっと取り巻くように、針金で締めたみたいな紫色のミミズ腫れのような細い筋がついていた。
その後すぐ、彼女は親の都合で地方に引っ越し、中学も最近廃校になった。本当だったのか彼女のいたずらだったのかは、今でもわからない。
出典:「死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?」
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9:トンカラリン助
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2025/04/08 (Tue) 20:13:17
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ある日、少女は家の前で、今ハマってるバンドのライブチケットを拾った。
しかも、ネットで数十万円の高値で取引されたほど、入手困難なはずのプラチナチケットだ。
思わぬ幸運を手に入れて有頂天になる少女。
しかし、ライブが開催されるのは、彼女がバイトをしているファミリーレストランに団体客が来る日。
ダメ元で店長に頼んではみたが、人手不足で休むことは出来ず、結局、彼女が会場に辿り着いたのは、ライブが終わった後だった。
幸運からの不運の転落に落胆する少女。
諦めが悪いと思いながらも、せめて帰る前にライブの余韻だけでも味わいたいと、会場に足を踏み入れる。
すると、ライブ会場に妙な雰囲気が流れているのを感じた。
会場の中ほどの席の一つを警備員が取り囲んでおり、深刻な顔をしたスタッフ達も慌ただしい様子で、その座席について何かを話している。
あれ?
少女は目を丸くした。よく見ると、そこは彼女の指定席だったのだ。
なにかあったのだろうか?
気になってしかたなくなった彼女は警備員に声をかけ、座席を見せてもらった。
少女の座るはずだった席は、何者かに鋭利な刃物でズタズタに切り裂かれていた。
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10:トンカラリン助
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2025/04/09 (Wed) 20:34:08
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少女は頭をシャンプーで洗いながら、開けたままの窓を閉めようと手をのばした。
水音と一緒に洗い流されるシャンプーの泡が目に入らないように、目をつぶったまま手探りで窓を探す指先に、毛の感触が絡みつく。
「こら、ミーコ! しっしっ!」
大声で叱りながら少女は窓を閉める。
そのままシャワーを終えて浴室を出ていき、悲鳴をあげた。
少女は猫を飼ってない。
窓の外にいた、誰かの頭に触ってしまったのだ。
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11:トンカラリン助
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2025/04/15 (Tue) 21:09:09
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インターフォンの呼び出しチャイムに、「はーい」と返事をしながら玄関に走る。
ドアの覗き穴に目をくっつけようとした時、履き物に足を取られて身体がよろめいた。
その瞬間、ドライバーの尖端が覗き穴を突き破ってきた。