都市伝説・・・奇憚・・・掲示板 6697356


怖い話投稿掲示板

1:管理人 :

2011/06/07 (Tue) 20:54:32

体験談以外の怖い話専用投稿掲示板です。
317:しろ :

2014/12/20 (Sat) 17:36:06

42: 伝者 2014/12/19(金) 11:37:58.67 ID:Q9WITJsub BE:5905381379-2BP(0)

B「おい!、何やってる!」

と、Bが小屋に戻ってきた。
同時に後ろの声は消えた。
その瞬間に俺はBに引かれ、Bは思いっ切り扉を閉めた。

俺「・・・・・・・・・・・・」

B「おい!、大丈夫か!」

俺「ああ、Bか」

B「ったく、Aもお前も大丈夫かよ!、Aは奥の椅子で寝ちまってるし、お前は扉の前で失禁しながら立ち尽くしちまってるし!」

俺は失禁していた。
恐怖の余り、自分でも気付いていなかったのだ。
俺は今体験したことをBに話した。

B「それが何かは分からないが、とにかくこの小屋から出る方がよさそうだな」

俺「だな」

B「Aも連れて出るか」

俺達は物が散乱している部屋に戻った。
43: 伝者 2014/12/19(金) 11:39:13.52 ID:Q9WITJsub BE:5905380997-2BP(0)

俺「おい、Aは?」

B「あ?、あれ、そこの椅子にいた筈なのに」

いつの間にかAが椅子からいなくなっていた。
と、部屋の角の所から足音がした。

俺「おいA!」

部屋の角の所に行くと、壁と同化した扉があった。

B「なんだその扉」

扉を開けると、階段があった。
二階へと続く階段だ。
俺は正直、この小屋に二階があった事に気付いていなかった。
外から見ても二階と思われる所は全て、木や草で覆われていたからだ。



44: 伝者 2014/12/19(金) 11:40:13.36 ID:Q9WITJsub BE:2999558584-2BP(0)

俺「二階にAは行ったのか?」

B「そうだろ、小屋の入り口の扉も閉まってるし」

俺とBは二階の階段をゆっくりと歩いた。
速く歩けば抜け落ちそうな程、階段の木は腐っており、朽ちている。
そして二階の部屋の扉を開けようとした時、

B「おい俺!、待て」

俺「何だ?」

B「扉を良く見ろ」



45: 伝者 2014/12/19(金) 11:41:07.89 ID:Q9WITJsub BE:4499337986-2BP(0)

扉は数百枚と言える数のお札で閉じられており、
扉の両端には盛り塩があった。
だが、その盛り塩は黒く、変色していた。

B「扉の雰囲気からして、ここはやばいと思う。
だが、その扉と壁の所のお札が破られているから、Aはこの中にいる」

俺「行くしかないだろ」

B「俺が開ける」

Bはそう言うと、思いっ切り扉を蹴飛ばした。
その瞬間、Bは何かの強い力で吹き飛ばされ、階段の一番下へ落ちた。



46: 伝者 2014/12/19(金) 11:42:18.56 ID:Q9WITJsub BE:2999558584-2BP(0)

俺「おいB!」

B「俺!!!、部屋の中を見ろ!!!!」

俺は部屋の中を見た。
中にはAが立っていたが、様子がおかしい。
こちらの方を見て、Aは両手を真横に上げている。

俺「A!!!!」

と言い、駆け寄ろうとした瞬間、

人の形をした黒い影の様な「何か」がAの後ろから現れ、赤く濁った眼で俺を睨み、追いかけてきたのだ。



47: 伝者 2014/12/19(金) 11:43:37.92 ID:Q9WITJsub BE:1687252436-2BP(0)

俺「!?」

俺は咄嗟に扉を閉め、黒く濁った塩を掴み、
階段を駆け下りた。
下に落ちたBは、落ちていた包丁を手にし、身構えていた。

俺「B!!逃げろ」

B「Aがいるんだぞ!!」

俺「!!」

その時、和式便所のある方向からも黒い何かが近づいてきた。

B「クソッ!!!」

Bは包丁を持ったまま、俺と小屋を出た。

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