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怖い話投稿掲示板
1:
管理人
:
2011/06/07 (Tue) 20:54:32
体験談以外の怖い話専用投稿掲示板です。
315:
しろ
:
2014/12/20 (Sat) 17:25:48
31: 伝者 2014/12/19(金) 11:16:17.25 ID:Q9WITJsub BE:1124834843-2BP(0)
Bが開けた穴の入り口までは、
なるべく人通りが少ない所を通って向かった。
俺「やっぱり、神主一族の人達が見回っているな」
はっきりとは見えなかったが、多くの人影が巡回しているように見えた。
B「隙を見て行こう」
A「先頭はBが行ってね、私と俺君は場所を知らないんだから」
B「分かった」
人影が穴の傍を離れた隙に、俺達は移動した。
俺は我先にと穴を潜ろうとした。
俺「おいB!、穴通りにくいぞ!」
B「潜れば行けるって」
俺は服の背中を有刺鉄線に引っ掻けながらも、穴を抜けた。
BとAも難無く穴を抜け、森の中に入った。
32: 伝者 2014/12/19(金) 11:17:59.83 ID:Q9WITJsub BE:5999117388-2BP(0)
俺「ここからどうするんだ?」
B「この森を北東に抜ければ、獣道へ出る筈だから、一先ずはそこに向かう」
A「森の中、何か不気味」
俺「ああ」
俺達は懐中電灯を灯し、獣道へ向かって歩き出した。
山の中の村に住んでいるとは言え、多くの獣が徘徊する森、
俺達は獣が動き出す夜の森に入った事が無かった。
山犬の遠吠えが響き渡り、足元には蛇や虫がたくさん。
俺とBは平気だが、Aがずっと俺の袖を掴んでいることから、やっぱり女子なんだなと思う所もあった。
歩き始めてから、軽く三十分は経ったと思う。
獣道にはまだ出ない。
33: 伝者 2014/12/19(金) 11:19:12.20 ID:Q9WITJsub BE:1874724645-2BP(0)
俺「おいB、まだ道に出ないのかよ?方向間違えて無いか?」
B「方位磁針を使っているから、そうはならないと思うが」
俺「少し見せてみ」
B「ほら」
俺「確かに、方向はあっているな」
A「大丈夫なの?」
俺「ここまで入ってきた以上、今から帰るとしても森の中で迷うだけだから、獣道へ出るまで歩くしかない」
A「そっか」
B「行くぞ」
俺達は歩きだした。
34: 伝者 2014/12/19(金) 11:20:49.46 ID:Q9WITJsub BE:5061755669-2BP(0)
と、歩き出して五分程経った時の事だった。
獣道へ出たのだ。
俺「この獣道であってたか?」
B「多分そうだと思う、時間的に」
A「どうする?」
俺「確認する為に、この先にある筈の障芽池まで行くっていうのは?」
B「だな」
A「障芽池にあまり近づかないようにね」
俺とBは、そもそも障芽池を見た事すら無く、A自身も小さい頃に一度両親と行ったきりだそうだ。
なので、障芽池に続く道かも分からなかったから、祠に行く前に確かめる必要があった。
35: 伝者 2014/12/19(金) 11:23:01.88 ID:Q9WITJsub BE:5905380997-2BP(0)
数分程度歩いた時の事
B「獣の声とかしなくなったな」
俺「確かに、山犬の遠吠えとかも聞こえなくなった」
俺「どうしたA?」
Aの元気が無かった。
A「実は、この獣道へ出た時から何か寒気がしてて」
俺「寒気、大丈夫か?」
B「上着とか、貸すぜ」
Aはワンピース姿なので、夜の夏で寒いのも無理はないと思った。
A「何かね、肌に直接くるような寒気じゃなくて、心に直接来るような寒気なのよ」
俺達はAの状態が、良くない事に気が付いていた。
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